独自ドメインで甦った艦長日誌・私的記録 DS9
長年自分のホームページを自宅のサーバーから公開することを続けていましたが,いよいよレンタルサーバを契約して自宅のサーバーの公開をやめました。
そもそも,20年近く前に私が夢にまで見た常時接続の環境を手に入れた時,せっかく双方向でインターネットに繋がっているわけだから,WEBサーバーで公開しないと面白くないなという技術的興味から始めたことがきっかけとなり,ここまで続けてきました。
当初は自宅にB5サイズの中古ノートPCにWindowsを動かして標準のWEBサーバーで公開を始めました。ダイナミックDNSやらNATやらIPマスカレードという言葉を覚えたのもこのころです。
自分のドメインを持つにはどうすればいいのかなあと調べてみて,その壁の高さにため息をついたことも思い出されます。
その後セキュリティの問題や信頼性の問題,パフォーマンスの問題もありLinuxに移行,懐かしいVineLinuxを同じノートPCにインストールしてApacheで運用を始めました。
以後マシンを買い換えたりして同じ方法を続けていましたが,QNAPのNASを導入したことをきっかけに,NASから公開することにしました。コンテンツのバックアップも信頼性もメンテも格段に楽になりました。
ずっとこれで来たのですが,自分のサイトでお金儲けを全く考えておらず,面白半分でやっていたのでお金はかけられません。自分のドメインを取るなど全く考えられず,ダイナミックDNSさえも無料のものばかり使っては,サービス終了の度にURLが変わるという面倒くさい話に付き合わされてきました。
SSLについてもそうで,証明書は最初は有料のものを使いましたが,契約が切れてからは無料のものを使っていました。
すべて無料のものですのでサポートはなく,何かある度に試行錯誤で徹夜なんてのは当たり前,なにかあっても自己責任です。
しかし,昨年末に光ファイバに移行,IPoEで繋がっているのでIPv4で外にサーバを公開出来なくなってしまいました。IPv6でなら公開出来るので騙し騙しやってきましたが,繋がらないという文句もあちこちからもらうようになりましたし,実際googleも検索対象と見なしてくれなくなって,すっかりさみしい状態になっています。
光ファイバに移行するときにすでにこのことは覚悟していたので,レンタルサーバにかかる費用は光ファイバへの移行費用として考えていましたから,あとはいつ契約するかという話になっていたのですが,IPv6環境でルータに穴を開けるのも怖いですし,夏休みの自由研究としてWEBサーバをレンタルサーバに置き直すことを計画しました。
さて,どこのレンタルサーバにお願いする課という話から始めないといけないですが,繰り返すようにあくまで趣味のページですし,お金儲けをすることもないので,出来るだけ安くないと継続出来ません。
先入観で結構かかると思っていたのですが,調べてみると安いものは1ヶ月100円程度でいけそうです。競争が激しいんですねえ。
結局あれこれ探して,大手で老舗のロリポップにお願いすることにしました。Wordpressがちゃんと使えるようなプランでも3年契約なら1ヶ月200円ちょっとと,趣味で公開するブログでも負担は大きくありません。光ファイバの接続料が200円余計にかかったと思えば納得です。
で,話はこれで終わりません。なんと独自ドメインまで無料で使える事がわかりました。もちろん審査が必要なco.jpなどはダメですが,.comや.netなどは無料で取得可能,しかもサーバ契約期間中は更新料も無料というサービスなので,私は驚きました。
独自ドメインがとうとう我が手に・・・
思い起こせば,大学でインターネットを体験し,電子メールにもう物理的距離も時間的制限もなくなったと感激,netnewsとgopherとftpで多くの情報とソフトを味わってから,いつ個人で使えるようになるのかなあと心待ちにしていた30年前・・・
インターネットの商用利用が解禁されてIIJが先頭を走り,当時のniftyがインターネットのメールのやりとりが可能になり,その後雨後の竹の子のようにインターネットプロバイダが乱立して行く時代になりました。
ダイアルアップでも自分にIPアドレスが付与されるなんてすごいなあと感激してプロバイダと契約,とはいえ付与されたIPアドレスは実は他の人たちと共用で自分専用ではありませんし,ドメインもそのプロバイダのものを使うだけで,自分のドメインなど夢のまた夢という感じだったわけです。
それがです,毎月わずか200円でサーバとドメインを用意してくれる時代になったんですね。すごいです。
サーバは自分でメンテをやっていればわかりますが,速度は出ないしトラブルで動かなくなるし,あちこちからアタックされて穴を塞ぐのも大変,バックアップも必要になるしそもそも設備にお金もかかるしで,個人で自宅に持つもんじゃありません。
なんといってもルータに穴を開けることの危険性を考えると,なんでも自分でやってみたいという人以外はやるべきではないし,仮にトライするなら知識と経験は言うまでもなく,それを受け止めるだけの機材も必要でしょう。
加えて,自宅にWEBサーバを置けば,自宅のローカルアドレスからアクセスする時と,外部からグローバルアドレスでアクセスする時でIPアドレスが変わりますから,ローカルアドレスを返す自宅専用のDNSまで立てないといけなくなります。
うちはRaspberryPiでローカルDNSを立てていました・・・いよいよ,これも停止出来るんです。
ということで,ずっと止まっていた私のwebページも,新しい場所で公開することが出来ました。
しかも,ドメインはg-shoes.netです。とうとうここまで来たんだなあ。
さて,せっかくだから全部Wordpressで作り直そうかなあとも思ったのですが,過去のこのブログを移行させるのが大変で,結局CMSであるfreoごと引っ越しすることにしました。
別にfreoに不満はないし,Wordpressも今は盤石ですが10年後どうなっているかわかりません。過去記事の検索の便利さもあるので,今後もfreoでいきましょう。
ただしトップだけではWordpressで設定します。そこからfreoはリンクで飛ぶ感じです。なんか美しくないし,新しさも感じませんが,趣味でやってることですのでこれでいいんです。
方針を決めたらさっさと移行作業です。
freoは新規インストールを行ってからコンテンツのフォルダを丸々コピーすればとりあえず動くようになります。画像などのリンクが切れるので,これはデータベースを一度エクスポートし,エディタで一括変換しインポートして対応です。
ただ,どういうわけだかサイトマップの生成がうまくいかないので,既存の記事は手動でgoogleに登録,新規の記事はRSSを使って登録することにします。
大した作業をしていないのに,ここまでで1週間。ようやく独自ドメインにSSLも使えるようになって,いよいよ切り替えです。ルータの穴を塞ぎ,NASのサーバの公開を停止,サイトマップをせっせと登録して,これで一段落です。
自分のサイトを他者のサーバを使って公開する以上は,相応の責任が発生します。独自ドメインを使って公開しているのですから,「なんじゃこりゃ」と思われうようなサイトでは恥ずかしいですしね。
そんなこんなで,人並みにレンタルサーバで復活した「艦長日誌」。
もうG-SHOESは死んだんじゃないか,と訝しんでいた皆さま,ちゃんと生きていますので,これからも見に来てやって下さい。