新生シリコンハウス共立と本の山
- 2010/09/28 14:07
- カテゴリー:できごと
昨日の続きです。そう,新しくなったシリコンハウス共立を目指して,北側にガシガシ歩いて行きます。眼前に,それらしいお店が見えてきました。
私が初めて日本橋に足を踏み入れた頃は,すでに日本橋の南側に大きなパソコン専門店であるJ&Pテクノランド(かつてのテクノランドは今の半分ほどの大きさで,2階へは階段で上がるような感じでした)が存在し,中程にあったお店はメデイアランドを名乗っていました。メディアランドは小さく地味で,日替わり特価品などは最後まで残っている,いわば穴場でした。これが後にスーパーキッズランドにとなり,私も何度か鉄道模型やプラモデルを買ったことがあります。
一方,シリコンハウス共立は恵美須町駅のそば,今はマクドナルドが入っている場所の2階と3階にあり,狭くて急な階段を上がると,狭い店内に電子部品が所狭しと並べられていました。余談ですが当時のシリコンハウスの店長さんが,後にデジットの店長さんとして,アルバイトで入った高校生の私を随分かわいがってくれました。
そしてこの7月,スーパーキッズランドがシリコンハウス共立に生まれ変わったわけですが,いくら日本橋が変化する街とは言え,この変化を誰が予想できたでしょうか。
かつてのパソコンのメッカ,かつてのオモチャと模型のお店として,何度も出入りしたこの扉をくぐるときの感覚の不思議なこと。案外広くて閑散とした印象があるのは,電子部品という小さなものを売っているからでしょうか。
1階を一回りし,かつてのシリコンハウスの1階と似たような感じであることを理解して,用事のある2階に行きます。うー,電子部品を買うのにエスカレータを使うなんて,ニノミヤが元気だったころ以来です。
2階に行くと,確かに広いし清潔なのですが,時間が経つにつれて「あれ」という違和感が強くなります。かつてプラモデルを売っていたフロアに電子部品があることが違和感というのではなく,売り場も大きくなったのに,売っているものがほとんど変わっていない,はっきりいうと品物がちっとも代わり映えしないという感じなのです。
かつてのシリコンハウスになかったものが揃っているとか,そういう印象は非常に薄く,なんだかんだで昔と同じか,と言う残念な気分が支配的になると,もうそういうモードで見てしまうようになります。これはもしかすると,失敗の序章なのか・・・
確かに,ストロベリーリナックスをはじめとするキットも充実しています。カウンタの中にあったIC類が自分で探せるようになりました。人とぶつかることもなく,ゆったり買い物が出来るようになったことも大変便利です。
しかし,店が広くなっただけに,かえって寂しく見えるところもあるのです。例えばケース。テイシンやタカチといったメーカーはありますが,リードやアイデアルのケースは少ないか,あるいは全然ありません。そもそも,選ぶほどの品物がないので,相変わらずケースはシリコンハウスでは調達できません。ここは旧ニノミヤのパーツランドやマルツ電波の圧勝ですね。つまみも全然少なく,昔のシリコンハウスの方がいいものが買えました。
3階はオーディオのジャック類やコネクタ,中古測定器のフロアなのですが,なぜ中古測定器を含む測定器や開発環境専門のフロアにしないのかなあと思いました。それだけ,中古測定器が面白いのですね。
個人的には,キットと測定器は3階に集めてもいいと思うし,2階は電子部品を集めて,エース級店員さんを集中配備すべきではないかと,思いました。
まあ,でも平日の昼間にもかかわらず,作業服を着た人たちを含め,結構な繁盛ぶりでした。これが休日や夏休みになると,どんな混雑になるんだろうと想像すると,ちょっとうれしくなりました。
考えて見ると,日本橋にはこのシリコンハウス共立にデジット,パーツランドといった地元資本の老舗に加えて,マルツ電波に千石電商と,今やアキバよりも面白い街になっているような気さえします。(秋月がないのが致命的ではありますが,その秋月もかつての面白さを失っていますし,デジットと似たところもあるので,通販で補えるレベルだと私は思います。)
結局,シリコンハウスだけでは揃わなかった部品を探しにデジットに出向きます。デジットが近くなったのはありがたいですが,結局ここはさらに部品が少なくなっており,デジットでなければならない魅力が随分と薄れてしまった印象です。誇るべき店員さんのレベルも下がったなあと思わせることもあったりして,生まれて初めて,デジットを手ぶらで出ることになりました。残念至極です。
ケースは結局,マルツで買いました。現品限り半額ということで,アイデアルのCL140というちょっと変わったケースを1000円ちょっとで買いました。これには,TA1100のアンプを組む込む予定です。つまみはパーツランドで調達。ニノミヤ時代の在庫を売り切ったら,この店は一体どうなるんでしょうか。
あと,今回はフィルムコンデンサの入手が難しくなってきたと感じました。今年1月頃にはまだニッセイ電機の1%品が難なく買えたのですが,今回デジットに行って話を聞くとニッセイ電機は倒産したとのこと。調べて見ると今年5月に倒産したんですね,残念です。
代わりということなのでしょうが,WIMAのコンデンサが入荷していました。でもデジットは種類も少なく,さすがにシリコンハウスの方が品揃えも豊富でした。在庫を切らしてしまうことは,私がデジットにいた頃は御法度だったんですがね。
結局デジットからまたシリコンハウスに戻り,ここでコンデンサをいくつか買いました。そして,ちょっと気になっていたストロベリーリナックスのL/Cメーターキットを買って帰りました。
これ,店頭には在庫がなかったのです。カウンターできいてみると,1つだけあるという話になり,それを買ってきたのです。
このL/Cメーター,4600円とちょっと微妙なお値段で,AVRを使った無調整で高精度な今時の測定器キットです。容量計を作ろうかなと思っていたところでもあり,キットなら楽だろうと飛びついたわけですが,これについてはまた後日。
さて,嫁さんの飛行機は離陸が30分ほど遅れたらしく,到着は15時をまわってしまいました。この日,大阪も強烈な暑さで,私は直射日光に顔を焼かれて,ひりひりしていたほどです。今年の暑さは,まさにあの日が最後だった,ということです。
23日は8箱の本のうち,5箱の発送手続きを行ってからのんびりと過ごし,24日にこちらに戻ってきました。そして24日の夜には,5箱の本がちゃんと届きました。150kgをえっちらおっちらと自室に運び込んで,怖い目をした嫁さんのご機嫌を伺います。
この土日で,Oh!Xの2年分をスキャンしました。実家の近くのスーパーで買った砥石で切れやんだ裁断機の刃を研いで,これから続く厳しい戦いに備えた後,Oh!Xを4冊まとめて,背を切り落とします。
こんなに頑張ってスキャンしているのに,全然山が小さくなりません。途方に暮れながらも,しかしもうコツコツやっていくしかありません。
記念に,その5箱分の本の山を,挙げておきます。
いやはや,心が折れそうです。
