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2025年04月07日の記事は以下のとおりです。

REALFORCE RC1にスペーサーを試してみる

 キーボードを探す旅に終止符を打った,REALFORCE RC1。私が選んだのは荷重30gのUS配列で,確かに現時点で最高のキーボードであることは間違いないのですが,しばらく使っていると不満も出てくるようになってきます。

 暗い所ではキートップの印字が見にくいとか,黒っぽい配色がちょっと気に入らないとか,スペースキーがグラグラするとか,DELETEキーが遠いとか,まあいろいろあるのですが,中でもストロークと音の関係は実に難しいと感じていました。

 REALFORCE RC1のストロークは4mmと,標準的というか古典的なストロークです。スコスコと入力出来る気持ちよさが売りのREALFORCEにとって,ストロークが深いことは欠点と言い切れないものがありますが,それでも底打ちの時に独特の音がすることは避けられませんし,好みの問題としてストロークが浅い方が好きな人もいると思います。

 私はストロークの浅い方が好きな人なのですが,それはきっと,底打ちがあるまでキーを叩き込む人だからで,寸止めできる人ならきっと問題にはしないんじゃないかと思います。

 そんなおり,amazonで見つけたのがキースペーサーでした。純正品ですので当然以前から存在は知っていましたが,メーカーが「これだ」と思って作ったキーにスペーサーを入れるというのもなんか違う気がしたので,見送っていました。

 しかし,2mmと3mmが同梱されていて(おかげで2000円と高価なのですが),レビューを見ると概ね高評価のようです。好みの問題なので高評価そのものをあてには出来ないのですが,悪い評判がないということも私の背中を押すのに十分でした。

 ということで届いたスペーサーですが,いわゆるポロンと言う樹脂で出来たシートに穴を開け,裏側にPETで裏打ちしてあるものが2mm厚と3mm厚の2枚入っているものでした。1枚1000円です。やっぱり高いという印象は拭えません。

 早速取り付けてみるわけですが,最初に悩むのは2mmにするか3mmにするか,です。キートップを外し,まずは2mmから試しますが,あれ?こんなもん?と思うような,差の少なさに拍子抜けしました。

 底打ち感はあまり変わらず,音も以前とそんなに変わりません。これだったら効果のわかりやすさで3mmだなと,3mmに交換してキートップを取り付けます。専用のソフトでスペーサを設定して,準備OK。

 早速試し打ちですが,ミスタイプを連発。それもそのはず,APCの設定が2.2mmのままでした。

 3mmのスペーサをを取り付けると,ストロークは2mmになるそうです。押したと判定されるストロークであるAPCの設定がが2.2mmなら,そりゃミスタイプが連発するのも当然です。

 あわてて1.5mmに再設定して試すのですが,思ったように浅いストロークは高速タイピングに向いています。音も静かになりましたし,RETURNキーやSHIFT,CTRLキーの安定感も良くなっています。特にスペースキーは良くなっていて,グラグラすることも変な音がすることもなくなりました。

 しかし,使い始めると欠点が浮かび上がってきます。ストロークが浅いのは結構ですが,底打ちの時にふにゃっとしたキレの悪さがあります。また,APCが1.5mmであることも影響しているみたいで,私のようなしっかりタイピングする人にはどうにも違和感が残ってしまいます。

 ふにゃっとした感じがどうにも許せなくなってしまい,もう一度キートップを外して2mmのスペーサーに交換してみました。APCは2.2mmに戻します。

 確かにストロークは深くなり,スコスコとしたREALFORCEの感触が戻ってきました。底打ちの時のふにゃっとした感じはかなり改善されていますが僅かに残っていて,これはスペーサーを使う限りはやむを得ないと諦めることにしました。

 ただ,スペースキーやRETURNキーの安定感は2mmでも大幅に改善されています。このレベルなら不満はありません。スペースキーは本当に良くなったと思います。

 ここでAPCを1.5mmにしてみました。もともと,小指でRETURNキーを押した時にうっかり他にキーに触れてしまうことがあったため,そのキーが入力されてしまわないようにAPCを2.2mmにしていたのですが,ストロークが浅くなったのだからこれも1,5mmにしてみようと思ったわけです。

 結果ですが,これでさらに快適になりました。理屈で言えば,スペーサーによってストロークが4mmから3mmに変わっても,APCが1.5mmでミスタイプがあった状況が変わるはずがないのですが,これは私自身がREALFORCE RC1に慣れたという事かも知れません。

 ということで,REALFORCE RC1の我慢の1つであったストロークについては,1mm減らして3mmにすることで解決しました。特にスペースキーやRETURN,BSキーの安定感も向上しているので,ますますタイピングそのものに意識を持って行かれなくなりました。

 難点を言えば,ファンクションキーやDELETEキーなどの最上段にはスペーサーが入らないことでしょう。あまり使わないキーとは言え,2000円もしてすべてのキーをカバーしないスペーサーというのもどうか思います。

 1キーのシートを2つ,4キーのシートを3つ入れてくれれば済む話で,しかもこれは日本語版も英語版も共通ですから,そんなにお金はかからないはずです。

 最近,REALFORCE RC1用の白いキートップが新たに販売されるようになりましたが,これも結構高価ですし,装飾キーは別売りになっているなど,どうもREALFORCEはあれこれを買わせたいみたいな感じがします。同じ高級キーボードの部類に入るHHKBでは交換用のキートップはそんなに高価ではありませんでしたし,装飾キーを含めたすべてのキートップが入っていました。

 考え方も違いますのでHHKBと比較するのはナンセンスですし,そもそも高級なキーボードを使うのにせこい話も無粋だとは思いますが,お金の問題と言うよりもあれこれ試して使わなくなった物が手元に残るのに抵抗があります。

 キーボードのように,100人いたら100人とも違う物を好む製品で,最初から完璧な物を期待するのは無理だとわかっています。むしろカスタマイズ用のニッチな商品を用意してくれることがユーザーに手厚いといえるわけで,その点では東プレは立派だと思います。しかし,もうちょっと手軽に試せたらなあと思いました。

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