今年の散財を振り返って
- 2021/12/24 16:02
- カテゴリー:散財
いやー,今年も散々散財しました。コロナがどうの,巣ごもりがどうの,と言い訳することはしませんし出来ませんが,やっぱり買い物をすること,ものを増やすことへの興味は尽きず,上手く乗せられた面もあったなあと振り返って思います。
とはいえ,ここ最近の買い物心理は少し変化があって,それが本当に必要か,それを半年後に使っている姿が想像出来るか,ということを考えるようになりました。その過程で気が付いた事は,欲しい,買いたいと思ったきっかけから買うに至ったプロセスを追いかけることで得られました。
私が買い物するのは,それを試してみたい,でした。もちろん消耗品であるとか,生活必需品は買わざるを得ないので仕方がないとして,それ以外のものはもちろん,中には生活必需品でさえも,新しいものを試してみたいという好奇心を満たすために買い物をしていました。
そしてその欲求は半ば衝動的なものであり,多くは永く続きません。そして好奇心も,何故試したいと思ったかと問えば,実益よりも自分の「よいのではないか」という仮説を確かめること,すなわち「答え合わせ」だったりするわけです。
これらのものは,試した後は必ずと言っていいほど興味を失い,しばらくすると買ったことさえ忘れてしまいます。これを無駄遣いと呼ぶわけですが,買ったものと買った時のことをちゃんと思い出せる買い物こそ,ほんとうに価値ある買い物だとつくづく思います。
前置きはいいですね,すみません。今年一年の買い物を振り返ります。
・ScanSnap iX1400
それまで使っていたiX500が購入後6年を経てくたびれてきたことに加え,新製品のiX1400とiX1600が登場時のセールで安く買えるということで飛びついたのですが,これは地味ながら買って正解でした。
iX500から本体を差し替えるだけでスキャン速度が高速化されるということで,なにも特別な使いこなしも問題点もなく,全く手のかからないアップグレードとなりました。
ScanSnapを買い換えると,最初はその速度向上にご満悦なわけですが,数日もするとその速度に慣れてしまい,特別な感情を持たなくなります。しかし確実にスキャンの負担は減っています。
ふと気が付いたのですが,実は最近スキャンの頻度が下がっています。以前は毎週のようにスキャンを行っていたのですが,今は2,3週間に一度という感じです。もう紙の本など買わなくなったからかなあと漠然と持っていたのですがそんなわけはなく,実はスキャンにかかる時間が減ったせいで,まとめてスキャンするようになったということでした。
iX1400はUSB接続専用機なのですが,私の場合これで正解です。WiFiが付いていてもそれを活用するシーンはなく,後述するQuadernoもiX1600には対応しませんので,上手い買い物をしたなあと思っています。
・コンプレッサーを新調
突然鉄道模型熱が復活しました。というより模型製作を復活させたという感じです。長年ほったらかしにしていたDE50のキットを組み立てるに伴い,塗装用具も再整備を迫られたという感じです。
その一環でこれも20年使ったタミヤのREVOを,最近よく見る中国製のコンプレッサーに買い換えました。REVOもいつ壊れてもおかしくない状況でしたし,中国製のものも外れを引かなければ性能もよく,REVOのアップグレードになると踏んでのことです。
特に,もっと吐出量が欲しかったということ,また脈流を防ぎ安定したエアが欲しかったことで,タンクは必須としました。
結局買ったのはAusucというブランドのオイルレスコンプレッサーでエアブラシ付きのもの,価格は10770円でした。(これ,同じ物が今は9700円で買えるんですよねえ)
使ってみての感想ですが,買って正解です。作業は快適,トラブルもなく,期待していたとおりのエアを作ってくれます。やっぱりタンクは必須ですね。
実はこれ以外に,塗装ブースやら塗料の買い直しやらで,結構なお金を使っています。しかし,模型の世界,特に塗装の世界も数年前とは飛躍的に進歩している世界で,随分快適になっています。とりわけ健康と環境に対する配慮は素晴らしく,私が子どもの時にも今の状況があればなあと思っています。
そして車両ですが,ざっと以下の様な感じです。
近鉄6820系
近鉄16600系
この2つはグリーンマックスの完成品です。どっちも近鉄ですが,実家で世話になった路線の現行車両ということで,私自身は使った経験がありません。しかし,この模型を買った時,数ヶ月先に実家がなくなってしまい,近鉄にも縁がなくなってしまうなど,想像も出来なかったことでしょう。
コキ104とコキ106ヤマト運輸コンテナ付き
これは最近買いました。私は貨物列車もコンテナも好きで,19Dコンテナを模したコンテナボックスを愛用しています。貨物列車の面白さは多種多様な貨車を長く連ねた豪快さにあるわけですが,最近はコンテナの塗装やマーキングの多種多様さを楽しむ,コレクション的な要素が出来来たなあと思います。
今回買ったのもそれで,コキ104もコキ106もそれなりの数を持ってはいますが,やっぱりおなじみのヤマト運輸のコンテが欲しいじゃないですか。
それで再生産されていたものを見つけた機会に買ったというわけです。
グリーンマックスの動力ユニット
グリーンマックスの動力ユニットはトミックスやKATOに比べて一世代前かと思う時代が続きましたが,現行の動力ユニットはコアレスモーター搭載で実に滑らか,その走行品質は大手メーカーの最新のものに負けてはいません。
キットを作った自作品にちょっともったいないかなあと思いましたが,その走りの良さに感激して,全部の動力ユニットを更新しました。
近鉄6020系冷房なし旧塗装
近鉄6020系冷房改造新塗装
東急1000系
東急8090系
東急8000系
近鉄12400系
近鉄6620系
いやー,お金がかかりましたよ。
・HZL-VS200
ミシンです。これは私の買い物と言うよりも嫁さんと娘にと言う意味合いが強いです。もちろん私もミシンは使いますし,今回の機種選定も私がやりましたが,実際に使っているかと言えばそんな時間も取れず,満足して使ってくれているのを見ては喜んでいる感じです。
このミシンは,ずっと憧れていたジューキのミシンです。プロが使うミシンの機構を盛り込んだもので,実際に使ってみると信頼性,確実性,仕上がりの良さとアマチュア向けらしい使いやすさや配慮もあり,良い買い物をしたと思います。
・カメラとレンズ
Zfc
NIKKOR Z DX 40mm f/2
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
TTAritisan 17mm F1.4
さて,いよいよ大物のカメラです。Fマウントがあっという間に過去のものになってしまった今年ですが,私の散財も静かでした。ですが夏頃にまさかのZfc発表,まとまったデザインとZ50で評判のいい画質,そして比較的安価な価格設定で,私もZマウントデビューしたのでした。
それまで他人事だったZマウントですが,今ひとつ盛り上がっていない感じとは裏腹に,使った人からの高評価はあちこちで聞かれていて,縁がなかった私は羨ましいと思ってはいました。
しかし,D850と大三元の画質にそんなに簡単に迫れるわけないよと覚めた眼で見ていましたが,実際にZfcを使ってみると,Zマウントのポテンシャルの高さに驚きました。
Zマウントはミラーレスのマウントで,ショートフランジバックが特徴です。もちろん大口径であることもレンズ設計の自由度を高めていますが,Fマウントで出来なかった設計が出来るという点でいえば,口径を大きくしたことよりもフランジバックが短くなったことが大きいんじゃないかと思います。
フランジバックが短くなることで,全く新しいレンズ構成を取り入れたり,Fマウントではどうしても出来なかったパワー配分をいとも簡単に試せたりできます。これは,従来の延長線上にある進化ではなく,考え方や概念もひっくり返るほどの非連続な変化ではないかと,そう思えるのです。
また,ミラーレスであることから,ファインダーを明るくするためにレンズを明るくする必要がなくなりました。撮像素子が高感度化し,見えないものも撮影出来る時代が来たというのに,ファインダーは見えないまま,というのがこれまでの一眼レフだったわけで,これがミラーレスになりEVFになると,見えないものが見えるように本当になるわけです。
そうなると,もうレンズの明るさにこだわる必要もなくなりますし,収差の補正も画像処理で行って何ら問題はありません。その結果,レンズの性能の優先度が変わって来てしまい,今や暗いこと,収差が少ないことよりも,小さく軽く,画像処理で補正できない収差をまず潰したレンズが主流となりました。
実際,NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRはこの仕様でこの性能ですから,Fマウントではちょっと考えられないものになっていると思います。
そんな中で,TTAritisan 17mm F1.4はなかなか面白いレンズで,中国製のレンズがもう十分に良いものになっていることを実感しました。また,いかにミラーレスとはいえ,やっぱりレンズは明るさだよなあ,裸の性能の良さだよなあと,思わせました。
7Artisans 28mm F1.4 ASPH
smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited
Ai-Nikkor28mmF2.8S
この3つは従来のマウントのレンズです。7Artisans28mmはMマウント,FA31mmはKマウント,そしてAi-Nikkor28mmは言うまでもなくFマウントです。
この時期,次々に登場する新しいカメラやレンズに無関係になってしまったFマウントの私は,実にさみしい思いをしていました。
結局フィルムカメラで遊んでいたのですが,そうするとあいたピースを埋めたくなるわけで,買ったレンズがこの3本だった(実際はM42の105mmF2.8も買ったので4本なのですが)というわけです。
まず7Artisans 28mm F1.4 ASPH,これはMマウントなので私はCLEでしか使えません。ですが,Zfcを買ってからはマウントアダプタで使うことで常用出来るようになりました。
開放から十分使えるの性能,少し絞ればカミソリのような切れ味と豊かな階調で,さすが中国製にも関わらず高価なレンズです。電子補正の不自然さもなく,使っていて幸せになるレンズだなあと思うのですが,残念なのはZfcでは42mm相当になってしまうことで,28mmという広角でF1.4という明るさを堪能出来ないのが残念です。
smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limitedは私があれこれ言う必要のないレンズで,立体感も階調の豊かさも色のりの良さも評判通りです。ただ,やっぱりZfcでは50mmと標準域になってしまいますし,等倍にすれば解像度や収差にどうしても現代のレンズに比べて見劣りしてしまいます。
ということで,高価なレンズを買った割には稼働率は低いままです。
最後のAi-Nikkor28mmF2.8Sですが,これはニコンには珍しい28mmレンズの波瀾万丈の歴史に追いつくために買いました。さすが28mmF2.8の完成品と言われているだけあり,寄れるレンズとして便利に使っています。最近人気が出ていて値段も上がっていますが,画質も良いですし,やっぱり買って正解でした。
特にF2とこのレンズとの組み合わせは,とても実戦的で惚れ惚れします。
・EM01BK
外光式の露出計で,一頃ちょっとしたブームになりました。少々高かったこと以上に入手が難しく,私も予約したものの入手の目処が立たずキャンセルしました。
しかし,ある時突然ヨドバシに在庫がある事がわかり,さっさと買ったというわけです。
この手の露出計は,露出計がないカメラのアクセサリーですが,私の場合ミノルタオートコードに取り付けています。画角が固定された外光式の露出計はレンズ交換可能なカメラでは結構使いにくいものなのですが,ミノルタオートコードのように固定でしかも標準レンズという場合には問題はないですし,大らかに撮影するのが楽しいカメラですから,目安がわかれば十分で,その点でも随分便利に使っています。
・オリエント RN-AC0E04L
腕時計です。エプソンのWEBショップでリファービッシュ品が出ていたので,ついつい買ってしまいました。14000円ほどだったので,新品を買うよりも3000円ほど安いのではないかと思います。
もともと必要だったわけではなく,たまたま送られて来たメールに出ていたので見ていたらデザインが気に入って買ったという感じなのですが,機械式でも安いし,そんなにふざけたデザインでもなく,普段使いにちょうどいいかなと思って買いました。
とはいえ,身につけるものを新品で買わないというのもちょっと引っかかって,そこは直販のリファービッシュということを信じたわけですが,結果はあたりで,キズ一つない新品そのもの。本当かどうかはわかりませんが,精度も確認済みと言うことで,実際精度は日差2,3秒というレベル。もうほとんど狂わないと言って良いでしょう。
個人的にはとても気に入っていて,ずっとしていたいのですが,2万円を割る機械式の大きな時計をお落としのおっさんが喜んでしているというのもなんだか恥ずかしくて,同じ時期に買ったTIMEXの5000円のクオーツをついつい選んでしまいます。
・オーディオ関係
R3Pro Saber
E1000
E3000
今年は,オーディオへの投資が少なかったように思うのですが,思い立って買ったのがこの中国製のDAPでした。というより,もうDAPは中国製しか実質ないという状況で,価格的にも性能的にも中国製はすごいなと思わされました。
Hibyの小型モデルR3Proのうち,チップをESSに置き換えたものがSaberです。音の良さは評判通りで,はっきりいってこれまでのDAPとは一聴してわかるレベルでした。聴いて楽しくなるオーディオ機器というのも何年ぶりかと思います。
そしてバランス接続を体験しました。良くなると言っても比べて見れば,と言う程度となめてかかっていたわけですが,もうシングルエンドには戻れない良さを味わっています。
イヤホンはこれまで使っていたfinalのE1000に,E3000も買い増ししました。どちらもバランス改造を行っています。音の傾向は全然違っていて,その日の気分で迷うことなく選んでいます。個人的には耳が慣れてくるまで少し辛抱すると,圧倒的にE3000が良くなるので,E3000を使うことが多いです。
・Quaderno FMV-DPP04
先日買ったばかりの電子ノートです。A5サイズといいながら実はB5サイズみたいなもので,実力ではA4もOKという大判の電子ペーパーですが,しばらく使ってみて思ったのは,これは閲覧用ではなく,やはりノート用だという事です。
ペンでどんどん書いていける楽しさ,そして書き味の良さもあって,紙よりもこれでノートを取ることが増えました。
一方で,閲覧用(読書用)としては今ひとつで,フロントライトによる紙の反射による色と輝度のシミュレーションがあるKindleには全然かないません。集中出来ず,没入感を全く感じませんし,それに読書には読書に適した視線移動というものがあり,せっかく新書や文庫のサイズになっている物をわざわざB5あたりまで拡大しても,返って読みにくくいなるもんだなあと思いました。
実はQuadernoには,直接ScanSnapからスキャンする機能があります。ただしどんな機種でもOkというわけではなく,一昔前の機種が中心なので,お金さえ出せば環境を構築出来るというものではありません。
私の場合,退役したiX500を引っ張りだして直接スキャンすることを試すことができました。紙が吸い込まれ,それがほぼリアルタイムで電子ペーパーに出てくるというのは,ちょっとした手品のようで新鮮な感動があります。
そこにゴリゴリと書き足していき,最後にまとめてプリントアウトというのは,実は遠回りなことではあるのですが,電子的にデータを残せることは頼もしいですし,修正も訂正も楽ちんであることを考えると,もっと活用出来ると思っているところです。
・工作関係
DT4282
マイクロメーター
DCCデコーダの自作
まずは測定器です。DT4282は日置のテスターのフラッグシップモデルで,先日のamazonのセールで買ったものです。安かったとは言え4万円近くもするものですから,その性能はトップレベル。確かにHP34301Aに比べると見劣りしますが,そこは電池駆動で新品だということですから,高精度をどこでも持ち歩く,と言う価値は価格に見合ったものだと思います。
実際使ってみると,実に使いやすいです。カタログには出てきにくいレスポンスの良さやスイッチの硬さ,手にしっとりとした持ちやすさやテスタリードの取り回しの良さなど,さすがプロ用だなと思います。
私もテスターはいろいろ買いましたが,もうこれでおしまいでしょう。
次に,旧にマイクロメーターが欲しくなって,標準サイズのものと,大きなものを測るものの2種類を揃えました。特に標準サイズのものは憧れていたミツトヨのものです。
実のところ,私の住んでいる世界はナノセカンドやピコセカンドが日常的だったりするので,マイクロと言われても「でかい」という印象を持つこともあるのですが,マイクロメーターという言葉が持つ精密さは色褪せず,同時に指先が感じるデコボコの感覚というのはなんと高感度なのかと,改めて思いました。
工作としては,何回か秋月電子で部品を買いました。印象に残っているのはDCCデコーダを安く自作するための部品をまとめ買いしたことですが,私が買った6月以降急激に値上げがあったみたいで,倍くらいになっている物もありました。
昨今半導体が足りないというニュースを良く耳にしますが,ホビーの世界にもこうして影を落としているのだと思うと,憂鬱になります。
・調理家電
電気ポットNC-SU224-T
ドリップポッドDP3
調理家電です。もう新規の投資はほとんどなく,故障による買い換えとかそんなものですが,パナソニックの電気ポットは学習機能に惹かれて買いました。過去1週間で給湯された時間の少し前に温度を上げておくという,およそ学習とは言えないほど単純な機能なのですが,これがどうしてなかなか楽ちんです。
ただ,沸騰させるかさせないかなど,アルゴリズムが少々わかりにくいので,期待した動きをせず悩んでしまうこともしばしばです。
実は電気ポットって,真空保温でも結構な電気代がかかります。今回パナソニックのものに買い換えたのは,その辺は家電メーカーの方がきちんと検討しているだろうという期待からでもあったのですが,数ヶ月使ってみると,買い換え前よりも電力消費が下がっているような感じもあり,かなり優秀ではないかという印象を持っています。
ドリップポッドDP3はUCCのもので,当時評判になりました。ネスプレッソのように専用カートリッジを使うコーヒーメーカーなのですが,通常のレギュラーコーヒーでも使えるという汎用性が決め手に名って導入しました。
いつも使っているコーヒーメーカーに不満はないのですのですが,手間をかけずに短時間にさっと1杯だけ欲しい時には,こいつは重宝します。
・調理器具
ミソノ刃物440 牛刀 21cm
ステンレスのフライパンKIPROSTAR 28cm
調理器具です。料理を長くするようになると欲しくなるのがよい調理器具です。特に刃物は重要で,作業効率の改善や具材の見た目や味を高めるだけではなく,なにより安全な作業が出来るという点で,妥協したくないと思っていました。
それまで使っていた万能包丁も悪いものではないのですが,どうも刃先が短く背が高いことで,使いにくいと思うことがありました。
そんなとき,ある厨房で見かけた牛刀が印象に残っていて,探してみるとプロ御用達の包丁専業メーカーであるミソノの440というシリーズであることがわかりました。
1万円ほどなので,プロ用としては安価な製品ですが,使いやすさは折り紙付きという事で,21cmのものを選んで買ったところが,これがもう大正解。
料理が楽しくて,どんどん調理できてしまいます。自分で研ぐこともマスターし,もう切ると言うことに対して問題を感じることはなくなりました。やっぱ包丁は大事です。
そうなると次は加熱です。26cmのものは20年使っている鉄製のものがあり,これは便利に使っているのですが,28cmのものは相変わらずアルミのもので,これだけ大きいものだとムラが出てしまう事で作業が難しくなってしまいます。
しかもテフロン加工やセラミック加工も焦げないのは最初だけ,1年もすると買い換えないといけないのが我慢ならず,いいものはないかと物色していました。
そこでプロが使うのは何だろうと探してみると,憧れのステンレスに行き当たります。高価なドイツ製は恐ろしく,変に気を遣うのもいやなので,安価な国産品を買いました。
ステンレスのフライパンはなかなか焦げないように使うのが難しいものと思われがちですが,それはステンレスに必要な独特の作法を行わないからで,使う前に水滴がコロコロと転がるくらいに焼くという行程を経れば,まず大丈夫です。これはテフロンコーティングのフライパンではやらない作法です。
28cmですので広々としており,焦げずに一気にむらなく加熱,中火でも十分火が通り,火を止めてもしばらくは余熱をあてに出来ると,フライパンの使い方が一気に整理された感じがします。
難点を言えば,取っ手が長くて邪魔になること,そして重いことでしょうか。でも,これも使って楽しい調理器具だとおもいます。
料理が面倒と思う皆さん,ぜひ良い調理器具を選びましょう。1つでいいですから,プロが使うものを試してください。高価なものである必要はありません。
ということで,この1年の散財をまとめました。随分お金を使いましたし,無駄な事にも使ったなあと言う印象があります。また,自分のためにと言うことではなく,子どものためだったり,修理代として出て行ったお金も多くなっているので,使ったお金の割には自分の生活に影響がないといった印象を持った1年でした。
来年こそ,無駄遣いはやめようと思います。自分の直感を過信せず,迷ったら買うという家訓を真に受けることなく,価値あるものを選ぶ嗅覚を身につけたいところです。
・・・しかし,ヨドバシの福袋が当選したんだよなあ・・・1月1日から早速散財の予定です。