とうとう,我が家に食器洗い機がやってきました。
家事省力化の総仕上げ(自走掃除機のrumbaはちょっとおいておいて)として,また水道とガスを劇的に節約できる経済的な道具として,そしてなにより21世紀の夢として,ずっと欲しかった家電の1つでした。
子供が生まれ,自分達の活動時間が大きく制限される生活を体験すると,どうやって楽をするか,どうやって作業を並行に進めるかが鍵になります。
掃除機だって,洗濯機だって,今や当たり前ですが,その昔は「主婦を怠けさせる」となかなか理解が進まなかった家電製品です。食器洗い機だって,今同じようなステージにあるといえるのではないかと思っています。
とはいえ,私が食器洗い機を導入するまでには,越えねばならない壁がありました。まず,お値段です。一声7万円から8万円という値段は,あらゆるメリットを帳消しにするほどの障害です。
次に設置場所。床に置くわけにも行かず,食器洗い機専用スペースがあるわけでもなく,水道と排水の工事が必要ということで,結局狭いキッチンしか置く場所がありません。食器を洗うという機能だけで,こんなにスペースを与えてなんとももったいない。
工事が必要な点も問題です。手軽に買えないこともそうですし,通販で安い商品を見つけても,工事をしてもらえないなら買えません。勢い少々高価な量販店で買うことになってしまいます。
また,洗剤も専用のものが必要で,私が知る限り,実家ではメーカーが消耗品として販売するものがおすすめされていました。
最後に洗浄力。手で洗っても苦労するのに,自動で綺麗になるわけがない。
洗ってふきんで拭いて,という作業は,時間はかかるとはいえ,それほど苦痛でもなく,夫婦の会話の場となっていることを考えると,これを自動化する事は手放しに喜べないと思い,これまで好奇心を押さえつけてきました。
ところが,今は3月下旬。決算の時期です。在庫を現金化して数字にするため,大なり小なり値引きが行われるため,1年で一番家電が安い時期といってもよいでしょう。
なにかのついでに,食器洗い機の価格を見て私は目が点になりました。2万円とあるではないですか。先日購入したN-30よりも安いとは,驚きました。
ここで食器洗い機導入検討委員会が即時発足,委員が緊急召集されました。機種検討,設置場所,工事関係など分科会が直ちに立ち上がり,数時間後には結論が出そろい,その後満場一致で購入を決議,予算取りから決済まで,あっという間に決着しました。
食器洗い機は,欲しい家電製品No.1であると同時に,買ってがっかりした家電製品No.1でもあります。この辺を軸に,経緯とレビューを書いてみます。
(1)大きさ
大きさは最大のネックと言っても良いのですが,先日パナソニックから「食器カゴのサイズにおける」という触れ込みの,小型タイプが出てきました。発売時に気になってお店で見てみたのですが,想像していたよりもずっとでかいのです。
設置面積は食器カゴよりも少し大きいくらいなのですが,フタを開ければ手前に張り出してきますし,後ろも少し空間をあけねばなりません。
ですが,これまでのサイズに比べればやはり大幅に小さくなっています。これなら,なんとか置けるだろうと,大きさについては割り切ることにしました。
この段階で気付くべきでしたが,食器洗い機の大きさというのは,結局容量に直結します。小さい食器洗い機というのは,庫内に入れられる食器の数が少ないから実現するのであり,昨今の軽自動車のように,なかは広々というわけではないのです。
もちろん,パナソニックの小型の食器洗い機シリーズも,夫婦だけの世帯におすすめとありますから,それは分かっていたつもりでした。しかし,後々それもかなり理想的条件のもとであることが分かってくるわけです。
(2)機種選定
小型のもの,というのが選定基準ですので,もはやパナソニック一択です。パナソニックはこの分野でなかなか力を入れているようで,置き場所を問題にする人への回答として,「プチ食洗」というシリーズを3機種用意しています。最上位機種はミストとエコナビ,中位機種は標準的な乾燥までを行う全自動,下位機種は乾燥機能なしの洗浄のみです。
最初,特価で2万円で見つけたのは,洗浄のみのタイプでした。以前,温水で洗浄するため勝手に乾くことが多く,乾燥機能があっても使わない人が多くいるため洗浄機能のみの機種を用意したという記事を何かで見かけた記憶もあって,これを買おうと思っていたのですが,あれこれ調べていると,乾燥機能があっても綺麗に乾かない場合が多いとか,ふきんで拭くことによる雑菌の付着がないことが食器洗い機のメリットと考えた場合に,乾燥機能がないのは無意味と思うようになりました。
それに,わざわざ食器乾燥機なるものが売られているくらいですから,食器の乾燥にはそれなりの需要があるはずです。
さらに調べてみると,同じお店には乾燥機能付きの機種は取り扱いがなく,他のお店で調べてみると8000円ちょっと高い値段で,乾燥機能付きの機種が買えることがわかりました。3割増しの値段というと高い様に思いますが,逆に3割余計に出せば全自動というのは,なかなかお得に思えます。
で,ミストとエコナビはさらに1万円高ですが,ここまではいらないと判断してやめました。エコナビは気になりましたが,節約できる電気代がわずかですし,水道代も元々食器洗い機は水を節約するものですので,やめました。
結局,パナソニックの「NP-TCM1-W」に決定です。お値段は約3万円です。
(3)工事
洗濯機と同じで,設置は基本的に業者に任せるものというのが,食器洗い機の常識だと思います。もちろん,自分でする人もいるでしょうが,それは特殊な人でしょう。
工事は,主に食器洗い機に水を供給するための「分岐水栓」を取り付ける作業がメインです。水道から食器洗い機へのパイプを接続するために,分岐をつくるわけですね。水回りの工事ですので,ちょっと面倒です。
私の場合,実は前に住んでいた人が食器洗い機のユーザーだったらしく,すでに分岐水栓がついていました。ただ,いつ頃のものかも,メーカーも機種もわかりませんから,接続出来なければ結局工事を頼むことになります。
仮に適合しても,経年変化で水漏れが起きたり,正しく動作しないかも知れません。もし工事を頼めない業者から購入し,後で工事が必要になった場合に,私にはそんな業者にあてはありません。
分岐水栓をよく観察すると,洗濯機のコネクタとほとんど同じです。結構業界内でも統一されているのかもなあと思って調べてみると,ホースを取り付けるコネクタは,どうやら機種やメーカーを問わず,概ね統一されているようです。
分岐水栓の種類がたくさんあるのは,むしろ水栓側の問題らしく,構造やメーカーによって多くの組み合わせがあることが原因です。確かに,最近の小綺麗なキッチンのように,温度調節とコックが1つのツマミに集約されているタイプで,パイプがキッチンの内側に隠れているような場合,分岐水栓はキッチンの内部に取り付ける必要があります。これは素人には無理ですね。
まあ,うちは標準的な混合水栓ですので,もしこれが駄目でも自分で分岐水栓を買えばなんとかなるかと,一か八かでいってみることにします。
(4)届いた!
金曜日の夕方に商品が到着,帰宅後改めて見ると,やっぱり大きいです。これが本当に設置できるのか,不安になります。また,内部は以外に狭く,苦労して設置した割には,わずかな食器しか洗えず,結局手洗いの手間が減らないのではと不安がよぎります。
そんな心配をしていても仕方がありませんので,翌日の朝から設置を開始します。
まず,取説とは別に入っている,設置マニュアルをよく読みます。付属の給水ホースは分岐水栓に問題なく接続出来ることを確認済みですので,そこは心配ありません。
シンクの右側の狭いスペースに置くことにしたのですが,やはりちょっとシンクに出っ張ってきます。しかし,シンクの左側に置いてしまうと本当に狭くなってしますので,ここは無理にでも右側に置きたいところです。
高さ調整用の足が3突いていますが,これは通常3mm,90度回して取り付ければ5mmのかさ上げが出来ます。水平を出すためのものですが,キッチンの縁の1段高くなったところを利用出来れば思い,いろいろ頑張ってみた結果,やはり不安定で危険なので,あきらめました。
結果として,シンクの右側に設置することまであきらめませんでしたが,少々シンクが狭くなることについては,妥協せねばなりません。
冷蔵庫の裏側にあるコンセントに電源を差し込み,アースもちゃんと接続しました。給水ホースと排水ホースも接続完了。案外簡単なものです。水漏れもありません。
最後に設置マニュアルの通り,試運転を始めます。ここでは,庫内に記された高低2つの印の間に,水面が来ているかどうかを確認します。ちょっと斜めになっていたようで,これをなんどか調整して完了。これもそんなに難しくありません。
ところが,フタが水栓にぶつかってしまい,完全には開いてくれません。食器の出し入れは結構苦労しそうです。カゴは取り出せますし,ギリギリOkということにしておきましょう。
ところで,分岐水栓をよく見ると,給湯側についています。最初はあまりに気にしなかったのですが,これってお湯で洗うという事です。果たしてこれで得なのかどうかはわからないですが,運転時間が短くなるそうですので,電気代とガス代の勝負になりそうです。
(5)改めて見ると
よく見てみると,金属はほとんど使われておらず,外側も内側も,ほとんどがプラスチックです。高級感はありませんが,軽くて上部,温度も逃げず,理想的ではないかと私は思います。
この手の家電は,様々なモードが用意されており,なんやかんやと切り替えが必要なものですが,NP-TCM1は今年2月の発売にもかかわらずシンプルそのものです。
電源とスイッチと行程切り替え(乾燥をするかしないか),そしてスタートボタンにLEDが3つだけです。操作面ではなにも工夫出来ません。でも,全自動の装置というのは,これを理想とすべきです。
ただ,庫内がグレー一色というのは,ちょっと寂しいです。汚れがよく見えるように白にしてくれても良かったし,カゴくらいは別の色にしてくれてもなあと思います。
また,中国製だからかも知れませんが,全体的に作りが雑です。特にカゴの作りは,実用上何の問題もありませんが,手にザラザラとこすれる感触があり,成型の精度がいまいちであることを物語っています。
繰り返しますが,別に危険ではありませんし,食器洗い機としての機能になんら問題はありません。
このカゴはしかし,よく考えられています。狭いスペースにいかにたくさんの食器を洗浄力を維持しつつ並べるか,ミリ単位で検討されたんじゃないかと思います。どんなお皿が置かれてもまっすぐ立つように調整されたクリップや,隣のお皿との隙間が狭くなるよう,ギリギリを狙ってあるあたり,すごいなあと感心します。
ですが,食器の並べ方が難しく,まるでパズルを解くかのようです。公称18個というのは,かなり特殊な例だと考えねばなりません。
(5)記念すべき第1回
朝と昼の2階のお皿を説明書の通りに入れて,前日に買っておいた専用洗剤を5g投入。25cmほどの大皿1枚,18cmくらいの中皿2枚,20cmくらいのスープ皿が2つ,あとはフォークやスプーンなどと,無難な数です。
水がバシャバシャかかる音がしますし,乾燥モードではファンの音もしますが,全然気になりません。手で洗うときの方が水の跳ねる音でテレビの音がきこえないくらいですので,静音という点でも,大きなメリットがあると思います。
乾燥まで終わり,30分ほど放置してから取り出して見ますと,これがまあピカピカです。手洗いをはるかに超えた仕上がりです。洗い残しもほとんどなく,油もすっかり落ちています。この隙間なら洗い残すだろうと思っていた皿も,両面とても綺麗になっています。
少し水が残っているところもありますが,わずかですのですぐに乾きますし,問題になりません。
この段階で,食器洗い機の威力を見せつけられ,洗浄力についての疑問は払拭されました。
そして,驚くべきは水の使用量が少ないことです。もともと夏場に水不足になる地域では,食器洗い機に自治体からの補助金が出ていたくらいですので,今さら驚くべきではないのでしょうが,排水ホースから出てくる水をみていると,良くもこれだけで洗い上げるものだと,感心します。
スペックによると,1回の洗浄で9リットルの水を使うとのこと。ポリタンク半分の水で最大18枚のお皿を洗うわけですから,なかなか大したものです。
それと洗剤です。専用洗剤はどうしても高価で,へたをするとメーカー純正品を買うしかないかもと思っていましたが,すでに純正品というのはなくなっており,洗剤メーカーから様々なものが売られており,スーパーで普通に選んで買うことが出来ました。
私は,評判から「ハイウォッシュジョイ」を選びましたが,そうも洗浄力には大きな差があるらしく,洗剤選びも使いこなしのポイントになるようです。
1回5グラムですので,700グラムだと140回分です。1週間に10回として,14週ですから,3ヶ月半という計算です。購入価格は確か500円ほどでしたから,1ヶ月で150円ほど。これなら全然問題ないでしょう。
(6)第2回目
夕食のお皿は30cmほどある大皿が2枚,中皿が数枚という程度で,別に数は多くないのですが,説明書によるとお皿の最大径は24cmまでとあり,明らかに大皿が入りません。
立てられないだけで,少し斜めに入れれば入るだろうと,無理に入れてみたのですが,その結果本来入るべきお皿が入らなくなり,スペース効率から言うと最悪です。
それでも無理矢理ふたを閉めて洗浄スタートです。
仕上がりをみると,大皿に汚れが少し残っています。ショウガの繊維ですので,洗い残しと言うより,循環させた水によって付着した汚れでしょう。すすぎの段階で落ちるべきなのですが,それが残ったというのは,やはり無理にお皿を入れたせいだと思います。
(7)第3回目
翌日,朝昼晩の食器をすべて洗うことにしたのですが,さすがにこれは量が多くて,結局大きなお皿は入りませんでした。もともと魚用の角皿は長くて入りませんし,和食用のお鉢も,入れてしまうと他が入らなくなるので,結局手洗いです。
最初から全ての食器が入らないことが分かっている以上,出来るだけ多くのお皿を,綺麗に洗えるように配置することに腐心することになるわけですが,10分ほど汚れたお皿と格闘し,なんとか上手く入れることが出来ました。おかげで手が油でぎらぎらです。
しかし洗い上がりは問題なし。綺麗に洗えていますし,少し残った水も取り出してしばらく放置すれば乾いてくれます。
しかし,食器洗い機が動作している間,私も一緒に入らなかった食器を手洗いしていましたので,ロボットと一緒に共同で家事をやっているような気分になり,食器洗い機に妙な親近感がわいてしまいました。
(8)今日までに分かったこと
ということで,わずか2日間しか使っていませんが,反省点や運用の工夫をいくつか思いつきました。
・食器が案外入らない
多くの方が,思った以上に食器が入らないといっていますが,これはまさにその通りです。NP-TCM1は2から3人分,18枚の食器が入るといいますが,まずこの数は入りません。一人分は割り引くべきと言うのは,その通りだと思います。
1つは奥行きの問題。大皿などは上下よりも奥行きの問題で入りません。無理に入れると他の食器が入らず,無駄なだけです。
もう1つは,形状です。標準的な食器ならそうでもないのでしょうが,少し大きなお茶碗だと,深さの関係で隣の食器と干渉し,1つあけて置かねばなりません。そのせいで1つ食器が減ってしまいます。
ですので,食器洗い機を優先するなら,食器洗い機に適したサイズの食器を統一して使うことが理想な訳ですが,それではあまりに味気ないです。
・小物を中心に入れる
大物を入れると得な気がするのですが,実は食器洗い機の威力は小物を一気に片付けられることにあります。何度も何度も小さいお皿を洗って拭いてというのは,水ももったいないし,手間もかかります。大きなお皿は手洗いでもそんなに負担になりませんし,そもそも投げやフライパンは手洗いにするしかありません。
どうせ全てが食器洗い機で洗えないなら,何を洗うか,きちんと決めておくのがよさそうです。
箸とかスプーン,しゃもじは特におすすめです。
・洗ってはいけないもの
プラスチック製の食器は変形する可能性があるし,クリスタルガラスのグラスは曇るので,やはり食器洗い機では洗えません。
これに加え,エポキシ接着剤で補修を行った食器も使えません。欠けた茶碗の補修に使っていたのですが,盛った部分が熱で変形していました。
エポキシ樹脂に毒性があることは分かっていましたが,端っこのちょっと欠けた部分ですし,火にかけるようなものでもありません。それに私しか使わないもので,手洗いなら問題ないと考えていました。
しかし,食器洗い機になると,水が循環しますので,熱によって溶け出した化学物質が他の食器も汚染することになります。これは面倒な話です。
金継ぎといって,割れた瀬戸物を漆で接着し,金箔で割れ筋を装飾するという技があるので,これで修理すべきだったのですが,安易でした。
この茶碗は手洗い専用にするか,別の方法で修理するか,あるいは処分するかを考えないといけません。
(9)ということで
まず,食器洗い機に盛っていたネガディブなイメージは,ほぼ払拭されました。洗浄力,価格,ランニングコスト,騒音,設置場所,工事といった心配事は,すべて杞憂に終わりました。
ただ,大きな障害になっているのは,一度に洗える量が想像以上に少ないことです。また,大きな食器は最初から洗うことが出来ません。どうしても手洗いで洗うものが残ってしまうのです。
もちろん,炊飯器の内釜とか鍋などは最初から手で洗うことにしていましたが,それ以外のものを食器洗い機で洗うことも,実際にはなかなか高いハードルです。
そうなると,あとは運用でカバーするしかなくて,大きなお皿は最初からあきらめるとか,小物を中心にするとか,そういう工夫は前述の通りです。
また,食器が少ないのに食器洗い機を使うと逆にもったいないわけですし,どのくらいの量で食器洗い機を使うとリーズナブルなのかという点は,もう少し使って見ないとわからないです。
また,まだ慣れていないからなのですが,カゴに食器を入れるのが一苦労で,時間もかかるし手も汚れます。その間に手洗いできるくらいの時間がかかっているかも知れません。乾燥までやってくれるから,と頑張っていますが,ここもやはり手際よく出来るようにならないと駄目ですね。
ということで,現時点では,まだまだおすすめ家電というわけにはいきません。大方の心配事には「大丈夫」と言えますが,プチ食洗は食器の数だけではなく大きさも制限を受けるし,思った以上に入りません。設置場所が許す限り,大きなものを買うことがおすすめというところでしょうか。
私としては,まず庫内を広く取るために,内張をもっと薄くするということ,フタの裏側をもっとえぐってこのサイズで26cmくらいまでの皿を格納出来る事,そして高さ方向にもう少し伸ばして,長い角皿を入れることが出来るようになると,よいのではと思います。
食器洗い機を使いこなすために,使う食器の数を減らすとか,気に入っている食器をやめて食器洗い機に最適な食器に買い換えるとか,そういう話になると本末転倒な気がします。
省力化によって時間的ゆとりが生まれるはずですが,一方で気分的ゆとりが減っていくことになるとは,ちょっと想像していませんでした。
とりあえず,生活の一部になるように,使いこなしていこうと思います。