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2024年09月11日の記事は以下のとおりです。

RD-2000EXアップグレード

  • 2024/09/11 14:20
  • カテゴリー:散財

 先日,ローランドからRD-2000EXのアップグレードの割引クーポンがメールで送られてきました。75%引きですって。

 この話,少し説明が必要でしょう。

 まず,RD-2000という,今もって最高レベルのステージピアノが登場したのが2017年。あくまで名称についてですがRD-500を始祖とするRD-800から,RDの初代機であるRD-1000の正統後継者であることをアピールするその名前からわかるように,RD-1000を含む様々な電気/電子ピアノを網羅するだけではなく,モデリングよる高品位なアコースティックピアノまで搭載する,まさに究極の1台として登場しました。

 この時の価格は275000円だったそうで,およそ25万円程度という線でした。

 私が買ったのが2020年ですが,その後VPiano ExpansionのGerman Concertを追加しました。内蔵のピアノは確かにモデリングらしい音だったと思いますが,本当に欲しい音だったかと言えば微妙なところで,表現力がやや狭いなと感じ演奏していてあまり楽しくなかったことに加え,ちょっと発音が遅れてしまうという問題もあって,積極的に使わなくなっていました。

 ところがGerman Concertは素晴らしく,高音から低音,大音量から小音量まで大きく変化し,しかも変化もスムーズで,とても表現力の高いピアノでした。演奏して本当に楽しい音で,発音の遅れもある程度解消されていて,私はこれでようやく,アコースティックピアノの代わりになるんじゃないかと思いました。

 価格は安いところなら23000円ほどなのですが,私はもうちょっと高いところで買ったような気がします。Roland Cloudで買うとドルベースで買うことになるので為替相場に影響されるのですが,一部のライフタイムライセンスについては一般の楽器店で買うことも出来るので,この場合は円で買うことになり,為替相場に振り回されることもなく,ポイントがつくお店だと得をします。

 で,先日RD-2000の後継機であるRD-2000EXが登場しました。7年ぶりの新機種ですが,EXがつくだけというマイナーチェンジモデルで,価格も30万円越え。高くなったなあと思いますが,昨今の様々な物の値上がりを考えると仕方がないところもあります。

 新機能は,German Concerに加え,アップライトのモデリングであるEssential Uprightの標準搭載で,後者は別売りされていないので欲しければRD-2000EXに買い換えるしかないわけですが,RD-2000EXがRD-2000に150ドル程度で売られるVPiano Expansionが2つがついてきたと考えれば,そんなに値段も上がったことにならないのかも知れません。

 ただ,他の機能はなにも変化なし。一部違いがあるそうですが,ソフトだけで対応出来るような機能なので,ハードウェアに違いはないとみて良いでしょう。

 そんなことを考えていたら,まさかのRD-2000EXへのアップグレードの案内です。RD-2000にアップグレードをインストールすると,RD-2000EXに生まれ変わるこのキット,お値段は199ドルなので,RD-2000ユーザーがこの値段で最新機種になるというのは,うれしいサービスだと思います。

 私もアップグレードを考えたのですが,すでにGerman Pianoも買いましたし,アップライトピアノが欲しいわけでもなく,他の機能も変わっていないということで,今回は見送ることにしました。

 そんな中で届いたのが,前述の割引クーポンです。このクーポン,German Concertを買った人だけに配布されているものです。

 75%割引という事ですので,RD-2000EXアップグレードの代金200ドルからGerman Concertの価格である150ドルを割り引いた価格にしてくれるという事ですので,お買い得と言うよりも同じ物をダブって買わないようにという,購入者の救済措置です。

 なので,German Concertを先に買った人でも,RD-2000EXアップグレードを新たに行った人と同じ負担でRD-2000EXに出来るという事で,私としてはRD-2000EXにアップグレードすることへの抵抗が一気に下がりました。

 しかしこのクーポンはROland Cloud専用です。昨今の円安で50ドルが8000円になるわけで,ちょっと高いかなあとおもいつつ,せっかくですのでRD-2000EXにアップグレードしました。

 まず,German Pianoはこれまでのインストールしたものがそのまま引き継がれます。新たにインストールする必要はありません。バージョンも同じですので,違いはないものと思います。

 設定などもそのまま引き継がれるほどですので,通常のファームウェアアップデートと同じ手順でRD-2000EXにしたあと,Essential Uprightをインストールすれば終了です。

 さて,何が変わったかといえば・・・なにも変わりません。起動時のメッセージが違うことくらいで,LEDも変わりません(まぶしいのもそのまま)し,機能の追加もありません。音色の追加もない,デモ曲さえも変わっていないことには,心底拍子抜けしました。

 悪く言えば,これは通常のシステムアップデートレベルです。あたらしいExpansionを追加するために必要となったファームの変更を,新製品と共に有償で行うようになったと言う感じでしょう。

 価格の改定で一番波風が立たないのは,新機種にしてしまうことです。旧機種を廃番にして新製品を値上げすれば,誰も文句は言いません。RD-2000EXの場合発売から7年も経っていますから,むしろ妥当と言えるでしょう。

 Essential Uprightは,本当なら欲しい人だけ買えば済むものだったと思いますが,RD-2000EXを発売する時の新しい音色として内蔵することで,価格アップを緩和していると考えると,良心的だとも思います。

 そのEssential Uprightですが,笑ってしまうほどアップライトです。リアルであることはもちろんですが,相当高級なアップライトだと思いました。グランドピアノの鍵盤を再現した鍵盤に,構造の異なるアップライトをくっつけることにどれだけの違和感があるかと気になりましたが,思っていたほど問題を感じません。

 それよりアップライトは,これはこれで楽しいですね。きらびやかさはありませんが,グランドピアノと違った感触があります。ロックピアノの場合,ちょっとグランドピアノだと派手過ぎるので,アップライトを上手く使えば演奏の幅が広がるように思います。

 そんなわけで,合計200ドルでRD-2000EXになりました。うれしいのは今後のアップデート対象機種になったことで,これからも現行機種としてサポートされるという安心感です。機能よりもサポート料金と考えて,今回のアップグレードを考えてみるのも良いかもしれません。

 

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