今度はPlanar50mm/F1.4ZF
- 2006/08/11 01:50
- カテゴリー:カメラに関する濃いはなし
撮りためたフィルムを現像しまくって過ごした1週間でしたが,ようやく終わりになりました。
今回はPlanar50mm/F1.4ZFに感心したというお話です。
先日からお見せしている猫を,F3とPlanar50mm/F1.4ZFの組み合わせで撮影したのがこれからお見せする写真です。今日スキャンが終わりました。
同じように,見上げてみます。口がかわいいですね,口が。
同じように,メンチきられました。
相変わらずスキャナが駄目なのでこんな程度の画像ではありますが,先日のNoktonClassicなんかと違って,やはりコントラスト重視といいますが,解像度の高さが違うなあと思いませんか。
そういうレンズなんだから当然なのですが,腐ってもPlanar,腐ってもCarlZeiss。同じコシナが作ってもこれだけの差がつくんだなあとしみじみ思いました。
あと,やっぱり基本性能の高さとしてF3を見直しました。扱いやすさもそうですし,確実に動作することがなにより素晴らしく,クラシックカメラにうつつを抜かしていた自分に反省です。
猫ばっかりではなんですので,おまけ。
ちょっと珍しいですよ,このレンズは。Ai-MicroNikkor55mm/F3.5です。
MicroNikkorの55mmなんか珍しくもなんともない,そう思うでしょ。でもメジャーなのはF2.8のもの。これはF3.5です。暗いレンズをわざわざ自慢されても,と思うでしょうが,レンズの構成が全く違うのです。
F2.8は変形ガウス型,要するに標準レンズの発展型です。一方のF3.5はクセノター(クセノタールともいうようです)型。詳しい説明は省きますが,このクセノター型というのはとにかくカリカリのシャープさが自慢で,味もボケもあったもんじゃない。ただただ,解像度を上げることだけに心血を注いだレンズなのです。
事実,このF3.5が生まれた頃はモノクロのフィルムが主流であり,カラーで花を撮影するなど考えなくても良かった時代です。用途は文献の複写。つまりあのややこしい日本語の漢字がきちんと解像されることが最優先だったのです。そういうこともあってか,ポスターの撮影にはこのレンズは必需品だったとも聞きます。
だからこの写真もカリカリですよね。美しいトーンもありません。ボケもほめられたものではありませんよね。でも,やっぱMicroNikkorはこうでなくっちゃ,とちょっと思わせるものがあったりします。
このレンズ,安いんですよ,不人気らしく。私も5000円ほどで買いましたが,いい買い物だったと思います。デジタルではさすがにちょっと厳しいのですが,もし見つけられたら,シャレで買ってみられても後悔しないと思います。



