電動アシスト自転車を買う~選定編
- 2015/03/02 15:19
- カテゴリー:散財
娘が通ってくれている保育園は3歳の春までと決まっているところです。娘は昨年11月に3歳になったので,この4月からは別の保育園に転園することになります。
昨今の保育園事情をご存じの方も多いと思いますが,我々も年明けくらいから走り回っておりました。2次でどうにか入るべき保育園が決まったものの,そこは今と違って,自宅から2km離れた場所で,これまでのようにベビーカーで通うというのは,ちょっと難しくなります。
娘本人にしてみれば,なんで今までの保育園にいけなくなるのか,新しい保育園がなんでこんなに遠くなるのか,と疑問だらけだけと思いますし,悪いことにその理由を我々大人は,何一つ納得いく形で説明できません。
ここに至って,全部大人の都合なんだと気付かされます。
娘が,ひょっとしたら自分のせいなんじゃないか,なにか悪いことをしたからなんじゃないか,嫌われたせいじゃないか,などと考え始めたら,私は「それは違う」ときちんと理由を含めて説明出来ません。不条理だと思います。
しかるに,保育園については,子供の視点,子供の立場が反映されていません。ほとんどが親の都合,行政の都合です。これが,幼稚園や学校だとそんなこともないように感じるのですが,こと保育園については,子供にとってどうなのか,という観点がほとんどないのです。
これが,教育と保育の違いなのかと,現実に肩を落とすのです。
閑話休題。この話は語れば長いので,また別の機会に。
2kmというと,私だけなら問題なく歩く距離です。でも3歳や4歳の子供が毎日移動する距離としてはちょっと長いですし,徒歩で20分から25分くらいかかることを考えると,往復で活動時間の1割近くが消費されてしまうわけで,これはもったいないです。
かといって毎日タクシーを使うわけにもいかず,自動車を買うことも非現実です。ならどうするか。
自転車です。
私は自転車は好きですが,子供を乗せて走るのは怖いですし,また自転車の危険性に,あまりに無頓着ではないかと日々疑問を持っています。
危険性の話,天候の話など,完全な答えになっていない気はしますが,20分以上の距離を半分くらいの時間で移動できる自転車は,それはそれで捨てがたい魅力があります。
そして,これが基本的には毎日の話になるのです。少しでも楽をしたいと思うのが,これ人情というもの。
そこで,ここは一気に電動アシスト自転車の購入に踏み切りましょう。
以前から,電動アシスト自転車には興味がありました。しかし,改正された現状の法規制でも,時速24km以上はアシストされないとか,フレームがママチャリベースだとか,そもそも値段が高いとか,そういう理由で自分には関係のないところにあるものだと思っていました。
ですが,子供を乗せる,毎日楽をする,そして嫁さんと共用するという事になると,話は変わって来ます。たまに乗る自転車で楽をするのではないのです。毎日の足として楽をするということです。
聞けば,電動アシスト自転車の販売台数がここ数年で急増しているそうです。この10年で,自転車の販売台数は2割ほど減って800万台くらいだそうですが,電動アシスト自転車に限って言えば,この10年で2倍になり,昨年は50万台ほど販売されたとのことです。
しかし,その大半が子育て世代とお年寄りということで,メリットはあるとわかっていても,やはりお値段が問題になっている感じです。
こういう状態ですから,主力商品はおのずとママチャリになるわけで,なんかハイブリッド自動車が「プリウス」だけだった時代のような感じもします。そのうち,スポーツタイプなんかでも,電動アシストが普通になる時代が来るかもしれませんが。
我々のケースは,まさに子供の送迎用です。世代的にもまさに子育て世代。なんだか,こういう「普通」に絡め取られてしまうことが,ちょっと悔しい気もします。
お店によっては,子供を乗せることが出来るタイプの販売比率が,通常の4:6から春先には7:3に急増するところもあるそうで,やはり保育園シーズンに一気にこの手の電動アシスト自転車が販売されるんですね。各社が1月末から3月にかけて新製品を準備するのも,なるほどわかります。
ということで,こんな買い物はあまり長々と検討していても選択肢が狭くなるばかりで,なにもありがたいことはありません。さっさと選定をすませて,購入することにします。早速調査開始です。
(1)国内の三大メーカーについて
電動アシスト自転車の大手三社は,パナソニック,ヤマハ,ブリジストンです。パナソニックもブリジストンも,古くから自転車を手がける老舗ですし,現在もママチャリからロードレーサーまで手がける,大変実力のあるメーカーです。
ヤマハはオートバイのメーカーで自転車はやっていないのですが,何を隠そう世界初の電動アシスト自転車はヤマハが作りました。
その,自分が乗るだけなら,怪しげな中国製でもいいですし,中小メーカーのものを選んでも面白いのですが,子供を乗せて,嫁さんも使うんですから,そういうことをやると私の良識を疑われます。
そこでこの三社から選択です。
よく知られた話ですが,ヤマハとブリジストンは同じ物です。電気部品をヤマハが,自転車本体をブリジストンが担当し,協業しています。私にしてみれば,それぞれが得意な分野で仕事を分担するのはよいことだと思いますが,そうなるとパナソニックが気になります。
それに,ブリジストンもこの春の新製品で,電気部品も自社製のものを投入しましたので,これも気になるところです。
(2)どんな自転車にするのか
目的がはっきりしていますので,あれこれ迷うことはありません。あくまで子供と二人で安全に乗れることが一番大事です。
世の中には,前と後ろの両側に子供を乗せることの出来る自転車がありますが,これはフレームを強化し,バランスが崩れないような設計がなされた,特別対応の自転車です。数年前に規格が制定され,1つのジャンルとして定着しています。
子供が一人と決まっているなら,このタイプを選ぶ必要はないのですが,うちは子供が一人ですし,増える予定もとりあえずないので,荷台が27kgの重要に耐えられる自転車なら,どんなものでも対象になります。
しかし,嫁さんの身長が155cmとやや小さく,サドルはもちろん,チャイルドシートの座面が低い位置にある事が必須です。そうなると,タイヤの直径は26インチよりも20インチが望ましいことになります。
なら,20インチの低重心モデルで,チャイルドシートをリアに取り付けられるものはどれかというと,これがもうほとんど見当たりません。
結局,前後にシートが取り付けられるものを選ぶ事になってしまいます。二人のせられるフレームは重く,ホイールベースも長いので取り回しも大変なのですが,これは仕方がありません。
(3)メーカーの絞り込み
三大メーカーのうち,ヤマハとブリジストンは同じ物,選ぶ自転車は二人乗せ可能な20インチのもの,と条件を絞ると,もうほとんど選択肢は残りません。
ヤマハはチャイルドシート付きのモデルに,リアのみのものがありません。なにもないモデルに,リアのチャイルドシートを別に取り付けて対応です。
一報のブリジストンには,1機種だけ,リアのチャイルドシートが標準搭載のものがありました。見てみると,Bikke2eという,なかなか人気のモデルです。格好も悪くないし,よく売れているようです。
パナソニックにも同じようなモデルがないわけではありませんが,やれヒョウ柄とか,やれ写真のモデルがブロンドの外国人とか,なんか勘違いしているなあと違和感を感じたので,この段階でアウトとしました。
(4)結局の所
ヤマハとブリジストンから選ぶことにしましたが,ここにも1つポイントが。どちらも2015年モデルはアシストユニットの軽量化と急速充電が出来るようになっているのですが,問題はその投入時期です。
ブリジストンは1月末にすでに販売開始,一報のヤマハは2月末まで待たねばなりません。
しかも,ブリジストンのBikke2eは,この春の限定色があるというではありませんか。スプリンググリーンという淡い緑で,せっかくだからこれにするか,とそんな気分になりました。
でもこれ,よくよく見てみると,さわやかな緑と言うよりも,昭和時代の工場の機械に塗られた緑色って感じなんですよね。まあそれでも,よいのですが。
とまあ,結果としては,選択肢が少ない中で,少しでも興味の持てた,Bikke2eのBK0C85を買うことにしました。
(5)どこで買うのか
これが一番難しい問題でした。
まず,選択肢がいろいろあり,特に通常タイプにチャイルドシートを取り付けることまで考えると,もう無数に組み合わせが出てくると思っていましたし,私は電動アシスト自転車に乗ったことがありませんから,試乗しないと駄目だろうと思っていたのです。
しかも,自転車は店頭で購入してその場で持って帰るような商品ではなく,在庫があっても組み立てて引き渡しですから,1週間ほどもかかります。
加えて,自転車は整備や修理の必要になる商品です。ただの自転車なら私にも出来るとは思いますが,電動アシスト自転車はもはや家電品です。これを私だけでメンテするなど,無理でしょう。
だから,やっぱり近所の専門店で買おうと思いました。
残念なのは,自転車で行動できる範囲に,専門店が少なかったということです。
電動アシスト自転車は値引きが少ない商品です。どこで買ってもそんなに値段差があるわけではないので,可能なら近所の専門店で買おうと思っていたのです。
しかし,電動アシスト自転車の専門店はとても自転車で往復できるような所にはなく,普通の小さい自転車屋さんしか見当たりません。こういうところでは試乗も難しいでしょう。
結局の所,検討を進めると試乗の必要のないくらい選択肢が少なく,どちらかというと売り切れが心配な情勢になるに至り,のんびり構えるよりはさっさと買ってしまう方が良いという話になりました。
まずは購入店探しからと思っていたのですが,もうその意味もないということで,在庫があるヨドバシ.COMで買うことにしてしまいました。
ポイントがどうとか,そういうことはそんなに大事な事ではないのです。在庫がある事,そして持ってきてもらえることが,時間のない我々には重要なのです。
もちろん,整備や修理はどこに頼めばいいのか,もしかすると川崎やアキバのヨドバシまで持ってこいとか,そういう無茶を言われるんじゃないかとか,不安はあります。
しかし,そこはあえてチャレンジです。毎日使うものだから,故障の時はすぐに見てもらえる近所の自転車屋さんで買うのが良いようにも思ったのですが,電気部品の故障だと,どうせすぐには修理出来ず,預かりになります。
なら,ヨドバシで買っても一緒です。
壊れている自転車を,アキバや川崎に持ち込むのも現実的には無理なのですから,それはもう相談かなと思います。そもそも故障しなければよいわけですし。
整備は問題ですね。自分で出来る事はやろうと思いますが,初回点検くらいはちゃんと見て欲しいなあと思ったりします。
まあ,点検は別として,故障してしまえばもうその商品は機能を果たさなくなってしまうわけですから,メーカーも製造者として逃げられないでしょう。販売責任と製造責任がそれぞれあるのが普通なのですから,壊れた場合にはヨドバシとブリジストンに相談ですね。
てなわけで,ヨドバシ.COMに注文,3月2日の夜に届くことになりました。
届くのが平日の夜なので,乗り回すわけには行かないのですが,週末にも実際に運転してみようと思います。