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マルチクイックMR730ccを買いました

  • 2013/01/17 12:09
  • カテゴリー:散財

 先日,離乳食を作るために茹でた小松菜を包丁でトントンと細かく刻んでいる嫁さんを見て,こういう作業こそ機械化すべきじゃないのか,と言う問題意識がぐいっと頭をもたげて,調理家電を探してみることにしました。

 いわゆるフードプロセッサーのたぐいになるわけですが,これははっきりいって,とっても面倒な代物です。そこそこ大きいので使うためにも保管するにも場所を取る,電源の確保が大変,お手入れに手間がかかる,案外うるさい,ということで,それこそ一日中みじん切りをやってる人ならいざ知らず,結局包丁でやった方が楽だし早いということになりかねません。

 裏を返すと,これらの問題が解決すれば導入してもよいわけで,フードプロセッサーの欠点として何十年も語られているのに改良されていないはずはないと,ちょっとamazonを見てみることにしました。

 そうすると,ありました。タイムセールをやっていて,しかもキャッシュバックがあるというので,とりあえずポチりました。

 ブラウンの「マルチクイックMR730cc」です。お値段は9500円。泡立て器付きです。

 この商品,いわゆるブレンダーです。どかっと設置して使うのではなく,50cm程の棒状の本体の先端に,花びらのように開いた部分があり,ここに高速回転するブレードが付いています。液体を混ぜるのはもちろん,ちょっとしたものなら回転するブレードですりつぶすことも可能です。

 しかも,この先端部はステンレス製で,調理直後の熱い物でも冷まさずに処理できます。飛び散ると危ないと思いますが・・・

 先端部を外して付属のスライサーに本体を差し込むと,みじん切りが可能です。もちろん特別に付属する泡立て器を使えば,結構面倒な泡立ても楽ちんです。

 ま,このくらいなら別に普通の商品ですが,このMR730ccが素晴らしいのは,コードレスであることです。

 この手の調理家電は電動工具と同じで,結局ACで動くものに,コードレスタイプはかなわないというのが,私の認識でした。ところがえらいもんですね,最近のコードレスは。

 パワーも十分,連続動作時間もAC機と変わらない時間を確保し,使いたいときにさっと手にとって使う事が出来る格別の便利さと見事に両立しています。使わない時は専用スタンドに立てて置くと,いつも満充電です。

 しかし,使って見るまで油断は禁物です。

 先週末実際に使ってみました。

 まずブレンダーです。ブレンダーを使う作業の定番はなんといっても,自家製マヨネーズです。

 小学校の家庭科の授業で油を徐々に入れるべき所を,1回の投入量をどこまで増やすことが出来るかというゲームを始めたバカ男子(もちろん私が筆頭です)が,しきい値を超えた油の量に突然分離してしまい,女子に怒られたあげくにお通夜のように無口で食することになってしまったあの一件以来,マヨネーズを作るなんてことは考えないようにしてきました。

 説明書にあるように,材料を揃えます。油・・・これはオリーブオイルでもよいそうです。面白そうです。酢・・・酸っぱければよいということで,レモン汁(というかポッカレモン)でいきましょう。塩とコショウは私の気持ちを込めて,多めに入れておきます。

 最初に卵を付属のカップに入れて,他の材料を投入していきます。そしてブレンダーを黄身を潰すように回転させます。

 おー,みるみる乳化していきます。小学生の私に見せてやりたいです。

 味見をしましょう・・・うえぇ,ゲロマズ-。

 オリーブオイルの味しかしません。酸味はさわやかと言うより,そのまんまレモンです。塩もコショウもたくさん入れたつもりでしたが,個性的な油と酸味が強烈過ぎて,全然足りない印象です。

 これはマヨネーズではなく,オリーブオイルとレモン汁だと思って食べようという事になりました。よく言われるように,マヨネーズは油の味がそのまま出てきます。美味しい油と言われてもピンと来ません。

 嫁さんの「普通の油と普通の酢でやったら?」という心ないコメントに,「それなら味の素のマヨネーズでええやんけ」と涙目で返すのが精一杯でした。

 気を取り直し,みじん切りです。こちらが本命ですね。みじん切りと言えば玉葱,玉葱と言えばカレーです。

 私は玉葱を2玉使うのですが,玉葱を1/4に切ってスライサーに入れます。あれ,2玉入りません。仕方がないので1玉半だけにしておきます。

 スイッチON!ぐいーんとブレードが回転し,玉葱が細かくなっていきます。しかし,量が多すぎたのか,全体に細かくならず,細かい層と荒い層が分かれてしまいました。

 これではいかんと,荒い層まで細かくなるよう,しぶとく電源を入れ続けます。ああ,やり過ぎて細かくなりすぎました。

 フタを開けると,あわれ,玉葱おろしが出来上がっておりました。ドロドロです。

 ま,まあいい,最終的には玉葱は溶けてしまうんだから,これでいいんだよ,と自分に言い聞かせますが,これだけドロドロだと,きつね色になるまで炒めることが出来ない事に気が付きました。油と混ぜて熱を加えるだけです。

 ここで失敗を悟った私は,ばれないようにさっさと煮込みに移行します。

 完成後,口に入れて,私は嫁さんに謝りました。

 まず,玉葱のつーんとした味が強烈です。そしてあの独特の甘みが全くなく,コクもありません。その上,カレーがまるですり下ろした山芋でも入っているかのように,ネバネバしています。

 やっぱあれですね,みじん切りにして十分な熱を加えて甘みを出すことをしないと,さっぱり美味しくありません。

 ちなみに,半玉残った玉葱は,うまくみじん切り出来ました。要するに,量が多すぎたことが失敗だった,と言う話ですね。1玉が限界だと覚えておきましょう。

 MR730ccは単純な家電だけに,使いこなしが必要です。そこが面白さでもあるわけですが,私は完全になめてました。

 ということで,まとめておきましょう。


・よいところ

 なんといってもコードレス。いちいち電源を用意することもなく,作業中に邪魔にならず,これはもう別の商品といっても良いくらいです。

 ブレンダー,スライサー,泡立て器の3点セットで,主な調理はほとんど可能です。しかもほとんどのパーツは食洗機で洗うことが出来るので,片付けも簡単です。

・わるいところ

 結構大きく,重たいです。片手で握って使うのですが,小さい手の女の人にとっては,やや使いづらいんじゃないかと思います。子供なんかが使う事を想定していないのかも知れないですね。

 スライサーは処理量の限界を超えると失敗します。逆に少量過ぎても処理できません。適量は失敗をしながら覚えておくしかないかも知れません。それに,元々期待していた小松菜は水分量が少なく,スライサーではきちんと粉砕できなかったらしいです。

 お手入れは楽なのですが,すべてのパーツが食洗機対応ではないので,何を食洗機で洗ってはいけないかを覚えなければなりません。失敗すると壊れます。

 スタンドに立てて置くといつでも充電された状態でさっと使える便利さはあるものの,案外設置面積があるのと,背が高いので結構な存在感があります。スタンドに引っかけるのは、見えないに位置にある穴にきちんと合わせないと外れて転んでしまいますので,適当に置くという気軽さはありません。


 単純な道具故に,使いこなさねば役に立ちません。慣れてくれば手放せなくなるほど便利になることは間違いなさそうですし,なんと言ってもコードレスですから,根本的に問題となる煩わしさはかなり解決しています。ここで面倒になってしまうと,ずっと使わなくなってしまいますから,最初は嫌でも無理に使うくらいの気持ちの方が良いかもしれません。

 ところでこれ,嫁さんへのプレゼントです。いや,なにもええ話ではないんですよ,クリスマスのプレゼントをもらったのに,私は用意をしておらず,針のむしろにいるような気分で年を越さねばならなかったのですが,これはいわば,その自責の念から逃れるための手段という側面もあったりするのです。


 

NSpire CAS with TouchPadを買いました

  • 2013/01/15 12:59
  • カテゴリー:散財

 円安が進行しています。1ドル80円は昔の話,90円も目前という急転直下っぷりに,株価も踊っています。

 ここしばらくの円高と,実はアメリカ製の商品が大変に魅力的なものになってきているという現状に加え,それらを入手する方法が昔に比べてはるかに楽になったことがあって,結構気軽にアメリカ製の商品を買うことがあったのですが,円安になるとそういう訳にもいきません。

 ということで(なにがということでだ),TIの電卓,Nspire CAS with TouchPadを買いました。9500円でした。

 なんで今さら電卓,しかもTIなのよ,とツッコミがありそうですが,まあ聞いて下さい。アメリカでは,TIは教育機関向けのビジネスを本気でやっているメーカーで,電卓もその部門の管轄です。

 単なる電卓ではなく,電卓を使った教育環境を揃えていて,例えば今回のNSpireは生徒一人一人に配り,先生は先生専用のNSpireで指導をする,というシステムが販売されています。

 よく言われることですが,アメリカでは電卓,それも関数電卓が高等数学の学習に積極的に取り入れられており,答えを導き出すためのプロセスを訓練します。日本ほど記憶力と計算力を試されるわけではなく,そこは機械に任せましょうというのが,かの国の考え方のようです。

 また,アメリカでは各種の公的な資格試験に関数電卓の持ち込みが許されています。実質的には,関数電卓無しで試験に挑むのは無理と言われるほど,大事なアイテムです。日本でも一部の試験には認められていますが,それほど重要でもなければ,数も多くはありません。

 という事情もあって,アメリカでは電卓が現在進行形の商品なのです。日本のように吊しで数百円とか,あるいは景品でもらったとか,高機能な電卓やポケコンは死滅したとか,そんなことはなく,きちんと進化して新製品が販売されています。

 そしてこの世界の覇者が,Teaxs Instrumentなのです。

 TIの電卓は日本ではほとんど見かけませんが,それは日本で売れないからです。TIの電卓は世界中で売られています。しかも最新の技術を使って,どんどん進化しています。最新のNSpireCXというモデルは,QVGAの65000色表示可能なTFT-LCDに,CPUはARM9をおごり,SDRAMとNANDフラッシュを装備した,かつてのPDA並の重装備です。USBも搭載,電池はリチウムイオン電池を内蔵していています。

 こういう進化を遂げた電卓は日本にはないのですが,それでも日本ではポケコンという独自の文化が花開いており,こちらもやはり高等教育機関で用いられていましたが,それももう廃れてしまいました。

 前置きが長くなりましたが,私は小さくてボタンがいっぱいついていてディスプレイが付いているものには目がありません。これまでにもポケコンや電卓をちょくちょく買ってきましたが,不思議なことにTIの電卓には手を出してきませんでした。

 避けていたわけではないのですが,別にRPNでもない普通の電卓をわざわざ海外製で買うこともなかろうと考えてのことですが,普通じゃないとわかれば俄然欲しくなるのには,困ったものです。

 私が魅力的に感じたのは,CASという機能でした。数式をそのまま処理するというやつです。中学生の頃,文字を使った数式の計算を覚えた時に,電卓やその高級版であるパソコンで,数字を計算することしか出来ないことに疑問を感じていました。やりたいことは式を変形し文字を残したまま方程式を解くことだったのに,実際の数しか出てこないなんてのは,所詮は計算機だなあと思っていました。

 それが,Mathematicaに出会ってから,意識が大きく変わりました。しかし高価なソフトです。個人で持つことなど出来ずに,ここまで来てしまいました。

 ですが,アメリカではこの数式処理が,電卓で出来て,学生が個人で使える環境が出来ているんですね。それがこのCASという機能です。

 あのMathematicaが1万円で使える,という話で一気に盛り上がり,折からの円安の影響が出る前にさっさと購入に至ったのが,このNSpire CAS with TouchPadです。

 カラー版でかつ最新のNSpire CXにはあえてしませんでした。カラーである必要を感じなかったこと,充電池内蔵だと使いたいときに電池が切れているともうお手上げになってしまうこと,モノクロの機種でも出来る事は同じであるということで,NSpire CAS with TouchPadにしたのです。

 さて先日届いたNSpire CAS with TouchPadですが,嫁さんの最初の一言は,「サイビコみたい」でした。

 いやー,サイビコなんて,普通の人はしらんよ・・・

 たしかにそういう印象はありますが,こっちはCASを持っているんですよ,もう桁違いです。失敬な。

 電池を入れ,OSを最新の物にアップデートし,ちょっと使って見ます。とはいえ使い方がよくわかりません。

 CASですから,例えば式を入れてENTERを押すと,式を解いてくれます。計算結果を出してくれません。試しに,電気回路では定番の計算である,20*log(2)と打ち込みENTERを押すと,20*log(2)と出てくるだけです。

 つまり,このNSpireにとって,20*log(2)は20*log(2)だけが正解であり,これを計算して数字にしてしまうことは,近似値を求めているだけのことなのです。

 もちろん,NSpireは近似値も計算できます。CTRLキーを押してからENTERを押せば,6.020599913と計算結果が出てきます。でもこれは正解ではないんですね。

 入力が数式の近い形でできるし,大きな画面は入力した式がそのまま残っていて,履歴もたどることができます。これはいいですね。

 それと,CAS機能のお約束で,二次方程式の解の公式を求めてみます。おー,あっさり答えが求まります。ついでに三次方程式の解の公式は・・・えらい時間がかかってますな,どれどれ・・・こんなに複雑な答えなら無理もないです。


 ようやく,リファレンスマニュアルに目を通したところです。もう高校や大学の数学など忘れてしまっていますが,少しずつ思い出しながら,この唯一無二の機能を楽しんでみようと思います。

UPSの電池を交換する

  • 2013/01/07 16:27
  • カテゴリー:散財

 正月があけて,ぼーっとした頭で1階にいると,娘をお昼寝させていた2階から嫁さんが降りてきて「サーバーがピーピー言ってるよ」と言い出しました。

 なにせ,電子音があふれる現代社会のことです。しかも私の家は,電子機器の吹きだまりです。ピーピーというブザーなど,もはやどれが音を出しているのかわからず,すでに警告の意味を成していません。

 ぼーっとしたまま2階に上がると,ようやく寝付いた娘の近くで,ピーピー音がします。この1kHz前後の矩形波というのは,またどこからなっているかよくわからん音でもあるんですね。

 おろおろしながら,NASを見てみるとこれは異常なし。うーん,ぼーっとした頭を少しだけ回転させて,視線をしたに動かすと,発振源が見つかりました。UPS,無停電電源です。

 そういえば1ヶ月ほど前にも,帰宅するとピーピーなりまくっていたなあと思いだし,反射的に2つあるボタンのうち1つを押しますが,鳴り止みません。もう1つを慌てて押すと,ブザーも停止しましたが,NASの電源も落ちました。さらに慌てて同じボタンをもう一度押すと,NASも起動しましたが,PCも起動しちゃったりなんかして,もう軽くパニックです。

 とりあえず冷静になって事態を収拾しましたが,おかげさまで娘は深いまどろみから目を覚まして,私を恨めしそうに見つめていました。

 つまりです,UPSの電池が,もう劣化しているという,その警告です。1ヶ月前にも警告がなりましたが,手動テストを行うとパスしてしまい,警告も収まったので油断していました。忘れていたのですが,オムロンのBX35XFSというこのUPSは,1ヶ月に一度,自動でテストを行う仕様になっていました。

 えーと,このUPSはいつ買ったんだっけなあ・・・艦長日誌を見てみると,2003年2月に購入したとあります。えー,10年前かあ。

 そりゃ劣化するわなと納得した次第ですが,当時の艦長日誌を見ると,姉妹機種のBX35XFVは1000円高いだけなのにバッテリーの寿命が4~5年,私が買ったBX35XFSの2~3年に比べると倍も長持ちすると買ってから発覚し,己の馬鹿さ加減に子供の如く地団駄を踏んでいます。

 ですが,結果として10年持ちました。最後の数年は本当にバックアップ出来たのかどうかあやしいものですが,警告も出ていますし,さすがにここら辺が潮時でしょう。

 UPSを新調するという手もあるのですが,面倒ですので素直に電池だけを交換しましょう。

 当時の艦長日誌を見ると,直販サイトで6400円とあります。今見ると1万円もします。10年で鉛の価格が上がった事が影響していると思いますが,それにしてもデフレというのは,顧客の強い視線が原動力になって意識的に頑張らないと起きない物で,物の値段というのはほっとけば勝手に上がる物なんだなと,つくづく思いました。

 で,ヨドバシを見てみると,8400円にポイント10%です。ちょっと高いなあと思いつつ,他に方法もありませんからこれを買います。記念すべき2013年の初散財が,保守パーツの購入とは私も落ちぶれたものです。

 届いた電池を交換する前に,ちょっとスケベ心を出して電池の形式とスペックをメモして,寸法を測ります。

 この手の小型シール蓄電池というのは,ある程度規格化されているし,それなりの需要もあるので,安い店を探すことは可能だろうと思ったわけです。

 ところが残念な事に,ぱっと頭に浮かんだ秋月には,この寸法の電池はありません。似たような電池(寸法が合わないので交換は出来ない)を見れば,結構高価です。純正の電池とそんなに違いません。

 いやいや,もっと探してみようと,これと同等の電池を探してみましたが,大体どこも1つ6000円ほどします。この電池を2つ使っていますので,実に12000円。1つ4000円ほどで購入出来る純正の電池は,かなり頑張っているということでしょうか。

 新しい電池の型番はBP50XFというそうです。対応機種にはBX35XFSもXFVも書かれていますが,XFVの電池寿命と同等でなければ交換部品としては失格ですので,長寿命品が使われていると思います。

 実際に新しい電池の型番から電池の仕様書をgoogle先生に尋ねてみると,長寿命タイプのようです。まあ10年は無理でも,7年くらいもってくれれば御の字かなあと思いつつ,電池を交換します。

 テストを行って問題ないことを確認し,この作業は終了。一安心です。

 しかし,古い電池をどうするかです。鉛蓄電池はリサイクルが必要な電池ですし,さりげなく(というか悪意をもって)ゴミ捨て場に置かれた鉛蓄電池が自治体に回収されず,朽ち果てて行くのを度々見ますが,それくらい鉛蓄電池は大きくて重たく,私に言わせれば処分が面倒な電池です。
  
 オムロンは電池の無料回収を行ってくれていて助かりますが,当然送料は元払いです。福岡の工場に送るので,普通に送れば1000円はかかるでしょう。

 すっかり起動した頭でちょっと考えてみたのですが,このサイズと重さは,ちょうどレターパックに入る感じです。調べてみると500円のレターパックの場合,4kg以内という縛りがあるだけで,封筒内に入れば大丈夫でした。

 まさにこのバッテリーを送るために用意されたと思うくらいおあつらえ向きな私は,買い物に出るという嫁さんについでを頼み,レターパックを買ってきてもらいました。

 そして早速梱包し,ポストに入れてきました。レターパックはこれが便利です。

 ポストって,4cmくらいの隙間しかないんですね。途中で引っかかってしまい,押し込む事も引き抜くことも出来なくなって,大慌てです。ポストと真正面を向いて格闘するオッサンを,正月早々見た近隣の人はさぞや怪しく思った事でしょう。

 それはともかく,無責任な言い方をすれば,ポストに入れた瞬間に私の手を離れたわけで,実にすっきりした気分で帰宅して数時間,郵便局から電話がかかってきました。

 むむ,追跡された!と怯える私。

 平静を装いつつ,相手のいう事を聞いてみると,電池という事だが飛行機に乗せられないので陸送になるけどいいですか,という親切な電話です。

 私としては別にゆっくりでも全然構わないわけで,大丈夫ですと返事をしてそれでおしまいです。あと何日かすると工場に到着し,これで私の仕事は完全に終わります。

 先の震災で,UPSの需要が高まり,アキバのお店でも在庫が払拭したりしたそうです。あれから時間も経過し,世界的にも高品質で知られる日本の電力事情に,ついつい電気がないことへの厳しさを忘れがちになりますが,電気が来なくなることより,突然の停電でデータが吹っ飛ぶことが怖いわけで,やっぱりUPSは必要だというのが,私の結論です。

 あれ,ノートPCを使えば,UPSなんかいらなくなるんですね。

16ポートのギガビットハブを買う

  • 2012/12/20 18:04
  • カテゴリー:散財

 16ポートのギガビットスイッチングハブが昨日届きました。プラネックスのFXG-16IM3という機種です。アウトレットで買ったので,保証は1ヶ月しかありませんが,その代わり7350円という安さで入手しました。

 正直に言って,バッファローとかエレコムなんかのハブを買おうという気はしないですし,さりとてプロ用のハブを買うほど贅沢も出来ません。プラネックスを信用しているとか,そういう積極的な理由があるわけではありませんが,アウトレットの情報が毎日メルマガで届くということで,ついつい買ってしまうのです。

 それでこのハブですが,16ポートも必要になった理由については先日ここにも書きました。個人でこんなポート数のハブ(それもギガビット)を買う時代になるとは,大変なことですよ。

 届いた箱を開けてみると,16ポートにしては小さいという印象の黒い本体と電源コード,取付の金具などが入っています。取説は入っていません。

 とりあえず初期不良がないかを確認しないといけないので,ささっと今使っている5ポートのハブからリプレースです。

 結論から言うとなんの問題もなかったのですが,気になったことをいくつか。


(1)ステータス表示のLEDがややこしい

 同じプラネックスの5ポートのハブからリプレースでしたが,古いハブはギガビットでリンクすると緑,100Mでリンクするとオレンジに光ります。同じような物だろうと思い込んで新しいハブを見ると,ギガビットでリンクしているはずのポートが赤で点滅しています。

 おかしいなあ,100Mになってしまったかなあと,MacBookProを確認すると,ちゃんとギガビットでつながっています。このままズブズブはまるのか,と冷や汗が流れた所で取説を探しますが,入っていません。

 仕方がないので外箱を見てみると,ここに一通りの説明がありました。どれどれ,ギガビットでリンクすると赤,100Mでリンクすると緑・・・逆やんけ。

 なんで逆にするんでしょうね。こういうところで統一が成されていないというのは,ちょっと感心しません。個人プレーで仕事をしているから,こういうことが起こったりするものですからね。

 いやはや,箱を捨てたら分からなくなってしまうところでした。


(2)LEDが見にくい

 明るく光るので見にくいというのは間違いかも知れませんが,斜めから見ると,隣のLEDの光が漏れて,点灯しているように見えます。私は結構LEDを見る人なので,真っ正面から見ないと正確な情報が得られないというのは,ちょっと困ったものです。

 まあ,保証が1ヶ月で切れるんですから,分解して遮光でもしますかね。


(3)コネクタが汚れている

 アウトレットですから文句も言えませんが,コネクタの金属部分が汚れています。というより錆びています。

 最初は汚れかなと思ってアルコールで拭いたのですが全く取れず,コンパウンドで磨いてもあまり綺麗になりません。性能に直接関係ないとはいえ,やっぱり残念ですわね。


(4)コネクタがフロントにある

 アウトレットとは関係ないのですが,個人で使うハブは,やっぱりコネクタが背面にあった方がきれいです。まして16ポートですからね。最大で16本のケーブルがうじゃうじゃと前に出てくるわけで,そういうのが辛抱たまらん,という人は別ですが,最終的にケーブルは背面に回してしまうわけで,前にあることのメリットはあまりないように思います。


(5)消費電力が低い

 これはこの機種の利点なのですが,使っていないポートの電源を自動的に切断する機能があります。16ポート全部が動いたときでも8Wちょっととかなり小さい消費電力ですが,1ポートだけなら2.2Wまで下がるというのですから,よいですね。

 こういうことも外箱にちらっと書いてあるだけですので,捨てたらもうわかりません。


(6)付属品が邪魔

 プラネックスのハブ全般に言えることですが,なんじゃかんじゃと付属品が入っています。今回のハブはプロが使うことも想定してか,ゴム足だけではなく石膏ボードに取り付けるためのアンカーと木ねじ,金属の壁に取り付けるマグネットだけではなく,19インチラック取り付け用のアダプタまで同梱されています。

 これらは欲しい人には好都合でしょうが,必要のない人には邪魔なゴミです。しかも不燃物です。19インチラックのアダプタなんか,他機種共通にしてオプションにして,その分100円でも200円でも値下げして欲しいものです。


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 ということで,所詮はハブですから,とりたてて書くこともありません。思った以上に小さいということと,電源内蔵なのですっきりして,しかも信頼性も高いという事や,消費電力の低さはそのまま発熱の低さになり,それがさらに信頼性を高めるということは,この製品については大きなメリットです。

 しかし,デザインはよろしくないですよね。コストダウンは仕方がありませんが,無骨な真っ黒な筐体は面白味にかけますし,少々分厚いので重苦しい感じがします。先ほど書いたLEDの色の問題もありますし,積極的に人目に触れるところに置こうというものではないです。

 こういう縁の下の力持ちは,あんまり目立っても仕方がないですし,普段は忘れているくらいの存在感がちょうどい良いくらいですから,これはこれでよいと思います。7000円ちょっとで16ポートのギガビットのハブを買えたことを,まずは喜ぶことにしましょう。これで引っ越し先のネットワークは心配なしです。

Computer Chronicles

 今さらなお話ですが,1981年から2002年までの21年間,アメリカでパーソナルコンピュータの話題を中心に扱った,Computer Chroniclesという番組が放送されていました。

 この21年間は,コンピュータにとって激動の時代でした。個人にコンピュータの能力が開放され,爆発的に処理能力が高まり,新しい技術や概念が誕生しては,それが瞬く間に当たり前になっていく,個人がその力を実生活に活用するようになり,やがて行き着く先はコンピュータのコモディティ化・・・そんな急激な時代の変遷をリアルタイムに見て来た私はつくづく恵まれていたなあと思うのですが,これをその時々の視点で記録し続けたテレビ番組というのは,大変貴重な資料だと思います。

 日本にもこうしたパーソナルコンピュータのテレビ番組がなかったわけではありませんが,いずれもホビーストを対象としていましたし,スポンサーの関係から特定メーカーの機種を扱う事しか出来ないという,誠にもって窮屈なものだったように思います。

 とはいえ,NHKの趣味講座でマイコン講座が行われたときの盛り上がりは現在も語りぐさになっているわけですし,当時のテレビの力というのはニッチでアングラなものにも光を当てるだけの,強力なものを持っていたということでしょう。

 ですが,そこはパーソナルコンピュータとテレビの本場,アメリカ。まずもってこのジャンルで21年も続いた長寿番組というのがすごいと思いますし,番組の内容もしっかりとした取材と当事者が直接語るという信憑性において,そこら辺のドキュメンタリー番組も真っ青な出来だと思います。

 初期はApple][などの黎明期のパソコンの話題,IBM-PCの登場を経てDOSとWindowsが主役になったかと思えば,インターネットの登場とWEBブラウザの話に移っていきます。まさにパーソナルコンピュータの歴史そのものです。

 そうした太い流れの中に,例えば電子音楽と電子楽器,ロボット,ゲームなどパーソナルコンピュータと繋がりの強い分野の話題が枝葉を伸ばし,実に多彩な情報を提供してくれます。

 いいなあ,こういう番組が日本にあったらよかったのになあ。

 ふとしたことから,この番組の存在と,現在Creative Commonsのライセンスで,Internet Archive.orgで公開されていることを知った先日,「Japanese PC's」という特集の動画を見てみることにしました。

 まず,のっけから驚きます。出演者になんとCP/Mの開発者であるGary Kildallがびしっとしたスーツ姿で,なにやらもっともらしいことをしゃっべているではありませんか。

 私にとってGary Kildallといえば,趣味の飛行機を飛ばしている間にCP/MをIBMに売り損ねた残念なオッサンで,かつ太った不健康そうなオッサン,というイメージが強くて,あまり尊敬とか憧れとか,そういうものはなかったのですが,1985年に放送されたこの番組の彼は,大阪弁でいうところの「しゅっと」していて,なんとも男前なんですね。

 番組の内容は,すでにIBM-PCとその互換機に席巻された米国に対し,複数のメーカーが独自仕様で覇権を争っている日本の状況をルポしています。これを内戦状態の続く発展途上国とみるか,個性豊かなマシンの中から好きなものを選ぶ事が出来た自由を謳歌した時代とみるかは,当時の立ち位置によって変わってくると思いますが,こうした独自のパーソナルコンピュータ文化を長く保った先進国は珍しく,またアメリカが注目するほど市場規模が大きかった事も,まさに東洋の神秘といえたのではないでしょうか。

 番組は,その特異性を解き明かすために,秋葉原を取材します。私は当時の秋葉原を全く知りませんが,雑誌の広告などで想いを馳せた聖地に対する勝手な想像と比較しては,妙な懐かしさと違和感を感じます。

 お,PC-8801mkIISRが誇らしげにデモをしています。懐かしいですね。PC-9801F2には新製品のシールがくっついています。そうそう,IBM-PCjr.をベースにしたという,日本IBMのJXがやたらと出てきました。しかし実機よりも森進一が出ているポスターばかりです。アメリカ人にとってIBM以外はわかりにくく,かつそのIBMが苦戦していることが面白く映るのでしょう。

 狭いパソコンショップにずらーっと列んだ当時の8ビットマシンには,X1CやSMC-777,FM-77,MZ-1500があったりします。当時のディスプレイは14インチが普通で,ブラウン管ですから奥行きがあるんですよ。なんか,熱をはらんだむっとする空気が鼻にまとわりつく感覚を思い出しました。とても懐かしいですね。

 当時の私も,学校が終わってから自転車で20分すっ飛ばして,こういうお店に閉店まで張り付いては,いろいろなマシンを触ったものです。

 番組中にしばしば名前の出てくるMSXは,実機の映像がほとんど出てこず,これでアメリカ人はMSXを分かった気分になるんだろうかと,ちょっと疑問を感じます。

 場面は変わり,I/O編集部です。日米のパーソナルコンピュータの文化の違いを話しています。NECのトップも登場しますが,流ちょうな,丁寧な英語を話されていることに正直驚きました。そして若き日の西和彦が,ぼそぼそと早口な英語でインタビューに答えます。

 そうかと思うと,当時は日本でも開催されていたCOMDEXの会場が登場し,ここでCD-ROMが紹介されます。540MBという容量をして「huge」と語るメーカーの担当者は,キツネ眼に大きなメガネという当時の典型的な日本人のルックスで,しかし自信に満ちた英語でCD-ROMの素晴らしさを語ります。

 スタジオに戻ると,今度は日本のパーソナルコンピュータの独自性をコメンテータが語ります。どうも「漢字」が問題といってるようです。これは当時も,そして現在も語られる日本のパーソナルコンピュータの独自性なのですが,アメリカ人にとっても同じ認識であったことに,ちょっとした驚きがあります。よく研究していますよね。

 特集が終わると,パーソナルコンピュータ関連のトピックスです。なになに,コンパックが互換機を発売,Lisaがとうとう終焉,AT&Tが32bitプロセッサを開発しXEROXが供給を受ける,・・・面白いですね。

 そして最後は当時世界を制覇したデータベースソフトのdBASEの紹介。

 いやー,30分ですが,お腹いっぱいです。面白かったです。

 当時,日本でも,I/OやASCIIなどの雑誌は,定期的に海外,とりわけアメリカのパーソナルコンピュータ事情を紹介してくれていました。I/Oはアメリカの提携誌から記事を訳して掲載していましたが,私もLisaの販売不振やJobsの退社などは,そうした記事で知りました。

 パーソナルコンピュータの大型イベント,例えばApple][が衝撃的なデビューを飾った伝説のWWCFにも記者を派遣していますし,COMDEXなどのイベントも取材しています。そういう意味では,当時の日本のパーソナルコンピュータユーザーは,先進国たるアメリカの情報にも飢えていたんです。その喉の渇きを,僅かな情報が潤していたのがまるで昨日のことのように思われます。

 この番組を見てふと感じたのは,そうした記事を読んだときに感じた臭いと同じだなということです。当時の日本とアメリカの間には,それでも互いによく知らないが故の畏怖があったように思います。SteveJobsが日本人を死んだ魚のように海岸に押し寄せると言ったことがありますが,それも当時の彼らの日本人観の1つでしょう。

 日本人も,結局今手もとにあるパーソナルコンピュータはアメリカ生まれの技術で作られていて,それをモノマネして,あるいはちょっとした改良で作っているというある種の劣等感に後ろめたい気持ちを大なり小なり持っていたはずで,勇敢な人は「日本は製造と応用が得意なんだ」と世界第二位の経済力を拠り所にしては,胸を張っていたんではないでしょうか。

 現在のように情報の伝達が瞬時に行われ,人も物も金も国境を自由に越える時代には,こうした話はむしろ懐かしいものに映るわけですが,その懐かしさもワクワクするような面白さを内包していたことは事実であって,今とは違うスリルに満ちていたなあと,思い出しました。
 
 すべての映像がアーカイブされているわけではありませんが,それでも実に560本もの映像を無料で見る事ができます。

 Apple][は,その優れた性能と1200ドルという低価格っぷりでベストセラーになりましたが,そのApple][が日本にやってくると,40万円でした。30年前のお話です。国産機は10万円中頃が売れ筋で,Apple][は憧れのマシンでした。


 今,1200ドルのMacBookAirは,日本で10万円ほどです。なんと日本という国は,30年で強くなったものだと,しみじみ思いました。

 正月休みには,面白そうなものをいくつか選んで,もう少し見てみようと思います。

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