エントリー

2025年11月の記事は以下のとおりです。

Walkmanの修理~その8~WM-805再修理編

  • 2025/11/28 22:10
  • カテゴリー:make:

 故障が発覚したWM-805の1号機(赤)ですが,WM-F701Cのレストアが完了したので本気で修理することにしました。

 現象としては,再生が出来ず,早送りになるというものです。早送りや巻戻しは正常に行えますが,再生ボタンを押しても早送りになってしまいます。プランジャを手で外すと再生hできることから,プランジャが動いていないことが原因だろうと目途を立てました。

 まず調べるのはプランジャの断線もしくはリークです。断線の場合は無限大の,リークの場合は極端に低い抵抗値になるのですぐに判断が出来るのですが,今回のケースは12Ωとプランジャとしては正常値でした。

 そうなるとプランジャを動かす信号に問題があるという事になるわけですが,私の場合マイコンの出力から調べていきます。マイコンが死んでいたらそこでもう完全に詰みますから,諦めもつくというものです。

 マイコンの25ピンがプランジャへの信号です。オシロスコープで見ると再生ボタンを押すとちゃんと駆動用のパルスがでています。パルスがでているのにプランジャが動いていないわけですから,プランジャまでの経路のどこかに故障箇所があるはずです。

 次はトランジスタのベースに入っている抵抗です。ここはパルスがでているので問題なさそう。そうするとトランジスタが怪しいです。

 このトランジスタはちょっと面白くて,小信号用のNPNと電力増幅用のPNPの2つが封入された複合トランジスタです。NPNとPNPを組み合わせてプランジャをドライブしているわけです。

 調べていくと,PNPのコレクタに,中途半端な三角波のような波形が出ています。これでは駆動しきれません。トランジスタの不良か,逆起電力を吸収するダイオードのショートが疑われます。まずダイオードを外してみますが,改善せず。ということは犯人はダイオードではありません。

 それならばと,もう面倒なのでトランジスタを交換します。すると綺麗な矩形波が出てくるようになり,見事にプランジャが動作するようになりました。当然再生も問題なく行われます。

 あとは組み立てて動作確認ののち,修理完了。残念ながらピンチローラーを再生品にしたのでワウフラッターは増えてしまいましたが,これはもう仕方がありません。

 それに,今回の修理で,電解コンデンサの電解液の臭いが鼻につきました。はやりジワジワと基板を壊しているだと思いますし,今回のトランジスタの故障も電解液の仕業かも知れません。

 ということまで考えると,このWM-805も,そんなに長持ちしないだろうということです。まさか電解液をすべて綺麗に洗い流すわけにもいきませんし(もちろん丸洗いという手がないわけではありませんが),ジワジワと基板が溶けていって壊れることは,もう避けようがないんじゃないかと思います。残念ですが,仕方がありません。

 今回は非常にはっきりした症状でしたし,回路図からプランジャの駆動回路が特定出来て,しかも部品も少なく簡単な回路だったことで修理も管理も短時間に簡単にできました。いつも幸田と楽なんですが,つくづく思ったのはやっぱりオシロスコープがないと,こうはいかなかっただろうなという事です。

 100MHz程度でよいので,自分の思い通りに動かせる,手に馴染んだオシロスコープを1つ持っておくと,とにかく便利にだと思います。その時,ボタンで設定を変えるものより,ツマミやタッチパネルで直感的に操作できるものが良いですねえ。

 オシロスコープを触ることが目的ならこの際なんでもいいんですが,目的は波形を見ること,その波形から原因や問題を特定することにありますから,オシロスコープの操作などでややこしいことを考える事など面倒で出来ません。息をするようにオシロスコープを使うこと,これが一番です。

 それに,プローブを押さえているせいで,概ね片手が塞がっているものです。そんなときにぱっと空いた毛一方の手で設定を変更出来るツマミは,やはり便利だと私は思います。まあ,使い慣れたものが一番です。

 

Walkmanの修理~その7~WM-F701C編

  • 2025/11/28 12:23
  • カテゴリー:make:

 Walkmanの修理に没頭したのが2年ほど前のこと,完全な修理は難しく,また手間をかけても実用性に乏しいこともあり,以来完全に遠ざかっていました。

 ところが,先日偶然にもWM-F701Cというモデルが入手出来たことで,久々に修理をやってみることにしました。確かベルトは在庫があったよな,ガム電池も大丈夫,ヘッドフォンの特殊コネクタもケーブルを作ったよなと,一応考えてのことでしたが,それでも3桁型番時代のWalkmanですから,モチベーションはそれほど上がりませんでした。

 しかし,調べてみると数の少ないDolby-C対応モデルである事がわかりました。WalkmanではDolby-Bまでの対応がほとんどで,私個人はそれでも十分だろうと当時も今も思っているのですが,それでもDolby-Cにはノイズリダクションの強さに加えて,自然な効き具合というメリットもあります。

 Dolby-Cで残してあるテープをわざわざDolby-Bで録音しなおすのも手間でしたし,それも結局劣化コピーですからバカバカしいなと当時も思った事を覚えていますが,期待したのはDolby-Cを搭載するほど高音質にお金をかけているという事実でしょう。

 私が手にしたモデルは安いモデルばかりで高音質を謳っていませんでしたから,今回のモデルがどんなものかは興味がありました。メカはWM-805などと同じと思いますが,電気回路でどれくらいこだわっているかも見物です。

 回路図をざっと見ると,やたらと部品が多いことに気が付きます。まずプリアンプはなぜかフラットパッケージをQFPに変換する基板にマウントし,基板に実装してあるのが気になります。MHC8570EQ01という珍しい名前を検索してもDatasheetはおろか,ほとんどひっかかりません。歴代のWalkmanでもこれを採用したのはWM-701C,702C,703Cという回路を共用している兄弟機のみのようですし,なかなか興味深いところです。

 推測ですが,これ,もともと高音質部品としてICの開発段階から評価をすすめていたんじゃないでしょうか。開発中はセラミックのQFPで試作を進め,量産ではフラットパッケージに移行するのに基板のパターンは再設計しないで流用するため,変換基板をはさんだんじゃないかと思います。

 そんなことより,それまで(そしてこの後)国内の東芝やロームのプリアンプを使っていたWalkmanが,わざわざ違うメーカーの部品を変換基板をもちいてまで使ったのか興味のあるところで,それが音質に起因する物だとしたら,このモデルは特別なものだと言えるんじゃないかと思います。

 そして,DolbyのICが2つも搭載されています。通常DolbyのICは2ch入ったICを1つだけ使うのですが,このモデルではDolby-Cに対応するため,当時はまだなかった2chのICではなく,1chのICを2つ搭載するという策に出ています。これ,電気設計的には苦渋の選択で,担当者の悔しさが伝わって来ます。

 しかも,そのICがなかなか巨大な面積を専有するんですね。おかけで本体側の基板は2枚にわかれ上下に重なって搭載されました。製造も大変だったはずで,これしか方法がなかったんだから仕方がないんでしょうけど,それでもDolby-Cに対応しようという気迫のようなものは感じました。

 ラジオはAM,FMに12chまで対応したTVの3バンドですが,これもかつて私が修理したWM-FX70とは違う構成になっています。ただこれは時代的なものが多いように思えていて,長く使われていたCX20111というラジオ用のICが使われているあたり,他のソニー製のラジオを基本に小型化した物じゃないかと思います。

 さて,入手した個体は,電池からの液漏れで周辺が錆びてしまっているような個体ですが,あまり使われていなかったものらしくキャプスタンもヘッドも綺麗ですし,ピンチローラーも新品のようです。もしかしたらベルトを交換するだけで動くかも知れません。

 ということで分解し,グズグズになったベルトを除去してから,プーリーを綺麗に磨いて新しいベルトをかけますが,残念ながらまともに動いてはくれませんでした。テープはかろうじて走るのですが,ワウフラッターが非常に大きい上,REWもREVの再生も出来ません。

 指で回してみると,巻取側のハブが固着していました。そこで各部のグリスアップと注油を行ったところ,ワウフラッター以外は解決してくれました。

 ワウフラッターの問題で気になるのはプーリーの汚れによる回転ムラですが,これはかなり押さえられているようです。そうすると次はキャプスタンとピンチローラーですが,キャプスタンは綺麗ですし,プーリーの清掃で取り外して注油してから組み立てていますので,ここは問題なし,

 だとすればピンチローラーが問題なはずなので,外して確認するとカチカチに固まって表面もツルツルになっていました。これじゃテープがしっかり進むはずもありません。

 幸か不幸か,かつて修理したWM-805(赤)が壊れて動かなくなってしまったので,ここに奢った新品のピンチローラーを移植します。この結果ワウフラッターもかなり小さくなり,実用レベルになりました。(ちなみに外したピンチローラーは紙やすりで磨いた後にWM-805に戻しました)

 これでテープは一応決着。アジマスがおかしいようで高域が落ち気味ですが,このWalkmanはアジマスを調整出来ないのでこれは割り切ることにします。Dolby-Cもちゃんと有効になっていて,その効果を実感したときにはちょっと感激しました。こんな小さいのにDolby-Cか,と。音質もかなり高く自然で,これは当時評判になっただろうなと思います。

 続けてラジオの調整です。実はここで私は一度絶望に沈んでいました。というのは,全く動かなくなってしまったからです。ラジオを調整するつもりで基板が露わになった状態でテープを再生していたのですが,この時邪魔になったつっかえ棒を中途半端に外していたので,基板の部品に接触していた可能性がありました。

 このつっかえ棒はGNDに落ちていますので,例えばマイコンの足に触れたらマイコンが壊れる可能性があります。そうなるともう修理は不可能で,私はてっきりそれで動かなくなったんだと思っていました。

 一晩がっかりしたあと,翌日にもう一度試すと動いてくれたので小躍りしたのですが,オチはOPENレバーに連動したLOCKスイッチの誤動作でした。この個体はLOCKスイッチが緩くて,少し動いただけでLOCKされてしまいます。位置としては正常な位置にありながら,実はLOCKされていたというのが原因でした。

 ということで,気を取り直してラジオの調整です。

 なお,サービスマニュアルを見たわけではないので,ICのデータシートや他の機種の例から推測で行っています。結果肝心のFMのトラッキング調整が出来ていませんし,完全な状態になっているとは思えませんので,ご承知おき下さい。

(1)まずAMからです。AMで最初に調整するのはバリキャップの電圧です。本体を531kHzにしてVTと書かれたTPの電圧を1.1Vに合わせます。

(2)次にSGを400Hzの30%変調にセットし,何かコイルに繋ぎ,本体のバーアンテナと結合します。周波数を621kHzと1395kHzに交互に設定し,CT3を回して出力電圧がサイダになるようにします。本当はバーアンテナのコイルも動かして調整するべきなのですが,パラフィンで固定されているので今回は割愛します。これでトラッキングは終わり。

(3)次にIFです。SGを999kHzに設定し,受信出来たらT1を調整して出力電圧が最大になるようにします。これでAMは終わりです。

(4)続けてFMです。まずはバリキャップの電圧を調整します。本体を87.5MHzに設定し先程のVTの電圧を3.5Vにします。

(5)次に,ラジオ基板とメイン基板を繋ぐフレキの右端,ANTと書かれたところに0.01uF程度のセラミックコンデンサを繋いで,ここにSGを繋ぎます。SGを22.5kHzのディビエーションにし400Hzを変調します。

(6)本来ここでトラッキングを調整したいのですが,残念ながらどのコイル,どのトリマコンデンサを触ってもトラッキングが調整出来なかったので断念しました。結論から言うとトラッキングを調整しなくても実用レベルだったので,これはこれでOKとします。

(7)次にステレオMPXの調整です。SGを無変調にして受信し,19kHzのTPの周波数を測定し,ぴったり19kHzになるようRV1を調整します。まあ,ここは普通にFM放送を受信しステレオになるように調整するだけでも十分実用になります。

(8)最後にゼロ調整というものを調整します。推測するにAFCがかからずに済むよう局発を合わせる物のようです。SGを82MHzにて受信し,CX20111の19ピンと20ピンの電圧がゼロになるよう,CT4を調整します。これを調整すると出力電圧が随分大きくなりますので,ぜひ調整したいところです。ちなみに私の個体では,ここがゼロになっても出力は最大にはなりませんでした。

 というわけで残念ながら,ラジオの調整はこれだけです。それでもAM,FMともにばっちり受信出来ていますし,オートスキャンも問題ありません。TVについてはそもそも現在は放送されていませんし,調整する意味もないので放置して構わないでしょう。

 最後に外観です。結構傷だらけになっているので分解して清掃したら,表面のプラスチック(ラジオ搭載のモデルの場合,ラジオ基板がおさまる蓋はプラスチックでないとだめなのです)に半光沢のクリアを吹いて傷を目立たなくして完成とします。

 WM-FM70のラジオ基板は調整が完璧に出来たので気持ちよかったのですが,この機種ではそうも行かず,ちょっと心残りがあります。ただ,ラジオの音質も良く,しばらく期言ってしまいました。ラジオだけでも価値があるんじゃないかと思うほどです。

 WM-F701Cは80年代最後のモデルで,80年代らしいヘアラインの装飾がありつつも90年代の曲線を融合した特徴的なデザインを纏った,小型軽量の魅力的なモデルです。音質も良く,なによりDolby-Cに対応した数少ないモデルです。

 メカは旧世代で消費電力も大きめですが,その分安定していますしキャプスタンが太いこともあってかワウフラッターも小さいですから,私は気に入っています。

 悔しいのはヘッドフォン端子が特殊であること,電池の蓋が欠品していることですが,どちらも普段使いに影響はないですから気にしない方が幸せです。

 久々に行ったWalkmanの修理ですが,電気的な修理はなく,メカも難しい作業はなかったです。簡単にできた部類でしたが,やっぱり楽しいものです。

 とはいえ,WM-805が動かなくなっているのをほっとくわけにもいきません。しかしこいつがなかなか手強そうで,プランジャが全然動いていないみたいなので,そのあたりから洗っていくしかないでしょう。いずれにしても面倒な故障なので,焦らず取り組んでいくことになりそうです。

AppleCare+に加入しました

  • 2025/11/19 14:46
  • カテゴリー:散財

 思う所があり,先日購入したばかりのMacBook AirにAppleCare+を付けることにしました。1年ごとに10800円で自動更新されるものです。3年で29800円というのもあったのですが,3年は長いなと思ったので1年ごとにしました。

 ややこしい話で私も誤解していたのですが,AppleCareは製品のサポート全体を指し示している言葉のようで,このサービス体系の1つであるAppleCare+というのは一種の保険です。

 いわゆる1年保証というのはハードウェア製品限定保証と呼ばれていて,ユーザーに瑕疵のない自然故障の場合に無償修理を行うという品質の保証ですが,AppleCare+は過失による破損を含めたすべての故障をカバーするもので,MacBook Airの場合,画面のや外部筐体の修理は12900円,それ以外の修理は37100円の定額料金で修理出来ます。

 一種の保険ですので,AppleCare+は購入後30日以内に加入しなければなりません。途中解約があった場合には返金されますので,このあたりも保険と同じかなと思います。

 実際の所,LCDが割れた場合など,修理代は7万円とか8万円とかかかるそうです。これがAppleCare+なら12900円で済むと言うことですから,過失による故障を1回お願いすれば元が取れるという計算です。

 ただ,保険のような物ですので,どんな修理でも適用されるかと言えばそんなことはなく,適用される修理にはルールがあります。通常の使用において使用をきたすと思われるような故障の修理が,その適用範囲です。だから,少し角がへこんだとか,画面にちょっと傷がついたとか,その程度の場合にはAppleCare+ではカバーされません。

 それは当然だといえて,もしどんな修理もカバーしていたら,ちょっと汚れただけで何度も修理に出す人が出てきてしまい,Appleは大損をすることになりますし,そのせいで保険料,すなわちAppleCare+の価格が跳ね上がることになるでしょう。

 全額自腹で修理ならどうぞご勝手に,ということだと修理を思いとどまる人もでてくるわけで,保険を使う場合にはズルが出来ないようにあれこれとルールがあり,当然それに従わなければなりません。

 保険の適用基準と同じで,このルールは公開されていないそうです。Appleの内部でも誰でも判断出来るわけではなく,判定の資格のある人に聞いてみないとわからないそうです。だから,些細な傷だと自腹になるかもしれませんし,逆にあまりに破損がひどくて修理不能になるような場合も,適用外になるようです。

 AppleCare+の大きなメリットの1つは,ハードウェア製品限定保証が延長されることにあります。

 これ,品質に対する保証が延長されることにちょっと驚いたのですが,自然故障であっても1年が過ぎればユーザーの瑕疵と同じ扱いになるところを,普通に使っている限り無償でAppleが修理代の面倒を見ますよ,といってくれているわけで,AppleCare+の最大のメリットではないかと思います。

 ただし,あくまで延長ですので,最初の1年は加入の有無に関係なくハードウェア製品限定保証が受けられますから,この点において加入によるメリットはありません。2年目以降にハードウェア製品限定保証が受けられることが大きなメリットとなります。

 つまり,AppleCare+に加入している間は,ユーザーに落ち度があろうとなかろうと,37800円以上の修理代金がかかることはなく,しかもユーザーが普通に使っている限り修理代がかからない可能性が高いという安心感が得られるというのは,なかなか良い条件の保険ではないかと思います。

 私個人は,大事使う自信があるのでこれまで使ってきたMacに対して,AppleCare+やその他の保険に加入することはしたことがありません。幸運なことに,そもそも故障することがありませんでしたから,高額の修理代に泣いたことはありません。(リコールによって無償修理になったことは何度かあります)

 聞けば,MacBookシリーズは,ちょっとしたことでLCDが壊れることがあるんだそうで,例えばヒンジの近くに米粒でも挟んだままフタを閉じると,簡単にLCDが壊れてしまうらしいです。異物を挟むようなことをしなければいいわけですが,米粒くらいの大きさのものはつい見落としてしまうこともあるわけで,持ち歩く人にとってはそんなにタフなマシンではないということを自覚するべきなのかも知れません。

 そういえば,私は引きこもり体質ですし体力もないので,家から出ることがあっても最小限の荷物しか持ちませんから,外にMacを持ち出すことなどほとんどなく,その点でも私はAppleCare+に加入しない方が良いと言われる側の人間だと思います。

 しかし,今回加入したのは,故障はいつ起こるかわからないものだと思ったからです。自然故障もそうですが,私の不注意も発生頻度は低くても起きるときは起きます。実際,これまで使っていたMacBook Airだって何度も床に落としましたし,気が付かないうちに傷やへこみが着いていました。それが故障に繋がれば,やっぱりお願いするしかありません。

 今回はMacBook Airでも上位バージョンを買いました。ゆえにマザーボードの故障のような場合では修理費用も大きくなる傾向があるでしょう。画面に物がぶつかって破損するなどは一瞬の出来事で,10年で一度くらいの発生頻度だとしても,起きてしまえば高額の修理代がかかります。

 その意味で,今回のMacBook Airは,安心して使っていようと思ったのです。1年で解約するか,2年で解約するかはその時に考えようと思っていますが,1年間故障なしで動いた工業製品はそのしばらくは壊れないものなので,2年目以降は丁寧に使うことを条件に解約するかも知れません。

 それなら,購入後から丁寧に使ってAppleCare+に加入しないと言うのも選択肢でしたし,事実これまでそうして困った事などなかったのですから,今回の加入は心配しすぎかなと思ったりします。でも,こうして迷っているときに限って,なにかやらかしてうっかり壊してしまう事ってあるものですしね・・・

 もともとMacは高価なコンピュータでした。円高が進んだ時期には随分安くなった物だと思いましたが,円安の昨今では,もっと安いPCを買うことも可能です。

 そこは長くMacを使ってきたからと言う蓄積もそうですし,macOSの使い心地が気に入っているという事も理由の1つとしてあります。加えて,AppleSiliconの強烈な処理能力です。しかも低消費電力で,MacBook Airに至ってはファンレスで動くのです。

 少々高額になってしまうMacではありますが,だからこそ高額になりがちな修理代の心配をしないで使っていたいなと思う訳です。

 

DL2050の調整完了

  • 2025/11/18 15:26
  • カテゴリー:make:

 さて,DL2050の修理の次は,調整です。

 ところで,測定器を誤差がある範囲に入るようにすることを,一般に校正(calibration)と呼んでいますが,調整(adjust)と校正は違う意味を指し示しています。

 校正は誤差がどれくらいあるかを調べ精度が保証される範囲にあるかどうかをはっきりさせることで,調整はその誤差がある範囲に入る様に調整を行うことです。

 一般に校正というと,調整のニュアンスが含まれることが多いと思いますが,瀬尾土が保証出来ませんでしたでは話にならないので,調整が前提で校正が行われているからだと思います。

 とまあ,これも受け売りで本当の所はどうなんだか自信があるわけではないのですが,私個人は校正と調整は使い分けようと思っています。なので,今回は調整のお話です。


 調整は2018年にも行っていますが,この時はCALボタンを押した後にわけもわからずデタラメな操作を行った結果,測定が不可能になるという致命傷からの復活が主なテーマでした。

 その方法も補正値が書き込まれたEEPROMを直接書き換えるという乱暴な方法で,かつよく使う直流電圧の低いレンジだけを対象として物でした。

 今回は電解コンデンサの交換と基板の修理でせっかく直ったのですから,できる限りのレンジとモードで校正を行って,調整をした上で気持ちよく使おうというのが目標です。

 ただ,この目標はなかなか大変で,SモードとMモードでそれぞれ33のモードとレンジの組み合わせがありますので,全部で66もの校正箇所があります。それをEEPROMの直接書き換えで調整すると,下手をすると1000回近くもEEPROMの抜き差しが必要になるかも知れません。

 ということで,出来るだけEEPROMへの直接アクセスが減るように考えるのですが,ともあれ直流電圧から調整します。

 直流電圧に限らず,すべての調整はゼロアジャストからはじまります。入力端子をショートした時にゼロになるようにしなければ話になりません。

 方法は,CALボタンを押して,モードとレンジをマニュアルで選び,入力をショートした状態でLOCALキーを押します。これをすべてのモードとレンジで繰り返して,終わったらもう一度CALボタンを押してCALモードから抜けます。

 残念な事に,この作業だけでは測定値が正確にならなかったので,本格的に調整を行います。

 調整はCALボタンを押してCALモードに入るところまでは同じですが,各モードとレンジにおいて決まっている値の基準電圧(もしくは電流や抵抗)を与えた上で,RELキーを押します。

 こう書くと簡単なのですが,Sモードのようにフルスケールが120000の場合には100000,Mモードのようにフルスケールが40000の場合には36000になるような基準を与えなければなりません。(なお750Vレンジでは750Vが基準電圧になるそうです)

 安定化電源があれば余裕だぜ,と思った方は少々甘いです。例えば120mVレンジでは100mVの基準電圧が必要ですが,小数点以下3桁の表示が安定するには1uVの安定性が求められます。仮に安定性は目を瞑ったとしても,DC360VやAC750Vなど,そもそも一般家庭にあるはずありません。

 ということで,校正用の基準電圧発生器が欲しくなるわけですが,残りの人生を考えたら,そんな大げさな物を買ってしまうのは遺族に対しての嫌がらせになってしまいます。ここは知恵と工夫で乗り切ります。

 とりあえず,SモードのDC1.2V,12Vレンジについては並列に繋いだHP34401Aで1.0Vや10Vを作り,これでフルスケールを登録します。Mモードについては360mV,3.6Vで登録です。

 それ以外については出来るだけフルスケールに近い電圧を与えて,34401Aと同じ値になるようにEEPROMを直接書き換えます。残念な事にISPで書き込むことが出来なかったので,一々EEPROMを外して書き込み,戻して電源の再投入という面倒な方法で行わざるを得ません。

 120mVや40Vレンジでは100mVや36Vに近い値,120Vやそれ以上の値では安定化電源の最大値である32VでEEPROMを直接いじって調整をします。誤差が大きくなりそうですが,仕方がありません。(高圧怖いですし)

 ACについてはどういう訳だか,RELキーによるフルスケールのセットに失敗しますので,すべてEEPROMの直接書き換えで調整を行います。

 基準電圧はファンクションジェネレータを用い,50Hzの正弦波で,Sモードでは100mVrms,1.0Vrms,Mモードでは360mVrms,3.6Vrmsを発生させて入力します。私のファンクションジェネレータでは8Vrmsが最大電圧なので,これ以上の電圧は8Vrmsを使って調整をするしかありません。

 ただ,AC100Vについては測定をする機会もあると思いますから,乱暴ですがコンセントの電圧を測定してEEPROMを書き換えます。

 ここまででなんと6時間ほどかかってしまいました。EEPROMを付けて外しては手間も時間もかかります。温度なんかでも値が変わりますし,EEPROMのアドレスを読み間違ったりしてなかなか大変な作業でした。

 続けて電流です。この際AC電流は測定する意味はないと思うので触らず,DC電流だけ調整をします。2018年の時点では電子負荷を持っていなかったので手も足も出なかったのですが,今は電子負荷を使って基準の電流を作る事ができるので,電圧と同じ手順で調整を進めていきます。

 次に抵抗です。これはまず,34401Aの4Wで,多回転の半固定抵抗で基準抵抗を作り,同じケーブルをDL2050に差し替えて,まず4Wモードから調整を行っていきます。

 とはいえ,高抵抗を作るのは難しいので,1MΩから上はEEPROMの書き換えで対応することにします。これが終わったら,同じ抵抗で2Wも調整を行います。

 この作業で4時間ほど。合計10時間ほどかかって,ようやく自分の出来る事を終わらせることが出来ました。

 おわってからひととおり測定を行ってみたのですが,やっぱりズレるものです。また電源投入からの値の変化も大きくて,電源投入直後では誤差が大きすぎ,これが実用範囲に入るのに30分,落ち着くのは1時間ほどかかるので,このあたりは34401Aと違ってすぐに取りかかることができず,ワンランク下がる測定器という事になりそうです。

 そんなわけで,DL2050の調整までが終わりました。DCV,ACV,DCA,2W,4W,までは調整もできましたし,誤差の範囲もある程度つかめました。ACAについてはノータッチとしましたが,そんなに大きくズレていないと思いますし,他の測定器を使うことにしますので,ここは割り切りました。

 ところで,今回はEEPROMを直接書き換えることを何百回と行いました。ISPができないながらも,作業W効率の向上とミスを防ぐ目的で,レンジとモードで66もあるパラメータがどのアドレスに割り当てられているかを一覧にした物を作りました。

 左側がアドレス,次の数字がバイト数,右側がレンジとモードです。

S-Mode
0000-0005 0,1,2 DCV120mV
0006-000B 3,4,5 DCV1.2V
000C-0011 6,7,8 DCV12V
0012-0017 9,10,11 DCV120V
0018-001D 12,13,14 DCV1000V
001E-0023 15,16,17 ACV120mV
0024-0029 18,19,20 ACV1.2V
002A-002F 21,22,23 ACV12V
0030-0035 24,25,26 ACV120V
0036-003B 27,28,29 ACV750V
003C-0041 30,31,32 2W120
0042-0047 33,35,35 2W1.2K
0048-004D 36,37,38 2W12K
004E-0053 39,40,41 2W120K
0054-0059 42,43,44 2W1.2M
005A-005F 45,46,47 2W12M
0060-0065 48,49,50 2W120M
0066-006B 51,52,53 4W120
006C-0071 54,55,56 4W1.2K
0072-0077 57,58,59 4W12K
0078-007D 60,61,62 4W120K
007E-0083 63,64,65 4W1.2M
0084-0089 66,67,68 4W12M
008A-008F 69,70,71 4W120M
0090-0095 72,73,74 DCA12mA
0096-009B 75,76,77 DCA120mA
009C-00A1 78,79,80 DCA1.2A
00A2-00A7 81,82,83 DCA12A
00A8-00AD 84,85,86 ACA12mA
00AE-00B3 87,88,89 ACA120mA
00B4-00B9 90,91,92 ACA1.2A
00BA-00BF 93,94,95 ACA12A
00C0-00C5 96,97,98 Cond(導通)

M-Mode
00C6-00CB 99,100,101 DCV400mV
00CC-00D1 102,103,104 DCV4V
00D2-00D7 105,106,107 DCV40V
00D8-00DD 108,109,110 DCV400V
00DE-00E3 111,112,113 DCV750V
00E4-00E9 114,115,116 ACV400mV
00EA-00EF 117,118,119 ACV4V
00F0-00F5 120,121,122 ACV40V
00F6-00FB 123,124,125 ACV400V
00FC-0101 126,127,128 ACV750V
0102-0107 129,130,131 2W400
0108-010D 132,133,134 2W4K
010E-0113 135,136,137 2W40K
0114-0119 138,139,140 2W400K
011A-011F 141,142,143 2W4M
0120-0125 144,145,146 2W40M
0126-012B 147,148,149 2W300M
012C-0131 150,151,152 4W400
0132-0137 153,154,155 4W4K
0138-013D 156,157,158 4W40K
013E-0143 159,160,161 4W400K
0144-0149 162,163,164 4W4M
014A-014F 165,166,167 4W40M
0150-0155 168,169,170 4W300M
0156-015B 171,172,173 DCA40mA
015C-0161 174,175,176 DCA120mA
0162-0167 177,178,179 DCA1.2A
0168-016D 180,181,182 DCA12A
016E-0173 183,184,185 ACA40mA
0174-0179 186,187,188 ACA120mA
017A-017F 189,190,191 ACA1.2A
0180-0185 192,193,194 ACA12A
0186-018B 195,196,197 Cond(導通)

 パラメータは6バイトで1組になっていて,最初の2バイトはゼロアジャスト,続く4バイトが補正値です。もともと16ビットの数値なので上位と下位のバイトを入れ換えて読む事になります。

 例えばがC4 FF 06 00 34 36と並んでいたら,FFC4がゼロジャスト,00063634が補正値となります。表示される値が低すぎるのでこれを増やしたい場合には補正値を小さくし,逆に表示が高い場合には減らすために補正値を大きくします。

 また,MモードとFモードはパラメータを共有しています。フルスケールが同じだからだと思います。


 これで一応,私が普段使う範囲については34401Aと同じ程度の測定値が得られるようになりましたし,誤差も把握出来たので,実用レベルになったと思います。

 ただ,残念なのは値の更新周期が長かったり,高精度が期待出来る4Wの抵抗測定では測定時間が非常に長く,DL2050の最大の特徴である2つの測定を同時に行う昨日も,結局後進周期が2倍になるので使い物にならず,測定器を2つ並べた方がよほど使い勝手が良かったりします。

 精度でも更新周期でもHP34401AとDT4282が揃えばもう怖い物なしで,残念ながらDL2050の出番はないなあというのが現実です。それでも現場復帰できたことはうれしいもので,機会を見つけて使いたいなあと思うところです。

 

DL2050の修理

  • 2025/11/14 14:48
  • カテゴリー:make:

 ほとんど使うことがなくなっているベンチ型DMMのDL2050に,先日偶然電源を入れてみました。すると,どうも測定値が不安定になっているようで,これはいよいよ調整が必要になったかと,詳しい状況の把握を始めました。

 なかなか状況は深刻なようで,測定誤差が大きいというよりも,値がフラフラと変動し続けます。入力端子をショートしてもゼロにはならず,やっぱり数十mVの範囲でフラフラと値が動いています。

 これはもう話になりません。調整で済むレベルではなく,完全に壊れています。

 修理という趣味には,壊れているものがなければなりません。私は内心喜んだのですが,果たしてDL2050という中途半端なDMMで,修理を完遂するだけのモチベーションを保てるか心配になりました。

 DL2050というDMMは,15年ほど前に広い部屋に引っ越し,自分のラボをコツコツ作ろうとしていたときに中古で買った測定器です。秋葉原の計測器ランドで,会社の帰りに立ち寄って買ったことを覚えています。

 買ったはいいものの,120000カウントでは1秒に2回しかサンプリングしてくれず,40000カウントならハンディタイプのテスターで十分だったりするということで,案外出番は少なく,数年後にHPの34401Aを購入してからは完全に不必要な物に成り下がってしまいました。もったいない話ですが,電圧計なんてのはそもそもテスターで十分なことが多くて,DL2050のようなスペック的に飛び抜けた物のないDMMを,わざわざ使おうと思うことは少ないです。

 しかし,前述のような思い入れもあり,捨てるには惜しいですし,とりあえず修理を試みることにしました。

 以前ここにも書きましたが,DL2050はESCORTというブランドの3146Aというモデルがオリジナルのようで,これが各社にOEMで出され,例えばAgilentではU3402という名前で売られていたりします。

 兄弟機を合わせるとそれなりに売れたDMMのようですが,そのくせサービスマニュアルや回路図などの情報は出回っておらず,2018年の11月に調整を行った時に集めた断片的な資料以外に,新しい情報を手に入れる事は出来ませんでした。

 頼りになるのは回路図ですが,これも今見るとメーカーから出た物ではなく,誰かが書き起こしたもののようで,あくまで参考程度にとどめておくのが良さそうです。

 修理の方針ですが,まずはセオリー通り,電源電圧をチェックです。電源基板と繋がるJ602の電圧は,茶色がGND,黒が8.9V,赤が5V,黄色が16.5V,青が-1.95Vです。馴染みのない電圧が目に付きますが,これもまあ測定器ならではですから仕方がありません。

 チェックすると,電圧は一応問題なく出ているようです。オシロで確認しても変なリップルやノイズもなく,綺麗なものです。

 次に基準電圧を見てみます。基準電圧はMAX6225というICで作っていますので,これの6ピンを見ます。2.5Vが出ているので問題なしです。

 ひととおり目視で部品の破損を見たのですが,液漏れや焦げなども見つからず,がっかりしながら次の作戦に駒を進めます。

 入力端子をショートしても0Vにならずオフセットが乗っており,しかもその値がフラフラしているわけですから,入力をショートした状態で,入り口から順番に電圧を見ていってなにか電圧が出てきたらその手前に故障箇所があるはずです。

 とまあ,とても簡単に書きましたが,DMMはレンジや測定モードがたくさんあって,リレーやアナログスイッチによる切り替え箇所が多数あります。迷路のような回路を順番にほどいていきながら,順番に電圧を見ていきます。

 すると,あるアナログスイッチの手前で変動する電圧を見つけました。そのアナログスイッチを直列に入っている抵抗を外してみると電圧の変動が軽減したので,このアナログスイッチからのリークだろうと目途を立てました。

 MAX4611というアナログスイッチで,4066とピンコンパチということで,早速74HC4066を注文し,届くまで修理は中断としました。(使われているのがフラットパッケージなので,DIPでは交換出来ないのです)

 翌日,もう少し検討しようと電圧をあちこち測るのですが,どうも思ったような電圧が観測されません。おかしいなと思って調べてみるとMAX4611は4066とピンコンパチだが,コントロール端子の論理が反転していました。つまり,アナログスイッチの切り替えを全部逆にして回路図を読んでいたのです。

 これはいかんと,もう一度回路図を読み直し,入力端子をショートして電圧を確認していきました。おそらくここではないかという場所を見つけたのですが,それを確認するにはパターンをカットするしかありません。

 そこでパターンをカットすると,電圧の変動はほぼなくなりました。しかしオフセットは残っており,長い周期での変動は残っています。どうもこのラインから変な電圧が入り込んでくるようでした。

 元に戻そうと,カットしたパターンを繋ぐと,電圧変動もオフセットも小さくなっています。あれ,ひょっとして部品の問題じゃないかも・・・ハンダ付けの不良かも知れません。

 この周辺のICのハンダ付けをやり直してみると,値がバラバラと変動することはなくなっており,数分かけて0mV程度のオフセットが徐々になくなっていくような感じになっていました。

 おそらくですが,ICの足をハンダ付けし直したことと,スルーホールの補修を行った事で,問題の1つが解決したみたいです。

 この状態で一度組み立て直したのですが,入力をショートしてもすぐには0Vにならず,ゆっくり0Vになったりするのは,まだどこかおかしいのだろうと再度分解して調査を再開します。

 引き続きICのハンダ付けをやり直していくと,独特の臭いに気が付きました。これは電界コンデンサの電解液の臭いです。見た目では分かりませんでしたが,どうやら電解コンデンサの液漏れが発生していたみたいです。

 これはまずいとあわててすべての電解コンデンサを外して容量を確認すると,100uFの電解コンデンサの1つが30uF程度になっているものを見つけました。14個ある100uFの電解コンデンサのうち全体の半数は正常だったのですが,残りは80uF以下になっていて,ひどい物は50uFや40uFになっていました。

 他の容量の物も含め,とりあえずすべての電解コンデンサを交換することにしましたが,100uFの電解コンデンサなど20個近くも持ち合わせがありませんので秋月に発注,届いた段階で交換にかかります。

 交換して試してみると,フラフラと変動する電圧もなくなり,入力端子をショートするとスパッと0Vを示すようになりました。

 やはり,電源ラインに入っている電解コンデンサの容量ヌケも1つの原因だったみたいです。電源ラインに入っているパスコンというのは,やはり大切なんですね。

 ハンダ付けの不良やスルーホールの腐食も電解コンデンサの液漏れで起きていると思われますから,元凶はやはり電解コンデンサということになりますが,2000年代前半の製品ですので仕方がないところもあるかも知れません。

 これまでの不調が嘘のように,値が安定して表示されているのを見ると,とりあえずこれで修理は出来たかなと,組み立て直しました。

 ただ,Lモード(120000カウント)での誤差が大きいので,これは調整をやり直す必要があります。そういえば前回の調整では,CALボタンを不用意に押してしまい,無茶苦茶な較正データを書き込んで動作不能に陥り,結局内部のEEPROMを直接書き換えて復活させたのでした。

 今回の調整についても,100Vや1000Vの基準電圧があるわけではないので,同じような方法で調整を行うことになりそうです。あまり寒くなると調整作業に適さない気温になりますから,まだ秋と言えるうちに,作業を終わらせようと思います。

ページ移動

  • ページ
  • 1
  • 2

ユーティリティ

2025年11月

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

新着画像

過去ログ

Feed