鈴蘭堂が消えた
- 2007/06/06 14:20
- カテゴリー:できごと
シャシーやケースで知られた鈴蘭堂が,廃業したようです。
2004年にオリジナルケースの製造から撤退し,法人向けとラジオデパートの店舗の営業に縮小して存続していましたが,それも限界に達したということでしょう。
数年前には一部に限って生産を再開していたようですし,2005年には定番シャシーのSLシリーズがタカチとの提携で復活し,秋葉原では在庫を持っているお店もそこそこあるようです。(かくいう私も買いました)
これでとりあえず一安心と思っていたところに,廃業です。ホームページには5月10日に廃業という話が書かれていますが,小売りの店舗は4月に既に閉店となっていたようです。
私が買ったSLシリーズのシャシーはタカチの段ボール箱に入っていましたし,通販で購入する場合はメーカー直送になるので,タカチから送られてくると言う話を聞きました。提携といいつつ,実際には生産委託だったのは確かでしょう。少しうれしいのは,タカチでの型番が「SRDSLシーズ」となっていて,頭に鈴蘭堂がオリジナルであることをさりげなく付けてくれてあることでしょうか。
とりあえず,買い逃した物があったり,今後困るなあというようなことはなさそうなのですが,ここでも何度か書いたように,一人前になったら鈴蘭堂のケースに入れるというのが私の夢でしたので,一抹の寂しさは拭いきれません。
鈴蘭堂のトップページにもありますが,実に60年間も堅実に仕事を続けても,こういう結末がやってくるんですね。私のような「とりあえず困らない」という人が増えてしまったことも理由の1つでしょうし,ひょっとしたら経営者の体調や,後継者の問題なんかもあったりするかも知れません。
電子パーツの入手ルートの淘汰が進み,これからどうなっちゃうんだろうなあと心配になるのですが,まずはご苦労様でしたと,労をねぎらいたい気分です。