この連休~カメラ篇
- 2011/05/09 18:08
- カテゴリー:カメラに関する濃いはなし
この連休は実家にも戻ることなく,長いお休みを自宅で過ごしました。天気の良い日もあったのですが,基本的には引きこもっていました。
しかし,引きこもった家では,毎日大忙しでした。
・防湿庫の改造
私の防湿庫は,東洋リビングのED-50SSというモデルです。2006年に買いました。先日防湿庫の整理を行った際に電池が液漏れしていて大騒ぎだったわけですが,この時懸案だったトレイをもう一段増やそうと考えました。
オプションとして販売されていたことを思い出し,探してみたのですが,結果として分かったことは,ED-50SSはすでに何世代も前の機種になっていることでした。現行機種はトレイも,トレイを支えるレールもプラスチック製に変わっていますし,湿度計もデジタル表示の電子式に変わっています。
それだけではなく,光触媒でカビを防止する機能もあるようで,よってお値段も数千円上がっています。私はそこまでの機能は必要としていないので,安く買えてよかったと胸をなで下ろしました。
しかし,最新機種から随分遠いところにいる自分がちょっと悔しく,最新機種に近づけるべくアップグレードを計画しました。
まず,湿度計です。ED-50SSはアナログ式の湿度計が付いていますが,当時ドイツ製との触れ込みであったにもかかわらず,私のものは壊れているらしく,50%以下の表示にはなってくれません。それで紙製の湿度計をガラスの内側に貼り付けていたのですが,現行機種に採用されている電子式の湿度計が別売りされているので,早速注文。約2500円でした。
取り付け方法については確認出来なかったのですが,防湿庫のような息の長い商品は,あまりこうした取り付けの方法などを変更しないものです。まぁなんとかなるだろうと届いた商品を見てみると,今ついているアナログ式の湿度計と交換可能になっていました。ネジの穴までぴったりです。
新しい電子式の湿度計に交換して一日放置すると,紙製の湿度計とほぼ同じ値を示しています。これならもう電子式の湿度計単独で湿度管理が出来そうです。大きく見やすく,デジタル表示でしかも正確と,これは大満足です。
・トレイの追加
ED-50SSのトレイはすでに入手が出来なくなっており,現行機種の追加トレイを購入しました。湿度計と同じく,一応サイズだけは確認して,まぁなんとかなるだろうという甘い考えで注文しました。
注文したのは,「透明プラスチック引き出し棚セット ED-41・55CDB専用 小」という長い名前のやつです。約2700円。
届いて中身を確認すると,私は自らの考えが甘かったことを思い知ります。トレイのサイズはともかくとして,レールの取り付け方が全然違っています。
幸いプラスチック製ですので加工は簡単です。やむを得ません,削って加工しましょう。かなりの部分を削る必要があるのですが,これを手作業で削っていると日が暮れてしまいます。こういうときに活躍するのがベルトサンダーです。
久々に取り出して削って行くのですが,粘りのあるプラスチックなので作業も今ひとつ捗りません。あともう少しというところで,粗目のベルトがぷちんと切れてしまいました。かなりの熱を持っていましたので,やむを得ない所です。
ベルトを交換して作業続行。1時間ほどかかってなんとか目論見通り削ることができました。これを庫内に取り付けるのですが,ここがまた難しい問題です。安易に接着剤などを使ってフックを取り付けても,重みや経年変化で外れてしまいます。トレイに乗っているのは大事なレンズ。これがガシャーンと落ちてしまったら,下のトレイも巻き込んで大損害です。
そこで,ちょっと厚めのステンレスの板をZ字に曲げてフックを作り,レールをぶら下げるように取り付けました。フックに乗せてあるだけですが,トレイの大きさが横幅いっぱいなので,トレイが取り付けられるとレールはちょうどいい間隔で固定されるわけです。前後の位置は,さきほど旧レールの固定用の支柱を避けるようにレールの一部を削り勘合させましたので,これも大丈夫。
少しずつ削ってあわせ込むという場当たり的な方法ですが,グリスを塗ってやれば実用上問題なしです。ただ,トレイを手前に引っ張り出すと,重みで奥側が上に浮き上がります。レールを上下方向で固定してあることが前提のトレイですが,私は乗せてあるだけですので,これはもう注意するしかありません。
あとはトレイの高さを調整し,並べ替えを行うだけです。
大幅に置き方を見直し,手持ちのレンズやカメラが,随分綺麗に取り出しやすく保管できるようになりました。一緒に買ったフジのカビ防止剤を入れ替えて,これで一安心です。
・MZ-10が壊れた
それで,トレイ追加と並べ替え作業中に,ペンタックスのMZ-10の動作確認をしたところ,モーターが空回りして,シャッターのチャージが行われないという恐ろしい持病が発生しました。
この頃のペンタックスには,シャッターのチャージを行うモーターのピニオンギアが割れるという持病があり,発売から10年以上が経過している現在,無事な個体は少ないのではないでしょうか。ピニオンの割れですですので,使い込んだかどうかにはあまり関係なく,ほとんど使っていなくても割れるでしょうから,なおさらです。
以前ジャンクで買ったMZ-10はまさにこれで,結局ピニオンを接着したか何かで無理に修理を行ったのですが,その後オークションで2台の完動品(色はいずれもシルバー)を入手し,黒の外側に交換して使っていました。
MZ-10はMZシリーズの廉価版で,プラスチックを多用した安っぽい外観,ペンタミラーのおかげで暗くて狭いファインダー,そしてマウントがプラスチックと,実害の有無は別にしても,コストダウンを最優先にしたモデルです。
しかし小ささ,軽さ,そして1/4000まで切れるシャッターにモータードライブ内蔵という基本性能の高さで,ついつい持ち出してしまうカメラでした。加えてCPUを内蔵しないレンズでもちゃんとAEが動作するのでAE,フォーカスエイド,そしてモータードライブというフィルムカメラの最新装備をM42レンズでも利用出来るというメリットがうれしいカメラです。
もう何年も前の話なので,慣れていたはずの分解に手こずりましたが,なかを確認すると予想通りピニオンの割れが発見されました。がっかりです。
そこで,もう1台だけ残っている予備機を用意し,黒の外装に交換しましたが,これがなかなか手こずったのです。どのネジを外せば良かったか,その順番で組み立てれば良かったか,配線の色はどうだったかなど,もうすっかり忘れています。
時間をかけて組み立てて,一通りの動作の確認をしましたが,切れ味の悪い愚鈍な動作ではありますが,なにか飽きの来ない不思議な手触りのするカメラです。先日買ったSFXnも個人的には好きなカメラですし,SuperAはもっと小さく好ましいカメラです。M42時代のSPやES2は言うに及ばずですが,それらとはまた違った楽しさがこのMZ-10にはあります。
このギアが割れるまで,あと数年。これが割れてしまえば,もうおしまいでしょう。
・K10Dのフォーカスずれ
K10DのAFがややずれていることが,以前から気になっていました。マニュアルでジャスピンにあわせたつもりでも,フォーカスエイドがジャスピンの表示をする位置からはずれますし,実際に撮影すればやはりピンぼけになっています。
そこで,AFズレを自分で修正する方法を探し出して,調整を試みました。
マニュアルでジャスピンにあわせた場所と,AFでジャスピンになる所を一致させて見たのですが,これで撮影すると派手にフォーカスがずれてしまいます。
それで,AFズレの調整値を初期値に戻したところ,ファインダーの像はぼけていても,撮影した画像にフォーカスのズレはないことがわかりました。
これで分かったのは,私のK10DにはAFズレはないということ,しかしファインダー像はフォーカス位置からずれてしまうことです。AFで使う限り,あるいはフォーカスエイドに頼る限り,この問題は回避できますが,せっかくの見やすいファインダーを持つK10Dだけに,とても残念です。
・・・と,まてよ,ファインダーの像だけずれるという事は,フォーカシングスクリーンの位置がずれているんじゃないか?
そういえば,私はフォーカシングスクリーンを,*istDSのものに交換していたのでした。これはK10Dでは定番の改造で,本当は使えないとされている*istDSのスクリーンに交換すると,やや暗くなるのですがピンとの山が掴みやすくなるということで,マニュアルでの使用頻度の高い私は早速この改造を行いました。
改造といっても,別に削ったり穴を開けたりすることはなく,本当に交換するだけです。
多くの人がこの改造を行って「よくなった」と言っていますので,これが原因だったとは思いたくないのですが,万が一の事もあると思ってもともと付いていたスクリーンに戻したところ,ファインダー像のピントの山が来たところで,スパッとフォーカスエイドの表示が点灯するではありませんか。
原因はこれだったのね・・・私は単純に露出が1/3段ほどずれるだけだと思っていたのですが,まさかフォーカスにまで影響があるとは思っていませんでした。なんかおかしいなあと思い続けていましたが,この結論にも複雑な思いです。
確かに,ピントの山は*istDSのスクリーンの方が掴みやすいですが,掴んだ山がずれているのでは意味がありません。これはもう元に戻す他ないでしょう。
定番の改造なんですが,他の人は問題出ていないのかなあ。今頃になってこういう話をする私も私ですが。