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2025年06月の記事は以下のとおりです。

専属ボーカリストがやってきた

 中学生の娘がいわゆるボカロ曲にはまっており,その関係でこれまで遠巻きに見ているだけで積極的にかかわらなかった,ボーカロイドを真面目に勉強してみることにしました。

 今年の3月頃に始め,ひととおり理解出来たことから,娘が欲しがっていた初音ミク(V4X)のスターターキットを購入し,私自身はいろいろな評価版を使って,最終的に購入するものを選ぶ事にしました。

 ところがその後忙しく,まともな評価が出来ないまま評価期間が終了,結局初音ミクとは縁のない生活に戻ったのでした。

 しかし,その評価版を使って途中まで作っていた楽曲が気になり,とにもかくにも最後まで完成させてしまおうと思い立ち,同時に購入する歌声合成ソフトを選定することにしました。

 最終的に選んだのは,その歌声のあまりの自然さに度肝を抜かれたSynthesizerVでした。

 正直な話,製品名があまりに普通過ぎる上にボーカルを連想できないものである上に,あまり耳にしないソフトであること,そして価格が安いこと,代理店がよくわからんところであることで,俎上に登ってはいませんでした。

 しかし,実際にデモをきいてみると,これがまあすごいこと。

 いわゆるベタ打ちで,もう人と区別出来ないほどの歌声をあっという間に生成します。いわゆるコブシであるとか,ビブラートの深さや時間的変化も自然で,正直ここまで歌える人間もそう多くはないと思いました。(私は無理です)

 しかも,高温でケロケロとした不自然な声になることもなく,また低音で音質が激しく劣化することもなく,本当に上手いボーカリストを一人雇った感覚です。しかも,彼女への指示は感覚的なものでよく,専門的,具体的である必要はありません。当然自分で歌ってみる必要もありません。なんだかとっても偉いプロデューサー大先生様になった気分です。

 きけば,AIを使って調声を自動で行うらしく,なるほどその歌い方が今どきのものだとわかります。これは1980年代の曲を打ち込んでみるとよく分かり,そのせいで曲全体がぐっとモダンに聞こえるようになります。

 価格は3つのデータベース(声のデータ)から1つを選ぶ権利がついて15000円ほど。もう1本選ぶセットで2万円ちょっとで,この魔法のようなソフトが手に入ります。今どきサブスクリプションでないのがまたうれしいじゃないですか。

 評価版を使ってその表現力と手軽さに衝撃を受けた私は,モチベーションが下がらないうちに2本選べるパックを購入,早速インストールをして,1曲仕上げることにしました。選んだ歌声データベースは,日本語音声の標準であるMai2です。

 とはいえ,最初から欲張るとろくなことがありません。

 もともと,初音ミクの評価では,20年ほど前に打ち込んだある曲のMIDIデータをDigitalPerformerに吸い込み,これをほぼ修正せずソフトシンセででっち上げます。

 で,これにボーカルをのせるということを行ったのですが,メロディラインだけはボーカル用に打ち込み治す必要があって,リアルタイムで打ち込んだものに修正を重ねて,初音ミクに歌わせたのです。

 しかし,PiaproEditorのあまりの作業性の悪さに心が折れてしまい,未完成に終わりました。今回のSynthesizerVでは,この作業を仕切り直すことにしたというわけです。

 さて,そのSynthesizerVをさくっと紹介します。もともと中国のある青年が,たった一人で作り上げたと言われる歌声合成ソフトで,大企業の優秀な技術者がよってたかって作ったものとは違います。

 事業化にあたって選んだ場所は日本。どういう事情かわかりませんが,どんな理由にせよ歌声合成なら日本だ,と言う心意気がうれしいじゃないですか。

 中国生まれのソフトらしく,マイナーバージョンアップなのに「全面書き直し」とか,しれっとすごい機能が追加されたり,MacでいえばAppleSiliconに素早く対応したりと,その機動力の高さにワクワクが止まりません。未だにインテルコードのPiaproは恥を知るべきです。

 方向性としては,細かい調声をせずとも自然な歌声になるという全自動ソフトです。手間もかかるし知識も技術も根気も必要な調声を自動化することは,歌声合成の敷居を下げるでしょうし,1分1秒が惜しいプロにとっても,作業時間を短縮することに繋がりますから,とてもありがたいのではないかと思います。

 そしてAIによる「今どき」の歌い方を即座に反映してくれます。おそらくですが,このフレーズなら,この音符の動きなら,この歌詞なら,という組み合わせをもつデータベースをもち,これに従った調声を自動的に行ってくれます。だから1980年代の音楽が今どきの歌い方になるんですね。

 ほら,ChatGPTでもそうですけど,こういう答えが欲しい時にはこういう聴き方をしなきゃ,というのがあるじゃないですか。プロンプトというのですが,SynthesizerVにおいても同じで,こういう歌い方をして欲しいなと思う時には,その歌い方をしてくれるようにデータを用意するのです。思い通りにならないときは手動で調声するわけですが,そういうことをすると返って不自然になるので,SynthesizerVを使うからには,出来るだけ自動で処理するのが正しい様に思います。

 ソフトウェアとしての出来具合もよく,繰り返しますがAppleSiliconにネイティブ対応しているので,ホストとなるDAWもRosetta2の世話になる必要がありません。ちょっとでもCPUパワーが欲しいDAWにおいて,AppleSiliconで動くことは,非常に大きなメリットです。

 データベースの容量もそれほど大きい訳ではありませんし,動作もそれほど重くはありません。安定して動いていますし,エディタの動作も軽いです。つまり,ソフトとして良く出来ているという事です。Piaproは(以下略)

 さて,このSynthesizerVを動かすDAWは,DigitalPerformer11です。

 もともとPerformerはVer4のころから愛用していた古参ユーザーですが,以前ここにも書いたように,私の使用歴はVer6.03で止まっています。その後打ち込みをする時間もなくなり,MIDIシーケンスソフトを使うことは激減,そのうちMacもOSXの時代になるにいたりPerformerも起動しなくなり,長く放置していました。

 コロナ禍に入った2020年に,ふとDP10が半額で手に入ることを知って一念発起,晴れてPerformerに復帰したのはいいものの,まるで人工冬眠から目覚めた前世紀の旧人類のゴトク新しい環境に始めず,数回使っただけで挫折,AppleSilicon搭載マシンに乗り換えてからは,すっかり興味を失い,私の心の傷になったのでした。

 2022年,DP11にアップグレードすることでめでたくAppleSiliconにも対応したのですが,それでもなかなか時間が取れず,結果として全く使いこなせない状態が続いていました。

 なので,今回の目標はSynthesizerVを使ってみることと,DP11を使って1曲仕上げることにしました。MIDIシーケンサー以外の機能について全く無知な私は,つまりDigitalPerformerの超初心者です。自分なりのワークフローを作り,自分のやりたいことがひととおり出来るようになることを,まずは目標にしないといけません。

 ある土曜日,朝10時頃から夕方16時頃までかかって,問題だった曲を1つ仕上げることができました。実は細かい修正は翌日の午前中まで散発的に続いたのですが,通しで聴く事の出来る状態になったことはめでたいことです。

 やってみて分かった事ですが,SynthesizerVはすごいソフトでした。嫁さんにも聞いてもらったのですが,ぱっと聞いただけではもはや人がやってると言っても通ります。

 発音がおかしいところも修正出来ますし,不自然な歌い方をする部分もデータの修正で自然な物になってくれます。私がやって欲しい歌い方よりももっと良い歌い方を提案してくれることもあって,まるで本物のボーカリストと対話しながら音楽を作っているような楽しさです。時間を気にすることもなく,他の関係者を拘束するこに気を遣うこともなく,リテイクに疲れて声が変わってしまうこともなく,もう自分のやりたい放題です。

 DP11もかなり自分の道具になってきた気がします。何が出来るかわからない,そんな機能があるのかどうか不明だ,という絶望的な状況から,これをやるにはどうすればいいのか,と言う状況になってきただけでも随分進歩したなと思いますが,ここからが本当に面白い世界ですので,続けて行くことが大切かなと思います。

 それにしても,DP10から付属するソフトシンセの出来がよく,とても無料でついてくるものだとは思えません。コンサートグランドピアノなどは表現力も豊かで,ついつい時間を忘れて演奏しています。ストリングスもよくまとまっていて使いやすく,リアルタイムで演奏しても適度にリアルで適度にウソっぽい感じが,ポピュラーにはうってつけです。

 アコースティックギターもなかなかいいです。12弦ギターはとても綺麗で,楽器が少ないアンサンブルでは良く馴染みます。残念なのは変に左右に音が飛ぶので,出来ればモノラルでならして,浅いディレイとちょっと深めのリバーブをかけたいなあと思いました。

 次のテーマは,もう1本選ぶ事の出来るSynthesizerVの歌声データベースを何にするか決めること,そして英語の歌詞を歌わせること,オケを今持っている機材にあわせて新たにゼロから作る事,ソフトシンセとハードシンセを両方使って作る事,です。

 ここまで出来れば,あとはいつでも自分の頭の中に鳴っている音を具現化できます。オリジナルを作るのは,アイデアをスケッチできるようになってからのお楽しみです。

REALFORCE RC1 その後

 REALFORCE RC1ですが,いろいろ試した結果,現在はスペーサーが3mm,APCは1.5mmで落ち着いています。

 長くスペーサーを2mm,APCを2.2mmで使っていたのですが,コクっとした反応が返ってきてもキーが入力されていないという状況がどうしても我慢出来なくて,ミスをしないようなタイピングを心がけることでAPCを1.5mmにしました。

 APCを1.5mmにしたのなら,せっかくだからとスペーサーを3mmにしてみたところ,浅いストロークはなかなか快適だとわかりました。

 しかし,落ち着いて考えると,これはすでにREALFORCEとは別物。せっかくの静電容量式の心地よさが死んでいて,果たしてこれでいいのかと疑問がわいてきます。

 ふと思い出すのは,昔々の東プレには,キートップの薄い,ストロークの小さな物があったことです。もうどんなモデルだったか思い出せませんが,私が最初に買った89Uと同じような時期に売られていたものだと思います。今なら,きっとそれを選んでいたことでしょう。

 気が付くのは,確かに良いキーボードを買えば一生物ではありますが,年齢と共に,あるいは用途によって,理想とするキーボードには変化が出てくるという事です。

 用途については用途別に用意することで対応も取れると思いますが,好みが変わることについてはどうにもなりません。私もかつては深いストロークを好み,力一杯タイピングしていましたが,今はそんな派手なことはしません。

 弘法筆を選ばずといいますし,自動車も運転が上手い人というのは,大きな車から小さな車,左ハンドルも右ハンドルも,MTもATも難なく乗りこなします。ユーザーインターフェイスは重要ですが,人間は機械ではなく柔軟な生き物です。

 配列が変わってしまうのは論外かも知れませんが,キーボードによる打鍵感覚の違いを楽しむくらいに,むしろなりたいものです。

電ドラボールプラスで楽をしよう

 少し前から人気商品となっているのが,電動ドライバーです。昔からある電気ドリルのようなピストル型ではなく,またペン型と呼ばれている筒状の物でもなく,見た目は普通のボールグリップのドライバーのくせに,なんと電動という優れものです。

 これ,従来型の電動ドライバーが進化してそのままの性能で小さくなったもの,といううまい話ではなく,従来のボールグリップのドライバーと同じ大きさになる程度の低出力のモーターと小型バッテリーを使うことで,基本は手動の工具である「ハンドツール」としながら,トルクが必要とされない早回し作業の効率化を目指しています。

 言い換えると,人間の力よりも大きな力を持つ「パワーツール」を出発点に小型化したものではなく,ハンドツールに小型のモーターとバッテリーを持たせて,その範囲で可能になることで省力化するというものでしょう。

 考えてみると,途中のクルクル回す作業は私もドライバーの軸をつまんで高速で回転させ,グリップをはずみ車として慣性を使って,楽をしながら高速でネジを回していました。この作業を電動で行おうという話だということです。

 このあたりの商品コンセプトは,メーカーのカタログには書かれていたりするのですが,もはや当たり前過ぎるのか,私が見た限り明確に書かれた記事やレビューを見ることがなく,実のところ私は買って使ってみるまでどういう商品なのか,わからずにいたのです。

 せっかく電動なのに最初と最後は手で回すってなんじゃそりゃとか,こんな小さなトルクで意味あんのかとか,クラッチがないとネジをなめてしまうがなとか,どうもイメージが沸かずに毎回「まあいいか」と買わずにいました。

 ここが一番重要なのですが,電動であることは強い力で回すことではなく,速く回すことにあるというわけです。確かにネジを回すときには,最初と最後は注意をして回しますが,途中はクルクルと力のいらない単純な作業になることが多いですよね。

 ここを省力化するのが,どうも流行っている電動ドライバーの狙いみたいです。だから最初と最後は手で回しますし,トルクが小さくても良いし,クラッチも必要ないわけです。その代わり,手で回す作業に違和感がないようなグリップの形状と大きさを実現しています。

 加えて,私自身がプロの間では標準となっているボールグリップが苦手で,長年使い続けているベッセルのクリスタラインの方が締め具合も早回しも勝手がわかっているので安心だったというのもありました。

 ただ,先日洗濯機を分解して掃除することになり,あのたくさんのネジを手で緩めるのは大変だなあと思った時に,ふと思い出して買って見る事にしたわけです。

 いざ買うとなるとどれを買うか,と言う話になるのですが,プロも使うベッセルとパナソニック,そしてそれ以外に価格帯で分かれていそうです。でも,こういう道具はしっかりした物を買いたいところで,ベッセルかパナソニックで迷いました。

 この分野の先駆者はハンドツールの老舗ベッセルのようで,発売時には品切れで入手が難しかったらしいです。今は二世代目になっていて,3段変速が可能です。

 ブレーキ付きで一気に人気が出たのが後発のパナソニック。さすが電動工具のメーカーだけによく分かってるなぁと思いますが,価格もちょっと高いですし,変速機能もないので今回はパス。

 ということで,お気に入りのブランドであるベッセルの「電ドラボールプラス220USB-P1」を買うことにしました。

 うーん,私に使いこなせるか。

 届いた電ドラボールは,思った以上に小さく軽く,心配していたグリップの握り心地も良いです。さすがにプロが選ぶ形状だなあと思いました。

 変速は3段階ですが,ボタンの長押しで切り替えです。切り替わった時にはLEDの表示が変わり,また回転させると照明用のLEDと同時にモード表示のLEDも点灯するのですが,回転させる前はどのモードかわかりませんので,軽く回してモードの確認をしてみるのが良さそうです。

 スイッチはスライドスイッチになっていて,ビット側にスライドすれば正転,グリップ側にスライドすれば逆転です。これ,最初は戸惑うだろうなと思いましたが,ネジが進む向きをイメージすればなんと言うことはなく,10分もすれば慣れてしまいました。

 先程も書いたLEDの照明ですが,私自身普段困った事がないので期待していませんでした。しかし,実際に使ってみるとなかなか便利で,作業性がアップします。

 トルクが小さいというレビューも見ますが,もともとそういうコンセプトの商品なのでそこは文句の言いっこなしです。個人的にはちょうどいいところで止まる感じで,そこからの本締めは手で行うのにちょうどいい塩梅だと思います。

 3段階のうち私は一番低速度の物を使っています。長いビスなどは高速で使う方が楽なんだろうと思いますが,ブレーキがないので早めにスイッチを切らないと,手が持って行かれます。

 ブレーキがあるとこういう気の遣い方をしなくても作業に没頭できるわけで,やっぱりブレーキはあった方がいいみたいです。

 回転が完全に止まるとロックがかかるので,グリップとビットが直結した感じになり,手で締めることができます。とはいえ,内部でグリップに繋がっているわけではなく,遊星ギアを介して繋がっている状態ですから,あまり力をかけると壊れます。ラフな遣い方をするとまずいので,このあたりは慎重に厚かった方がいいと思います。

 特筆すべきはビットの精度の良さです。メッキや塗装がないせいもありますが,M3のビスががっちり食いついて,下を向けても落ちないくらいです。グラグラすることもなく,まるで吸い付いているような一体感があり,実に気持ちがいいです。

 同じベッセルでも私のクリスタラインはここまで食いつきませんので,これだけでも価値があると思いました。

 また,強めの磁石が埋め込まれているそうで,手が入らない場所のネジ締めでも,ネジを一度も落とす事なく作業できました。こういう,ドライバーとしての基本がしっかりしているのは,さすがにベッセルです。

 さて,実際の作業に入ると,これがもう快適で快適で,これ無しには戻れません。手で回すのも握りやすく力が適度にかかり,スイッチを直感的にスライドすれば意のままに高速でネジを回すことが出来ます。無理せずとも,自然に電動と手動を使い分けるようになっていました。

 とはいうものの,前述のようにブレーキがないことにはちょっと戸惑うところがあり,手首をぐいっと持って行かれますし,そのせいでネジを押し込む力が緩くなってしまいがちでした。しっかり持つと手首かドライバーの内部か,はたまたネジ自身を傷めてしまいますから,やっぱりブレーキは欲しいです。

 気になった点もあります。ます充電要のUSB-TypeCです。TypeCは便利なので好意的な感想が目に付きますが,私自身は微妙かなと思っています。確かに便利ですが,安全性という点で私は疑問を感じています。

 先日,パナソニックがシェーバーをリコールしましたが,これはコネクタ部に水が入り込み,端子をショートさせたことで発煙発火に至ったものでした。Type-Cは端子の間隔が狭く,電源とGNDがショートしやすい構造になっています。実はこの手の事故は最近増えていて,各メーカーは密かに対策を打っているんですよね。

 ただ,こういう話って公知の物はないようですし,またUSB規格に規定された物でもありませんから,事故が起きて初めて気が付くようなものだと思います。

 で,この電ドラボールプラスはゴムのキャップが着いているとは言え,グリップのてっぺんにコネクタがあります。ここから水が入り込むことはどうやっても防げそうになく,濡れている状態で準電を始めれば,かなりまずいことになるんじゃないかと思います。(怖くて試してはいませんが)

 あと,こういう工具は自動車に積んだままと言うケースもあると思いますが,高温になる車内で電池の安全性はどれくらい担保されているもんなんでしょうか。私は自動車に乗せることはありませんが,真夏の炎天下で使うことはあると思いますので,心配にはなります。

 それから,ビットを交換出来るドライバーには無理もないことなのですが,ビットのぐらつきが気になります。ベッセルは嵌合部にゴムリングを持つビットも用意していて,これだとグラグラしません。ナイスアイデアだと思うのですが,これに交換するのもいいかもしれません。

 さて,私はもう1つ便利な遣い方をしています。電動ピンバイスです。ピンバイスは1mm以下の穴をドリルを折らないように慎重に丁寧に開けるための手動工具ですが,1つや2つの穴開けなどのちょっとした作業で,いちいち電動ドリルやボール盤を用意するのが面倒くさすぎて,3mm程度の穴もピンバイスで開けることが多いです。

 でも,さすがに1mmくらいのアルミ板に3mmの穴を開けるのは大変で,ハンドドリルが欲しくなるところでした。でも,ハンドドリルって結構大きくて,収納も面倒なんです。それに収納するなら電動ドリルを出してくればいいわけですし。

 そこでこの電ドラボールです。固い金属は無理ですが,アクリル板や1mm程度のアルミなど,そこそこの作業がこれで解決するでしょう。私は3.2mmをよく使うので,このサイズのビットを用意しました。例えば基板に固定用の穴を追加で開けるときなど,穴を開けてその場でネジ締めまで出来てしまう便利さです。

 もともと手動で開けていた穴ですから,電ドラボールのトルクで十分ですし,それ以上の重たい作業は本気で電気ドリルを出してこないいけないシーンでしょう。

 ということで,大幅に作業効率をアップするこの新しい工具。小型モーターとリチウムイオン電池がこのサイズで実用的な工具を実現してくれました。パワーツールが小型化しハンドツールサイズになったものではなく,ハンドツールがサイズを変えない範囲で電動化したというのが「その手があったか」と思わせる便利商品に繋がったわけですが,すでにこのジャンルが確立し,開発競争が始まっていることを考えると,まだまだ数年は進化した新製品の登場に目が離せない状態が続きそうです。

 

 

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