PC-1246の復活
- 2023/03/01 12:16
- カテゴリー:散財, マニアックなおはなし
さてさて,先日届いたPC-1246用のLCDですが,早速交換してみました。
作業そのものはPC-1245やPC-1211などと違い,鉄製のフレームに両面テープでガラスのLCDががっちり接着されているということがないので,とても簡単に済みます。
しかし,ちょっと難しい問題がいくつか。
シャープのポケコンのLCDは,一番手前にある偏光板がLCDに接着されておらず,風防を兼ねていることも多いです。PC-1246もまさにそれで,偏光板が剥き出しです。
問題は,PC-1246の場合,ベゼル(枠のことです)が白いプラスチックの板で作られており,ここにPROやRUNなどの文字が印刷されていることです。
あれ,ベゼルって白だっけ?と思った方はするどい。そう,ベゼルはグレーで,本体の基調カラーである青みがかったグレーと共通の色です。ですが,これは真っ白なベゼルの上に偏光板が被っている結果のグレーであって,偏光板が風防も兼ねているからこその配色になっています。
ですから,交換用の新しいLCDのように,LCDのガラスの上に偏光フィルムを直接貼り付けてあるような一般的なものだと,風防を兼ねた偏光板を外さねばならず,ベゼルは真っ白となってしまうわけです。
もちろん厚みも変わってくるので,導電ゴムと基板との接触圧も変わって来ます。なかなか難しい修理になるというのがPC-1246のLCD交換の実際です。
方法として,偏光板ではないスモークのフィルムをベゼルに貼り付ける,あるいはクリアグレーで着色するということを考えたのですが,前者は表示部分を綺麗に切り抜くのが難しいでしょうし,後者はいい色に着色するのも難しいですし,最悪の場合文字が消えてしまうかも知れません。
スモークのプラ板を風防として取り付ければ厚みの問題も解決しますが,いい色のプラ板を見つけることが出来ず,これも断念。それに表示部分が暗くなって見にくくなるのは避けられません。
元の偏光板を流用するのが最善では,と思ったのですが,そのままでは偏光板の角度の問題で表示が真っ黒になることがわかり断念。ならばと表示部分を切り抜いてみましたがやはり綺麗に切り抜くことが難しくこちらもあきらめました。
いろいろ考えましたが,結局落ち着いたのは,新しい偏光板を用意し,表示が最も見やすくなるような角度で取り付けることです。表示部も切り抜きませんので暗くはなりますが,見た目が一番綺麗です。
ポケコンは表示が小さいので,まさに画面を隙間から覗き込むような感じですから,その外側の印象が強いので,この部分を綺麗に仕上げることも重要だと考えたことから,今回はこの方法でいきましょう。
くるくると回して表示が最も見やすくなる部分で,元の偏光板を同じ大きさに切り出した新しい偏光板を用意します。これを本体ケースの内側に置き,その上のベゼル,そして基板を置くと言うだけの作業です。冬は換装しているので静電気が発生しやすく,ゴミがなかなか取り切れませんが,そこはまあ根気よく作業を続けて行きます。
交換が終わってオリジナルと並べて比べて見ると,ベゼルは同じ色ですが画面の暗さははっきりわかります。表示も見にくくなっていることは否めません。ただ,完全にアウトかといえばそんなこともなく,表示部のグレーも濃くなって格好良くなったと言えなくもありません。
ということで,もう1台も交換し,2台のPC-1246が復活しました。改めてみるとどちらのPC-1246も傷だらけですし,使い込まれていますので修理する意味などあったのかなあと思いますが,PC-1246は結構使いやすいマシンですので,大事にしていきたいと思っています。
話は変わって,実はPC-1251の故障品をCE-125と共に手に入れています。このPC-1251,入手までにはいろいろ曰く付きだったのですが,品物そのものは問題なく,LCDの交換でそこそこ動くようになるんじゃなかろうかと思っていました。
特にCE-125と組み合わせで長期保管されていたPC-125xは,CE-125のNi-Cd電池の液漏れでCE-125もろとも死んでいることが多いのですが,CE-125は汚いけど液漏れなし,PC-1251は本体の電池であるCR2320の液漏れで本体の塗装が融けて剥がれていたことと,風防が真っ白になっていたこと,そして持病のLCDを除けば,問題はありません。
外観がアレですので18kB改造を行って常用機に出来ればなと思っていたのですが,これがなかなか苦労しています。結果は後日。