SanDiskのUltra8GBがD2Hで使えなかった
- 2017/02/24 11:49
- カテゴリー:散財
先日,D2Hへの最終投資としてメモリカードを16GBにするという作戦を敢行したわけですが,素直にコンパクトフラッシュを買うのも面白くないので,FUJITECのCF-SDアダプタを介し,16GBのSDカードで試したところ,D2Hには十分な成果を得たことをここに書きました。
ところが,連写をしていると,マイクロドライブを使っていた頃に比べて,待ち時間が長くなっていることに気が付きました。連写はテンポが大事です。マイクロドライブより悪くなることはないだろうと思っていたのですが,そろそろいいかなとシャッターを押しても,撮影が出来ないという事が何度も起こり,これはいかんと再検討を行う事にしたわけです。
実は,SDカードが評価時に使ったものとは違っていて,これが原因である事は明確でした。評価時に使ったものはTranscendのUHS-I,90MB/sの32GBですが,実際に運用に使っていたのは,もう5年ほど前にかった,TDKブランドのClass10の16GBです。
32GBのSDカードはDP2Merrillのものをちょっと借りたのですが,一応D2Hでも認識し,記録枚数は5Kと表示されます。こんなにたくさん撮れても管理が大変だし,なくしたり壊したりしたら被害が大きすぎるので,怖くて使えません。
使ってみた実感としては,8GBくらいがちょうどいい(それでも1200枚)かなと思います。
そこで,遠回りになりましたが,ちゃんとした8GBのコンパクトフラッシュを買うことにしました。UDMA7に対応する必要もなく,速度もそこそこで十分,しかし信頼性は欲しいと言うことで,amazonを探すとSanDiskのUltraの並行輸入品が8GBで2000円ちょっとで買えそうです。
8GBだし,D200で使えているというレビューもあるし,SanDiskだし,偽物にあたらなければ大丈夫だろうと買ってみました。メーカーに製品登録をすると偽物ではないとはっきり,とりあえず安心しました。
ところが,D2Hに差し込んでも「CHA」と表示されて全く使えません。フォーマットしても状況は変わらず。不良品かと焦りましたが,D800では問題なく使えています。
一方のD2HはFUJITECのアダプタを介してではありますが,8GB,16GB,32GBも使用できていますので,容量が問題になっているという感じではなさそうです。出た,相性問題!
PCでフォーマットしようとしたところ,2GBしか認識していないことに気が付きます。再フォーマットをかけて8GBをFAT32で使えるようにしましたがやはりダメ。ブロックサイズも4096,8192,16k,32k,64kと一通り試しましたが,どれもダメでした。時間はかかりますが,クイックフォーマットもやらずに,フルでフォーマットしました。でもダメです。
万策尽きた。並行輸入ですからサポートはないし,カードの不良ではないので返品も交換も出来ません。これはもう相性問題だとあきらめるほかありません。21世紀にもなって,相性問題だなんて,バカバカしいです。
8GBという容量は少なすぎて,うちでコンパクトフラッシュが使えるもう1つの機器であるD800では,わずか100枚ほどしか撮影出来ません。予備の64GBもあるので,この8GBは行き先がなくなってしまいました。
このままゴミ箱にポイというのももったいないので,データを取る事にします。
Squential
Uncached Write 23.83 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 21.69 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 7.30 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 72.15 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write 1.13 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 10.01 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 4.76 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 17.51 MB/sec [256K blocks]
おお,悪くないですね。50MB/sをうたう製品としては,シーケンシャルで70MB/sを越えるというのはなかなかです。ただ,ランダムアクセスに弱いので,TLCかも知れませんね。とはいえ,平均的に高速で,足腰が強い印象があります。
これがD2Hで使えないのは残念で,特にPCへのデータ取り込み時には威力を発揮すると思ったのですが,使えないものは仕方がありません。
で,このままで終わるわけにはいきません。
では現状の16GBではどうなっているかです。CF-SDアダプタはFUJITECのもの,SDカードは前述の通りTDKブランドの16GB,Class10です。
Sequential
Uncached Write 10.91 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 13.06 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 6.23 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 23.21 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write 0.11 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 0.35 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 1.46 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 13.76 MB/sec [256K blocks]
いやはや,遅いです。シーケンシャルのライトが15MB/sを切っていると,待たされるようになります。計測データと実感はそれなりに一致しているようです。
しかしこれがCF-SDアダプタのせいなのか,元々のカードのせいなのかが気になります。そこでこのSDカードを直接リーダライタに差し込んで計測しました。
Sequential
Uncached Write 12.75 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 9.69 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 2.93 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 24.43 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write 0.11 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 0.35 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 1.69 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 19.63 MB/sec [256K blocks]
はい,決着が着きました。カードが遅いのが原因です。それにしても,CF-SDアダプタはなかなか優秀ですねぇ。
参考までに,TranscendのUHS-I,32GBのものをFUJITECで計測した,過去のデータをもう一度上げておきます。
Sequential
Uncached Write 15.63 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 15.83 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 6.49 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 24.22 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write 0.84 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 15.10 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 2.48 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 15.38 MB/sec [256K blocks]
これを見ていると,ランダムのライトがべらぼうに速いです。おかしいな,なんか間違えたのかなあ。ただ,D2Hでの体感速度については,待たされる時間が圧倒的に短くなりましたので,細かい数字はともかくとして,このSDカードなら速度的な不満は解決しそうです。
ということで,今回はここまで。Transcendの32GBが優秀だったので,同じシリーズの16GBのものを現在発注していて,これが届いたらD2H用にしようと思っています。