G-SHOESのさっと一品 茄子の煮浸し
- 2016/04/28 10:09
- カテゴリー:料理
さてさて,今回の「さっと一品」は,茄子の煮浸しです。私は茄子が大好きで,旬の茄子が楽しめる時期は茄子ばかり食べていますが,旬でなくとも目に付けばついつい買ってしまう野菜です。
茄子でいろいろな料理をしますが,その中でもっとも簡単で,もっとも派手な「茄子の煮浸し」を紹介します。この料理,特に私の嫁さんに好評で,知らないうちに冷蔵庫の野菜室に茄子が入っていたりして,「さっさと煮浸しを作れコラ」という無言の圧力を受けることしばしばです。
茄子というのは,中身はスカスカで,煮ればふにゃふにゃになりますし,あまりボリュームがありません。味噌汁にするととても美味しいのですが,独特の臭いと黒く濁った色が好まれないケースもあると思います。
しかし,少し多めの油で火を通すと,上記の問題はなんとすべて利点になります。スカスカな中身は油をたくさん吸い込みますので中までしっかり火が通り,噛めばなかから油とうまみがジワジワ出てきます。
臭いや苦みは油でしっかり火を通すと,抜群の香ばしさに変わります。そして色。油で火を通せば,あのどす黒い紫色は,鮮やかで高貴な紫色に変わります。
小さく刻んでオリーブオイルで炒めても美味しいですが,どっちにしてもこれほど油と相性のいい野菜はないんじゃないかと思います。油を盛大に吸い込む野菜ですから,セコイことを考えず「ほらぐいっとのめよ」といい油を与えてやってください。(とはいえ,何事もほどほどが肝心です)
その油ですが,普通のサラダ油で十分とは思いますが,ここに米油を使ってみたり,天ぷらに使うような高級ななたね油なんかを使うと美味しそうですよね。ああ,一度高級なべにばな油で作ってみたいなあ。
[材料]
なす 3本
鰹節 2つかみ
[調味料]
だし汁(ほんだし可) 270cc(1.5カップ"
醤油 大さじ3
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1弱
[作り方]
1.なすを縦半分に切り,皮の部分に斜めに切り込みを入れ,さらに縦半分にする。
2.なすの皮を下にして,ちょっと多めの油を熱したフライパンになすを並べ火を通す。
3.皮がきれいな紫色になったら裏返して,ちょっと焦げるくらいに焼く。
4.あらかじめ混ぜておいた調味料を投入し,5分ほど煮込む。フタをするとよい。
5.お皿に盛りつけ,鰹節を山盛りにかける。これがうまい。
主菜作りの片手間に10分ほどで出来てしまう料理ですから,なんか寂しいなと思う時に,一皿追加してみてください。
ついでにいうと,お酒にあいます。酒の肴にどうぞ。