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2009年08月の記事は以下のとおりです。

SnowLeopardがやってきた

  • 2009/08/31 17:23
  • カテゴリー:散財

 8月最後の土日,民主党の大勝だとか台風だとかインフルエンザだとか,もうとにかくいろんなことが一気にやってきてお疲れ気味なところですが,Macの人にはもう1つ大きな祭りが控えています。そう,MacOSX10.6 SnowLeopardです。

 表面的には1つ前のバージョンであるLeopardとほとんど変わらず,しかし見えないところでは多くの部分をブラッシュアップし,次の世代を担うべき新機能を組み込んできました。

 見た目の派手さがない今回のアップグレードは,本来なら深く静かに進むはずだったのですが,どういう煽られ方をしたのか,あるいは何か抗しがたい引力でも働いているのか,各メディアがこぞって好意的に取り上げています。

 GrandCentralDispatchやOpenCL,64ビットカーネルなど,コンピュータ工学的な見地から,個人用のコンピュータもここまで来たか,と思わせるものがありますし,大きなアイコン,書き直されたFinder,キビキビとした動作(得にプレビューによるPDFの閲覧はいいですよまじで),という直接ユーザーの利益に繋がる改良も満載されて,それでいて価格はたったの3300円。はっきりいって実費みたいなもんです。

 2年かけて開発し,新機能満載のOSを,わずか3300円で売るというのは,アップルの収入源がOSではないという現実もあるでしょうが,販売店へのうまみも少ない低価格商品をあえて投入するのですから,やはりそれなりの戦略があると考えるべきです。

 コンピュータの専門家なら,64ビットカーネル,GCD,OpenCLの3つだけでも1万円以上の価格を払うことを躊躇しないでしょうが,それがどんなものなのか,知る必要さえない一般の人々に(誤解のないように言っておきますが,こんなややこしい話を知らずともその恩恵に浴することが出来るのがMacOSXのよいところです),今すぐ役にも立たず,見た目にもほとんど変わったところがない新OSに,将来の投資として1万円を出せるかと聞けば,それはおそらくNoです。

 しかし,これらの新しい技術を「多数派」にしておかなければ,システムとしてのMacを優位な位置にとどめておくことが出来ません。64ビットCPUと広大なメモリ空間,マルチコアプロセッシング,そしてGPUの演算パワーの開放と,これからの10年を担う重要な技術のスムーズな導入は,そのプラットフォームがこなせる仕事の優劣に直結します。デベロッパに移行を促すにも,それがメリットになると説得出来ねばなりません。

 マイクロソフトはOSが収益の会社ですから,商品の価格を下げるのは難しい話で,だからUI周りをいじって目新しさや派手さという,一般の人にわかりやすくお金を出しやすい機能を前面に押し出すのだ,といううがった見方もできるでしょう。実際,Vistaには目に見えないところにある,非常に重要な機能の拡張がいろいろ仕込まれています。

 AppleはOSに巨大な開発費用がかかっても,それをOSで回収する必要はありませんから,見た目に派手なことをせず,本当にやりたいことをやって,しかも価格に対する自由度をも駆使できることになります。

 ふと考えてみると,作る側のモチベーションにも差があるのではないでしょうか。お金を出してもらうためにUIを変えて派手にしよう,などという動機で仕事をするには,その変更や改良になんとなく納得がいかずとも,それを仕事と割り切らなくてはならないでしょうし,無言のプレッシャーだってかかるでしょう。

 一方で「今のOSから見た目は変えなくてもいい,ただしもっと洗練させてもっと綺麗に書き直して,より完成度を上げるのに時間をお金を使って下さい」と普通は言われることのない開発ゴールを与えられた時,開発者の目的意識は否応なしに高まることでしょうし,おかしなプレッシャーから開放された,気分的なゆとりが産み出す品質の高いコードが,安定性と納期に大きなアドバンテージを与えることでしょう。

 結果として64ビットカーネルにGCDとOpenCLという最新技術を,バグや動作の問題をほとんど耳にすることのない信頼性,約束通りの高速化と一緒に,より洗練された操作体系にくるんで,SnowLeopardは予定より早い発売日に発売されることになりました。

 もう1つ,SnowLeopardの重要な意義として,IntelのCPUへの移行の総仕上げという記念碑的な意味合いがあると思います。Rosettaはオプションとして残りましたが,PowerPCのコードをほぼ完全に消し去ることは,初めてIntelのCPUを搭載したMacが市場に投入された時からの悲願だったに違いありません。

 しかし,PowerPCでは動作しないSnowLeopardに,不平不満をいう声はほとんど聞こえてきません。1つにIntelへの移行がほぼ終わったという事実,1つにそれでもPowerPCを使わざるを得ない人にとっては,ほぼ同じ操作系を持つLeopardが残っており,少なくとも見た目に大きな違いがなく当分このままでいけそうだという気分がある,ということだと思います。どちらも非常に周到だと思いませんか。特に後者の作戦には舌を巻きます。

 ユーザーの反発を避けつつ,アーキテクチャの根本的な刷新を行って,その時々にやるべき先行投資をきちんとやる,Appleは昔からこうした移行劇が得意ではありましたが,Windowsの世界はIntelかAMDかでもややこしい話があるのに,Appleはこの点は見事だと思います。


 そんなわけで,MacOSX10.0のころから(もっと言えばMacOS7.5のころから),OSの発売と同時に自ら志願し人柱になり続けてきた私は,ここ最近のトラブルの少ない安定したOSに,巣立つ子供を見守る親のような気分で,うれしさと寂しさを噛みしめておりました。果たして,ユキヒョウは私の喉元に牙を立てる事になるのか!

 今回,一番面倒だったのは,実は入手でした。

 Leopardの時は発売日の夜に川崎のヨドバシに買いに行きました。なんの問題もなく手に入ったのですが,今回は川崎まで行くのが面倒だったこともあり,帰り道にある大井町のヤマダ電機に足を運びました。

 大井町のヤマダ電機は規模も大きいですし,ここ最近「Macに力を入れていてよく売れている」という提灯記事を何度か目にしており,「どうしてこれが売っていないのだ」と何度も期待を裏切られて来た事も忘れて,アキバでは深夜販売もやってるような話題の商品を,まさか発売日に売ってない,なんてことはないだろうと,心配もせずに売り場に向かいました。

 しかし大井町のヤマダ電機,またしても私の期待を裏切ってくれました。

 私の周りには2台のインストール対象のMacがあり,どちらもアップグレードを行う予定です。シングルライセンスが3300円,一方5ライセンスのファミリーパックが5600円です。激安なのはこのファミリーパックで,Macが2台あれば,もうその段階でファミリーパックを買う方がお得という話になります。

 ここ最近のMacの売れ方や,既に家族で1台から個人で1台の時代になっている状況を考えると,今回の値付けだとファミリーパックがかなり売れそうだと,私は思っていました。

 発売日の夜,ヤマダ電機のSnowLeopardコーナーに足を運ぶと,ファミリーパックは価格だけが出ています。店員さんに声をかけると,シングルライセンスだけ在庫があると言うではありませんか。

 はっきりとは言わなかったのですが,入荷していないと言ったような口ぶりです。発売日がずれたのかと思って他のお店にもないのですか,と聞いてみると,他のお店のことまではわかりませんと,逃げられました。少なくとも発売はされているようです。

 ここでSnowLeopard祭りに参加するため,損を覚悟でシングルパックを2本買う手もありましたが,ファミリーパックが限定という訳でもないでしょうから,買わずにかえりました。私はヤマダ電機については,お店を出るとき1円も使っていないことが大半です。買う気満々の人を手ぶらで逃すことは最大の失敗だと,私は店頭に立っているときよく言われたものです。

 翌日,20年来の友人と,吉祥寺で久々に会う約束があったので,吉祥寺にあるヨドバシで再チャレンジを試みました。16時半頃に行ってみると「入荷未定」とあります。入荷した数量が少なく,売り切れたのだろうと想像が付きますが一応店員さんに話を聞いてみることにしました。

 すると,やはり売り切れたと。今日の14時頃までは残っていた,シングルライセンス品は大量にある,という返事でした。入荷未定が気になったのですが,これは単純に通常品だけにメーカーに在庫があればすぐに入ってくるし,なければ時間がかかるという意味で,はっきりした納期が分からないという意味で書いているので,入手が難しいという意味ではないという話です。

 しかし,翌日の日曜日には人柱になってみたい私としては,手に入らなかった(それもあと少しの所で逃した)ことの悔しさも手伝って,なかなかすっきりしない気持ちでいました。

 友人は奥さんが今実家に戻っているため,ステートが何年ぶりかの独身状態に遷移しているのですが,かわいそうに財布の紐はしっかり握られているため,自由に遊ぶわけにはいかなかったようです。(奥さんが不在の間の2週間,夕食を作り置きして冷凍してあるという話を聞いて私は戦慄しました)

 しかし「結婚式に来てくれた友人と飲むの~」と私をだしに使い,飲み代として特別予算の獲得に成功したとのことで,普段は思い通りにならないことを思うがままにやりたいと,17時前からラーメン->回転寿司->焼き鳥という,およそ大人の飲みとは思えないような濃厚フルコースを二人で堪能しました。(私は食べ過ぎで動くのもままならなかったです)

 焼き鳥の次に飲みに行こう,とふらふら20時頃(そう,20時頃です)に歩いていると,偶然ヤマダ電機が目に入りました。つくづくヤマダ電機に縁があるなあと考えていたのですが,一応ファミリーパックがあるかどうかを見ておこうと思いつきました。

 ほろ酔い気分で階段を上がってMacのコーナーへ行くと,なんと普通にファミリーパックが売られていました。こんな事もあるんだなあ,と思いながら無事に購入,私の中で初めてヤマダ電機のランクが1つアップしました。なんか吉祥寺のヤマダ電機は,商品の並べ方1つとっても商売の基本に忠実で,好感触でしたよ。

 ということで,入手に手間がかかった上,偶然に近い形で買うことが出来たSnowLeopardを,日曜日にインストールしてみました。

 私は基本的にクリーンインストールは行わず,アップグレードで使っている人です。確かに互換性の低いドライバが残ったり,設定情報の不一致に悩まされることもありますが,現在の環境をそのまま引き継げることはとてもありがたく,結局そうして今まで使ってきました。幸いなことに,それでも特に問題を出さないのがMacOSXの良いところです。

 バックアップは普段からTimeMachineで取っているので,万が一の場合もまあなんとかなるでしょう。躊躇せずDVDをセットし,インストーラを起動します。

 RosettaとQuickTime7はオプション扱いになるので,カスタムインストールを選択。ここでそれぞれにチェックを入れて,後は放っておくだけです。

 私のMacBookProで約1時間。特にトラブルもなく無事に終了しました。

 その後Xcodeをインストールして,作業は終了。

 ぱっと触ったところ,特に問題はなさそうです。いつも一部の設定が引き継がれないままおかしな動作をしたりするものですが,今回はそれも少ない印象です。

 一通り機能を試し,その過程でWindowsの開け閉めなどFinderの動作の軽快感に満足して,これなら使えるという感触を持ちました(ただ,とある古いUSB機器のドライバがはじかれてしまいました。これはもう捨てましょう)。口元に血の付いたユキヒョウの壁紙も見ましたし。

 そうなると,次に試したいのは64ビットカーネルです。

 私のMacBookProはEFIが64ビット対応ですので,デフォルトは32ビットカーネルでの起動ですが,「6」「4」キーを押して起動すると64ビットカーネルで動いてくれます。

 SnowLeopard発売直前に,ローエンドの機種では32ビットカーネルしか動かない,これはアップルの差別化戦略だ,けしからん,という記事がでていたことで,MacBookのユーザーは(先の友人もそうですが)複雑な気持ちのようです。ただ誤解のないように言っておくと,カーネルが32ビットでもアプリは64ビットモードのものが動きますし,そのオーバーヘッドもほとんどない,というのがアップルの公式見解です。

 Windowsの場合,32ビットと64ビットは全く別のOSとなるため再購入,のち再インストールが必要になってしまいますが,MacOSXの場合は32ビットモードと64ビットモードが1つのOSに統合されているハイブリッドシステムですので,ユーザー(特に一般のコンスーマ)にとって,その違いを意識しなければならないシーンはほとんど存在しません。(PowerPCのバイナリさえ動くOSですからね)

 また,64ビットになって最も重要なメリットであるメモリの話も,Leopardなら(厳密にはTigerの10.4.4から)32ビットカーネルでもPAEによって32GBまでサポートしていますから,1プロセスが使えるメモリサイズに制約があっても,多くのユーザーにとって32ビットか64ビットかは気にしなくても良い話です。

 どっちでもいいならデフォルトを64ビットカーネル起動にしたっていいじゃないか,と思うところですが,いかにMacOSXとはいえ,カーネルが64ビットなのにドライバが32ビットでいいわけはなく,64ビットのドライバがなければ周辺機器は動作しません。

 デフォルトで64ビットカーネルが起動するのはXserveだけなのは,普通のユーザーは互換性と実用性から32ビットカーネルを選ぶのが自然であるというAppleの意思表示でもあります。もちろん,MacBookのEFIが32ビットなので,どうあがいても64ビットカーネルで起動できないという問題はあるかもしれませんが,だからといって64ビットになるメリットはありませんし,32ビットでも十分64ビットCPUを使いこなせるのですから,私自身はこの点を今は問題だとは考えていません。


 それとは別に,せっかく64ビットカーネルで起動できるマシンが目の前にあるのですから,試して見る必要はあるでしょう。てことで6と4を押しながら再起動しました。

 別に動作に問題がないだけなら32ビットカーネルで動かそう,と思っていたのですが,実は私の場合,64ビットカーネルにしたことで大きなメリットを得る事になりました。それは,eSATAのExpressカードが抜群の安定度を見せるようになったことです。

 半年ほど前,なかなか安定せず散々な目にあったeSATAカードですが,今はSil3132チップのカードを騙し騙し使っています。一度再起動をしてから使えばとりあえずカーネルパニックは発生しないので,これを使うときには面倒でも再起動をかけています。

 64ビットカーネルでこのSil3132チップを試して見ると,RAIDカードとして認識するようですが,HDDをマウントしてくれません。そこでVintageComputerで購入し,一度もまともに動いてはくれなかったJMB36xチップのカードを恐る恐る突っ込んでみました。

 SATAカードとして認識し,HDDもマウントします。まだ安心できません,大きめのファイルを何度かコピーしてみると,以前の検討の時とはうってかわって,高速で読み書きが出来ています。この間一度も不審な動作はなし。

 JMB36xのドライバはAppleがLeopardのころから用意していますし,ブートも可能なチップですから,いわば公式です。だから64ビットドライバも標準で用意されているのでしょうが,32ビットモードでもちゃんと動いてしかるべきところです。

 32ビットモードで動かないのは,なにかJMB36xのドライバとぶつかる他のドライバか何かがあり,これが64ビットモードでは読み込まれないため,本来のドライバが正常に動作しているのではないかと,そんな風に考えました。

 どっちにしても,このeSATAカードを経由し,高速で大容量のHDDになんの心配もなくアクセス出来るというのは,私にとってはものすごく大きなメリットで,この段階で私は64ビットモードでの起動をデフォルトにしました。余計なドライバを読み込まず,純正のドライバだけが読み込まれるフィルタとして64ビットカーネルを使うという発想は,これまでなかったです。

 
 64ビットカーネルを標準として使い始めて,私が気付いた問題点を挙げてみると,

(1)システム環境設定のうち,Processor,Flip4Mac,huey,Wacomのタブレット,KeyRemap4Macbookの5つを起動すると,システム環境設定を一度終了し再起動するよう促される。システム環境設定を再起動した後は問題なく開くことが出来るが,システム環境設定を終了してしまうと,次はまた再起動を促される。

(2)メールの送信が出来なくなってしまった

(3)WILLCOMのWS002INが動かなくなった

(4)KeyRemap4Macbookが動かなくなった

(5)Cyberduckが動かなくなった

 くらいです。


 (1)が一番気になったことなのですが,32ビットカーネルでも64ビットカーネルでも起こる問題です。理由は,これら5つの環境設定パネルが32ビットコードで書かれており,64ビットアプリである「システム環境設定」からでは開けないことにあります。そこで「システム環境設定」を32ビットアプリとして再起動し,32ビットコードの環境設定パネルを動かすという手順を踏むわけです。

 ただ,やっぱり気持ち悪いですよね。そこでいつものようにgoogle先生に聞いてみると,まずFlip4Macはβ版で対応しているとのこと。試して見ると問題なし。

 次にKeyRemap4Macbookですが,同じように困っている方が野良ビルドのバイナリを配布して下さっていたので助かりました。作者さんはお忙しいそうですが,そのうち正式対応されることでしょう。

 hueyは対応版は出そうにないですが,キャリブレーションソフトはちゃんと動きましたし,結果はICCプロファイルとして保存されるので,一応結果は反映されるようになります。ただ,SnowLeopardはガンマが2.2に改められるので,1.8前提のhueyがそのまま使えるかどうかは怪しいと見ています。

 Wacomのタブレットは,対応ドライバが出ていました。出ていましたが「システム環境設定」アプリの再起動は必要で,動作は問題なしというドライバでした。中途半端ですが,まあ仕方がありません。

 結局あきらめたのはProcessorです。Xcodeをインストールするとこれが使えるようになるわけですが,残念な事に32ビットコードであることに加えて,「システム環境設定」の再起動後も,クロックが0GHzと表示され,メニューバーへの表示も行われないということで,まともに動いてはくれません。

 (2)も64ビットに関係ないのですが,今回のアップデートで,SMTPサーバの設定のうち,ポートが25以外もデフォルトになりました。私のプロバイダでは,25以外だとパスワード認証が必要になっているのですが,今まではデフォルトが25だったのでパスワード認証をしていませんでした。

 結果,パスワード認証をすれば問題なく送信できますが,なんとなく面倒臭かったので,ポートをデフォルトから25だけを使う設定にしました。面白いのは,デフォルトでパスワード認証をしない設定ではメールの送信は出来ないが,接続試験はパスしてしまうことでしょうか。はめられましたよ。

 (3)は,WS002INで使っているUSB-シリアル変換チップのドライバが64ビットモードで動かないのが原因のようで,これはもう私ではどうにもなりません。幸い滅多に使いませんし,32ビットモードで再起動すれば動きますから,万が一使いたい場合には32ビットモードで動かすことにしましょう。

 (4)は,(1)でも書きましたが,野良ビルドのバイナリで解決です。32ビットモードなら対策前のドライバでも設定は有効になっていたのですが,64ビットモードでは全く動作してくれませんでしたので,本当に助かりました。

 (5)はSnowLeopard対応のβ版が出ていましたので,これで解決。

 PhotoshopCS3も,ScanSnapも,CaptureNX2も軽く試したところ,とりあえず動いています。PM-G850も問題なさそうですし,他のアプリも概ね問題なく動いています。turbo.264HDについては,SnowLeopard対応の1.0.3が出ていたので,これを試して見ようと思います。

 まだまだ全部の機能を試せているわけではありませんが,仮に問題があっても32ビットモードにすれば済む話ですし,普段の作業は64ビットモードで全然問題がないので,SnowLeopardにして大満足,ということろでしょうか。

 普段よく使うSafariやMail,iChat,Spotlightやプレビューがサクサク動くことで効率もアップし,外付けHDDを冷や冷やしながら使う事もなくなり,本当にうれしいです。

 もっとも,音楽関係のアプリやCanonのスキャナなどは,まだ試していませんが64ビットで動くとは思えないので,しばらくは使い分けになりそうな感じですね。そんな状態ですから,むしろ32ビットモードでもeSATAカードが安定して動くようにすることが合理的解決策な気がしますが,私のような人は64ビットモードで意地になって使い続けるのではないかと思います。

 まあしかし,これだけ軽快に動くのなら,それだけでも3300円の価値はありますよ。特にSafariは無償で配布されるSafari4とは違い,64ビット化されている上,プラグインが別プロセスになっているので,クラッシュしても救われます。それにちょっとしたことですが,メモリカードなどをアンマウントして取り出すことが出来なかった場合に,その理由を教えてくれることもなかなかうれしい機能です。

 世の中,Windowsの高速化ツールが有料で売られているくらいです。対応機種の方は,Appleからのプレゼントを素直に受け取っておくべきと,私は思います。

 
 

今年の花火2

 花火の続きです。

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 今年はちょっといつもと違っていて,毎年友人宅にて,友人と友人の妹さんと私の3人で見るようにしていたのですが,今年は妹さんは花火の時に出かけていてたぶん不在,それならと友人はうちで過ごす,という話になりました。

 ところが,花火が終わってから友人が妹さんと連絡を取ると,なんと妹さんは花火に間に合うように帰宅してくれていたというのです。妹さんには,友人がうちにくることが伝わっていなかったようで,かわいそうに一人で花火を見ることになってしまいました。

 この顛末を聞いて私は大変残念に思いました。自分がそういう状態になったら,どんなにがっかりするだろうかと。さらに妹さんは,友人と私にそれぞれ,出かけた先でプレゼントまでわざわざ買ってきてくれていたのです。

 これはもう,花火どころの話ではありません。妹さんと私は滅多に顔を合わせることがないので,妹さんは今回久々に会う機会をちゃんと考慮してくれていたんだと思います。本当に悪いことをしました。

 友人から聞いた,「べっ別に・・・」というツンデレ風味の妹さんからの伝言が,胸に刺さります。

 今度大阪に戻ったとき,妹さんだけに551の豚まんチルド4個入りを買ってこようと思います。

今年の花火1

 今年も多摩川の花火大会が,さる8月22日に行われました。

 世田谷区と川崎市の共催になったことは昨年と同様なのですが,世田谷側の打ち上げ場所にほど近い友人宅には今年は都合で行かず,友人をうちに招くことになりました。

 うちはもともと見やすい場所にあるわけではなく,花火は見えないのではないかと思って,花火の音を聞きながら焼き肉でもするか,と食材を買い込んでいたわけですが,始まってみると結構ちゃんと見る事ができました。

 高い位置から見るわけでもなく,さりとて低いところから見るにはちょっと遠いという中途半端な立地で,何の用意もせずにあわてて持ち出したデジカメの準備不足もあり,撮影した写真はなんとも心のこもっていない,つまらないものになってしまいました。

 が,せっかくですので10枚ほど上げておきます。

 今年ははじめてK10Dを使ってみました。レンズはFA35mmF2です。手持ちですので派手にぶれています。

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 次,なにやら動物の顔らしいのですが,さっぱりわかりません。

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やるべきこと

 このところ活動が鈍ってしまい,張りのない生活に甘んじているわけですが,D-70の修理とリモコンの修理(どちらもフレキの破損)に区切りを付けて以降,これといって仕掛かりの案件もなく,暑さも手伝ってだらけている毎日です。

 とはいえ,いろいろ頭の中では「やらねばならぬ事」が浮かんでいるわけで,まとまった時間が取れたらぜひやろうと画策しています。

(1)カセットデッキの不安

 私はA&D(というかAKAI)のGX-Z9100EVというカセットデッキを新品で買って以来,ずっと手元に置いてきました。さすがに最近は年に一度か二度かという程度の通電ですが,ピーク時には毎日のように使っていた記憶があります。その割には故障もなく,現在まで(感覚的には)初期の性能を維持できているように思われます。

 しかし購入後18年も経過すれば,さすがにおかしくなっていないわけがなく,とりあえず音がちゃんと出てくるというだけでも大したものだと自画自賛したくなります。裏を返すと,いつ壊れてもおかしくないわけで,その時の準備をしておく必要があると考えています。

 1つには,いわゆる持病と呼ばれる壊れやすい場所の把握です。GX-F91以降のカセットデッキのメカの場合,どうやら左側のピンチローラーの固着が持病らしく,これが起こるとピンチローラーとテープガイドを外さないといけないらしいのです。

 テープガイドを外してしまうと,テープパスの調整が必須となるわけで,そのためにはテストテープが必要になる・・・てなわけですが,このテストテープというのが現在宝物級の貴重品です。素人には入手不可能,しかもこれらは消耗品です。現在でも製造と販売は行われていますが,国内では実質1社だけがやっているような感じです。需要がなくなれば作られなくなるのは明白ですから,あと何年テストテープが市場に出されるのかと,不安になります。

 いずれにせよ,素人には販売されていませんので,オークションや海外からの輸入を行って手に入れるしかないようですが,もし信頼できるよいカセットデッキがあるなら,これで信号を録音してテストテープとしてもなんとかなります。

 幸いなことに,現在はPCをオーディオ用のオシレータとして使い,十分使い物になる信号を用意できるようになったので,これを録音すればなかなかよさそうです。

 問題は信頼できるカセットデッキですが,結局私の場合,現状を1つの基準としてテストテープを作るしかありません。ただ,仮に故障して調整を今作ったテストテープで行った場合でも,少なくとも現在と同じ水準までは戻せるということになります。これは大きいです。

 GX-Z9100EVはクオーツロックによるキャプスタンモータの回転制御を行っているので,ベルトの劣化がない限りテープ速度は狂いません。ヘッドの摩耗や劣化は基本的にフェライト製であるスーパーGXヘッドですから心配なし。バイアスが狂ってしまうことも問題ですが,そこは3ヘッドでバイアス調整機能があるので,これも問題なし。

 アジマスやヘッドの位置,テープパスはさすがに初期位置のままというわけにはいかないでしょうが,10年前に録音したカセットテープの音が,CDと聞き比べて大きく変化していないということなら,十分実用レベルにあると考えて良いでしょう。

 テストテープにふさわしい新品のテープを選ぶ作業が悩ましいですが,サービスマニュアルを見て考えたところ,とりあえずヘッドの高さ調整に1kHz,アジマスとイコライザの調整に10kHz,再生出力レベル調整に315Hzを用意し,ついでにテープ速度調整の3150Hzを作っておこうと思います。

 2ヘッド機だと録音レベルと再生レベルの一致が面倒な訳ですが,3ヘッドの場合には出力レベルが狙ったところに来るように,録音レベルを合わせれば良いわけですから,現在のカセットデッキのコンディションを「記録」するには,ぴったりのシステムだと思います。

 高温多湿の季節のまっただ中で,春頃にやっておけば良かったと反省しきりですが,近いうちにとにかく現状におけるテストテープを4本作ろうと思います。


(2)ゴムベルトの不安

 カセットデッキ繋がりでもあるのですが,なにせディスクとかテープとか,回転ものというのはゴムベルトの世話になるものです。このゴムベルトというやつ,経年変化で伸びるは溶けるわで,必ず劣化するものです。

 個人的に思うのは,プラスチックとゴムによって作られた部品が多く使われた製品は,安くて初期性能も良いのですが,5年もすれば必ず壊れます。金属部品の多かった昔の製品は,10年くらいは壊れずにいたし,壊れてもなんとか修理が出来たものです。こうした有機物に頼る製品というのは,必ず壊れる運命にあります。

 私が長く使っている旧式のDVDレコーダもそうですが,ドライブのトレイが出てこなくなり,分解するとやはりゴムベルトが伸びてスリップしていました。その時は偶然交換出来るゴムベルトが手元にあったので修理が出来たわけですが,太さ,長さが一致するベルトが手元にある可能性など,ほとんどありません。

 しかし,真っ先にダメになるのはゴムベルトです。

 手軽に交換が出来れば別によいのですが,実のところ入手が案外難しいのです。秋葉原で数件取り扱いのある店がありますが,ここもいつもあるというわけではなく,欲しいサイズが必ずあるとは限りません。

 それに,交換してもまた数年でダメになるわけですから,なんだか馬鹿馬鹿しくなってきます。

 根本的には,もう回転ものは買わない,と言うことになるのですが,今あるものでお気に入りのものは,なんとか維持しなければなりませんが,生命線であるゴムベルトの確保に,数年前から決定打と思われる素材が手に入るようになりました。

 バンドー化学(そう,かの有名なBANDOです)の,バンコードというものです。

 私は日本橋のお店で買いましたが,問い合わせが多いのか,今は東急ハンズでも買えるようです。

 これは熱可塑性ポリウレタンで出来たオレンジ色の紐で,直径は一番細い品種が1.5mmです。

 結局の所,ゴムベルトというのは,ベルトとして機能するために輪っかになっていないといけないわけですが,そのサイズが様々なので,入手も難しい訳です。代用が利きませんからね。

 なら,必要な大きさのベルトを作れるようにすればいい,という話になるわけで,この夢のような作戦を実現するのが,バンコードなのです。

 バンコードを必要な長さに切り,両端をハンダゴテなどで溶かします。素早く両端をくっつけ,1分ほど固定します。

 冷えるとちゃんとくっついているのですが,まだ完全にくっついているわけではないので,焦らず一晩放置すると,引っ張っても簡単には取れないくらいの強度になります。

 溶着部の盛り上がったところを削ってなめらかにすると完成,ということですが,実は私は数年前に購入し,一度もうまくいったことがありません。

 基本的に鈍くさい私は,失敗ばかりです。

 熱し方が下手なのかうまくくっつかない,くっついてもまっすぐ繋がっていない,今度こそ出来たと思ったら少しねじれていた,もう一度頑張ってみたらぽろっと溶着部が外れてしまった,今度こそ完璧だ!と喜んでいたらちょっとサイズが小さかった・・・等々,なかなかうまくいかないのです。

 そんなこんなであきらめて,とにかく機会があるごとに様々な太さや大きさのゴムベルトを集めるようにしてここまで乗り切ってきましたが,それもさすがに不安になってきました。これからどんどんベルトが劣化してくる機材が列をなしています。

 目下の問題は,Walkmanです。テープ式のWalkmanなどもう使う事はありませんが,やはり完動品として手元に置いておきたいものです。WM-EX60という当時もWalkmanのなkでは廉価版だったモデルですが,これがもう惨めなくらいゴムベルトが伸びていて,どうにもならないまま放置してあるのです。

 交換したいのですが,非常に細いゴムなので,簡単に手に入る1.0mm程度のベルトではちょっと無理があるようです。

 0.8mm位のベルトを自作出来ればいいんですが,いろいろなアイデアを考え中です。糸ドライブなんてのはどうですかね,高トルクにはスリップして耐えられないだろうし,そもそも糸をどうやって結ぶのか・・・いやー,難しいものです。

 0.8mmの厚さのゴムシートを切り抜いて作るというのもいいアイデアだと思ったのですが,残念な事に内周と外周の間が1.0mm以下に出来るほど,私は器用ではありません・・・

 アルミの板にコンパスでV字の溝を彫り込み,ここにゴムを流し込んで作ってみると良いかもしれません。問題はどんなゴムを使うか,ですね。

 どっちにしても,一筋縄ではいきそうにありません。


(3)フィルム現像の不安

 カメラやレンズの修理からちょっと遠ざかっていたことと,すっかり引きこもりになってしまったことで,フィルムの消費量が激減したため,ようやく半年以上経過した現在,10本ほどの未現像フィルムがたまりました。

 カラー現像キットは薬品を作ると2週間ほどで使い切らないといけないわけで,出来るだけ現像液の寿命に達するだけのフィルムをためないと,もったいないです。

 そうこうしているうちに半年近くも経過してしまえば,撮影済みフィルムが劣化してしまいますよね,困ったものです。しかも,修理や調整の最終テストに使ったフィルムが大半なわけで,現在に至るまでそれらの結果をみていないというのは,非常に問題があると自分でも思います。

 特に,先日のオリンパスPENです。どれくらい映っているのかまったく分からないまま,現在防湿庫に鎮座しているわけですから,もし現像後の結果が芳しくないならどうしようかと,不安になるものです。

 現像は時間がかかる作業です。カラー現像はそれでも短時間で出来るのですが,どんなに効率的に進めても,1時間に3本が限度です。

 ただ,タンクから引き上げ,リールからほどいて,おもりのついたクリップで吊した時に見える「コマ」を見ると,いつでも感激します。やっぱり現像直後に「おお」と感動するのは,我々からは姿を見ることの出来ない,光の届かない世界でずっと生きてきたフィルムが,現像という魔法によって明るい日の光を浴びる世界にその姿を見せるという,まさにその瞬間に立ち会えるからではないかと,思ったりします。

 そう考えると,自動現像機のなんとつまらないことよ。写真から神秘性を奪った張本人かもしれませんが,その自動現像機も絶滅の危機に瀕しているので,もう批判はよしましょう。

 オリンパスPENがどれくらいの状態であるのか,早く知りたいのは山々ですが,これもやっぱり,取りかかり始めるのに勇気が必要なだけに,どうしたものかと思っているわけです。


(4)音楽CDの不安

 若い頃,CDは20年は大丈夫と言われ,まさに永久の命と思えたものですが,あれからすでに20年が経過し,どんなものにも例外なく死はやってくると知ると,なんとかせねばならんと考えるようになります。

 一応,音楽業界としては,我々が支払った対価は音楽そのものではなく,音楽を入れた器に対する対価,と考えているそうで,つまり器にひびが入り,中身がこぼれそうになるから,新しい器に入れ替えよう,と言うごく普通の考えが通らないらしく,私はしっくりきません。

 一応,個人でのバックアップというのは認められているという考えもあるので,それに従い自らの所有物を,可能なうちに守っておこうと考えています。

 我々が知った事は,結局器はいつか壊れてしまう,しかし中身は永遠であるということです。

 従って,その時々の器に,中身を移し替えて維持することは,中身を所有する人間の義務とも言えるかもしれません。

 CDをCD-Rにコピーするのではなく,HDDにデータとして記録しておくこと,もっというと器にはもはや価値はない,というお話です。

 考えてみて欲しいのですが,CDでもレコードでも,「何枚」という単位で数えますよね。ビートルズのCDを3枚持っている,という言い方はごく普通です。

 しかし,これはCDという器にフォーカスした視点であり,その中身を的確に表現しているわけではありません。慣例として,アルバムの単位を「枚」といっているだけです。

 これをHDDにいれてしまうと,ビートルズのアルバムを3タイトル持っている,になるわけで,これこそとっても我々にとっても,またビートルズにとっても,正しい表現であると思えてきませんか。

 我々は工業製品としてのCDではなく,芸術作品としての音楽にお金を支払っているからこそ,同じ規格のCDであっても売れるものと売れないものが出てくるわけで,その対価はCDに対してのものであるという理屈に,どうもしっくり来ないのはこういう理由から,なのです。

 まあそんな理屈はともかく,私のBlizzard of Oz(輸入盤ですでにアルミの蒸着面にポツポツと穴が空いている)が読み取り不能になる前に,手を打たねばなりません。HDDは1GB位を買って来ると間に合います。しかしエンコードはどの形式で行うべきか,管理はどのソフトで行うべきか,悩むべき要素がまだまだ残っています。


(5)歪率計の心配

 歪率計が欲しいと思って数年が経ちました。オーディオ専用の測定器だけに,新製品が出ることも少なく,また高価ですし,ついでにいうとプロの現場でも主力測定器として扱われることが減りました。その証拠に,レンタル落ちの歪率計が出にくくなっているように思いませんか?

 買うと高価な割に出番が少なく,しかし他に代用が利かない測定器が,ずばり歪率計です。

 そこで,この際だから作ってしまうか,と考えたのが3年ほど前の話です。作るといっても歪率計を自分で設計するのはちょっと自信がないですから,雑誌の製作記事を探して見ますと,1987年のトランジスタ技術になかなか適当なものが掲載されているようです。

 0.001%が測定出来るようなものはさすがに自作出来ませんが,そもそもそういう測定器は個人で買うのも難しいくらい高価ですし,校正も必要です。まあ0.05%くらいが測定出来れば,素人の真空管アンプ製作には十分です。

 ということで,部品はすでに集めてあるので,作るだけなのですが,これがなかなか取りかかれません。作業にかかると2,3日はこればっかりになると思うのですが,それはそれで楽しそうな反面,相応の覚悟が必要です。


(6)スキャンの心配

 実家から1986年のトランジスタ技術を持ち帰ってあります。目的はもちろん,スキャンのためです。

 もともと,1980年代以前の雑誌はスキャンしないことにしていました。貴重だからと言う意味でですが,トラ技についてはすでに広告が失われていますし,内容も今読んでも面白いものが含まれているので,一応1986年以降をスキャンし廃棄することにしました。

 12冊に加えて他の本も数冊持ち帰ってありますが,これ全部をスキャンすると,実は半日以上かかります。スキャンそのものもより,スキャン後の確認作業に時間と忍耐が必要なのです。

 しかし,持ち帰っている以上ほっとくわけにはいきません。まずこれから処理していくしかないかなあと思っています。


(5)他の心配ごと

 本がたまっています。10巻セットの文庫,2巻セットのビジネス書,技術書が数冊に,毎月出る雑誌に毎週出る「鉄道データファイル」と,こなすべき本が多くて困ったものです。特に鉄道データファイルはいよいよグランドフィナーレに向かっており,残り20号を切りました。

 そのせいでしょうか,途中で随分と駄文を展開したツケがたまっており,1号あたりのページ数が増えています。また,1つ1つの説明も薄くなっており,正直にいって面白くありません。でも,読まないでおくとたまってしまうことはわかりきっているので,とりあえず読むようにするという,この苦しさです。

 そんなに苦しいならやめればよい,それもその通りです。しかし,あと少しで300号をコンプリートするという,その達成感のために,私は頑張っているのです。300号か・・・1冊560円として・・・


 そんなわけで,いろいろ考えているうちが楽しいのかもしれません。なにから片付けるのが幸せでしょうか。

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