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2017年01月の記事は以下のとおりです。

DC45のネタ2つ~再びMOS-FETを交換編~

  • 2017/01/12 09:38

 先日の続き,ダイソンDC45のトラブルネタ,2つ目です。

 新しいモーターヘッドが問題なく動き,やっぱ新しいものはいいなあと喜んでいたのも束の間,掃除中にモーターヘッドの回転がが止まるというトラブルが頻発するようになりました。

 以前もこの問題が深刻になり,メーカーに修理を依頼したのですが,どうもスッキリ治りませんでした。結局原因は,本体部とクリアビンの間をつなぐ接点の接触不良で,掃除をしているとこの部分がこじれてしまい,ちょっと浮いたりするとそこで止まってしまうのです。

 元々この部分のこじれは避けようがないため,それでここを硬くに勘合させず,接点で強く押し当てて可動部を作っていたのですが,擦れればメッキは剥げますし,削れてしまえばいずれ導通が取れなくなります。

 うちは使い方が荒っぽいのか,ここの劣化が激しくなっていて,それで導通が途切れてしまうようでした。一度途切れれば導通が戻ってもモーターは回転せず,再度電源を入れ直さないといけないのが煩わしいため,このトラブルは何度も対策をした覚えがあります。

 結局,クリアビン側の接点に銅箔テープを貼り,ここを交換可能にしたという対策で安定しました。厚みが増したこと,何度も擦れることで接触抵抗が下がり,確実に導通するようになったこと,柔らかい材料なので本体側のバネ接点を傷めず,銅箔テープを頻繁に交換するようにして,性能を維持しようという魂胆です。

 今回のようにモーターヘッドが止まるようになるというのは,銅箔テープの交換のサインです。ということで,銅箔テープの交換をしたところ,しばらくするとあたりが出てきて,モーターが止まることがなくなってきました。

 これでしばらく問題なく使えるなあと思っていた矢先,延長パイプを外してハンディクリーナーとして使っていたところ,なにやら覚えのある焦げ臭い臭いがするではありませんか。

 そう,半導体が燃える,あの嫌な臭いです。

 もしかして,いや,そんなことはない・・・と自分に都合よく納得して,続けて延長パイプを繋いで床の掃除を始めようとスイッチを入れたところ,モーターヘッドが回転しません。

 DC45のモーターヘッドに交換しても回りません。接触不良を疑いますが,それでも動きません。

 一番怪しいクリアビンと本体の接点を確かめてみて,私は納得しました。銅箔テープがずれて,隣の端子とくっついてショートしています。これはダメだ。

 ここがショートすると,つまりモーターヘッドがショートしたことになります。ということは,モーターを制御するMOS-FETが壊れることは間違いなく,今回もそれだと想像出来ました。

 テスターで調べて見ると,本体の電源を切っていても21Vの電圧が出ています。ただしモーターを回転させるほどの電流は引っ張れません。あきらかにおかしいので早速分解します。

 前回分解したときも苦労しましたが,2回目の今回も分解はとても苦労しました。それでも頑張って分解しましたのは,仮にMOS-FETの破損でなくても,先日digikeyで購入したSI4620とコモンモードチョークに交換して,間に合わせに付けた部品をやっと取り外せると思ったからです。

 苦労して基板を取り出し,FETの端子をテスターであたってみると,ゲートとドレイン,ゲートとソースが導通します。壊れているようです。

 基板から取り外して半導体テスターで調べて見ると,やっぱり故障していると判定されます。少なくともここを交換しないとまずいので,digikeyで買った部品を探します。

 ・・・が,どこにしまったのか覚えていません。30分ほどパーツケースを探しまくって,ようやく見つけました。

 見つけたSI4620とコモンモードチョークを取り付けて,仮組みします。そしてモーターヘッドに繋がる端子の電圧を測ると,電源OFFでは0V,電源ONでは17Vと,正常な値が出てきます。これで多分治ったでしょう。

 組み上げてからモーターヘッドを取り付けると,問題なく動作しました。これで修理できました。

 さて,ここで終わっても良かったのですが,また同じ事が起こることは明らかです。そこで,クリアビンと本体の接点部分も,根本的な対策をしてみることにしました。

 本体側のバネ接点は,メッキが剥がれた接点部分にはんだめっきをし,折れてしまった端っこにリン青銅板をハンダ付けして補修するにとどめました。

 ひどいのはクリアビン側の接点で,ここは劣化がひどく再利用はあきらめました。DC35のクリアビンを改造してDC45に転用した時に出てきた,新品の接点を引っ張り出して,これに交換します。

 交換しても先々同じ事になるので,接点の表面にリン青銅板をハンダ付けしておきました。リン青銅板は銅の合金ですが硬いので,なかなかすり減らないでしょう。すり減っても交換出来ますし,0.5mmほどの厚みがありますからかさ上げにもなり,より強い力で確実に接触してくれるはずです。

 ささっと作業を終わらせて,組み立てを完了し,試運転すると,問題なくモーターヘッドも回転します。しばらくは回転が止まることもありましたが,10分もするとほとんど止まることもなくなりました。

 補強したリン青銅板の表面を見ると,うまく擦れて良い導通が出ているようです。

 ということで,この周にかかった時間は短くなく,延べ3時間ほどかかってしまいました。そのうち1時間は分解作業,30分は部品探しです。もっと効率のいい時間の使い方をしたいと,つくづく思いました。

 一応,これでしっかりした修理が出来たと思います。本体のモーターが壊れるまでは使い続けようと思っていて,そのための部品も手に入るのがありがたいのですが,修理祖ものものも楽しいと思わなければ,忙しい中で3時間も取ることに,無駄以外を感じる事はないでしょう。

 実は,こうして手間をかけて修理したものは,そのものに対する愛着がまた戻ってくるんです。あきらめて捨ててしまえば,もうそこまでです。修理出来るかどうかは個人差がありますが,私は私の可能な修理は,出来るだけやりたいなあと思っています。

  さて,あとどれくらい使えるでしょうか,DC45。

DC45のネタ2つ~モーターヘッドのアップグレード編~

  • 2017/01/11 11:15
  • カテゴリー:散財

 先日,ダイソンの掃除機DC45の延長パイプが壊れた話を書きました。DC58やDC61用として売られていた延長パイプを急遽手配し,邪魔な突起を削るなどしてDC45で使えるようにした,という話です。

 非常にうまく改造できて,全く問題なく使えていたのですが,気をよくした私は,世代の新しいモーターヘッドへの交換をひらめいてしまいました。

 ダイソンのスティック型掃除機は,本体の改良と同時に,モーターヘッドの進化も世代ごとに行われていました。DC35からDC45でも進化しましたが,DC61での進化は大きなステップで,ブラシの回転数も上がりましたし,設置部分も改良されて,よりゴミを取りやすく,かつ動かしやすくなったという話です。

 ただし,DC45には取り付けできません。しかし,延長パイプがDC61用になった現在,このモーターヘッドが物理的には接続可能になりました。

 電気的な仕様も調べてみたのですが,多少の違いはあってもおそらく大丈夫だろうという結論になりました。並行輸入品が6000縁ほどで買えるということも,ポイントです。
 
 実はこのモーターヘッドは最新のものではなく,ダイレクトドライブのものに進化しましたが,これは電気的に互換性がなくなったとの噂で,どのみちDC45では動かないでしょう。価格も高いので今回はパスです。

 まあ6000円ですし,プラモデルでも作る気分で,動かない場合でも改造して動かすという楽しみを,買ってみることにしましょう。

 amazonから届いた新世代のモーターヘッドは一回り大きくなっており,取り回しはDC45のものに比べて悪くなっていると感じます。ただ,横幅が少し大きくなっているので,うちの階段の幅にぴったりになりました。これまではちょっと幅が足りなかったんですよ。

 モーターヘッドの後部のローラーのうち,右側がバネで深さが変わるようになっています。ですが,実のところこれが何の役になっているかは,よく分かりません。(なにか意味があるのでしょうが,もうちょっと使ってみないと)

 当然ですが,延長パイプの先端には無改造で接続出来ました。おそらく問題ないだろうということで,未確認のままDC45のトリガーを引きますと,モーターヘッドは勢いよく回転しました。

 今回のものとDC45のものとを,定格を示したステッカーをみて電気的に比較すると,ほぼ一致。回路的にもおそらくバッテリーから直接電源を取っていると思いますし,そのバッテリーも電圧はほぼ同じですから,セルの数は同じはず。動いて当然というところでしょうか。

 で,実際に使ってみたのですが,ゴミはよく取れるようになりました。また,回転が勢いよくなったことと,ブラシの密度が上がったこともあるのでしょうが,自分で前に進もうとする力が強くなっていて,前に突き出すときには軽い力でいいようになりました。

 転がり抵抗も小さくなり,かなり楽になったと思いますが,それでも大きく重たくなったので,取り回しについては悪化したと思います。

 とはいえ,やっぱり進化しているんだなと感じました。DC45も長年使っていますが,知らないうちにどんどん良くなっているもので,新しいものにはそれなりの意味があるんだなあという,当たり前の事を感じた次第です。

 少しとは言え幅が広がったため,掃除にかかる時間も少しだけ短くなると思いますし,ブラシの回転数が上がったことで,モーターヘッドを動かす速度を上げても大丈夫になったはずです。音は大きくなって正直耳障りになりましたが,これはまあ仕方がありません。

 定格を見ると,電流はほとんど変わっていませんので,電池寿命への影響は少ないでしょう。もうちょっと使ってみて,動作時間が短くなるようなら,対策を考えてみます。

 さて,新しいこのモーターヘッドへの切り替えと同時に,モーターヘッドが止まるというトラブルが再発しました。当初,モーターヘッドを交換したせいかと思いましたが,もとのモーターヘッドに戻しても同じでしたので,本体側の問題が「再発」したということです。

 対策を講じたのですが,これがまた大きな問題を引き起こすことになります。



 以下次号。

2016年の散財を振り返る

  • 2017/01/10 15:48
  • カテゴリー:散財

 2016年も,いろいろ買い物をしました。過去1年間のことですので忘れているものも多いのですが,そこは日誌をこうして付けているメリットで,散財カテゴリーにある記事を一通り読めば,なにに無駄遣いをしたかがわかります。

 実は,あまり印象に残っているものがないなあと思っていたら,本当に大きな買い物をあまりしなかったようなのです。大きな買い物は年末のMacBookProくらいのもので,あとはそんなに大したものはありません。

 しかし,金額は別にして,頻度は多いです。本は相変わらずたくさん買いましたし,後述しますが電子部品をたくさん買いました。秋月を筆頭に,千石,若松,共立,マルツ,果てはdigikeyまで手を伸ばしました。

 買ったものはスロージューサーを除き,それなりに便利で,稼働率も悪くないのですが,それもそのはずで純粋に私の趣味と言うよりも,家事や料理が便利になるものも多くありました。

 ということで,主立ったものをさっと振り返ってみましょう。


・MacBookPro(Late2016)15inch TouchBar

 昨年の買い物の筆頭はこれ,MacBookProです。それまでのMacBookProが2008年のものでしたから,実に8年も使っていました。内蔵メモリの故障をきっかけに買い換えを意識しましたが,新機種がほぼ確定していたためずっと買い換えを我慢していました。

 過去の例から考えて価格が大幅に変わらないだろうということ,それと円高基調だったことで,モデル末期の値下げとトントンで最新機種が買えるのではないかという読みは概ねあたり,予算内で最新モデルを手に入れる事が出来ました。

 ここにもレビューを書いていますが,その後の状況を。

 一発で言えば,なにも不満のない満足度の高いモデルです。休日は常にこいつを家中持ち歩いています。

 もともとワークステーションという役割のマシンですので,Lightroomでの写真編集と印刷,ScanSnapによる紙の本のPDF化が主な役割なのですが,あまりに快適で使い心地がよく,WEBを見たりメールを書いたりすることすら,このマシンでやるようになってしまいました。

 それまで,生活マシンはMacBookAir,コンテンツ生成はMacBookProと,仕事によってマシンを分けていたのですが,結局高性能モデルを手に入れてしまえばマシンを分ける必要などないのは,ちょっと考えればわかりますわね。

 Lightroomはサクサク動くとまではいいませんが,写真を一覧し選ぶ作業を「現像」タブで行って,いい写真を見つけたらそのままトリミングや色の補正にシームレスに移行できるという自然な作業を行うことが出来るようになっています。

 おかげで,面倒だなあと思ったり時間がないなあと逃げたりすることもなくなって,溜まった写真はすでに処理済み,今はちょっとした時間で,写真を撮ったらすぐに現像して印刷というプロセスが完了できます。

 つくづく思うのは,銀塩の時代は準備や後始末が大変で,10分や15分の時間が急に出来たとしても,現像や引き延ばしなどに取りかかることなど出来なかったのに,デジタル写真になってからは,そうした細切れの時間をどんどん使えるようになったなあという事でした。

 しかも,高性能なマシンを買えばどんどん効率が良くなります。もちろん銀塩時代も高性能な機械(例えば自動現像器)を導入すれば効率は改善したと思いますが,桁違いの価格ですし,消耗品やメンテナンスにもお金と手間がかかり,やっぱり個人で持てるようなものではありませんでした。

 デジタル化は,写真の世界においても,プロとアマチュアの垣根を低くしたと思います。

 PDF化も快適で,USB3.0への以降で転送時に待たされることがなくなりましたし,プレビューを使ったPDFの編集もサクサク動いて,作業にストレスがありません。

 ただし,LightroomにしてもScanSnapにしても,消費電力が大きいアプリですので,電池駆動ではあまり動いてくれません。特にLightroomはGPUを使いますので,みるみる電池が減っていきます。

 あと,TouchBarですが,私は特にTouchBarを積極的に使うアプリなどを入れることはしていません。しかし,確実に使い勝手は向上しています。

 ちょっとしたダイアログが出て,OKとキャンセルを選ぶようなシーンというのは,結構多くあるものです。しかし,このどちらかをクリックするには,今あるマウスカーソルを動かして,クリックしないと先に進めません。

 キーボードで動かしてもいいのですが,どっちを選んだかが不安になるので,少なくとも視線は移動しています。これがまどろっこしいことに気が付きました。

 TouchBarでも操作できるようになっていたので,試しに使ってみたら,視線の移動は僅かで済み,指だってキーボードからあまり動かさずに済んでいます。そしてマウスカーソルは動いていませんので,ダイアログで中断した作業を再開するのがとてもスムーズです。

 この調子だと,LightroomやATOKで対応すると,とても快適になるのではと期待が高まります。私はこの技術とUIがマイナーなものにならず,いずれすべてのモデルに搭載すると信じたいと思います。

 そうそう,USB type-Cです。これも結局の所快適ですよ。確かにメモリカードなどをその場でさっと読み出せないとか,移動先のプリンタに直結出来ないとか,いろいろ面倒な目にも遭いましたが,上下どちらでもよい,電源でも周辺機器でも左右4箇所のどこに差し込んでも良い,抜き差し耐久の回数が多くて気を遣うことがないなど,そのメリットは大きいと感じています。

 ただ,まだ不安定なことと,やっぱり4つでは足りないので外にハブが必要だとか,そういうことも感じます。しかしこれらはいずれ解決するでしょう。

 薄さの割に重たいので,ぱっと手にとって持ち歩き,やっぱ重いなと思うことがしばしばありますが,剛性感が高く,堅牢なボディは持ち歩きにも安心感があります。先日,90cmほどの高さからフローリングに落下させてしまい,血の気が引いたのですが,動作はもちろん,外観の傷もへこみも変形もありませんでした。(右のカーソルキーの押し具合が少し変わってしまったのですが)

 MacBookPro2016は,電池寿命が公称値に届かないとか,動作が不安定だとか,初物らしい問題点を抱えています。また,最新世代のCPUではないことから,チップセットも1世代古いものになり,DDR4のRAMが搭載出来ません。

 アップルは,MacBookProの内臓メモリが16GBを上限としている理由に消費電力を上げていますから,DDR4になることで間違いなく32GBのモデルを用意してくるでしょう。

 また,最新世代のチップセットでは,昨年話題になったインテルの3D XPointも接続可能となっているらしく,もしかすると次のマイナーチェンジで,この「ストレージクラスメモリ」を世界で最初に搭載したモバイルマシンになるかも知れません。

 余談ですが,DRAMほどビット単価が高くなく,HDDやSSDよりもずっと高速な不揮発メモリとして,両者の中間に位置するメモリを,ストレージクラスメモリといいます。

 実は,DRAMとSSDとの間の速度差は非常に大きく,ここがボトルネックになっていることが随分前から指摘されてきました。しかし,速度と価格で折り合いが付かず,ここがなかなか埋まらなかったのです。

 しかし,3D XPointメモリはここに適したものだとされていて,ストレージクラスメモリがもしもコンスーマー用のPCにも有効であるならば,長年停滞していたコンピュータの基本構造が,大きく変革する可能性があります。

 とはいえ,一番心配なのはOSのサポートで,ここが枯れてこないと速度云々以上に怖くて使えないということになるでしょうけど,そこはハードとOSを一緒に開発出来るmacOSのことです。新しいファイルシステムへの意向も見えてくる中,ストレージクラスメモリへの挑戦も,ぜひ進めて欲しいと思います。

・ゲーム関係

 実はゲームもちょこちょこと買っていました。ファミコンミニはここにも書きましたが,タイトーメモリーズをやりたいがためにPS2の中古品を買いましたし,3DS用のセガ3D復刻アーカイブス3も買いました。

 古いMacBookProにWindowsを入れた関係で,Windowsで動く各種エミュレータも準備をしましたので,Apple][やPC-6001,X1やX68000のゲームも,遊べるようになりました。

 最新のゲームも面白いですが,こうした昔のゲームも十分に面白くて,子供も喜んで見ています。

 
・電子部品

 昨年は電子工作を積極的に行った年でした。秋葉原に行ったのは一度だけでしたが,前述のように東京と大阪と福井,真空管については名古屋,はてはアメリカからも部品を買いました。

 平均すると1ヶ月に一度くらいは買い物をしていたんではないかと思います。

 秋月の通販がとても使いやすく,ついつい買ってしまうというのが実際の所なのですが,送料がかかるから他のものも一緒に買っておこうとすると,余計なものも買ってしまいがちです。

 調べて見ると,秋月は必ずしも安いわけではありません。特に最近入荷している半導体などは,他よりも高い場合も多いですから,よく調べないといけないとは思います。

 楽しみなのは,スポットで登場する特価品やディスコンになった部品です。おかげで,孫の世代にも残せるくらいの,半導体の在庫がたまっています。


・電気フライヤー

 唯一とも思われる,小型のフライや-買ったことで,我々の食生活は一変しました。鶏の唐揚げ,鱈の磯辺揚げ,鯖の竜田揚げ,エビの素揚げなど,美味しい揚げ物が食べられるようになったのです。

 加えて,使用済みの脂を濾過して普段の炒め物に使うオイルポットも導入したことで,脂の廃棄についても問題は解決しています。

 一度に出来る量が少ないので時間はかかりますが,小型のものは後片付けも簡単ですし,場所も取りません。小さな子供がいる3人家族くらいなら,これで十分かなと思います。

 揚げ物に対する抵抗感が下がったことで,うちは揚げ物をよくするようになりました。フィリップスのノンフライヤーと併用することで,うまく料理が回せていると思えるようになってきています。


・古雑誌

 艦長日誌にはあまり書いていないのですが,昨年後半では古いトランジスタ技術や初歩のラジオを積極的に買うようにしていて,相場よりもずっと高価な価格の古本を買ったり,欲しい号が入っているセットを,その1冊のためにまとめ買いしたりと,随分もったいない買い物をしました。

 だいぶ歯抜けがなくなってきたのですが,あと数冊欲しい号があります。概ね揃ってきたことで頻度は下がっていますが,単価が上がっている傾向がありますので,気をつけたいと思います。


・QC25

 QC15からの修理交換扱いでQC25を新品で手に入れたのも昨年です。装着感もノイズキャンセル性能も良いし,最新モデルと違って乾電池が使えることも好都合で,毎日のように使っています。

 ただ,プレイヤーとの組み合わせで,歪む場合があるんですね。それさえなければと思います。


・HP53131A

 そうそう,HPの周波数カウンタも買いました。基準クロックをGPSDOにして,原子時計レベルの精度をようやく手に入れたのも昨年の話です。GPSDOも全く問題なく動いています。


・ヘルシオ ジュースプレッソEJ-CF10A-R

 昨年最大の失敗は,おそらくこれでしょう。買ってすぐに何度か使って以降,全く稼働していません。見事にホコリをかぶっています。

 理由は,材料費が高く付くこと,たくさんいるので買って帰るのが大変,その割には出来上がったものは果物そのものですから,それだったら果物を食べた方がいいじゃないかと,見もふたもない話になったからです。

 これでないと出来ない食べ物があればいいのですが,とりあえずそういうものもなく,これは本当に無駄遣いをしたと,視野に入る度に思います。


・炊飯器SR-WSX105

 パナの炊飯器です。もう旧機種になってしまいましたが,それでもフラッグシップモデルです。ただ,購入直後からそんなに劇的なおいしさを感じなかったこともあり,慣れてしまった今日においては,すっかり日常になっています。

 洗い物についても苦にならなくなりつつあって,その点でも日常です。

 とはいえ,やっぱり炊きたてのご飯は美味しく,ついついオおかわりしてしまいます。


・Pebble Time Round

 もっと昔に買ったように思いますが,これも昨年の買い物でした。10ヶ月ほど,毎日使っています。試行錯誤中はトラブルも多かったのですが,安定して運用できるようになってからは手がかからなくなりました。

 そのPebbleももう終焉を迎えています。スマートウォッチも案外早く廃れたなあという印象を持ちました。

 しかし,電池が2日しか持たないとはいえ,小さく薄く軽い時計として見た場合,とても快適に使えています。スマートウォッチそのものに興味はなくなっていますが,時計として日常的に使っているのは,そういうことなのでしょうね。


・T50RPmk3n

 フォステクスのヘッドホンですが,これも私の常用機で,リファレンスです。旧機種に比べても周波数レンジがぐっと広がり,モニターとして十分な音質を持っています。解像度も高いですし,とてもフラットな特性ですので,音楽を愉しむ事以外にも,再生機器やヘッドホンアンプの違いもよく分かります。

 装着感も随分改善されていますが,堅牢製は旧機種のままで,ラフに扱ってもへこたれません。頼もしい相棒です。


 とまあ,こんな感じです。

 こうしてみると,カメラ関係への投資がなかったですね。レンズも欲しいものは大方手に入れましたし,カメラもD810の後継が出てこない中で,D800がまだまだ題意線で活躍できるものということで,買い換えようという気も起きませんでした。

 加えて,買い換え前のMacBookProの性能があまりに低く,写真に対する比重が下がっていたこともあったと思います。新しいMacBookProにしたことで,確実に私の状況は変わってきていると感じます。

 しかし,結婚,子供が生まれた,家を新築した,という大きなイベントからそれなりに時間が経過し,この時に揃えた家電品などがそろそろ古くなってくる頃です。

 D810の後継機種も早々に出てくると言われていますし(モデル末期らしくD810がびっくりするほど安くなっています),これら家電類も会計が必要になったりすると,一気に散財が増えるかも知れません。

 2017年はどんな買い物をすることになるのでしょうか。

年末年始に買ったもの

  • 2017/01/05 16:16
  • カテゴリー:散財

 2016年はあっという間に終わり,2017年がスタートしました。思えば,昨年も相変わらず大きな買い物をし,その上結局無駄に終わったもの,無駄になりそうなものがたくさんあったなあと反省しています。

 2016年の買い物の振り返りは後日やるとし,年末のバタバタでついつい書きそびれてしまったものをいくつか,書いておこうと思います。

 実のところ,年末は買い物ラッシュだったのです。


・UV211とソフトンRコアトランス

 先日,ある部品店のメールマガジンを見ていると,UV211が訳ありで特価とありました。中国製ですが,2本で6500円。

 え,6500円ですか。

 新品と書いてあったと思うのですが,まさか中古ってことは・・・

 UV211といえば,まるでレンコンのような大きな外観,トリウムタングステンフィラメントが煌々と輝き,シングルでも20Wを越える出力が取り出せる破格の真空管で,もともと送信管ですがオーディオに使うと強烈な音が飛び出してくる,その代わり1000Vを越える電圧で動かさないとこの真空管を選ぶ意味がない,でも1000Vを越えるとかなり危険てなわけで,真空管アンプの「禁断の果実」みたいなものです。いや,フグのキモって感じですかね。

 1000Vを越えると,絶縁をきちんと考えないと放電しますし,万が一の配線ミスやトラブルで大きな事故に繋がることも心配です。うっかり感電してしまうと,おそらく「痛い」では済まないでしょう。あー怖い怖い。

 しかし,その怖さの向こう側にある世界は,知る人だけが知る別の地平です。シングルアンプというこれ以上ないくらいシンプルな回路構成で,駆動しにくい大きなスピーカーを大電力で堂々と動かすその姿と飛び出してくる音に,すっかり飲まれてしまうのだそうです。

 真空管オーディオの,1つの到達点と言われる真空管です。

 まともなものなら,中国製でも2万円とか3万円とかするものなのですが,それがどうしたことか6500円です。壊れていても文句の言えない価格なのですが,あいにく私は動作を確かめる方法がありません。

 それでも,まあネタとして買ってみようかと,買ってみました。

 届いたUV211は,気持ち悪いくらいの大きさです。真空管と言えばミニチュア管だった私は,GT管を見て驚き,300Bを見て腰を抜かしたわけですが,UV211は気を失うレベルです。そして太いガラス管の中の大きな電極は,まるで折り紙を押し込んだような「現実感」を醸し出しています。

 半導体は言うに及ばず,ミニチュア管でも,外側から中身が全く見えないものですし,ものとしての魅力というのは薄いわけですが,UV211は中身が見えると言うことに,とても価値のあるダイナミックさです。

 手にとってみても,そんなに悪いものではなさそうです。ただ,日付の刻印から1996年頃のものと思われ,私がまだ真空管アンプに取り組む前のものであることがわかりました。

 20年以上前のもので,どこで生まれて私の手元に来るまでにどこを通ってきたのか,ちょっと考えてみるとこういうのも縁だなあと思います。


 さて,出力管だけ手に入れても音は出ません。次に考えないといけないのはトランスです。特に出力トランスは音質に直結し,非常に高価な部品だけに,よく考えないといけません。

 シングルアンプは常に直流の電流が流れているので,コアを大きくして時期的な飽和を押さえる必要があります。コアが大きいという事は重くなり大きくなりますが,なんと言っても透磁率の高い高性能な鉄の量が増えるという事ですから,値段も高くなります。

 安いトランスはこのコアをけちっているものですので,特に出力の大きなシングルアンプに安いものを使うと,音質に影響が大きく出ます。かといって高級なトランスは1個で10万円もしますので,ステレオで2個使うとそれだけで20万円になります。

 せっかくUV211を縁あって安く買ったのに,これではあまり意味がありません。

 こういう時は,ソフトンというお店で買える,Rコアトランスの出番です。以前300Bシングルを作ったときに,高すぎる出力トランスをどうするかと悩んで,1つ1万円弱のこのトランスを使ってみたところ,大変いい結果を得ました。とても1万円とは思えないスペックを誇り,音も特性も申し分ありません。

 EL34プッシュプルでも採用決定で,プッシュプル用のRコアトランスをすでに購入済みです。これも1つ1万円弱だったと思います。

 で,UV211に使えそうなものを探してみると,ぴったりのものが見つかりました。UV211で使うと好成績だとわざわざ書いてあります。音質もそうなのですが,UV211は1000Vを越える電圧で動かすことが普通で,UV211にオススメなトランスは高耐圧にもそれなりに配慮されているはずです。こういうところが安心に繋がります。

 残念ながら1000円ほど値上がりしていましたが,UV211に使える10kΩのインピーダンスの大型のものが,2つ買っても4万円までで揃いました。こういうのは,欲しい時に売っているとは限りません。あるうちに買っておくのが正解です。

 あとは,詳細な回路設計が終わってから揃える事にしましょう。ぱっと思いつくのはUV211用のソケット,電源トランス,そしてシャシーです。どれも高そうです。

 ただ,人生も折り返しをとうに過ぎた私としては,こんな大きく重たいものを作って,後始末が大変じゃないかと気が重くなっています。本当にこのUV211に灯が灯ることがあるのでしょうか・・・


・FOSSIL Q ハイブリッドスマートウォッチ

 私は,日時を理由にものを買うことに消極的で,「欲しい時が買い時」という考え方で買い物をする人です。買い物をする理由は時間ではなく「欲しい」か「欲しくないか」だ,というわかりやすい行動原理を旨としています。

 故に,他人に対する買い物,言い換えるとプレゼントも良さそうなものがあったらその都度プレゼントをする,と言う仕組みになっていて,ところがこれがなかなか理解されず,えてしてプレゼントの習慣がない寂しい人間だとそしりを受けるわけで,当の本人はそんなに卑屈に感じていなかったりするので,ますますもって始末に負えません。

 つまり,プレゼントを気前よくする人に見えたり,逆に一度もプレゼントをくれたためしがないケチに見えたりと,人によって私の印象が大きく異なるのです。

 その点,日時を理由にプレゼントをする人は,無難に誰に対しても公平に振る舞えるわけで,代わりに買った品物がつまらなかったりダブったりすることを覚悟せねばなりません。そこで「プレゼントをしようという気持ちが大事なんだ」とか,私に言わせればそういう精神論で逃げちゃうわけです。

 ここで大事な事は,私が「欲しい」と思ったものを,相手も「欲しい」と思う可能性が極めて低いことに気が付いたことで,結局のところ,品物だって気持ちだって,独りよがりはいかんと,思い知ることになるわけです。

 話が逸れました。

 なにかと世話になっている嫁さんに,Fossil Q ハイブリッドスマートウォッチを買ってあげたという話です。

 私のPebbleTimeRoundを見て「いいなあ」とつぶやいている嫁さんを知っている私も,さすがに手なずけるのに一苦労するPebbleをそのまま使ってもらうのは気が引けました。

 それに,いかにも「スマートウォッチです」という風体の腕時計を持つということは,自らをガジェット好きであると説明して回っていることと同じであり,そうしたこだわりのない嫁さんには,きっと抵抗があるだろうと思いました。

 そもそも,2日に1回充電をしないといけないという,ペット並みのお世話が必要な腕時計を,自分自身がペットのようなのんびりな嫁さんが維持できるとは到底思えません。

 ということで,「Pebble(24時間完全サポート付きで)買って欲しい~」という無言の圧力を果敢に無視してここまできたのですが,昨年の秋頃に発表になったFossil Qハイブリッドスマートウォッチを見て,ピンときました。

 かなり大きいですが,ぱっと見た目は普通のアナログ腕時計です。ビジネスシーンにも使えそうな端整なデザインで,革のベルトもよく似合っています。

 しかしちゃんとスマートウォッチの基本機能は押さえてあり,通知も飛んできますし,歩数も数えてくれます。

 私が素晴らしいと思ったのは,充電式ではないことでした。大型のリチウム電池CR2430で半年間動きます。電池が切れたら交換です。

 充電式の方がいいように思いますが,充電を習慣にするのは案外面倒な話で,年2回程度のメンテで動き続けるのであれば,私は楽だと思います。1年も2年も持つ時計の電池を交換するのは結構大変で,下手をすると防水の機能が失われて本体も壊れることがあるのですが,これだけの頻度で電池の交換が必要な時計なら,簡単に確実に,しかも何度も交換出来るようにしっかりと作られている必要があるでしょう。

 1つ100円ちょっとの電池ですので,10年使っても2000円ほど。これで充電の手間から解放されるなら,私は安いと思います。

 クリスマスに間に合うように調達し,25日に渡しましたが,嫁さんは自分のiPad2(これも私が買い与えたもの)と繋いで動かす事が出来ない様子です。見ていると,ペアリングにすら成功していないようです。

 何時間か格闘し,もうダメだ,とさじを投げそうになるのを見かねて,私がサポートに入りました。画面を縦にしないとうまく動かないというのが原因だったのですが,私がやれば5分で解決。やれやれ,先が思いやられます。

 表現力の寂しいアナログ時計ですので,そんなにあれこれと機能があるわけではなく,セットアップは案外すぐにおわり,早速毎日使ってくれているようです。

 見た目がなかなかよいので,私も買おうかなと思ったのですが,よく考えたら私はBlackberryユーザーです。残念ながらこの時計は使えません。危ないところでした。

 私がレビューを書けないので,嫁さんに一言インプレッションを聞いてみました。

「まずデザイン性、モノとしてとても気に入っています。ただ、使っているのが通知だけなので、バイブが弱いのと余計なメールを整理していないせいで、そんなに上手には使いこなせていないです。」

 ということらしいです。

 まず,狂わない時計であるという観点がスパッと抜け落ちていますね。時計にとって最も基本的で最も重要な機能について,この程度の認識ではもはや時計を持つ資格などないと言って差し支えないでしょう。

 いつ見てもその時刻が正確である事の喜び,それが何の苦労もなく実現することのすごさ,まずはそこを絶賛せねばなりません。

 バイブが弱いというのは確かにそうかも知れませんが,,バイブで通知される情報に大事なものがないと思っているから,振動に気が付かないんじゃないかとも思います。

 インプレッションを見ると,要するに役には立ってません,ということです。

 なお,このインプレッションには続きがあって,「実は今日は忘れてきましたテヘペロ」とのことです。もうね,インプレッションを書く資格もなければ,聞いた私もバカだったと・・・

 仮に忘れてきても,私なら黙っておくけどねえ。


・DE50キット

 ワールド工芸のキットで,DE50のキットが出ると聞いて買いました。DE50はDE10とDD51の間を狙ったディーゼル機関車で,16気筒の高出力エンジンを1つ,DE10と同じ5軸のレイアウトで搭載する珍しいものです。

 結局,かえってエンジンの種類が増えてしまうことを現場が嫌ったことに加えて,数が余りそうになったDD51がDE50を想定した線区にも入る様になって,量産化は見送られたわけですが,試作名でもなく,900番台でもなく,いきなり1号機だったことからも,それなりの完成度と量産計画があったのだと思います。

 鉄道模型が趣味の真ん中にあった10年ほど前に,DE10をベースに改造してDE50の模型を作ろうかと思ったこともあったのですが,細部に違いが多すぎて断念した経緯があります。それがキットで,しかもワールド工芸から出るというので,買ったのです。

 しかし,老眼が進んだ今,これを作るだけの根性も時間も沸いてきません。腕も落ちているだろうと思いますし,どうしたものかと・・・コンプレッサーも動くのかなあ。

 
・シルバニアファミリー

 子供のクリスマスプレゼントに,「あかりの灯る大きなお家」とやらを買いました。知らない人が陥りやすい,人形や家具が別売りという罠も無事に回避,ワクワクして箱から取り出したら殺風景な家だけがごろんと出てきて,小さな子供が号泣したという先人たちの失敗を繰り返すことはありませんでした。

 娘としては,オモチャならなんでも良かったという感じらしく,特にシルバニアファミリーを指定したわけではありません。しかしここでくだらないオモチャに手を出されると後々厄介なので,少々高価でも長く楽しめそうなもの,作りがしっかりしていて,年齢や年月でも陳腐化しにくいものとして,シルバニアファミリーを選んだというわけです。

 これ,買ってみて分かったのですが,かなり細かくて良く出来ています。いわゆるドールハウスのような大人っぽさはなく,そこはオモチャの範疇に入るものなので,全体的にプラスチッキーですし,怪我をしないように細かい部分も尖った部分も極力排除してあり,その点でもディテールの再現は厳しいです。

 でも,色調も落ち着いているし,光り物や音,変形などのギミックも控えめで,大人が見ていても飽きません。

 長年続いているシリーズであることも,世界観がしっかりしていることも,オプションも豊富で,1つ1つはそれほど高価ではなく売っている店も多いことは安心です。

 また,サポートページから壁紙のダウンロードが出来るようになっていました。そのままでは殺風景だった家の中も,壁紙を貼り,家具を並べていけば賑やかになります。

 ダウンロードして印刷,そして切り抜いて糊で貼るんですが,この作業が実はとても大変でした。印刷に時間がかかりますし,複雑な形状をカッターで切り抜き,最後に張り付けるわけですが,このうちどのプロセスに失敗しても印刷からやり直しです。

 ただ,そうした失敗を乗り越えて,壁紙を貼り付ければ見違えるような綺麗さになりました。切り抜いたものの張り付け場所が分からなくならないようにと,裏側にサインペンで数字を書いたのですが,これが透けて見えてしまうのは内緒です。

 そうそう,この家は単三2本を入れると室内灯を点灯させることが出来ます。でも,今どきムギ球なんですね。見方を変えれば貴重なのですが,やっぱり電池がすぐ切れるのも嫌なので,これは電球色LEDに交換です。

 また,別売りの室内灯も売られており,これも買ったのですが,LEDはLEDでも黄色のものでした。これはいかん。電球色に交換です。

 全部で4つ,電球色のLEDに交換して完成です。満足感で一杯になったのはどうも私だけらしく,娘は今ひとつ遊んでくれません。


・ダイソンDC45の延長パイプ

 12月29日ですが,いつものようにDC45で掃除をしていたら,ロングパイプの本体側の付け根の部分がグラグラします。よく見ると折れています。

 あちゃー,また壊れました。

 これではまともに掃除が出来ません。急遽amazonを探しますが,DC45のものだけ売り切れです。悔しいですねえ。

 かといって放置するわけにもいかず,年末という事もあり,えいやでDC61の延長パイプを買いました。3000円ちょっとです。納期が最短で一番安いものが赤色だったので,それにしました。私は色にはこだわりません。

 届いたパイプは,分かっていたことですがそのままでは本体には取り付けられません。変な出っ張りがあるので,取り付けられないようになっています。しかし,タービンブラシ側はそのまま取り付け可能でした。

 本体側で削る必要があるのは,取り付け部の左右のレールです。これが本体側の溝にはまり込むのですが,DC45には溝がないので削る必要があります。

 また,電源供給用のコネクタにも,縦にガイドが立っていて,本体側の溝にはまり込むようになっています。これもDC45には邪魔なので削ります。

 どうやって加工するかを思案したのですが,リューターでぱぱっと削りました。空気が乾いているので静電気がすごく,作業終了後の掃除が大変でしたが,とりあえず綺麗に削ることができて,問題なく取り付ける事ができました。

 万が一加工しても取り付けられないとか,加工に失敗した場合を考えて,折れたパイプをエポキシ接着剤で固着する暫定対策もしておきました。接着剤なんてのはどうせすぐに取れてしまうと思っていたのですが,ABSとアルミというのは案外いい組み合わせらしく,非常に頑丈にくっついています。数日使ったくらいではびくともしませんでした。

 しかし,本命のパイプの加工に成功して使えるようになった今,邪魔になってしまいますので,捨てました。

 考えてみると,DC45も随分壊れては修理をして,根性で使っています。電池も弱ってきていますが,純正品の予備が手元にありますし,タービンブラシもほぼ新品のものがあります。ビンはDC35のものを改造して使っていますし,回路の故障も部品の交換で復活しています。

 しかし,少し前にモーターから異音がしていましたので,実はもうそんなに長くないんじゃないかと思っています。掃除機をかけることのストレスがほぼゼロになった革命的な家電で,これなしの生活はもう考えられないだけに,モーターが壊れればもう買い直すしかないなあと思っていますが,ここまでくればもう知恵比べです。出来るだけ修理して,長く使ってみます。


・花札と将棋

 花札は実家にあった古いものを送ってもらったところ,娘が綺麗な絵札に興味を示して遊ぶようになりました。ただ,乱暴に扱うので,我が家できちんと買い直そうと思っていたのですが,年末に買うことにしました。

 実家にあったものと同じものはすでに廃番になり,任天堂の「大統領」を買いました。薄くて軽くて仕上げも綺麗で,重なったときに音が「パリン」となって,いい出来ですね。

 あまりに綺麗なので,娘には大事に使えと釘を刺したんですが,そのことで帰って遊ばなくなってしまいました。

 将棋はどういう訳だか,娘が興味を示して,買え買えとうるさいので買いました。

 でも,将棋のルールを知っているのは家族でも私だけですし,その私だって知ってはいますが無茶苦茶弱いです。もったいないなあと思いつつも,もしかすると将棋をやり出すきっかけになるかもと,木製のコマと板を買いました。どっちも任天堂のものです。

 ファミコンやその後のゲーム機において,ハードもソフトもとても真面目に作り込んであった印象が,花札や将棋にもそのまま共通の印象として存在していて,安心して任天堂のものを買うことが出来ました。手にしたもののクオリティも期待通りで,この値段でこの品質というのはさすがと思いました。

 私は結構うれしかったのですが,当の娘は将棋のコマが面白いだけの話らしく,読み方は覚えてくれたんですけど,並べ方には到達していません。並べ方の次は動かし方,動かし方の次は実戦と,まだまだ先は長いです。

 せっかく新しいコマと板があるのですからゲームをしたいのですが,なにせ私だけがルールを知っていてもゲームにならないので,もっとも稼働率の低いオモチャになっています。寂しいものです。

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