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電気工事士,始動

  • 2014/05/12 15:48
  • カテゴリー:make:

 先日のゴールデンウィークは,気になっていた電気工事を片付けることにしました。

 そもそも,電気工事士の資格を取ったのは,実際に住んでみて出てきた電気関係の不満を解決するためでした。せっかく資格を取得したのですから,これを使わない手はありません。

 新築して1年も経てば,あちこち不便な点も出てくるものですが,どうしても慣れないこと,どうしても許せないこともあります。こうした場合,専門家にお願いして直すのが普通でしょうが,作業そのものよりもどう改善すべきかというプランの決定がとても大事です。

 しかし,的確にこうしたいという希望を伝えることはなかなか難しいですし,専門家の持つ知識や経験とのギャップも大きいので,うまく伝わらない,もっといい方法があるのに妥協した,結局専門家のいいなりになった,ということがあると思います。

 私の場合も,新築の際にこうしたもどかしさを,特に電気関係で感じたから自分で全部やれるようにしようと思ったわけですが,プロではない私の経験の絶対的な不足は,知恵と工夫と試行錯誤でカバーしようということです。

 プロは時間も限られていますしね,趣味の範囲で自分の家を自分でいじるわけですから,失敗したって構いませんし,何度でも気が済むまでやり直せばよいわけです。


 1.コンセントの増設

 リビングのテレビ周辺と,リビングのカウンター周りには,家電品や携帯電話のACアダプタなどがたくさんあるので,慢性的なコンセント不足になっていて,テーブルタップを使ってしのいでいました。

 しかしこれは見た目も良くないし,あまったコードを束ねる場所も必要だったりするので,嫌で仕方がありません。そこで増設です。

 第1段階では,2連のコンセントを3連のコンセントに交換します。5分ほどで作業は終わりますが,2列のプレートの場合だと2口も増えるので,簡単な割に効果の大きい方法です。

 また,3列のプレートを使ってLANのコネクタを出してある場合には,開いた場所に1連のコンセントを取り付けてやると,さらに増やせます。

 これでも不足するときや,うちの作り付けのテレビラックのように裏側があいていない場合は,コンセントそのものを新設することになりますが,これは石膏ボードに穴を開け,VVFケーブルを引っ張り回してこないといけないので,作業は一気に難しくなるし,失敗する可能性も出てきます。

 もし穴を開けた場所に柱が通っていたらアウト。うまく穴が開いても,他のコンセントからケーブルを持ってこれないならアウトです。

 今回は,2箇所で新設を行いましたが,1つは柱ギリギリでした。もう1つは柱は大丈夫でしたが,すぐそばに柱があり,近くのコンセントからケーブルを持ってこれませんでした。

 そこで,柱に穴を開けてVVFケーブルを通すわけですが,隙間にドリルを突っ込んで開けますので,斜めにドリルが進んでしまします。角度が悪いと向こうに突き抜けてしまうかも知れません。

 幸いそういうトラブルはなく,腕を傷だらけにしながら手探りでVVFケーブルを渡して,増設は完了。一気に6口増えてテーブルタップを完全に排除できました。

 この作業に限りませんが,石膏ボードって削りカスがとにかくたくさん出ます。これを掃除機で吸うとフィルターが目詰まりしてモーターが過熱し,止まってしまいます。一部はモーターにも入り込み,致命的な故障に繋がります。

 かといって水拭きすると水で固まって張り付いてしまいますので,とにかく後始末が大変でした。


 2.キッチンの天井にあるライトをLEDに

 キッチンの天井についているライトは,1年半前には蛍光灯しか選べませんでしたが,今はLEDでもリーズナブルなものが選べます。

 キッチン用のライトは,油などの汚れがつきにくく,虫が寄ってこないようなコーティングがなされてるそうなのですが,我々の場合そこまでしなくてもいいので,通常の蛍光灯器具からの置き換えを狙った,パナソニックのiDシリーズにしました。

 普通の蛍光灯器具は大変無骨で,およそ住宅には不適切だと思うのですが,このiDシリーズはすっきりとしたデザインで,住宅に使ってもそんなに違和感はありません。

 今回はXL959HFVKLE9を使う事にしました。実は当初XL959LTRKLE9というものを買ったのですが,あわてて買ったので電球色であることに気が付かなかったのです。そこで買い直しをしたのですが,差額が700円ほどで1ランク明るいものが買えると言うことで,この品種にしたのです。

 ちなみに,間違えた方は,別の部屋(小屋裏です)に取り付けることにしました。

 交換した結果ですが,消費電力は半減したのに,さらに明るくなって作業性も抜群になりました。器具の大きさも小さくなったので目立つこともなく,これは交換して大正解です。


3.キッチンライトをLEDに

 一方,キッチン全体ではなく,調理をしていると気に手もとを明るくする目的で,棚の下に組み込まれたキッチンライトがあります。これも蛍光灯なのでぜひLEDに交換したいのですが,なかなか大変でした。

 このキッチンライト,棚の下側を凹ませてここにちょうどはまり込むような形でライトがついています。ツライチになっていて余計な出っ張りもなく,視野を遮ることもありません。スイッチはレバー式で,よくあるプルスイッチではありませんから,紐がぶら下がっておらず,見た目にも衛生的にも好ましいです。出来ればこの構造を踏襲したいところです。

 どうせこんな器具は規格化されていて,さっと交換出来るものが見つかるだろうと思っていたのですが,ちょうど良いものがちっとも見つかりません。

 まず,厚みが50mm程度で薄く出来ています。蛍光管とインバータが上下ではなく前後に並んでいるからこの暑さに出来ているのですが,まずこういう器具が少ないです。

 そして電源ケーブルの取り出し穴の位置です。オリジナルは背面に穴が開いており,電源ケーブルはここから取り出すようになっていますが,この位置に穴がある市販品の多くは壁面取り付け型と呼ばれていて,光が手前と下から出てくるものです。

 しかし,オリジナルは天井取り付け型ですから,光は下からだけ出てきます。このタイプの電源取り出し穴は当然天面になるわけですが,我々のキッチンには取り付けられません。

 しかもスイッチ付きでなければならず,いろいろ探してみましたが2品種ほどしか見つからず,高価だったり消費電力が大きくてメリットがなかったりと,どうもしっくり来ません。

 そこで,本当はやってはいけないのですが,市販のLEDライトを購入し,これを今のライトに組み込む方法を考えました。使うのはガワだけというわけです。

 ベースになったのは,パナソニックのiDシリーズで,XL229LFVKLE9というものです。本来これはライトユニットとベースユニットの組み合わせで使うもので,当然分解使用は厳禁です。

 仕組みとしては,ライトユニットにAC100Vを突っ込むと光るという簡単なもので,ベースユニットはいわば固定に使うものと言って良いでしょう。

 LED照明で気をつけないと行けないのは,電源の供給,放熱,そして配光です。この3つの機能がライトユニットに集約されていることを頭に入れて,いざ改造です。

 ライトユニットを分解し,LED基板を観察します。特に放熱に気をつけているわけではなさそうなので,密閉しないように気をつけます。また,基板を固定している鉄の板はそのまま流用し,固定と放熱の機能をそのまま引き継ぐことにします。

 長さは蛍光管とほぼ同じですので,オリジナルの蛍光灯ソケットを外し,固定用の金属を曲げてLEDユニットが固定できるようにします。LEDの発光面が,蛍光管の発光位置に近くなるような場所に固定します。

 電源ユニットは平べったいですが結構大きいので,なかなか場所が難しいのですが,なんとかインバータが入っていた場所に収めることができました。あとは配線をして完成ですが,背の低い嫁さんが,スイッチのレバーの位置がやや高く使いにくいという事だったので,ロングレバータイプのスイッチを買ってきて,これに交換しました。

 取り付けて光らせてみると,これは大変に素晴らしい。消費電力は半減,しかし明るさがもはや倍増という感じです。

 正直なところ,AC100Vで長期間使われる電気器具ですので,素人が改造したり自作したようなものを,キッチンのような場所に取り付けるのは危険かなと思ったりしました。しかし,ここまでくると意地もありますし,オリジナルの蛍光灯を見ていると,端子にからげずハンダ付けで済ませてあったり,白と黒の配線が逆になっていたりと,もともと結構いい加減な作りになっていました。これだったら,私の方がうまく作れます。

 もうちょっと様子を見てみないと行けませんが,今のところ危ないこともなく,快適に使えています。一晩中着けるとか,外出時に消し忘れるとか,そういうことがないように気をつけることは当然としても,その面倒臭さを補ってあまりある快適さです。


(4)洗面台のライトをLEDに

 洗面台のライトは,最も不満のあるものでした。今どきインバータでもない旧来の蛍光灯安定器タイプで,昔ながらのグローランプで点灯するというレガシーなものが内蔵されているこの洗面台は,すぐに点灯しない,ちらつく,明るくない,というおよそ洗面台の照明としては不適切なもので,使わざるを得ないから使っていましたが,その度に不満を感じるものでした。

 交換は入居の時から考えていましたが,なにせ洗面台に組み込まれたものですので,サイズの制限が結構厳しいのです。極普通の安い器具でいいように思ったのですが,やはり微妙にサイズが厳しくて,なかなかいいものが見つかりません。

 そんな中,キッチンライトの交換に適した器具を探している途中で,大光電機の間接照明ユニットで LZY-90393NTが目に付きました。在庫処分で安くなっていますが,ベース部分はやや短い以外はちゃんと収まりそうですし,しかもライトユニットはアルミの腕でベースに取り付けられており,ある程度の自由度があります。光源の位置や向きを調整出来る仕組みというのは,こういう用途ではぴったりです。

 ちょっと演色性は低いものの,光の色は昼白色ということで洗面台には適した光源です。最新の製品ではないので発光効率は低く,消費電力はあまり下がりませんが,実際に取り付けてみたところ,これがまたなかなか良い感じです。

 すぐに点灯し,ちらつきもなく,しかも明るくなって,万々歳です。


 とまあ,ここまでは比較的簡単な作業で,綺麗に片付いたものです。あとは問題にぶち当たったり,なかなか作業が大変だったりと,時間も手間もかかってしまいましたが,それについては次回に。

最後のポケコンは新品で

  • 2014/04/18 14:37
  • カテゴリー:散財

 私が「キーのいっぱいついている」「小さな液晶画面」のついた機器が昔から大好きなことはここにも何度か書いていますが,冷静に考えるとどちらも時代に逆行しており,キーはなくなる方向に,画面は大きくなる方向に向かっているなかで,こうしたものを目にすることが,そもそも少なくなっているように思います。

 まず,家庭に電話機がなくなりましたよね。電卓もあまり見なくなりましたし,携帯電話からテンキーが消えて久しいです。

 せいぜいテレビのリモコンくらいかなと思いますが,あれだって歓迎されているわけではなく,みんな古くさいなあと思って見ているんじゃないでしょうか。

 そして,最もレガシーで絶滅寸前なのが,ポケコンです。

 関数電卓にプログラム機能が搭載されたのが1970年代の後半で,プログラムを記述する言語に当時わかりやすくて覚えやすく,そこそこ何でも出来る言語として人気だったBASICを搭載したものが1980年代初頭に登場しました。

 BASICを搭載してプログラムが組めれば,それはもう当時のパソコン並です。当時はBASICをはじめとする高級言語が走るコンピュータを個人で持つことが夢だった時代ですので,それが関数電卓の進化形であったという出自はさておき,小さく安く,そして電池で動いて,しかも電源を切ってもプログラムが消えないので高価な外部記憶装置がなくても便利に使えるポケットコンピュータは,それまでの工業高校や理系の大学生,専門家から一気に「パソコンが買えない人々」をユーザーにし,彼らを虜にしたのです。

 学生は言うに及ばず,専門家は計算をする道具としてポケコンを使いますので,それは目的でも楽しみでもありません。しかし,パソコン代わりに買ったマニア達は,それを触ること自身を目的として楽しんでいました。

 楽しんでいる人は強いです。ゲームなどのプログラムが多く作られ,内部解析が進み,マシン語によるプログラミングやハードウェアの改造や拡張が行われ,そしてその成果が当時唯一の情報交換手段であった雑誌に掲載されて,独特のコミュニティーを形成していました。

 小さい事,遅いことなどの,ポケコンにまつわる制約は,むしろそれを「登るべき山」と積極的に克服し楽しむ傾向が強く,高い技術力を持つ先駆者達が切り開いた新しい地平を,多くのフォロワーが共に進んでいたような時代でした。

 メーカーもそうした動きに好意的だったように思えて,ファンクラブを主催したり,機能強化した新機種を投入したりと,実質2社体制による競争原理と相まって,活気にあふれていました。

 しかし,ポケコンはあまりに制約が多すぎましたし,パソコンの進化とは別の道を進むことになってしまい,客観的に見て1980年代後半のポケコンのマニアは,ちょっと他のパソコンのマニアとは異質で,悪く言えば孤立したコロニーを形成していたように思います。

 マニアがポケコンを夢中で触っていた1980年代の後半,すでにパソコンの高級言語はBASICインタプリタからCコンパイラに移行し,そもそもプログラムを自分で作ることは一般的ではなくなっていました。

 自分がしたいことを実現するアプリケーションソフトを購入し,それを実行する環境として,パソコンが使われていた時代になるに至って,ポケコンの存在意義は徐々に薄れていきました。

 一方で,小さい事は通学の負担を軽く,安いことは教材として経済的な負担を軽く,わかりやすいBASICが即使える事は初心者がプログラミングを学ぶには最適であるという点が評価され,工業高校や専門学校の教育用の個人用コンピュータとして,使われる事が主流になっていきます。

 現在はどうかというと,すでにカシオは撤退,シャープも教材用に1機種のみを残すのみとなっていますが,これも登場からすでに5年ほど経過していますし,そもそもオリジナルは18年も前に出たもので,これをちょこちょことマイナーチェンジしたものが今も出ていると言う状況を考えると,教材を安易に廃止できないという社会的責任から細々と続けているという印象が拭えません。

 それでも,かつてあの小さな液晶画面に広大な宇宙を見た私のようなオッサンは,ポケコンがまだ新品で買えると言うことを,とてもうれしく思うわけです。

 しかし,それも,もう風前の灯火という感じです。唯一の現行機種は2009年に登場したPC-G850VSで,これは1996年に登場したPC-G850のマイナーチェンジ版です。噂ではすでに生産は中止されており,在庫のみになっているという話です。

 ですが,経済的にいろいろ厳しい状況にありがちな高校生が,一人一台自由に使えて,しかも家でも学校でも持ち歩く事が出来るコンピュータを,わずか15000円で手に入れる事が出来るというのは非常によいことで,ポケコンならではのメリットがもう少し評価されればいいなと個人的には思っています。

 あと,あまりクローズアップされないのですが,ポケコンのBASICはもともと関数電卓だったなごりもあり,計算の精度が電卓並みなのです。当たり前と思うかも知れませんが,これがパソコンのBASICだと適当に丸められたりして,科学技術計算にはちょっと使えないような精度のものもあるのです。ポケコンは安くとも,そのあたりは完璧ですので,計算結果が黙って信用出来るという安心感は,特に教育用途には必須と言えるかも知れません。

 そんなわけで,ポケコンは主に工業高校の教材として教育機関系の販路でしか買えないものになっていますから,小売店では買えません。それに,大学進学率の向上と少子化の影響もあるそうで,この先市場は小さくなるばかりですから,新機種はもとより,現行機種もいつ買えなくなるかわかったものではありません。

 PC-G850Vという1つ前の機種は,PICマイコンのアセンブラを内蔵したことが売りの1つだった関係で,一部の電子部品屋さんでも店頭販売されていましたが,そのPICも今や時代遅れになり,現行機種のPC-G850VSでは機能こそ残っていますが,マニュアルの記載はほとんど削除されており,電子部品屋さんでの販売も見かけなくなっています。

 随分ポケコンと遊んできた私としては,今ここで最終機種を買っておかないと行けないだろうと,PC-G850VSを買うべく,行動を開始しました。

 解決策は案外簡単に見つかり,東京のある教材屋さんが在庫を持っていて,我々のような一般への小売りも応じてくれることがわかりました。ただ,前述のように製造中止の話も出ていたくらいですから,在庫がなければもうアウトでしょう。

 メールで問い合わせると,うれしいことに在庫ありです。値段もいわゆる定価に送料ですから,電子部品屋さんの店頭販売価格よりも随分安く買えます。

 グダグダしていても仕方がないので,速攻で注文,代金を振り込んだら,翌々日には手もとに届きました。

 早速,いつものようにレビューでもするか,と思ったのですが,昨夜ちょっと触った限り,特に取り立てて書くこともないんですね。確かにZ80を使ったポケコンであるPC-1600KやPC-E200に比べて進化していますが,ポケコンという本質が変わるわけでもなく,またオリジナルが10世紀生まれという古くささも拭えないので,あまり感動もないのです。

 大きさはもはやポケコンとは言えないくらいに分厚くなりました。下手をするとPC-1600K並の分厚さになっているんじゃないでしょうか。

 玩具にありがちな厚ぼったい感じは,学生の乱暴な使い方に耐えるための堅牢性追求の結果でしょうが,かつてのポケコンが持っていた凝縮感であるとか,洗練された感じは皆無で,使っていてもあまりうれしくありません。

 画面はフルグラフィックになりましたが,そんなことより6行表示が可能になったことが素晴らしいです。キーは大変使いやすく,これは満点を上げたいです。

 電池を入れるとPC-E200でよく見たリセットの画面が表示されますが,動き出せばそれはもうRUNモードとPROモードを切り替えて使うポケコンそのものです。

 それともう1つ残念な事は,これまでポケコンを買うと,メモリ増設などの改造を必ず行ったものですが,PC-G850VSについては全く改造の余地がないということです。

 PC-E500系のマシンなら,大容量メモリの搭載も可能ですが,Z80を内蔵するPC-E200はよく言えば素直,悪く言えば改造の余地のないマシンで,特にRAMは32kByteから全く増やすことが出来ません。

 外部記憶装置についてもカセットの入出力も廃止になっていますし,本体内蔵RAMのバッテリーバックアップもなくなっていますので,かなり割り切って使う事になりそうです。

 BEEPも出ませんが,これは教室でみんながピーピーやるとうるさくてかないませんし,やむを得ないのかなと思います。

 PC-G850VSのC言語は,カシオのVX-4のようなインタプリタではなく,一応コンパイルをして動かすセミコンパイラ方式と呼ばれるものが搭載されています。とはいえ,C言語の文法をちょこっと覚える程度のものだという点ではそんなに違いはないように思いますし,これで実用的なソフトを書くということは,あまり想定されていないように思います。

 これは,CASLとZ80それぞれのアセンブラにも言えて,結局まともに使えるのはBASICだろうという話になりますが,メモリマップやシステム構成,BASICの文法を見てもそれは1980年代のマシンであり,悪い意味ではなく生きた化石と言えるような気がします。

 個人的には,結局1980年代から進化していないならば,もっと小さくもっと安く作ることが出来るんじゃなかろうかと思いますが,そこは教育向けで数の小さい世界ですから,仕方がありません。

 ということで,おそらくこれで私のポケコンコレクションは最後になると思います。PC-1245はすでに液晶が死んでしまってほぼ使い物になりませんし,X-07も同じように液晶が駄目になっています。

 10年ほど前にPC-1261などがとても高価な値段で取引されていたことがありましたが,そんなポケコンも液晶がもう軒並み死んでいるんじゃないかと思います。

 当時のマシンには素晴らしいものが多くて,私も欲しいとは思いますが,機能的にも思想的にもそんなに代わらないものが,新品で買えるということにまずは感謝し,日常的に使ってみようと思っているところです。

URL変更のお知らせ

  • 2014/04/08 09:48
  • カテゴリー:備忘録

 お知らせです。

 長い間無料で使わせてもらっていたDynDnsが,とうとう全面的に有償化されることになりました。

 あと30日で無料で利用出来なくなるというメールが届いています。

 まあ,年間25ドル払ってもよいのですが,他に無料のDDNSがありますので,残念ですがこちらに移行することにしました。

 よって,長年使って来たgshoes.dyndns.orgは,近日中に廃止されて,使えなくなります。

 新しいドメインは,

gshoes.no-ip.biz

 です。ホームページのURLは,

http://gshoes.no-ip.biz

 で,艦長日誌のURLは,

http://gshoes.no-ip.biz/mqv/

 です。

 すでに切り替えが済んでおりますので,以後はこちらでご覧下さい。

aitendoのDSPラジオ

  • 2014/04/04 15:03
  • カテゴリー:make:

 私の親しい友人の一人に,ラジオ好きが高じて電子工作に目覚めた人がいます。彼はもともと機械屋で,電気関係には抵抗がある人だったのですが,どういうわけだか自宅には立派なオシロスコープも鎮座してあり,いっぱしの電気設計者です。

 そんな彼がある時,aitendoなるお店の話をし始めました。私に知っているか?と尋ねるので,ああ,買い物をしたことはないけど知ってるよというと,ここで買ったラジオが動かなくて困ってるんだと,言い出しました。

 aitendoは,最近出てきた電子工作の部品を扱うお店なのですが,きちんとしたものを扱っていると言うよりは,なんだかよく分からない怪しげなもの(主に中国製)を,安価に売っているというお店です。仕様書とか説明書とか,そういうものはほとんど用意されておらず,かといって自力で調べる事が出来るほどまともな部品でもないため,まるでパズルを解くかのような非論理的な世界が,一部のマニアの心を鷲づかみにしているようです。

 彼の場合,年始にaitendoの福袋を店頭で買ったことが事の始まりだったらしいですが,とにかく謎だらけで,先に進まんとぼやいていました。そこで,私に助けを求めたという事のようです。

 私もラジオは好きですし,一応この道30年のベテランですから,aitendoくらいなんでもないと思っていますので,彼が特に困っているといっている,DSPラジオを買うことにしました。ポリバリコンの背中にすべての機能が収まった基板がくっついている,超小型のラジオモジュールですね。

 日本ではラジオは完全に旧世代の遺物で,新規開発はもう行われていないに等しいわけですが,実は海外では革命的な進歩が起きています。それが,DSPラジオです。

 従来のラジオはLC共振回路で作った同調回路で電波を選び,これをある周波数に変換してから,復調して音を出していました。もう何十年もこの方式です。

 ところがDSPラジオは,まず手当たり次第に電波を取り込み,A-D変換でデジタル化し,これをDSPに突っ込んで欲しい周波数の電波を選び,復調します。欲しい電波を選ぶ事も,復調することも,実はちゃんと数式で書くことが出来て,計算で行うことが出来ますが,複雑な計算をリアルタイムで,しかも安価に行う方法など存在せず,それらを行う部品を使って処理していたわけですね。

 いわば,数学的な処理が近似された特性を持っている部品を探してきたり作り出したりして,ラジオを作っていたわけです。

 話が逸れますが,これはアナログコンピュータとデジタルコンピュータとの違いのようなもので,微分をするのに,微分をする回路を作って電圧を測ったのがアナログコンピュータ,微分を近似して計算して求めているのがデジタルコンピュータです。

 単純な繰り返しの計算を猛スピードで行うことで,それなりの速度とそれなりの精度が得られるようになれば,値段も下がるし信頼性もあがるし扱いも楽になるしで,いいことずくめです。こうしてこの20年,我々の身の回りのものはデジタル化が進みました。

 ラジオの世界は,ここ10年ほどでようやくDSPの性能がラジオに使えるようになったことで,まずは軍用の無線からDSP化されるようになってきたのですが,民生用の短波ラジオくらいなら,もうDSPは当たり前なんですね。

 数学的に計算されるのが理想なラジオの世界を,近似した特性を持つ部品で代替していたのがこれまでの状況ですから,正確無比な演算で処理できれば,これに勝るものはありません。ですから,今回のDSPラジオも,500円で超小型で中国製で,回路もなにやら怪しいにもかかわらず,動き出せば実に高感度,高音質でビックリしました。

 受信周波数を選ぶプロセスも演算ですのでバリコンのような部品を使うことはないのですが,そこはチューニング=ダイアル=バリコンという固定観念があるのか,無理にバリコンを使っているような回路です。

 こんな最新のDSPラジオでも,音声出力は謎の仕様で,ステレオ出力時は左右で位相が逆になっています。これは,モノラルスピーカーの出力と兼用になっているからのようで,スピーカーの出力を稼ぐためにBTLになっているせいです。

 BTLの時には,片側の位相は逆にして突っ込みますが,ステレオのヘッドフォン出力の時には,GNDをコモンにしたシングルエンドでないといけないので,位相を戻さねばならないのに,さぼっています。

 ヘッドフォンの接続を逆にした,専用品を作ればこのままでもいいのですが,それでOKにしちゃう中国製品の思想に,私は驚愕しました。私は結局,ヘッドフォンによるステレオの受信はあきらめ,モノラルのスピーカー専用ラジオに仕上げました。

 小さいプラケースに詰め込み,なんとか形にしましたが,AMはもちろんFM,そして短波も受信出来る優れもので,大きな音がスピーカーから出てきます。

 日本にいると,ラジオが20年前からちっとも進化せず,もう終わった存在に見えてきます。しかし,世界的には完全に世代が移行した新システムが普及期に入っており,その性能の向上は圧倒的なものがあります。そしてそれらは,スマートフォンなどに内蔵されたラジオICに応用されており,実は我々は気が付かないうちに,DSPラジオのユーザーになっているのですが,誰もそんなラジオの事を気にかけるわけではなく,子供たちも興味を持たずに,古い知識だけが年寄りによって口伝されるという,悲しい現実が,まさに起きています。

小ネタ集

 2月から3月にかけて,忙しかったり体調を崩したりと,なかなか日誌を更新できなかったのですが,それなりに書くべきこと,書きたいことは毎日起きています。


・実家にいる猫

 実家には猫がいます。とはいえ,私が実家を出てから随分後に,念願叶って母が飼い始めた猫ですので,猫にとって私は全くの他人です。

 その猫の名前はチョボといいます。全くの雑種で,白と黒のぶちのある猫ですが,顔の模様もなにやら不思議で,鼻のあたりに「ちょぼ」があるように見えるので,チョボと命名されたそうです。

 チョボはなかなか不幸な猫で,母の友人に乗馬を趣味にする人がいて,その牧場に捨てられていた子猫のうちの1匹だったとの話ですが,チョボだけがあまりになつかないという理由で,里親から戻されてきたそうなのです。

 なつかないといっても,とにかく攻撃してくるらしく,手に負えないということでモッドされるのもやむなしなところがあるわけですが,ほとほと困り果てて母親に相談したところ,じゃうちで飼おうかという話になったようです。

 それでもなつかなければ駄目なわけですが,果たして母親にだけは,甘えて甘えて,ずっとくっついているという話です。母親以外には絶対に甘えなかったこの猫は,めでたく相思相愛で母との共同生活を始めることになったのでした。

 おそらく,ですが,その牧場できっと人間に怖い目に遭わされたんじゃないでしょうか。それこそ命に危険が及ぶほどの体験があって,警戒すべき特徴を持つ人間に怯えることを,小さい子猫のうちにすり込まれたんじゃないかと思います。

 母は,長く猫を飼ってきましたし,体も小さく,動作も大きくありません。声も小さく高いですから,少なくとも警戒すべきタイプの人間と認知されることはありません。このことは,後日,弟や私,あるいは父に対してチョボが取った行動でも,裏付けられると思っています。

 いつも怯えて,やせて小さかったチョボは,絶対的な安全を保証される母との共同生活において,徐々に心身ともに正常な猫に戻っていきました。体も大きくなり,トイレ等の生活習慣も素早く覚え,家中を散策することを楽しむようになり,厳しかった表情に豊かさが戻り,なにより母親に甘えて暮らすようになりました。

 母もそんなチョボとの生活がとても楽しいようで,両者はまさにベストパートナーとなりました。

 しかし,母以外の人間には相変わらず隙を見せず,鋭い眼光を見せるのです。最初は弟に対してそうでした。数日間押し入れから出てこなかったそうです。既製の機会が多い弟には,そのうち慣れて,今では母同様にすり寄ってくるそうです。

 父には絶対近寄らないそうです。詳しいことは知りません。

 私はと言うと,これまで1度だけチョボに会いましたが,この時は一度も姿を見せてくれませんでした。やっぱり体が大きく,声も太い男の人には警戒心を解かないのかもなあと思っていましたが,あれから3年,なんとチョボは私にお腹を見せて,ごろんと転がって甘えてくれたのでした。

 私がこの3年で変化した訳ではありませんから,これはもうチョボが変わったとしか思えません。母がチョボの傷を癒やしたのだろう,チョボももう怖がる必要はない,母と一緒にいる人間なら大丈夫と,そんな風に思ってくれるようになったのかも知れません。

 D800に24-70を持ち帰っていたので,これでチョボを撮影してきました。次に会えるのがいつになるか分からないですから,貴重な機会になりました。

 チョボの尻尾は,L時に曲がっていて,遠くから見ると尻尾の先端がハート型になっているようにみえるのです。そんな尻尾を触られることを,チョボはとにかく嫌がるのですが,以前と違って柔らかい表情になったチョボは,私から見てもとにかくかわいらしい猫だと,思いました。


・なくした本が出てきた話

 先日,大阪で私の持ち物を整理してきたことをここに書きましたが,後日談を1つ。「最盛期の国鉄車輌」というシリーズがネコパブリッシングから出ているのですが,かさばるのである時期までは実家に保存してありました。

 引っ越してからはこちらにのこしてあるのですが,今回実家の分を持ち込むことで,全館自宅に揃えられると喜んでいたのです。届いた荷物をほどき,実家にあった分を本棚に並べてみると,1冊足りません。あれ,第7巻がぬけています。

 自宅にあったのは第8巻からですので,本来なら実家に第1巻から第7巻までなければなりません。第7巻の発売時期を調べてみると,ちょうど引っ越しの前後です。実家に送った可能性もあるし,引っ越しの荷物に紛れている可能性もあります。最悪なのは引っ越しのどさくさで紛失したことでしょう。

 引っ越しというのは細かい事に気が遣えませんので,何が起きても不思議ではないだけに,本が1冊なくなるなんてことは十分に考えられることです。

 そして,決め手になったのは,私の蔵書管理データベースです。これによると,第7巻は自宅にあるということになっています。つまり,実家には送っていません。

 そこで,未開梱の荷物や嫁さんの持ち物など,私がまだ見ていないものをざっと調べてみたのですが,やっぱり見つかりません。これはもう,なくしたと考えるほかなさそうです。

 なくしたなら買えばいいじゃない,とどこかの王妃がいいそうですが,amazonで調べると注文できないと出てきます。他の本屋さんを見てみると品切れ絶版と出てきて,どこも注文できません。第6巻までは増刷がかかっているのか注文できますし,第8巻はまだ在庫があるようなのですが,第7巻だけはちょうど手に入らない状況です。

 かの王妃も,自分ではどうにもならない時代の渦に飲み込まれましたが,私も自分ではどうにもならない事態に遭遇してしまいました。

 まず,絶版の本がなぜか注文できて,どうせ駄目だろうと思っていたら届いてしまったという経験を何度かしているブックサービスを見ます。すると,なんと注文できるじゃありませんか。納期も明確に書かれているので脈はありそうですが,なんといっても版元が「ない」といっている本ですから,望み薄です。しかし,他に手はないので注文をします。

 その後,ジュンク堂を調べてみると地方のお店に在庫があることが判明。もしブックサービスが駄目だった場合には,ここに直接電話して,送ってもらうことにしましょう。

 さらに,鉄道の本なら模型屋にもあるはず,と調べた結果,いくつかの模型店にも在庫があると判明。ダブってもいいから,ブックサービスの状況が判明する前に買ってしまってもいいかもしれないと,その時は思いました。

 その数時間後,ブックサービスから「発送しました」とメールが届きました。あれ,本当に手に入ってしまった・・・恐るべしブックサービスです。

 翌日受け取ることが出来なかったので,週末に再配達をお願いしたのですが,金曜日の夜別件で母親と電話で話をしていると,母親が最後に「そうそう」と切り出しました。

 いわく,「あんた,本が数冊残ってるで」

 もしやと思って,残っている本のタイトルを読み上げてもらうと,やはり「最盛期の国鉄車輌」でした。そう,実家にあったのです。

 母親が言うには,この本が入っていた箱は屋根裏にはなく,別の部屋の隅っこに置いてあったそうです。これはどうも私が引っ越しの直前に実家に送った本らしく,最後の荷物だっただけに実家でも,そして自宅でも管理されない,宙に浮いたものになったようでした。

 ブックサービスの本が翌日の朝に届くという時に,実家にあると判明する・・・なんと残酷なことでしょう。

 母親も悔しがっていましたが,私はどういうわけだかさっぱりしていて,自分のミスをお金で解決してなかったことにしようとした罪が,なんだか濯げたような気がして,うれしくなりました。

 果たして,届いた「最盛期の国鉄車輌第7巻」は,背表紙は日焼けしていますが,本そのものはとても綺麗で,これもなにかの縁だなと,私はこいつを本棚に収め,全巻揃ったことに,満足しました。


・消費増税前のささやかな抵抗

 あと数日で消費税があがります。3%の増税ですので,1万円につき300円の値上げに相当します。どうぜ値上げするなら,その300円は有効に活用されるであろうメーカーに入って欲しいと思うわけですが,不本意とはいえ選挙で決まった結果ですので,仕方がありません。

 なら,抵抗できるのは買いだめくらいです。安いものを買いだめても面倒なだけなので,高価で長持ちするものを買っておくのが賢い買い方です。

 そして,その代表はなんといっても,お酒です。私は500mlの缶ビールを4ケース(そのうち2ケースはエビスですよふふ),紹興酒を12本,そしてスコッチウイスキーを12本買いだめました。しばらくはこれで安心です・・・って,これにいったいいくらかかったのか!

 しかも,収納場所も問題です。嫁さんにだまって,使っていない部屋の押し入れにこっそり入れてありますが,もしばれてしまって,嫁さんが飲んだり誰かに売り飛ばしたりしても,もともとなかったものなだけに,私も嫁さんを問い詰めることはできません。なら,自分でさっさと飲んでしまうべきかと思いましたが,それなら何のための買いだめでしょう。

 消費税のアップが,こんなジレンマを生むとは,想像だにしませんでした。

 一方で,買うのをやめたものもあります。

 増税前にレンズを1つ買おうと思っていましたが,年末からずっと現行のニコン純正の60mmマクロレンズ(Micro-Nikkorですね)の値段が下がるのを待っていました。

 このレンズ,実売で5万円そこそこにも関わらず登場時からその卓越した性能で評判になっていたレンズで,D800が登場した時にニコンが推奨したレンズ一覧の中で,最も安価なものでした。ナノクリスタルコートを採用したこともあって,この価格でこの画質が買えるのは大サービスですね。今もって大人気の高画質レンズです。

 4万円中頃だった時期もありましたが,年末の段階で5万円程度,そこから徐々にあがり,今は6万円弱というところです。

 年末に買っても良かったのですが,いや,年度末には下がるはずと我慢したところ大ハズレで,今もって値段は高止まりです。このまま待っても値段は下がらないだろうから,この際買っちゃうかと思ったのですが,冷静に考えると増税分は6万円弱で3%ですから,ざっと1800円。先々1800円以上値下がりするなら,今買わない方がよいですよね。

 私にまだこうした冷静さが残っていることに感謝しつつ,とりあえず購入を保留しました。そういえば,2歳半になる娘が,最近カメラを意識するようになり,カメラを向けると逃げるんです。新しいレンズを買う理由が,また1つ減ってしまいました。


・電気工事士の資格が役に立つ

 2月に免状を手に入れた第二種電気工事士ですが,以前より問題として上がっていたコンセントの増設を行う事にしました。

 作戦は3つで,まず2口のコンセントを3口のものに交換することで,1列なら1つ,2列なら2つコンセントが増やせます。

 次に,LANやテレビアンテナと一緒になっているコンセントの場合,2列でも1マスだけあいている場合があって,ここに1口のコンセントをあてがうことで,きっちり2列が埋まり,コンセントがさらに1つもしくは2つ増やせたりします。ここまではとても簡単な作業です。

 最後に完全な新設で,壁に穴を開けてコンセントを作り込みます。これはリスクが大きいですよ。なんといっても,壁の向こうは見えませんから,穴を開けようとのこぎりを入れて切ってみたはいいけど,実は柱があったとか,電線を切ってしまったとか,後戻りの出来ないトラブルが懸念されます。

 仮に穴が開いても,そこに電線を引っ張ってこないと行けないわけで,どこから引っ張ってくるのか,よく考えないといけません。間に柱があれば,柱に穴を開けないといけませんし,もし間にある柱が3本あったら,真ん中の柱にはどうやっても穴を開けられませんので,ここで手詰まりです。

 余程の自信がない限り,手を出せない世界なのですが,その代わり圧倒的な利便性を誇ります。

 うちは,電気に依存する家ですので,とにかくコンセントが足りません。おかげでテーブルタップがそこら中に転がっているのですが,それがおよそ新築の家に見えない,見苦しさを醸し出すわけです。

 意を決して,新設に挑みました。

 まず,リビングにある,作り付けのテレビラックです。ここはラックの下の棚の部分にコンセントがあるのですが,ラックが横方向に三分割されていて,しかも奥で繋がっていません。コンセントがない区画は,電源を確保出来ない仕組みになっています。

 これはさすがに不便という事で,コンセントをその区画に新設しました。交換によって多数出てきた部材の再利用をしたいということで,2口を2列作りました。

 細かい作業過程は省きますが,穴を開けると,ギリギリの所に柱が通っていて,とても危ないところだったということをここで白状しておきます。ちなみに電線は上方のコンセントから取ってきましたので,柱に穴を開けることもなく,実にスムーズに解決しました。

 次に階段の向かいにある,カウンターです。このカウンターは書き物をしたり,ノートPCを広げてちょっとした作業をしたりする場として作りましたが,なにせ電源が必要なものが多く置かれる(携帯電話のACアダプタとか)ので,とにかく見た目に不格好でした。

 そこで一気に増設です。3口を2列作り,元々の2口2列を3口に変更します。また,1口も余った場所に用意して,9口も増やしました。それでも,大きなテーブルタップは1つで6口ですから,5口も増えるんですね。

 穴は綺麗にあいたのですが,柱に穴を開けないと電線を引っ張ってこれないようになっています。ところがこの柱が結構離れたところにあって,ドリルが斜めにしか入りません。もし角度が深くて,向こうの壁に穴を開けたらどうしようとか,いろいろ不安はありましたが,まあどうにかなるだろうと根拠のない自信で作業開始。

 しかし問題は,その穴に電線を通す作業でした。

 電源を取るもう1つのコンセントと,今回開けた柱の穴は,直線で結ばれているわけではありません。1m近く離れている場所に,柔らかい電線を渡す作業ですが,断熱材がぱんぱんに入っているし,柱の穴はわずか10mmです。これはやっちまったかなと冷や汗が出ます。

 しかし,大穴を開けた以上は,やり遂げねばなりません。腕を突っ込み,ヒーヒー言いながらなんとか電線を通すことに成功しました。後の作業はとても簡単。当初の目論見通り,大幅にコンセントを増やすことが出来ました。

 作業には細心の注意をしましたが,それでもやっぱり不安があるものです。断熱材が直接触れないようにするカバーも注文していますが,納期が1ヶ月かかるという事で問題がすっきり解決するのは,ちょっと先になりそうです。

 ところで,この作業においてもですが,プラスチック製のコンセント取り付け枠を割ってしまったので,将来子供部屋にする予定の別の部屋のコンセントから部品を取ってきて急場をしのいだことを,白状しておきたいと思います。

 こうなってくると,不便なところは直したいとおもうわけで,次は検討部屋と呼ばれている,主に私が使わせてもらっている部屋です。今部品を注文していますが,ここはここでなかなか難易度が高く,計画をよく練ることと同時に,壁の向こうの柱や電線を探知する機械を買いました。これ,3000円ほどで買えるんですね。

 3000円をけちって,開けてはいけない場所に穴を開けて閉まったら,もう私は自分の腹に穴を開けてお詫びせねばなりません。まだ一度も役に立ってませんが,いずれ活躍してくれるでしょう。

・古いDVD-Rから映像を抜き出す

 ちょこっと書いていますが,アナログTV時代に導入したHDD/DVDレコーダ「DMR-HS2」で残してあったDVD-Rが,古いものだと10年を越えています。

 大して重要なものも残してありませんが,10年前のテレビがせっかく残っているのだから,DVD-Rが読めなくなる前に残しておこうと,H.264に圧縮した後,HDDに取っておくことにしました。

 暗号化されているわけではないし,あくまで個人的な使用ですので,いつ読めなくなってもおかしくないDVD-RからデータをPCにコピーし,エンコーダーでひたすら圧縮するという,気の遠くなるような作業をずっと続けていました。

 約2ヶ月経過し,かなりの数のDVD-Rを取り込んで廃棄したわけですが,96枚入りのケースに15箱ほどあったDVD-Rが,最終的には1.5TB程にまとまりそうな感じです。

 これだけの数のDVD-Rを読み出してみると,いろいろ傾向が見えてきます。

 まず,ほとんどのDVD-Rが劣化しておらず,まだまだ十分読み出せそうなこと。エラーが増えたり,RFレベルが下がってしまって回転速度が落ちることなく,ほとんどのDVD-Rが最高速で読み出せました。

 とはいえ,全く読み出せないひどいものもあります。特にマクセルのDVD-Rは,時期やロットを問わず,ほとんどのディスクでエラーが出るか,マウントが出来ない状態になっていました。

 不思議なことに,このディスクをプレイヤー専用機にかけるとちゃんと再生出来るんですね。PCでコピー出来ないということですので,劣化ではなくなにかフォーマットに関係する問題じゃないかと思いますが,寒い日の朝の一発目だけはエラーが出ないとか,ドライブを変えると読み出せたりとかしましたから,やっぱディスクに問題があるということでしょう。信じてたのに,二度とマクセルのメディアは買いません。

 手に取ると薄くて,こりゃだめだろうと思うようなノーブランド品や激安品は,予想に反してほとんど大丈夫でした。姿を見なくなって久しいradiusというブランドの特価品は,真っ先に駄目になるだろうと思っていたのですが,どれもエラーを起こしませんでした。

 エラーが起きるとそのファイルが読み出せませんが,わずか数キロバイトが読み出せないだけなら,実際の映像や音声の途切れは一瞬ですから,そこはスキップして続きを読み出して欲しいところです。でも,PCにとってはその数バイトが命取りになるかもしれず,これはもう両者のデータに対するスタンスの違いですから,仕方がありません。

 PCで,エラーを無視して読み出すソフトがないものかと思ったところ,いくつか見つけました。OSがリードエラーを返すには長い時間がかかりますから,丸一日かかったこともありましたが,それでも読み出せるだけましで,マウントしないことにはどうにもなりません。

 マウントしないディスクが出てきた時に少し調べてみると,ファイナライズを指定ないものが出てきました。もうDMR-HS2は捨ててしまいましたから,今さらファイナライズなんて出来ません。

 と困って調べてみたら,PCでファイナライズをするソフトがありました。不安がありましたが,ちゃんとファイナライズ出来て,マウントできました。世の中にはすごい人がいるものですね。

 このソフトがすごいのは,マウントしないエラーのディスクでも,ファイルをサルベージ出来ることです。これで何枚か救い出しました。

 いやはや,懐かしいテレビがわんさかでてきたのですよ。

 例えば,DVD化されることが絶望的なパペポTV。総集編が残っていたので,久々に見たのですが,まあ面白い事。

 スケバン刑事も出てきました。権利関係でDVD化されないダーマ&グレッグの第5シーズンも発掘されました。やっぱり猫が好きも出てきましたし,かつてNHKで放送されたサンダーバードもすべて出てきました。なんだかんだで伝説化した番組を,こまめに残してあったようです。

 つくづく思うのは,ここ数年テレビ番組を見なくなりましたし,録画することも,残す事もしなくなりました。ある時期以降のテレビ番組が,全く残っていないという状況になると予想できますが,例えば10年後,20年後に伝説となる番組がそもそもあるんだろうかと,そんな風にも思います。

 ん?ここ数年?

 まさに,地デジ移行後ですね。ダビング10でしたっけ?著作権関係がうるさくて,このままだと日本の「メディアに残して保存する」というテレビ文化が崩壊すると言われたのが,本当になったなあと思う訳です。まあ,壊れてしまったものは,もう元には戻りませんし,私も別に困っていません。残す価値のある番組もなくなったように思いますしね。

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