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2012年04月27日の記事は以下のとおりです。

N-30とNW-Z1060とDLNA

 待ちに待った連休がやってきました。ようやく生まれて半年になる子供と一緒に過ごせることがなにより楽しみであり,例年のように帰省をしようとか工作をしようとか,そういう大きな計画は立てていません。

 ここしばらくの間,音楽と高音質が持つ力を再認識し,特に多くの情報量を持つハイレゾ音源を楽しむ事を意識していたのですが,オーディオ周りでいくつかトピックスがありましたので書いておきます。


(1)N-30のアップデート

 パイオニアのN-30とN-50のファームウェアのアップデートが初めて行われました。発売当初からいろいろダメ出しされていたので,どのくらい改善されたのか楽しみだったのですが,アナウンスされたのは2つで,192kのFLACで音切れがあるのを改善したのと,MusicServerの動作を安定化したということです。ギャップレス再生とか,cueシートやALACへの対応とか,そういうめでたい機能追加はないようです。

 私の場合,高速起動モードでスタンバイに入れた後だとPogoplugを見つけてくれないというかなり辛い不具合に苦しめられていますので,これが改善すればいいなあとアップデートを行う事にしました。

 結果ですが,ほとんど変化無し。私に関係する問題はなにも解決しません。見えないところで何かが改善しているのだと思いますが,私にはそれがあまり関係のあるものではなかったようです。残念。

 
(2)N-30のコントロールアプリ

 N-30のコントロールアプリは,iOS版とandroid版の2つが用意されていますが,悪いことに私のIDEOSでは動作しません。

 嫁さんのiPad2に入れたN-30のコントロールアプリをうらやましいと思って見ていたのですが,先日購入したNW-Z1060ではどうだろう,と調べてみると,ありがたいことに対応していました。早速試してみます。

 すでに知られているように,大画面にタッチパネルを持ったスマートフォンの機能を全く使っておらず,あくまで標準装備のリモコンに本体の小さいディスプレイが手元に来ただけというものではあるのですが,それでもこれが結構便利なのです。

 赤外線リモコンは遮られていると届きませんし,反応の遅いN-30は画面が見えないと,赤外線が届いていないのか,それとも反応が遅いだけなのか分からず,結局立ち上がって本体の前まで歩いて行って,操作することが多いのです。

 ですから,本体の操作系が手元に来ると言うだけでも,私にはかなりのメリットがあります。

 NW-Z1060は快適なandroidマシンですので,かなり便利になりました。おしいのは,電源のON/OFF機能が使えないと言う問題です。この機能は高速起動モードを設定しているときだけ有効になる(その代わり待機時の消費電力は大きい)もので大変に便利な機能なのですが,私の場合高速起動モードを設定すると,PogoplugをDLNAサーバーとして見つけてくれないという問題があるので,これはあきらめるしかありません。


(3)NW-Z1060の音楽をN-30に飛ばす


 NW-Z1060には,音楽や動画をDLNAで飛ばす機能があります。

 DLNA Throwという機能なのですが,DLNA1.5では,コンテンツを送信するDMSというサーバーと,コンテンツをただ再生するだけのDMR,そしてその再生状態を制御するDMCの3つの役割を別々の機器が行うことが許されています。

 ここで重要なのは,再生状態の制御を行うのが,再生機器ではないということです。どの曲を再生するかなどの制御は,N-30でもいいし,NASでもいいし,別の機器でもよいわけです。

 Walkmanが搭載しているのは,WalkmanがDMSとDMCになる機能です。あとはDMRさえあれば,WalkmanはDLNAで音を出すことが出来るのです。

 N-30はDMRになることが出来る機器ですので,仕様上はNW-Z1060のDLNA ThrowはN-30を相手に機能するはずです。

 しかし,上手く動作してくれませんでした。

 ミュージックプレイヤーから音楽を飛ばす操作をすると,飛ばす相手としてN-30を見つけてくれます。N-30を選択すると,NW-Z1060の画面には「お待ち下さい」と出て,長時間待たされます。

 しばらくしてN-30側のディスプレイにエラーが表示され,リモコンのOKボタンを押すと,N-30の画面にはDMRというモードが表示され,NW-Z1060から飛ばした音楽のタイトルや時間,プログレスバーが表示されています。

 一方のNW-Z1060の画面には,またしばらくしてエラーの表示です。

 こうして,結局音楽は再生されることはありませんでした。

 飛ばした音楽は128kbpsのAACですし,DMR側で扱えないフォーマットではありません。Pogoplugのような正式にDLNAの認証を受けた機器を介していないので,本来ならこれで動いてくれないと困るのですが,残念です。

 仕組みが大きく異なるとは言え,同じ事がAppleのAirPlayではとても簡単にできます。ややこしいDMSやらDMCやらDMRなどという言葉を覚えることもなく,出力先を切り替えるだけの操作です。

 いや,DLNAがむしろややこしすぎて,またいい加減なだけのはなしでしょうか。私の中で,またしてもDLNAの評価を落とす結果になりました。

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