我が心のふるパソ

はじめて手に入れたパソコンは，PC-6001でした。小学5年生の時のことです。それから17年以上の時が流れて，私も，周りも，そしてパソコンも変わっていきました。でも，あらゆる事象がそうであるように，今は過去に影響されて，存在します。今の私はPC-6001によって作られましたし，それ以外に興味のあったマシンの影響も受けています。だからでしょう，うち捨てられたそのころのパソコンを見ると，とりあえず助けてあげねばと思い，後先考えず拾って帰ってきてしまう，そんな生活が実家での生活にはありました。ただし，壊れてしまったものには意味は見いだせません。きちんと動くこと，当時と同じ動作をすること。つまり，それは，私にとっての「タイムカプセル」なんです。当時は高価でとても買えなくて，お店で触ったことしかないマシンが，手元にあります。そのころ夢にまでみたマシン。強烈な個性を放っていたマシン。そんな私のコレクションも，私が実家を離れることで維持が難しくなってきています。そこで，ここに，そのマシンたちへの思い入れを，書こうと思います。すべて私が実家で撮影してきた物です。また，すべてきちんと動作します。初めてみる方は，昔のマシンの個性の強さとそれと共に心中する喜びを，そのころを知る方は，自分が共に心中した日々を，思い起こしていただきたいです。