ZOOM H1を買いました
- 2010/08/31 12:52
- カテゴリー:散財
ZOOMのPCMレコーダ,H1を買いました。
24bit/96KHzでの録音が可能なICレコーダとしては1万円を切る値段で話題になっていたもので,予約してあったものが先週末に届きました。
なんといっても1万円ですからね,ちょっと本屋にいって気になる本を選ぶと合計で1万円近くになるのがざらだと考えると,この価格設定はかなり興味深いです。
会議録音やお稽古事に使うICレコーダならもっと安いものもあるでしょうが,そこはエフェクタで定評あるZOOMの製品ですから,バンドの練習に使えたり,生録に耐える,素直な音での高音質録音が出来るようになっていることでしょう。そういうジャンルで1万円というのは,結構大したものだと思います。
同軸上にマイクエレメントが置かれたX-Yマイクは70Hzあたりから可聴帯域をほぼフラットにカバーし,最大で24bit/96KHzのWAVフォーマットと,320kbpsまでのMP3での録音に対応,メモリカードはmicroSDで32GBまでサポートしていて,単三電池1本で10時間動作,USBバスパワーによる電源供給とマスストレージで直接PCにマウントと,およそ思いつく機能は盛り込まれています。
これに加えて60gの軽量,小型,バックライト付きのLCD,小型モノラルスピーカを内蔵,三脚用のねじ穴を持っています。入出力は電源供給付きのマイクとライン入力兼用端子と,ヘッドフォンとライン出力の兼用端子があるだけです。デジタル入出力などはありません。
特筆すべきは,その操作系です。設定をメニューから潜っていってLCDを見ながら操作するなどという面倒なことはなく,ほとんどがハードウェアによるスライドスイッチに割り当てられています。WAVとMP3ですら,スライドスイッチですからね。
これはとても気に入りました。バタバタする録音の現場で,前回の設定から今回の設定に切り替えるのに,いちいち設定を潜って小さなLCDを見ながら操作するなど,とても面倒ですし間違いも起こります。
数個のスイッチで全部設定できるなら,裏側にひっくりかえしてスイッチの位置を見ればいいだけですので,子供にだって操作できます。そうそう,これこれ,これがいいんですよ。
確かに,脇腹の部分に押し心地の良くない押しボタンがいっぱい列んでいて,いちいち見ないと操作できないことには面倒な感じがあります。しかし,最重要機能である録音のボタンは中央に大きく配置され,その押し心地は抜群です。こだわったんだろうなあと思います。
電源を入れると,microSDカードの認識が行われ,数秒間操作できません。感心したのは,その間がLCDのバックライトが点灯せず,録音可能な状態になってからバックライトが点灯するようになっていることです。
操作できない間LCDの表示が全くないというならバックライトを点灯させる必要など全くないでしょうが,アクセス中を示す表示が行われているというのは,LCDを通じてユーザーに動作しない理由を説明したいわけであって,バックライトが点灯しないこととは矛盾するように感じます。
しかし,バックライトが必要なる暗いところでは特に,アンバーのバックライトが点灯すると録音できるという印にすることで,ユーザーの操作はさらに直感的なものになるでしょう。一貫性も大事ですが,こういう機器からの意思表示も悪くありません。
簡単に録音をしてみますと,なるほど,奥行き感は強く印象に残ります。こんなに手軽に空間的な音が録音できてしまったいいのかと思うほど,本当になにもしないで
高音質録音ができます。いろいろなことに使えそうです。
気になったのは,ちょっとヒスノイズが多いことでしょうか。これは,録音側の問題なのか,ヘッドフォン出力の問題なのかわからず,録音データに入っているのかどうかも確かめていません。しかし,24bit/96kHzという従来フォーマットをはるかにしのぐ録音性能を持つ機器として,このノイズはどうなんだろうなと,ちょっと思いました。
・・・そういえば,どうしてこれを買ったのか,書いていませんでした。
9月には毎年,東京Jazzというイベントが開かれます。有楽町の東京国際フォーラムで行われるJazzのライブイベントなのですが,今年も9月3,4,5日に行われます。
世界のスーパースターが揃う大きなイベントがこんな近くで行われるのですから一度くらい行けばいいと思うのですが,人混みが苦手な引きこもりの私にはなかなかの苦行で,結局一度も足を運んだことがありません。
そのかわり,NHK-FMが毎年中継してくれることを,楽しみにしています。
ありがたいことに今年も生中継が予定されています。日曜日の朝11時から夜の11時まで,途中ニュースを挟んで12時間。金曜日や土曜日の様子も一部放送されるのだと思いますが,電波がオークションでやりとりされるこのご時世に,非圧縮アナログ放送のFM放送で12時間中継してくれるなんて,うるさい人が事実関係を知らないから可能になっているとしか思えない,とてもありがたいことだと思います。
FM放送はそれなりに高音質なので,古くはDATで,ここ数回はMacで録音していましたが,どちらも連続録音時間に制約があるので,何回かにわけて録音をしないといけません。結局そばにいないとダメなわけで,楽しい反面,食事や風呂はどうするという問題に直面します。
それでPCM録音可能なICレコーダを昨年あたりから物色していたのですが,デジタル入出力があるものを探すと高価になり,二の足を踏んでいました。
うちにはちょっと高価なFMチューナがあって,これをDATのA-Dコンバータに繋いで,そのデータを録音するという仕組みを作りたかったからなのですが,1万円で24bit/96kHzが録再できるレコーダが1万円を切ると知り,もうそういうこだわりはやめたという次第です。
FMチューナをライン入力でつないで,普通に録音しようとおもうわけですが,DATのA-Dコンバータは16bit/48kHzです。いかにSBMに対応しているとはいえ,24bit/96KHzのICレコーダのA-D変換能力がそんなに見劣りするようなものとは思えません。
ファイルサイズの関係もあるので,無難にMP3で録音しようかと思っていますが,あと数日,いろいろ調べて本番に臨もうと思います。
