まさかこれほど写るとは
- 2006/11/24 01:38
- カテゴリー:カメラに関する濃いはなし
MZ-10ですが,テスト撮影をしました。
結果に私は驚きました。MZ-10,確かにちゃちですが,これほどの基本性能とは。
これは,テスト用にと2000円で買ってきたSMC PENTAX A 80-200mmなのですが(実はAFレンズと形がそっくりで,家に帰ってよく見るとマニュアルフォーカスのレンズでした),いかにも廉価版の素人さん向けズームレンズ,という見てくれとは裏腹に,なかなかしっかり写っていると思います。
主観的ではありますが,立体感があって,安いのに非常にまじめな写りに,期待以上のものがあります。設計や製造にどれくらいペンタックスが関わっているのか,この時期のレンズには怪しいものもありますが,それでもSMC PENTAXを名乗るレンズであるからには,一定の基準を満たし,かつ,そこに何らかの意志が込められているのでしょう。
SuperTakumar55mmと,500円で買ってきたSMC PENTAX FA35-80mmも試してみましたが,どれも露出はばらつかず,AF精度もばっちりで,意外だった1/2000秒の正確さを考えると,うちでF70DやF3並に高性能なカメラということになってしまいそうです。
構造的に壊れやすいというのが気になるところですが,私の知るM42時代のペンタックスの良心は,少なくとも1990年代後半までは生きているのだと分かった次第。
ニコンとは違った方向性が垣間見え,大変に良かったと思います。いいなあ,ペンタックス。