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2018年02月の記事は以下のとおりです。

タムロンSP15-30mmF2.8が戻ってきた

 タムロンのSP15-30mmF2.8が修理から戻ってきました。

 タムロンは,その必要がなければ事前になにも連絡なく,いきなり返送されてくるんですね。10日間くらいかかるというので呑気に構えていたら,週明け月曜日には発送の連絡,翌日には私の手元に無事に,寒い青森から戻ってきました。

 なにせ何の連絡もなく戻ってきましたから,どんな風に修理されたのかがとても気になります。急いで開梱し,内容物を確認。新品同様に丁寧に梱包されたSP15-30mmを取り出し,修理伝票に目をやります。

 それどれ・・・


(1)テレ端でのAF精度(後ピン)

 これを一番対策して欲しかったのですが,伝票によると「規定範囲内」とのこと。えーーー,後ピンになっている画像も送ったのになあ。タムロンとしては,このくらいのピントのズレは良品という扱いなんですね。


(2)測距点が中央以外でひどいピンボケ

 これは現象を確認し,後ピンであることから生じた問題とし,可能な限りの調整を行ったとのこと。(1)の後ピンは結局ここで調整されたということです。

 お約束ですが,これ以上追い込むならボディも一緒に送って欲しいとありました。


(3)片ボケ

 点検の結果,問題なしでした。これは私も問題なかったと記憶しているので安心です。


(4)絞ったときの明るさのバラツキ

 これも規定範囲内で問題なしとのこと。


 というわけで,(2)によって後ピンの対策を行ってもらいましたので,どのくらい改善されたかを,絞り開放で試してみます。


 まず30mmのテレ端。測距点中央では,ピント微調整をしなくてもほぼジャスピンです。それでもまだ後ピン傾向は残っているので,微調整を-10くらいかけるとまさにぴったり合ってきます。

 次に測距点をずらしていきます。上下方向ではほぼ問題なし。しかし元々ひどかった左右方向ではまだまだ後ピンが残っていて,画像の流れが収まりません。残念ながらこれでは使えません。

 24mmや20mm,15mmでも確認しましたが,もともとそんなにピントのズレが大きくなかったこともあり,かなり良くなっている印象です。30mmでも3mも離れれば全然問題にはなりませんし,1段絞れば大きく改善,2段絞ればさらに改善します。

 せっかくF2.8のレンズですので,全ズーム域,全測距点で安定した性能が欲しかったところではありますが,さすがにそれは高望みという事でしょうか。絞り開放で30mm,そして1mくらいの距離の被写体を,測距点をずらして撮影するときに問題があるという制約を,頭に入れて撮影しないといけません。

 全体としての印象ですが,ピントの調整によって,まるで別の改良品を手にしたような性能の底上げを実感します。これなら使って楽しいレンズになるんじゃないでしょうか。ワクワクします。

 ただ,やっぱり問題なのは,その限られた範囲での制約である,絞り開放,テレ端,測距点は左右の端,という状況で使い物にならないことです。ここは修理に出す前と変わっていません。

 この限定的な条件は特別なものではなく,子供を縦位置で撮影するときに多用する条件です。家の中は狭いですから広角レンズが常用レンズになりますが,明るい広角ズームはこうした用途に実はぴったりです。

 広角ズームと言えば,広い(あるいは高い)部屋,建築物,風景,あるいは星空なんてのが定番の使い方で,どっちかと言えば距離が取れていて,かつそれなりに絞り込む使い方をします。

 こうした用途では調整前のSP15-30mmF2.8でもほぼ問題はなく,おそらく多くのユーザーがこの性能(と価格)で満足しているのだと思います。

 しかし,前述のような使い方を中心にしている私は,まず最初にこの特殊とも言える条件下での問題に気が付き,調整を依頼しました。レンズの使い方なんてのは,本当に人それぞれなんですね。

 今後どうしていこうかはもう少し使って考えますが,トキナーの時のようにAFっびちょうせいが不必要になるほどの完調ではないので,少し試行錯誤がいると思います。

 トキナーと比べることに全く意味はありませんが,どうも焦点距離による焦点移動がAT-X16-28mmF2.8と比べても大きい(というかSP15-30mmの方がズーム域が広いのだからあたりまえではありますが)ので,どこかで妥協が必要になってしまいます。

 なので,AF微調整をどれくらい行うかは今後の課題ですが,30mmのテレ端で右端の測距点で調整すると-20でも後ピンが調整しきれず,しかし-20では中央の測距点ではむしろ前ピンになることが分かったので,測距点によってAF精度が異なることは認めねばならないようです。

 それに,20mmくらいだとAF微調整を必要としないくらいですので,すべてを満足出来ないならば,どこに重点を置くかを決めないと,微調整作業そのものが迷路にはまり込んでしまうような気がします。

 こうして考えてみると,トキナーのAT-X16-28mmF2.8とタムロンのSP15-30mmF2.8を比べてみると,AT-X16-28mmF2.8はズーム域は狭いし,ピーク性能はそれほど高くない,しかし絞ればキレのあるレンズに性格を変え,ズーム全域で性能の変化が少ないのでどこでも安心して使え,画質は好ましくトキナーブルーが美しいという,とても扱いやすく素性の良いレンズだったことがわかります。

 一方のSP15-30mmF2.8は,ズーム域は広く,ピーク性能は純正をもしのぎ,その上手ぶれ補正まで備えた高性能ゆえにそのカバー範囲は広いのですが,その広さ故にズーム全域での性能の変化が大きく,どんな状態でも大丈夫という安心感を持って使うことが出来ません。要するにじゃじゃ馬,ということですね。

 これをどう考えるかは難しいですが,自動車でも凡庸な大衆車よりもスポーツカーの方が派手でウケがいい(しかしスポーツカーは売れない留意すべきなんですが)し,評価も高くなりがちな一方で,実際に使い始めてみると生活の一部になってくれるのは凡庸な大衆車だったりするわけです。

 私にはトキナーの方が合っていたように思いますが,もうそれは言いっこなしです。SP15-30mmを少し使い込んでいこうと思います。

 でもあれですね,届いたときのピントのズレを見てテンションが大きく下がり,もう使う気も失せてしまうのに,今回戻ってきてぴしっとピントが出ているのをみるとテンションがぱぱーっと上がり,撮影が楽しくなるんですね。レンズの重さも1割ほど軽くなったように錯覚します。

なにより,安心して使えるこの感覚は,いつ味わってもいいものです。
もうちょっと調子をみて,外に持ち出してみたいと思います。たのしみです。

 そうそう,振り返ると,お金の無駄遣いは結構大きなものがありました。総括すると,トキナーはキャッシュバック込みで61000円で入手,これを30000円で売却していますので31000円の損,そしてタムロンを77000円で入手しているので,結局ここまでに108000円も使っています。SP15-30mmの初期の価格ですね,これは。

 これを補填するために,AF-S18-35mmを売却して38000円を得ていますので,短期的な持ち出しは70000円となり,まあそんなもんかと思えるわけですが,そのAF-S18-35mmだって8万円近くで買っているので,トータルで見ると大損しています。

 いかん,ちょっと節制しなければ。


 最後に,昨年11月から続いた広角ズーム導入作戦では,トキナーとタムロンのどちらのメーカーにも,本当に大変良くして頂きました。私が期待する以上に,時間と手間とお金をかけて,たった1本のレンズを皿に良くしようと頑張って下さいました。直接お話をした担当の方はもちろん,私のレンズを扱ったすべての方々に感謝致します。

 調整を追い込むと設計者が与えた性能にどんどん近づいていくわけですが,それはつまり調子が良くなると言うよりも,それぞれのレンズの個性が強く出てくるようになるということであり,これは高性能なズームレンズのように,性能の均一化が難しいレンズであるほど顕著にでるんだなと知りました。

 いやはや,カメラとレンズの世界というのは,実に奥が深いです。


 

羊の皮を被った狼

 絶好調のD850を差し置いて,もっと小型のシステムで出かけなければならないイベントが近々予定されています。

 ひょっとしたらカメラの持ち込みが禁止されるかも知れず,そうでなくてもあまり大きなカメラで撮りまくるのも気が引けるのですが,かといってカメラなしではもったいないので,どうにかならんかなと思っていたのです。

 眼に入ったのは,PENTAX Q7。Q7はレンズにお金と大きさを割り当てることが出来たQマウントのうち,センササイズが大型化した決定版モデルです。

 よく考えてみると,35mm換算で,08が18-28mm,02が24-70mm,そして06が70-200mmと,3本のレンズでほぼすべての範囲をカバー出来ているんですね。

 08はその高画質に定評があり,06は生意気にF2.8通しのズーム,02は近い被写体ではちょっと甘いし,そんなに明るくない無難なズームですが,ワイド端が24mmまでくる便利なズームです。

 この3つに本体を加えても,両手に乗ってしまうほどの小ささと軽さは,今回の用途にぴったりです。

 すでにQシリーズはディスコンになり,開発中のアナウンスもありません。Qマウントのレンズも今度増える事はないでしょう。しかし,ごつい一眼レフをそのままコンパクトデジカメサイズまで小さくした,ミニチュア感あふれるそのたたずまいには今でも痺れますし,形だけではなく一眼レフで出来る事のほとんどがQで出来るくらい,機能も操作も一眼レフ並みというのは,撮影の楽しみも十分備えています。

 そろそろフードなどが買いにくくなるんじゃないかなと,まだ買っていなかった02と06のフードを買ったところで,ふとQとQ7を並べてみました。

 やっぱ,Q7の方がごついですね。

 オリーブドラブに張り皮のQ7は,形も好きなのですが,初代Qのマグネシウム合金によるさらに小さい外形,ひんやりとした質感や凝縮感には及びません。

 あちこちを見ていると,Q7を手に入れた時に,ビスの位置やボタンの位置が同一だと気が付いた事を思い出しました。

 うーん,Q7はカラーバリエーションもオーダーカラーもやっていたわけで,筐体の交換は簡単だろう・・・しかもQとビスの位置まで同じ。ということは・・・

 Q7に,Qの筐体を移植出来るんではないですか?

 もったいないことですが,Qシリーズでマグネシウム合金の筐体を持っているのは初代Qだけで,Q7もQ10もA-S1も,一回り大きなプラスチックの筐体です。センサのサイズが大きく,画質も性能も上位のQ7がマグネシウムの筐体を持たずに出たことは実にもったいないです。

 これは,真のフラッグシップモデルを作らねば。

 ・・・いやなに,ビス穴まで同じの外側の交換ですし,最初は1時間くらいの作業で終わると思っていたんです。とても軽い気持ちで始めた見たところ,予想通りというか読みが甘かったというか,当たり前というか,随分苦労しました。もう,先にも進めず,引き返すことも出来ないところまで追い込まれて,このまま捨てるかと思った事もありました。

 てなわけで,貴重な貴重な日曜日の午後ほぼ潰し,Q7はQのマグネシウム合金製の筐体を纏って,さらに小さくなって,私の手に収まることになりました。

 しかし,あまった1本のビスは,どこのビスだろう。QなのかQ7なのか・・・

 苦労したのはストロボの機構で,これもカバーだけで交換すれば済むかと思っていたら,実は中のフレームも変えないとダメでした。さらに本体側のラッチ機構も移植が必要で,そのためには操作部のフレキとアルミのフレームを外さないといけないと,もうズブズブでした。

 結局,発光部ごと全部交換することになったのですが,そうすると配線を外さねばなりません。もう一度本体を分解するのも大変なので,ケーブルを途中で切り,後でつなぎ直すことにしましたが,4本の配線を同時にニッパーで切ったので,残った電荷がショートで一気に放電し,ボンと爆発が起きてしまいました。

 あと,電池のカバーとSDカードのカバーです。これも外側だけ交換すればいいと思っていたら,外形サイズが変わるためにヒンジも変えないといけませんでしたし,SDカードのカバーについては,カバーのロックがはまり込むくぼみが本体側にないと閉まらないことがわかりました。あわててデザインナイフでくぼみを作って対処です。

 あわててやるとどうして作業が雑になりますし,あれでよくも組み立てが終わり,動いてくれたものだと思います。

 一方,筐体を提供したQにはQ7の筐体をあてがうことになりますが,こちらはまだ組み立てが終わっていません。ストボロのポップアップ機構を壊してしまったので,まずはこれから修理です。

 そんなわけで,知らない人が見たら小さくて角張ったかわいらしいカメラに,知っている人が見たら「なんだ初代Qか」と笑われてしまうようなカメラで,実は中身は最高画質のQ7という,なんとも本人の自己満足に徹したカメラが出来てしまいました。

 正直言えば,初代Qはより小さく,質感の高さは優れていても,ちょっと操作に無理があって使いにくい面もあります。実用性で言えばQ7の筐体はなかなか良く出来ていたと思います。

 でもまあ,そもそもQシリーズは趣味のカメラ,遊びのカメラ。少々使いにくくても,面白かったらそれでいいのです。

 

もう一度買ったぞラムダッシュ

  • 2018/02/14 15:45
  • カテゴリー:散財

 シェーバーを買い換えました。今回もパナソニックのラムダッシュで,ES-LV7Cというモデルです。自動洗浄機付きの竹モデルで,一応現行機種です。

 これまで使っていたES-LA72を買ったのが2010年1月ということで,そうですか・・・もう8年も使っていますか。

 この8年で,毎月1回必ず自動洗浄機のカートリッジを交換し,電池も一度交換,刃も2度ほど交換しています。

 そり味には特に不満も満足もなく,気になるなら刃を交換すれば済む話なのですが,そこは自動洗浄機付きのモデルだけに,綺麗になってくれないと買い換えられてしまうわけです。

 うちの自動洗浄機はなかなかやんちゃなやつで,購入1年未満で水漏れからソレノイドの断線が発生し,素直に修理にだせばいいのに自分で修理をして使っていました。

 今にして思えば,どうもカートリッジの不良があったようで,極端に泡が発生するロットにあたったことで,水漏れが発生してしまったのではないかと思います。

 このロットの時には顔に多数の吹き出物が発生してデコボコになってしまうほどでした。雑菌の発生もあったんでしょうね。違うロットのカートリッジに変えれば,ウソのように,吹き出物は収まりました。

 まあ,その後は機嫌良く長年私のヒゲを洗い続けてくれたわけですが,それでも8年も使っていればどうしても汚れてしまうわけで,昨年の秋頃からは,カートリッジ交換後3週間ほどすると,洗浄後も耐えられない程の悪臭がするようになってしまいました。

 このままLA72を使い続けるか,それともこの際買い換えるか・・・

 そんなおり,年末のセールで,1世代前のES-LV7Bが2万円を切っているのを発見します。この時は残念ながら買い逃してしまうわけですが,なにを勘違いしたか,LV7Bの交換刃がLA72にも使えると信じ込んでしまい,内刃と外刃で8000円ほど出して買ってしまいました。

 当然取り付けられるはずもなく,高価な交換刃が残ってしまったわけですが,これもまあLV7BかLV7Cを買えば使えるはずと,よく分からない納得の仕方で,LV7BかLV7Cの値段が下がるのを待ったのでした。

 しかし,LV7Bの値段はあまり下がらず,かといって現行のLV7Cも3万円前後です。むむ,これでは厳しいです。

 そして,LA72用に買い置きしてある交換用カートリッジの最後の1つをセットした時,私は決めました。次にLV7Cが安くなったら,躊躇せず買おう。

 かくして,LV7Cはアマゾンのキャンペーンにより,25300円ほどで購入することが出来ました。もうこれでいいや・・・

 古い艦長日誌を見ていると,LA72も26000円で買っているんですね。この時はamazonだとさらに3000円安かったとぼやいていますが,今回も似たような値段ですので,まあよいとしましょう。

 新しいラムダッシュに期待するのは,確かに5枚刃の切れ味と時間の短縮なのですが,それ以上に自動清浄機の進化です。

 前回のカートリッジ式は,トラブルに悩まされたこともありますし,なにより高価でした。当時は実売で3個1800円と記録していますが,今はヨドバシで1330円のポイント10%ですので,実質1200円ほど。1つ400円ですけど,結構しますね。

 これが新しい洗浄機だと,3個781円にポイント10%です。実質700円ほどですので,1つ230円ほどと,かなり安くなります。

 それもそのはず,新しい洗浄機では,洗浄剤だけが売られているのです。以前は洗浄剤をフィルタに練り込んだカートリッジが交換されたわけですが,今回はフィルタは洗浄機側に取り付けられており,月に一度洗うことで再利用するすることになっていました。

 今回,使用前に自動洗浄機の準備をやってみましたが,正直なかなか面倒です。手間もかかるようになったし,トレイの水をこぼさないように動かしたりする必要もあり,これは改悪なんじゃないかと思います。


 ということで,インプレッションです。

・使い方

 4枚刃から5枚刃になり,さらに面接触になったのですが,首振りの可動範囲が大きくなり,かつ軽い力で動くようになったので,むしろ力を抜いて使えるようになりました。

 そこはさすがに同じメーカーのラムダッシュなわけで,基本的な使い方や考え方には全く変化なく,より軽い力で,よりフィットするようになったと言う感じです。

 しかし,さすがに5枚刃です。本当に面です。

 ところで,LA72に比べるとプラスチッキーな感じが強くなっていて,悪く言えば安物っぽくなっています。特に滑り止めのゴムが安っぽくなっているので,手に取った瞬間はがっかりします。

 しかし,持ちやすさはLA72よりもずっと向上しています。力が入らないようになっているのかも知れず,自然に軽く保持して,顔を滑らせることが出来るようになっているのは,感心しました。


・そり心地

 そり始めた時に思わず「おおっ」と声を出してしまいました。とても軽く,とても深ぞりが出来ています。掛け布団が触るとこそばいくらいです。

 気持ちがいいのでついつい長めにひげ剃りをしてしまい,かえって肌が荒れるようなこともあるくらいなのですが,それでもやっぱりそり残しは出てきてしまいます。この点については,LA72とそんなに変わらないように思います。


・肌への負担

 肌への負担は確実に軽くなりました。ローラーが深く沈み込むのを防ぎ,かつ軽く動くようになったこと,負荷に応じてモーターの始動数を減らすなどの制御を行った結果だろうと思います。

 かといって深ぞりが出来なくなったとか,何度も繰り返して剃る必要が出てきたかといえばそんなことはなく,LA72よりも良くなったそり味が,優しくなったと形容すべきでしょう。


・自動洗浄

 これはまだ結果が出揃っていないのでなんとも言えないのですが,自動洗浄機の設置面積は小さくなりましたし,ランニングコストも格段に下がっており,洗浄中の音も小さくなっていますから,改良されているのは確実です。

 しかし,以前のようにカートリッジを入れ替えてタンクに水を入れるだけというわけにはいかないようで,トレイとフィルタを取り出し,さっと水洗いしてからトレイに水を張って,化粧品の試供品のような開けにくい袋を破って中身をトレイに注ぎ,こぼさないように注意しながら洗浄機に戻すという,なにやら実験ぽいメンテナンスが必要になっています。

 これ,20年前なら喜んでやったでしょうが,今どきこんなに面倒なのはダメでしょう。いくら安くなるとはいえ,コンソメのようなブロックをポンと入れるだけとか,トレイではなくやはりタンクにするとか,そういう工夫はまだまだ出来るのではないかと思います。

 こういってはなんですが,鼻に近いところで使うものだから,ちょっとしたいいにおいがすると気分もいいわけで,そういう工夫も欲しいなあと思いました。だって,柑橘とミントの2種類だけでも,臭いが選べたら楽しいと思いません?

 ところで,気に入らない点が1つ。LA72では,自動洗浄機にセットして自動洗浄が終わった後には,自動洗浄機のLEDが点滅するようになっていました。これで自動洗浄が終わった後なのか,ただ自動洗浄機に置いただけなのかが分かるので,自動洗浄のスイッチを押し忘れた時にははっきりわかります。

 しかし,今回の自動清浄機は,自動洗浄が終わってもなんのシグナルもなく,ただ自動洗浄機に置いただけの場合と区別が出来ません。これは良くないです。


・充電

 充電は問題なしです。リチウムイオン電池はもしかしたらLA72などと共通化も知れないですね。追充電も気にせず出来ますし軽いし,文句はありません。


・消耗品とコスト

 消耗品は前述の通り,主に洗浄剤です。3つで実質700円ですから,随分安くなったと思います。1日あたり8円弱ですからね,私だったら1回10円でも,汚いおっさんのヒゲくずを掃除することはお断りします。


。まとめ

 こういう毎日使うものは,1週間もすれば慣れてしまいますし,同時に切れ味も悪くなって行くものなので,今が一番良い印象を持つものです。

 ただ,毎日であるからこそ,短い時間で綺麗にそれるというラムダッシュの利点が生きてきます。

 気をつけないといけないのは,5枚刃になり面積はかなり大きくなったとは言え,主にヒゲを剃る刃は一番手前の刃であるということです。結局これが通過したところのヒゲがそれるわけですから,面積が増えることで速度が上がるわけではないということです。

 なら他の刃は何をやっているかと言えば,癖ヒゲを伸ばしたり,軽く剃っておいたりする仕事をしています。速度向上に貢献と言うよりも,綺麗に仕上がることが目的と言っていいかもしれないです。

 交換可能な内刃が2つだけというのは,それこそ2枚刃,3枚刃の昔から変わっていません。5枚刃になったからと言って,過度な期待は禁物です。

 私がうれしいのは,LA72の自動洗浄機が何度も水漏れで劣化しており,乾燥用のファンにも浸水が見られたことで,火事などの事故が怖くて無人の時に自動洗浄を任せられなかったことが,新しいものになったことで躊躇なく,ひげ剃り直後に自動洗浄を仕掛けて出かけることが可能になったのでした。


 というわけで,交換刃も1セット確保してありますし,もう5年くらいは使い続けられないと割が合いません。今のところ満足ですが,なにせ私は髭剃り器には良い思い出がなく,何かしらトラブルに悩まされていますので,ちょっと警戒しつつ,このそり心地が続くように使っていこうと思います。

 

SP15-30mmF2.8もやっぱり修理に

 我が家にやってきたタムロンの広角ズーム,SP15-30F2.8(A012)ですが,詳しく見ていくとちょっと使えないなあと言う印象で,修理に出しました。現段階では,2度の修理を行ったトキナーのAT-X16-w8F2.8の足下にも及びません。

(1)テレ端でのAF精度

 30mmのテレ端でのAFが後ピンになります。測距点中央でボディのAF補正値が-20と補正限界目一杯で,それでも後ピンが少し残っています。


(2)測距点が中央以外でひどいピンボケ

 私としてはこれが一番頭が痛いのですが,測距点が中央から離れるに従って後ピンの傾向が強くなり,ポートレートを撮影しても背景のカーテンにピントが合ってしまいます。

 ピントがあっていないからでしょうが,画像がひどく流れてしまい,全く解像度が出ていません。これだけひどいと,実質的に中央部の測距点しか使えない事になり,D850の153点AFが死んでしまいます。

 ATX-16-28F2.8ではこんなにひどいことはありませんでした。


(3)その他

 片ボケを私は確認出来なかったのですが,広角レンズですからありがちなトラブルですので,点検をお願いしました。

 また,絞りを開放にしたときと,絞ったときで露出が0.5段ほど違っています。違っていることは問題ではないのですが,F4やF5.6が本当にF4やF5.6になっているかどうかを点検してもらうことにしました。


 とまあ,最初は(1)だけが気になったのですが,ひどい後ピンが出ることに気が付いたのが測距点に中央以外を選んだときで,その後測距点を中央にしてデータを取ると,案外補正範囲に入ってきたりしましたから,ちょっと混乱していました。

 測距点を中央に固定して,AFロックで構図を決めることにしようかと思いましたが,広角レンズとはいえ,背景がぼけるほど寄って撮影する以上はコサイン誤差も無視できません。

 せっかく153点AFが楽しくて,構図に制約がなくなってのびのび撮影しているのに,この窮屈さはなんなのでしょう・・・AT-X16-28F2.8が恋しいのは,きっとこのせい


 そんなわけで,タムロンに電話をして,なんとかならんかと相談してみましたところ,とても丁寧に修理しますので着払いで送って下さい,とご指示頂きました。

 そこで,先日の月曜日,着払いの宅急便で発送しました。

 まあ,レンズメーカーの安価なレンズは,修理や調整に一度も出さずに本気を出すことはまれで覚悟はしていたのですが,さすがに最短で10日も手元を離れてしまうと,さみしいものです。

 AT-X16-28F2.8が昨年の11月に届き,年が明けた2月になっても広角ズームに決着がつかず,なんだかもう飽きてきましたよ。

 まあ,それでも10日くらいで返してくれるというのですから,昔に比べれば随分早くなったものです。2週間として2月下旬まで,焦らず待つことにしましょう。

 これでスパッとAFが合焦し,どの測距点でもビリッと解像してくれればうれしいのですが,「やっぱり買い換えないでAT-X16-28F2.8を使っていればよかったなあ」ということになってしまわないか,気がかりです。

 そうこうしているうちに,シグマがArtシリーズに14-24mmF2.8を開発していると発表,完全にニコン純正を狙い撃ちしているようです。これが10万円を切るなら「早まった!」と悔しがらねばなりません。

 でも,ニコンはニコンで,純正14-24mmF2.8をリニューアルする予定なはずで,手ぶれ補正は当然として,噂ではテレ端が28mmまで伸びるという話もあります。

 価格は30万円コースでしょうが,14-24mmF2.8の中古品がどどーっと出てくるわけで,これを10万円前半で狙ってみるのも,良かったかもしれないなあと思います。

 以前も書きましたが,どうも私はタムロンには縁がなく,28-75mmF2.8はボケボケで純正24-70mmF2.8を買って売却しましたし,SP90mmF2.8もどうも気に入らずに,防湿庫の肥やしになっています。

 今のところ,純正でハズレを引いたことはなく,純正への安心感は崩れていませんし,レンズメーカーに対する「過度な期待を抑える気持ち」についても,シグマの35mmF1.4が開放からキレキレで,気が付いたら信頼しきっている状態ですから,私の中ではシグマだけは頭一つ飛び出している感じです。

 とにかく,戻ってくることを待ちます。もし規定範囲内です,なんて話になったらどうしましょうかねえ。

 

 

結局SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012) に買い換えた

  • 2018/02/07 11:40
  • カテゴリー:散財

 ということで,前回の続きです。

 タムロンのSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012) に買い換えました。今回は,なかなか神経をすり減らしました。

 細かい話を書いていると切りがないのでかいつまんで書くと,AT-X16-28mmF2.8とAF-S18-35/F3.5-4.5Gを下取りに出し,SP15-30mmF2.8に買い換えるつもりだったマップカメラさんに納期の確認をすると,なんと2ヶ月という返事が来ました。

 SP15-30mmF2.8の値段は約77000円と安い上,買い取り価格もなかなか良く,しかも下取りなら10%アップと,かなり好条件だったのですが,さすがに2ヶ月はないなあと,買い取りだけお願いすることにしました。

 そうすると今度はSP15-30mmF2.8の在庫を探し回ることになるんですが,軒並み在庫無しです。ヨドバシなどもポイントまで入れると77000円ちょっととなり,なかなかよ値段になるのですが,やっぱり在庫がありません。

 しかし,突然の在庫復活。しかしすったもんだしているうちに取り寄せになってしまいました。がっかりしましたが,どこも似たような状態だろうとそのまま注文しました。

 そして1時間ほどしてから,偶然ヨドバシを見ると,なんとまあ在庫が復活しているではありませんか。本来予約した私にこの在庫って回ってこないといけないよなあと思いつつ,今の注文をキャンセルし,その足で在庫をカートに入れます。

 しかし決済の段階で在庫無しに変わり,結局取り寄せになってしまいました。

 これ,どうも振り回されているような気がしたので,状況を整理したいとヨドバシに電話をしました。もちろん在庫が復活すれば予約している人に順番に割り当てられますと言う返事,一時的な在庫復活はおそらくトラブルだろうと言う話で済んでしまったのですが,それはそれとして取り寄せになったSP15-30mmF2.8の納期を改めて確認すると,2月中旬から下旬になるということでした。

 まあ,そのままでいいかと思って,取り寄せを続行です。

 その夜,AT-X16-28mmF2.8を改めて触って見ると,これがなかなかいいんですね。個別の調整をしてもらったこともあり,ピントもばっちりです。絞りもF2.8でアンダーとはいえ,0.5段程度と,普通に撮影していたら気にならないレベルだと再認識しました。いくつかレンズを変えて試しましたが,やっぱり開放だと少しアンダーになるのが普通ですし。


 手に馴染み始めたこともあり,ちょっと手放すのが惜しいな,もし納期がかかり過ぎるようなら,SP15-30mmF2.8をキャンセルし,AT-X16-28F2,8は売らずにおこうと思っていたのでした。

 その夜,またしても別件でヨドバシをみていると,SP15-30mmF2.8の在庫が復活しているではありませんか。今度は発送に数日かかるようで,これまでの在庫復活とはちょっと違っています。

 なにかの間違いかも知れませんが,再度現在の注文をキャンセルし,新たにカートにいれて決済まで行うと,今度はちゃんと決済が終わりました。在庫を見ると取り寄せになっており,私が購入したことで状況が変わったことがわかります。

 それでも,これも何かの間違いで,やっぱり在庫はなく取り寄せで納期3週間という返事が来るんじゃなかろうかと,でももしそうなったら,もうすっきりキャンセルしてAT-X16-28mm2.8を売らずに手元に置いて使い倒そう,それがきっと縁なんだよと,考えていました。

 果たして結果は,SP15-30mmF2.8が届いてしまいました。予定よりも1日も早くにです。

 これも縁です。AT-X16-28mmF2.8は,名残惜しいですが売却することになり,AF-S18-35mmと一緒にマップカメラさんに送られていきました。ドナドナ~。

 というわけで,手元にはSP15-30mF2.8があります。おそらくですが,ヨドバシのどこかのお店に在庫があり,これが通販用に移動されてきたのでしょう。


 結局高く付いてしまったわけですが,それも含めてこれが私の手元に届いたのも縁です。早速箱から出して使ってみることにします。


(1)外観と質感

 いやはや,これは想像以上にでかいです。重いのは別に気にならないのですが,前玉のサイズに対しフードの直径が大きく,レンズカバーも大きめです。

 そして鏡筒も太く,なにが面倒といって,根元まで太いことです。AT-X16-28に比べて随分太いのですが,ズームリングも太いので,指先でつまんで回すという私のクセにはちょっと厳しいものがあります。

 AT-X16-28は想像以上に小振りだったので,外観上になにも違和感なく,不満もありませんでした。しかし,SP15-30は違和感バリバリで,私にとってこれがこのレンズの最大の弱点となりました。

 質感は高いです。かちっとした質感は大変良く,色も派手過ぎることもありません。ただ,デザインは中途半端な直線の処理もあったり,古くささと多らしさが混在していたりと,どうも絞り込めていない猥雑感があります。このあたりはシグマなんかを見習って欲しいなあと思います。


(2)ズーム域

 広角域の1mmは大きな差になります。AT-X16-28に比べて1mmだけ短くなったワイド端ですが,これはもう別物と言っていい差があります。これがこのレンズの魅力の1つです。逆に14mmだとどんなだろうと,ニコン純正が気になって仕方がなくなるわけですが,それはテレ端の便利さで上書きされます。

 そう,テレ端が30mmというのが,とてもいいです。AT-X16-28のワイド端28mmも使い勝手が良く,純正の24mmでは多分困っただろうなあと思っていたのですが,そこからさらに2mm広がって30mmまでくると,35mmという私が常用する画角にもう一歩近づきます。

 だから,気分を28mmで止めずに済むので,このレンズで出来そうな事が飛躍的に増えるし,ゆとりも出てきます。これもこのレンズのうれしい点です。


(3)寄れる

 超広角ですが,ちゃんと寄れます。F2.8ですので寄ればちゃんとぼけてくれますし,15mmから30mmまでの画角変化と,被写体との距離,そして絞りをコントロールしてイメージを形にしていく作業は,パズルを解くような面白さがあり,実に楽しいです。

 こういってはなんですが,望遠レンズはパラメータが少なく,単純です。寄れないから望遠を使うわけですし,画角は周辺を入れるか入れないかではなく,できるだけ大きくが基本,絞りも手ぶれしないようにシャッタースピードをまず考えないといけないのですから,積極的に動かせません。

 そう考えると,開放F値2.8の意味は,望遠ズーム8と広角ズームとでは全然違うのだなあと気付かされます。広角ズームの方が,F2.8になることでより楽しめるという事です。


(4)手ぶれ補正

 私は手ぶれ補正は否定派です。以前は否定も肯定もない立場だったのですが,手ぶれ補正が壊れることでレンズそのものが機能しなくなってしまうことを経験し,完全な否定派になりました。

 手ぶれ補正は確かに便利に思えますが,被写体の動きを止められない手ぶれ補正は,シャッタースピードを上げることとは本質的に異なります。だから,表現手法として背景をばちっと固定し,被写体を動かす時には便利でしょうが,被写体も止めたい場合には,役に立ちません。

 最近のカメラは高感度になっていますし,明るいレンズを使うのが根本対策だと重う私は,手ぶれ補正をありがたいと思った事がそれほどありません。

 実際,このSP15-30でも手ぶれ補正を評価してみましたが,それほど便利とは思いませんでした。確かに,手持ちで1/30までのものが,1/8までOKになるのは素晴らしいです。

 これが役に立つのはおそらく風景写真でしょう。まだ風景写真を試していないのでありがたいと思わずにいるのでしょうし,今後このレンズを外に持ち出せば,助かったと思う事も出てくるかも知れません。

 でもねえ,風景写真って,三脚を使うもんなんじゃないんですか?


(5)画質

 第一印象は,暖色系だなと思ったことでした。AT-X16-28は「トキナーブルー」と言われるほど青が綺麗で,かといって寒色系でもなく,ナチュラルな色が大変好ましかったのですが,SP15-30は暖色系で,良くも悪くもタムロンの伝統です。

 暖色という事もあり,カリカリという印象も薄いのでしょう。実際,よく見るとカリカリなんですが,エッジが立っていない印象があり,これはAT-X16-28とは違う個性だなあと思います。

 特筆すべきは,色収差の少なさと,逆光の強さです。これはすごい。

 どちらもAT-X16-28で大きかった問題で,とはいえ広角レンズには避けられないことでもあったので,SP15-30での改善はすごいとしか感じませんでした。色収差は画面の端っこでも滲まず,Lightroomでの補正も必要ないくらいです。

 そして逆光特性。AT-X16-28では「ええーこれでも出るのかー」と困惑したこともあるくらい,簡単にフレアもゴーストも盛大に出たのですが,SP15-30ではほとんど出ません。出ても小さく,薄くゴーストが出るくらいです。これくらい小さいと,構図でどうにでも逃げられます。

 AT-X16-28では,派手なゴーストやフレアはむしろ表現手段として活用しないと,と思わせるものがありましたが,SP15-30はそういう制限から解き放たれて,本当に自由に撮影が出来るようになりました。


(6)AF

 AFの速度は私には十分で,爆速ではないにせよ,全く不満を感じません。超音波モーターなのでバックラッシュも少なく,ゴリゴリとしたギアの感触もないので,静かで実に快適です。

 また,AT-X16-28はMFの切り替えがフォーカスリングを手前に引っ張る事でクラッチを入れ替える仕組みでしたが,SP15-30はリアルタイムです。今どきこれが当たり前ですし,これで慣れた私としても非常に好ましいことだと思います。

 ただし,ピントの精度はどうも今ひとつで,私の個体は後ピンでした。30mmの照れたんで顕著で,ボディのAF微調整範囲-20を越えてしまっています。

 AT-X16-28でも購入直後はこのくらいのズレがあり,メーカーで調整してもらって満足な結果となりましたから,このレンズのAFズレも個体差として,メーカーの調整に出す事にします。


(7)まとめ

 トキナーブルーが大好きだった私としては,以下に画質が向上しようと,やっぱりSP15-30はAT-X16-28の代わりにはならないというのが結論です。もちろん,それを補ってあまりあるすごさがSP15-30にはありますし,AT-X16-28に戻ることはないでしょう。

 スッキリとした鮮やかな空の青をどうやって手に入れるか,あれだけ簡単に手に入った青色を今後は少し考えて入手することになりそうです。

 それにしても,15mmというもう一歩引くところから,30mmというもう一歩寄るところまでをカバーするこのレンズは,特殊な撮影から日常撮影までをシームレスにこなしてくれ,頭の切り替えを全く必要としません。

 F2.8で,寄れて,ちゃんと綺麗にぼけて背景を処理できます。コントラストや発色もいいのですが,かといって寒々しい感じはしません。手ぶれ補正で表現も可能性も拡大し,解像度はD850に十分付いてきます。逆光に強く,光線の向きを気にしなくても全然平気です。

 私の感性で言うと,やっぱりタムロンなので,フィットする感じはありません。(これまで3本のタムロンのレンズを使いましたが,いずれも私にはピンと来ず,それぞれが評価される点を好ましいものだとは思えずに来ました)

 ただ,SP15-30はそんなタムロンのレンズの中でも,タムロンのキャラクターが薄い(逆に濃いのは90mmのマクロでしょう),実に今どきのレンズだと思うので,これも個性と思って積極的に使っていきます。

 まるで我慢して使うような書き方になっていますがそんなことは決してなく,撮影は楽しいですし,その自由度の高さには圧倒的な余裕を感じています。イメージと撮影結果が一致しないことは慣れ(と技量)の問題ですから,これは数を稼ぐしかありません。

 持ちにくさだけ目を瞑れば,このレンズはつけっぱなしの常用レンズになるだけの素養を持っています。まずは慣れること。そのためにも,さっさとAF調整に出してしまおうと思います。

 最後に,AT-X16-28F2.8。これは言いレンズでした。クセ玉といっていい逆光の弱さでしたが,あのトキナーブルーには痺れました。メーカーさんも一生懸命調整にあてってくれて,あのレンズではもう望めないと思うくらいの調子を取り戻していたと思います。

 お金が許せば,取り戻したい1本です・・・

 

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