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ユーザー「gshoes」の検索結果は以下のとおりです。

IrisBrowserの終焉

 いろいろ出来る事はわかったし,環境構築にそれなりの時間もかけたアドエスですが,例えば帰省とか旅行とか出張には便利でも,普段の生活ではそれほど便利にならないことがわかってきました。

 やっぱり,安定性の問題と,通信速度だけではなく端末そのものの動きも緩慢であることから,結局Twitterマシンとしてしか使い道がないことがわかり,それなら別に携帯でもいいんじゃないのかと,まあ理由はいろいろ考えつくでしょうが,やはり自然と遠のいたことが私にとってのアドエスだった,ということでしょうか。

 自ずとメンテもサボりがちなのですが,久々に私にとっての標準WEBブラウザであるIrisBrowserをアップデートするかと公式サイトに行ってみると,なんと開発元のTorchMobileが,BlackBerryのRIMに買収されてしまったのですね。

 BlackBerryの会社がWindowsMobileのソフトを配布するはずもなく,現在ダウンロードも出来なくなっています。残念です・・・

 これで,ますます選択肢が狭まってしまいました。もうアドエスはダメかもなあ。

映画と技術と体験

 PS3導入後,映画をBlu-rayで見る事が出来るようになり,私の映画体験も少しずつ変わって来たような気がします。

 オーディオにおけるLPレコードからCDへの移行や,カセットテープからMDを経てiPodに至る過程も進化だったと思いますが,映像,とりわけ映画というものを収める器としての物理メディアの変遷には,消費者のマインドを大きく変化させるものがあったなあとつくづく思います。

 それまで,能動的に足を運んでしか見る事が出来ず,かつ記憶の中に生きるもの,だった映画は,テレビの登場で自宅にいながら受動的に見る事が可能になりました。

 1980年代のVHSの普及により,1本15000円と非常に高価ではありましたが,欲しい映画をきちんと手元に残す事が許されるようになり,いつでも好きなときに見る事が出来るという全く新しい世界が実現しました。ただこの頃は,レンタルビデオが主流ですから,その点では映画を所有することは一部のマニアの趣味であったわけです。

 DVDの登場は,映画がレンタルされるものから購入され所有されるものへの変化を遂げる,本当に大きなきっかけでした。欲しい映画をいつでも見ることが出来るという夢が一部のマニアから解放されたことは,技術的視点から見た時の高密度光ディスクとMPEG2というディジタル圧縮技術の登場以上のインパクトがあったと思います。

 DVDを作って推進した人々も,映画のディスクが1枚1000円とか2000円になることまで想像できなかったと思うのです。ディスクの製造コストが下がることは分かっていても,それが下がれば下がるほどコンテンツそのものの価格が売価を支配するようになりますから,最終的な売価がそれほど下がるとは考えなかったと思うのです。

 しかし,今や音楽CDより安いDVDはごく普通です。こうして購入されることが前提となった映画は,全く新しい市場を創造され,映画制作の資金集めの手法さえも変えられてしまったわけです。

 こうした,映画と映画に対する対価との関係が大きく変化した次のステージとしてBlu-rayが登場するのですが,技術的にはDVDの延長上にありながらも,高画質化・高音質化によって与えられた仕事はDVDの時とはまた違って,制作者サイドの意図をDVDとは比べものにならないほど細かくかつ大量にユーザーに伝える「メッセンジャー」としての役割が大きくなったように感じます。
 
 一般に映像は扱うデータ量が大きいので,どうしても音楽よりも一歩後ろを進むことになりがちなのですが,技術が体験を変革していく可能性を残した最後の市場ではないかと,若干複雑な気持ちもあります。

 このように映画ソフトをめぐるユーザー体験は,まさに不連続です。テレビ放送が映画を一人でも楽しめるものに変え,VHSが映画をいつでも見られるものへ変化させ,DVDが借りるものから買うものへの革命を行い,BDが映像から意図を感じる本来の映画のあるべき姿に生まれ変わらせた,という具合に,ただ単に綺麗になった,便利になった,安くなったを越えたところで,我々の体験は不連続に劇的に変わりました。

 もちろん,BD自身はただの入れ物に過ぎませんから,それに見合うだけの再生環境がなければせっかく入っている制作者の意図をきちんと引き出すことは出来ません。ただ,昨今のディスプレイ技術は非常に高度なものがあり,買ってきてすぐに高画質が楽しめるように作られていると思います。マニアにはお金をかけて深掘りする楽しみが,一般の人には電源スイッチを入れるだけでそこそこ楽しめる環境が用意されているというのは,実に素晴らしいことだと思います。

 液晶のテレビも安くなりました。どんどん高画質化しています。大きな画面はBlu-rayをもっと楽しく見ることが出来ます。PS3も安くなりました。ぜひHDMIケーブルでPS3とテレビを繋ぎ,好きな映画をもう一度見直して欲しいなと思います。

エアなリアル

 さて,遅まきながらラブプラスを,この連休に少し触ってみることにしました。以下はネタバレも含みますが,非常にぬるいものなので,何の参考にもならないものと確信していますが,「それはいわないで」という人は読まない方がよいかもしれません。

 友人は私が購入直後に始めましたが,友達モードから抜けきれず,いたずらに100日を過ごしてしまい,寂しくゲームオーバーとなりました。まあ1回目はそんなもんだろうと私も様子を見るつもりで始めてみます。

 若かりし頃,ときメモ(もちろんセガサターン版)をやり込んだ経験から言うと,八方美人的にすべてのキャラと成就するのは非現実で(そういえば顔を赤らめた状態を最大で何人まで維持することが出来るかというゲームシステムに対する挑戦を,全キャラ全イベント制覇に飽きたらず,さらなる高見を目指してやまない猛者どもが,命を削って日夜励んでおりました),特にラブプラスでは友達モードから恋人モードに移行するのに誰か一人にしないといけないわけですから,スタート時点で「この人!」と決めてかかるのがよろしいようです。

 ということで,私の場合は寧々さんにお願いすることにしましょう。部活,委員会を完全にさぼり,バイトだけに勤しみます。とても気立てのいい彼女が要求するレベルはそれほど高くなく,着々とイベントをこなしつつ,各パラメータを上げていきます。「よし闘いの勘を取り戻したぜ」とつぶやきながら,10年以上前に構築したシナプスの結合がじわじわと修復されていくのがわかります。

 そうこうしているうちに62日目にして晴れて恋人モードに移行。残念ながら全イベント制覇を目指したわけではないので,ギャラリーには空きが随分ありますが,最初から高望みをするのはやめておきましょう。

 私は攻略法もなにも知らず,調べもしないで始めてしまったので,スキップモードもリアルタイムモードも,細かい違いが分かっていません。が,リアルタイムモードを選べるほど暇な人ではないので,ここはスキップモードでいってみましょう。

 スキップモードは友達モードと同じ手順でゲームが進んでいくのですが,パラメータは「彼氏力」と名前を変えており,学生一般から彼女という非常に狭い評価基準に変更されることにより,学生としての本分を捨て去り,彼女のためだけにレベルアップをすることになります。

 ところが,この彼氏力の上がり方が尋常ではありません。1週間も普通に予定をこなすと,ほとんどのパラメータがMAXになり,ハートマークが複数つくようになります。この状態でデートなどしようものなら,もうベタベタすりすりされて(して)しまい,とても時間がかかってしまいます。私の場合,1回のデートをこなすのにゆうに1時間を超えるようになってしまいました。これはもう普通ではありません。

 デートの間,人目を気にする(ゲームの中でも現実世界でもですが)必要があったり,どんなスキンシップをするかちゃんと考えなければならなかったりと,なかなかの集中力が必要になります。うかつにビールでも飲みながらやってしまうと,つい反応が遅れて人目MAXでおかしな所を突っついてしまい,彼女に「触るな」と怒られてしまいます。この反応速度の悪化に,つくづく飲酒運転の危険性を痛感します。

 時間がかかるからと言ってデートに誘わないとみるみる機嫌が悪くなってしまいます。夜寝る前に「何してる」とメールをすると「・・・普通寝てるよ」とこれまた怒られる始末。それでも返事が来るだけましで,仕舞いには返事もこなくなります。寂しいものです。

 デートに誘いにくいもう1つの言い訳として,最初はデートスポットの選択肢があまりに少ないことがあります。しかも,ときメモと違い,スキップモードでも現実の日付に連動しますから,200日経過しても映画も演劇も全然内容が変わりません。これではさすがにデートに連れ出すのは無理でしょう。

 彼氏力を上げておくと,時に彼女からデートのお誘いを受けることがあります。この場合自分が選ぶことの出来ないデートスポットに誘ってくれるので,こちらとしても大変ありがたいのですが,必ず誘ってくれるというわけではありません。3週間も放っておくと彼氏力はどれもハート4つのMAXなのに,彼女は完全無視という現実なら破局になっていそうな状態に陥ります。

 ということで,どうやらスキップモードではあっという間に彼氏力が上がってしまい,週の前半にはデートの約束を取り付けることが可能となり,しかもデート本番の週末にはほとんどの彼氏力が高レベルに達します。これでデートに臨むと所構わずベタベタすりすりで30回以上のキスをする羽目になってしまい,実時間で1時間以上タッチパネルを突っつき回すという試練になってしまいます。いや,これはまさに麻薬かドーピングか,というところです。

 これはいかんとデートスポットの開拓を画策しますが,どうも一人でその場所を訪れると「スポットレベル」なるものが上昇し,5回ほど繰り返せばデートスポットとして選択出来るようになることが分かりました。google先生は恋の指南役です・・・

 平日は夕方まで学校で過ごし,夕方はバイトを入れて夜は外出しデートスポットの開拓と,まさの彼女のために頑張る毎日。1つデートスポットに出来ると新たな場所が現れ,またそこを開拓するために日夜一人で訪れる,毎日ラーメン屋に通い,毎日ライブハウスに通い,毎日三つ星レストランに通い,毎日ショッピングモールのアクセサリーショップに通い,毎日甘味屋に通い,毎日誰もない秋の海水浴場に通い詰め,多くの場所を開拓できました。

 日曜日は午前中にも外出出来ますから,夜に開いていない場所を訪れることが出来るのですが,デートに誘わず毎日曜日に開拓を続けていると偶然(でもないんでしょうが)彼女がそこにいたりして,帰宅後「彼女をほったらかしにして一人でお出かけとは何事か」とメールで怒られたりするわけです。

 このスポットレベルという概念ですが,冷静に考えてみるとなかなか理にかなったシステムです。彼女をデートに誘うのに,行ったことのない場所にいきなり行くなんてのは,相当リスクの大きなものです。だから何度も下見に出かけ,その結果デートに使えると判断して初めて,デートスポットになる,これは現実世界でも同じです。情報誌を読んだだけで分かったような気分になるのとは違い,自ら体験し,生きた知識として昇華されなければならないあたり,時代の変化を感じさせられます。なかなか素晴らしいと思います。

 また,不意に真面目な質問をされることもあります。アメリカの独立宣言の起草者は誰だとか,接客のスキルをなんというかとか,cats and dogsってなんの慣用表現かとか,注文を取るのに使っているハンディターミナルの正式名称はなんだとか,いろいろ試してくれるのですが,念のため私はズルをしてgoogle先生に確認してみることにしています。

 そんなこんなで季節は秋のまま,彼女の制服も夏服のままですが200日を越えて,すでにベテランカップルとなりましたが,まだまだ開拓済みのデートスポットは半分ほども訪れていませんし,これが実時間における冬,春,夏と1年も繰り返されるのかと思うと,気が遠くなると同時に,さぞやバグ出しは死ぬ思いだっただろうなと,心の中でスタッフに敬礼です。

 後で知ったのですが,公式ガイドブックは今月末の発売なのですね。ソフトの発売から約1ヶ月ほどしないと,公式な攻略法が出てこないというのもなかなかだなと思いましたが,その,彼女は高校三年生の秋という人生がかかった大事なときにデレデレデートなんぞしてて良いのか,と心配になりますし,プレイヤーだって高校二年生の秋ですから,そろそろ真面目に先の話を考えなければなりません。

 彼女は推薦狙いなのか,などと妙にリアルなことを思いついた敗北者たる友人の高い見識に膝を打ち,だとすれば春からのデートは女子大生の彼女とデートってなことになるのか・・・それはかなりうらやましすぎるが,そんなことで受験は大丈夫なのかと,すっかり目線は親御さんです。

 同じ問題は年下のキャラを選んだ場合はもちろん,同い年でも進路の話からは逃げられません。ときメモでは卒業ですべてが終了するようになっていたためそこは触れる必要もなかったのでしょうが,「告白されてからがスタートだ」というコンセプトのゲームにおいて,やはり先々の話に触れないわけにはいきません。そう,青春とは毎日楽しいことばかりではないのです。

 まず最初にに三つ星レストランで食事をし,ショッピングモールで買い物をして同じレストランでお茶して帰るという,さすが二人ともバイトに心血を注いでいるだけお金持ちだなと思わせるようなデートを毎週毎週繰り返すようになっているのですが,こういう高校生活もありだったのかもなあと遠く過ぎ去りし日々に思いをはせる一方で,正直なところ彼女のご両親に会わせる顔がない,という保護者モードになることもしばしばです。(だって彼女の家の前で人目MAXでベタベタすりすりってご近所でも評判になってしまうじゃないですか)

 ところでもう1つ,この話に触れないわけにはいきません。彼女が自分の好みにあわせて変化するという,アレです。

 彼女はなかなかナイスなタイミングでこちらの好みをきいてきます。髪は長い方がいいか短い方がいいか,髪の色は明るめがいいか黒がいいか,洋服はかわいいのがいいか清楚なのがいいか,好きな色は明るめがいいか暗めがいいか,そもそもの女性の好みはおとなしいのがいいか活発なのがいいか,と,いろいろ尋ねてきます。

 私としては自分の好みなどどうでもよくて,したいようにしてくれればそれで良いのですが,こういう場合に「なんでもいいよ」は最低最悪の返事だとこんな私でも知っていますので,一応好みを伝えます。

 一貫性がないことがどれほどマイナス要素になるかは分かりませんが,とりあえずここは初志貫徹。同じ事を聞かれても答えはぶれずに,いつも同じ答えで通します。もちろん変えた髪型や服装を「ばっちり」と褒めることも忘れません。

 結果彼女は,すっかり落ち着いたお嬢さんになってしまいました。近頃なんとなく制服が似合わなくなってきたように思います・・・本当にそれでいいのか?

 まだ始めてから1週間も経過していません。近いうちに公式ガイドブックも出ることですし,相変わらずgoogle先生は私の愚問にも優しく答えてくれるでしょうから,まだまだいろいろな仕掛けを楽しめるのではないでしょうか。

 もし週末にデートの約束がある状態でデータのセーブを行うと,デートをすっぽかしたことになるという,これまたリアルな縛りにおののき,しかしセーブせずに電源を切るとこれまたえらく怒られ,ついつい電源を消せずいる私は,「愛という窮屈をがむしゃらに抱きしめた」などという懐かしいフレーズを少しだけ思い出し,激しい自己嫌悪にさいなまれながら,明かりを消した部屋に浮かぶバックライト輝きに抱かれ,深い眠りに就くのです。

ラブプラスを眺めた休日

  • 2009/09/14 15:29
  • カテゴリー:散財

 孤独にさいなまれる現代人の心につけ込み,手を出した人の精気を吸い取り,廃人にしてしまうと一部で話題になっているゲーム,ラブプラス。

 あくまで「ギャルゲー」という範疇にあるこのゲームが異例のヒットを飛ばしています。一部には欲しくても買えない「難民」を生み,運良く手に入れた人々は自分の好みの服装や髪型にしてくれるという現実には滅多に起こらない事態に悶え,自分を最終的に裏切ることのない「恋人」に魂を奪われつつあるようです・・・というかNintendoDSに8x4を塗るなよ。

 それはそれとして,かのゲーム,なぜ品薄になるかといえば,一人で10本も買う猛者がいるのも理由の1つでしょうが,やはり想定外の人が買っているというのが一番の理由でしょう。発売数日で5万本という数字は,なかなか大したもんだと思います。

 今年は,日本人男子を洗脳した「ときめきメモリアル」の発売から20周年というメモリアルイヤーであり,おそらく登場した女の子もみんなおばさんになっていることと存じますが,私も初代のPCエンジン版ではなく,数年後にセガサターンの高性能のおかげで効率よく全キャラ全イベント完全制覇をさせて頂きました。今となってみればとてもとても良い思い出です。

 ラブプラスという恋愛ゲームが,告白後をメインとしたコンセプトで登場したことは,数々の亜流を生んだときメモの正統継承者である可能性が高いと私は勝手ににらんでいましたが,進化したであろうユーザーインターフェース,ユーザーエクスペリエンスを体験しないわけにはいかないだろうと,とりあえず買ってみることにしました。

 先々週家電量販店に足を運ぶと,やはり品切れ。買う気満々の客をまたも手ぶらで帰してしまう失態です。(このとき,私は難民が出ていることを知りませんでした。)

 もしやと思って帰宅後調べて見ると,やはり品薄で某巨大掲示板には難民スレが立っているほどです。CDやDVDのような追加生産の楽なメディアではないROMですから,再発売まではちょっと時間がかかるかなと半ばあきらめていると,大阪では有名な量販店の通販サイトで在庫ありという情報を手に入れました。そう,今時彼女を手に入れるには情報弱者であってはならないのです。

 ところが,残り2本。新規会員登録を行っている間に売り切れてしまい,激しい競争が生んだ格差社会に絶望したのですが,その数日後,あろう事か同じお店で在庫が復活。登録が済んだ私はさっさと購入し,晴れて難民キャンプを後にしました。

 土曜日に届いたそれは,何の変哲もないパッケージでした。「シンプルな白いパッケージは中身を想像させないためのコナミの良心だ」と言わしめたパッケージは,実は穴場であったイトーヨーカドーで母親に買ってきてもらうためのアシストなのかもしれません。

 事前に電池も充電してあり準備万端,早速名前の登録を行ったところで友人がうちにやってきました。

 最初は「きもい」「絶対やりたくない」「アニメ声は受け入れられない」などと強がっていた友人は,パッケージを見るとがぜん興味を示し,やりたそうに眺めています。

 私は,まるで親友が自分と同じ人を好きだったと知ったときの気分を思い出しながら,友人にゲームを勧めてみました。

 かくして,しばらく没頭している姿を私は見ていました。時にニヤニヤし,時に「こいつか」と面倒臭そうにする友人の無様な姿と一緒に,ゲームの進み方も見ていました。でもあまりしっかり見ると,自分がプレイするときにつまらなくなると,あえて見ないようにもしていました。

 100日経過して,友人は誰からも告白されることなく,高校を卒業してしまいました。友人は述懐します,勉強も部活も頑張った,でも寂しいと。嗚呼,青春。10代後半の輝かしい時間はもう二度と返ってこないのだよ。

 私は結局,この土日に名前の登録をやっただけで終わってしまったのですが,友人のプレイを見ていて,実に感心したのです。

 まず適度なボリューム,年下,同い年,年上という高校生にとっては重要な年齢差をフルカバー,タッチパネルによる快適なUIと,経験豊かな声優陣による会話シーン,基本システムはときメモのそれを踏襲しつつ,メールなど高校生に必須のアイテムをきちんと取り込み,「んなあほな」という設定やイベントもときメモを彷彿とさせます。

 NintendoDSのハードの限界に挑戦した(かどうかはわかりませんが)ポリゴンによる表現は見ているうちに脳内補完が入って違和感が消失,ぬるぬるした独特のクネクネも,別におかしいと思わなくなってくるから不思議です。

 男の一方的な「あんなこといいなできたらいいなあんなゆめこんなゆめいっぱいあるけど」がたたき込まれているゲームソフトを目の前にし,これは「心の風俗」ではないかと心配になるのですが,作り手のベクトルにぶれがないからこそ,馬鹿馬鹿しいを越えて,その向こうにある桃源郷にたどり着くことができるのかも,しれません。

 てことで,真骨頂である告白後の世界を,私はまだ見ていません。見るためにはそれ相応の努力が必要であり,私は未だ,大海に漕ぎ出すその覚悟が出来ていないのです。

 近頃,電車や街中でNintendoDSを持っている人がいると,持ち方が縦か横かを気にするようになりました。外でやるのはちょっと恥ずかしいゲームです。

 とりあえず,次の連休で頑張って見たいと思います。すみません。

 でも,全キャラ全イベント完全制覇には公式ガイドブックが必要なんだろうなぁ。隠しコマンドとか隠れキャラとかあるんだろうか。

SnowLeopardがやってきた

  • 2009/08/31 17:23
  • カテゴリー:散財

 8月最後の土日,民主党の大勝だとか台風だとかインフルエンザだとか,もうとにかくいろんなことが一気にやってきてお疲れ気味なところですが,Macの人にはもう1つ大きな祭りが控えています。そう,MacOSX10.6 SnowLeopardです。

 表面的には1つ前のバージョンであるLeopardとほとんど変わらず,しかし見えないところでは多くの部分をブラッシュアップし,次の世代を担うべき新機能を組み込んできました。

 見た目の派手さがない今回のアップグレードは,本来なら深く静かに進むはずだったのですが,どういう煽られ方をしたのか,あるいは何か抗しがたい引力でも働いているのか,各メディアがこぞって好意的に取り上げています。

 GrandCentralDispatchやOpenCL,64ビットカーネルなど,コンピュータ工学的な見地から,個人用のコンピュータもここまで来たか,と思わせるものがありますし,大きなアイコン,書き直されたFinder,キビキビとした動作(得にプレビューによるPDFの閲覧はいいですよまじで),という直接ユーザーの利益に繋がる改良も満載されて,それでいて価格はたったの3300円。はっきりいって実費みたいなもんです。

 2年かけて開発し,新機能満載のOSを,わずか3300円で売るというのは,アップルの収入源がOSではないという現実もあるでしょうが,販売店へのうまみも少ない低価格商品をあえて投入するのですから,やはりそれなりの戦略があると考えるべきです。

 コンピュータの専門家なら,64ビットカーネル,GCD,OpenCLの3つだけでも1万円以上の価格を払うことを躊躇しないでしょうが,それがどんなものなのか,知る必要さえない一般の人々に(誤解のないように言っておきますが,こんなややこしい話を知らずともその恩恵に浴することが出来るのがMacOSXのよいところです),今すぐ役にも立たず,見た目にもほとんど変わったところがない新OSに,将来の投資として1万円を出せるかと聞けば,それはおそらくNoです。

 しかし,これらの新しい技術を「多数派」にしておかなければ,システムとしてのMacを優位な位置にとどめておくことが出来ません。64ビットCPUと広大なメモリ空間,マルチコアプロセッシング,そしてGPUの演算パワーの開放と,これからの10年を担う重要な技術のスムーズな導入は,そのプラットフォームがこなせる仕事の優劣に直結します。デベロッパに移行を促すにも,それがメリットになると説得出来ねばなりません。

 マイクロソフトはOSが収益の会社ですから,商品の価格を下げるのは難しい話で,だからUI周りをいじって目新しさや派手さという,一般の人にわかりやすくお金を出しやすい機能を前面に押し出すのだ,といううがった見方もできるでしょう。実際,Vistaには目に見えないところにある,非常に重要な機能の拡張がいろいろ仕込まれています。

 AppleはOSに巨大な開発費用がかかっても,それをOSで回収する必要はありませんから,見た目に派手なことをせず,本当にやりたいことをやって,しかも価格に対する自由度をも駆使できることになります。

 ふと考えてみると,作る側のモチベーションにも差があるのではないでしょうか。お金を出してもらうためにUIを変えて派手にしよう,などという動機で仕事をするには,その変更や改良になんとなく納得がいかずとも,それを仕事と割り切らなくてはならないでしょうし,無言のプレッシャーだってかかるでしょう。

 一方で「今のOSから見た目は変えなくてもいい,ただしもっと洗練させてもっと綺麗に書き直して,より完成度を上げるのに時間をお金を使って下さい」と普通は言われることのない開発ゴールを与えられた時,開発者の目的意識は否応なしに高まることでしょうし,おかしなプレッシャーから開放された,気分的なゆとりが産み出す品質の高いコードが,安定性と納期に大きなアドバンテージを与えることでしょう。

 結果として64ビットカーネルにGCDとOpenCLという最新技術を,バグや動作の問題をほとんど耳にすることのない信頼性,約束通りの高速化と一緒に,より洗練された操作体系にくるんで,SnowLeopardは予定より早い発売日に発売されることになりました。

 もう1つ,SnowLeopardの重要な意義として,IntelのCPUへの移行の総仕上げという記念碑的な意味合いがあると思います。Rosettaはオプションとして残りましたが,PowerPCのコードをほぼ完全に消し去ることは,初めてIntelのCPUを搭載したMacが市場に投入された時からの悲願だったに違いありません。

 しかし,PowerPCでは動作しないSnowLeopardに,不平不満をいう声はほとんど聞こえてきません。1つにIntelへの移行がほぼ終わったという事実,1つにそれでもPowerPCを使わざるを得ない人にとっては,ほぼ同じ操作系を持つLeopardが残っており,少なくとも見た目に大きな違いがなく当分このままでいけそうだという気分がある,ということだと思います。どちらも非常に周到だと思いませんか。特に後者の作戦には舌を巻きます。

 ユーザーの反発を避けつつ,アーキテクチャの根本的な刷新を行って,その時々にやるべき先行投資をきちんとやる,Appleは昔からこうした移行劇が得意ではありましたが,Windowsの世界はIntelかAMDかでもややこしい話があるのに,Appleはこの点は見事だと思います。


 そんなわけで,MacOSX10.0のころから(もっと言えばMacOS7.5のころから),OSの発売と同時に自ら志願し人柱になり続けてきた私は,ここ最近のトラブルの少ない安定したOSに,巣立つ子供を見守る親のような気分で,うれしさと寂しさを噛みしめておりました。果たして,ユキヒョウは私の喉元に牙を立てる事になるのか!

 今回,一番面倒だったのは,実は入手でした。

 Leopardの時は発売日の夜に川崎のヨドバシに買いに行きました。なんの問題もなく手に入ったのですが,今回は川崎まで行くのが面倒だったこともあり,帰り道にある大井町のヤマダ電機に足を運びました。

 大井町のヤマダ電機は規模も大きいですし,ここ最近「Macに力を入れていてよく売れている」という提灯記事を何度か目にしており,「どうしてこれが売っていないのだ」と何度も期待を裏切られて来た事も忘れて,アキバでは深夜販売もやってるような話題の商品を,まさか発売日に売ってない,なんてことはないだろうと,心配もせずに売り場に向かいました。

 しかし大井町のヤマダ電機,またしても私の期待を裏切ってくれました。

 私の周りには2台のインストール対象のMacがあり,どちらもアップグレードを行う予定です。シングルライセンスが3300円,一方5ライセンスのファミリーパックが5600円です。激安なのはこのファミリーパックで,Macが2台あれば,もうその段階でファミリーパックを買う方がお得という話になります。

 ここ最近のMacの売れ方や,既に家族で1台から個人で1台の時代になっている状況を考えると,今回の値付けだとファミリーパックがかなり売れそうだと,私は思っていました。

 発売日の夜,ヤマダ電機のSnowLeopardコーナーに足を運ぶと,ファミリーパックは価格だけが出ています。店員さんに声をかけると,シングルライセンスだけ在庫があると言うではありませんか。

 はっきりとは言わなかったのですが,入荷していないと言ったような口ぶりです。発売日がずれたのかと思って他のお店にもないのですか,と聞いてみると,他のお店のことまではわかりませんと,逃げられました。少なくとも発売はされているようです。

 ここでSnowLeopard祭りに参加するため,損を覚悟でシングルパックを2本買う手もありましたが,ファミリーパックが限定という訳でもないでしょうから,買わずにかえりました。私はヤマダ電機については,お店を出るとき1円も使っていないことが大半です。買う気満々の人を手ぶらで逃すことは最大の失敗だと,私は店頭に立っているときよく言われたものです。

 翌日,20年来の友人と,吉祥寺で久々に会う約束があったので,吉祥寺にあるヨドバシで再チャレンジを試みました。16時半頃に行ってみると「入荷未定」とあります。入荷した数量が少なく,売り切れたのだろうと想像が付きますが一応店員さんに話を聞いてみることにしました。

 すると,やはり売り切れたと。今日の14時頃までは残っていた,シングルライセンス品は大量にある,という返事でした。入荷未定が気になったのですが,これは単純に通常品だけにメーカーに在庫があればすぐに入ってくるし,なければ時間がかかるという意味で,はっきりした納期が分からないという意味で書いているので,入手が難しいという意味ではないという話です。

 しかし,翌日の日曜日には人柱になってみたい私としては,手に入らなかった(それもあと少しの所で逃した)ことの悔しさも手伝って,なかなかすっきりしない気持ちでいました。

 友人は奥さんが今実家に戻っているため,ステートが何年ぶりかの独身状態に遷移しているのですが,かわいそうに財布の紐はしっかり握られているため,自由に遊ぶわけにはいかなかったようです。(奥さんが不在の間の2週間,夕食を作り置きして冷凍してあるという話を聞いて私は戦慄しました)

 しかし「結婚式に来てくれた友人と飲むの~」と私をだしに使い,飲み代として特別予算の獲得に成功したとのことで,普段は思い通りにならないことを思うがままにやりたいと,17時前からラーメン->回転寿司->焼き鳥という,およそ大人の飲みとは思えないような濃厚フルコースを二人で堪能しました。(私は食べ過ぎで動くのもままならなかったです)

 焼き鳥の次に飲みに行こう,とふらふら20時頃(そう,20時頃です)に歩いていると,偶然ヤマダ電機が目に入りました。つくづくヤマダ電機に縁があるなあと考えていたのですが,一応ファミリーパックがあるかどうかを見ておこうと思いつきました。

 ほろ酔い気分で階段を上がってMacのコーナーへ行くと,なんと普通にファミリーパックが売られていました。こんな事もあるんだなあ,と思いながら無事に購入,私の中で初めてヤマダ電機のランクが1つアップしました。なんか吉祥寺のヤマダ電機は,商品の並べ方1つとっても商売の基本に忠実で,好感触でしたよ。

 ということで,入手に手間がかかった上,偶然に近い形で買うことが出来たSnowLeopardを,日曜日にインストールしてみました。

 私は基本的にクリーンインストールは行わず,アップグレードで使っている人です。確かに互換性の低いドライバが残ったり,設定情報の不一致に悩まされることもありますが,現在の環境をそのまま引き継げることはとてもありがたく,結局そうして今まで使ってきました。幸いなことに,それでも特に問題を出さないのがMacOSXの良いところです。

 バックアップは普段からTimeMachineで取っているので,万が一の場合もまあなんとかなるでしょう。躊躇せずDVDをセットし,インストーラを起動します。

 RosettaとQuickTime7はオプション扱いになるので,カスタムインストールを選択。ここでそれぞれにチェックを入れて,後は放っておくだけです。

 私のMacBookProで約1時間。特にトラブルもなく無事に終了しました。

 その後Xcodeをインストールして,作業は終了。

 ぱっと触ったところ,特に問題はなさそうです。いつも一部の設定が引き継がれないままおかしな動作をしたりするものですが,今回はそれも少ない印象です。

 一通り機能を試し,その過程でWindowsの開け閉めなどFinderの動作の軽快感に満足して,これなら使えるという感触を持ちました(ただ,とある古いUSB機器のドライバがはじかれてしまいました。これはもう捨てましょう)。口元に血の付いたユキヒョウの壁紙も見ましたし。

 そうなると,次に試したいのは64ビットカーネルです。

 私のMacBookProはEFIが64ビット対応ですので,デフォルトは32ビットカーネルでの起動ですが,「6」「4」キーを押して起動すると64ビットカーネルで動いてくれます。

 SnowLeopard発売直前に,ローエンドの機種では32ビットカーネルしか動かない,これはアップルの差別化戦略だ,けしからん,という記事がでていたことで,MacBookのユーザーは(先の友人もそうですが)複雑な気持ちのようです。ただ誤解のないように言っておくと,カーネルが32ビットでもアプリは64ビットモードのものが動きますし,そのオーバーヘッドもほとんどない,というのがアップルの公式見解です。

 Windowsの場合,32ビットと64ビットは全く別のOSとなるため再購入,のち再インストールが必要になってしまいますが,MacOSXの場合は32ビットモードと64ビットモードが1つのOSに統合されているハイブリッドシステムですので,ユーザー(特に一般のコンスーマ)にとって,その違いを意識しなければならないシーンはほとんど存在しません。(PowerPCのバイナリさえ動くOSですからね)

 また,64ビットになって最も重要なメリットであるメモリの話も,Leopardなら(厳密にはTigerの10.4.4から)32ビットカーネルでもPAEによって32GBまでサポートしていますから,1プロセスが使えるメモリサイズに制約があっても,多くのユーザーにとって32ビットか64ビットかは気にしなくても良い話です。

 どっちでもいいならデフォルトを64ビットカーネル起動にしたっていいじゃないか,と思うところですが,いかにMacOSXとはいえ,カーネルが64ビットなのにドライバが32ビットでいいわけはなく,64ビットのドライバがなければ周辺機器は動作しません。

 デフォルトで64ビットカーネルが起動するのはXserveだけなのは,普通のユーザーは互換性と実用性から32ビットカーネルを選ぶのが自然であるというAppleの意思表示でもあります。もちろん,MacBookのEFIが32ビットなので,どうあがいても64ビットカーネルで起動できないという問題はあるかもしれませんが,だからといって64ビットになるメリットはありませんし,32ビットでも十分64ビットCPUを使いこなせるのですから,私自身はこの点を今は問題だとは考えていません。


 それとは別に,せっかく64ビットカーネルで起動できるマシンが目の前にあるのですから,試して見る必要はあるでしょう。てことで6と4を押しながら再起動しました。

 別に動作に問題がないだけなら32ビットカーネルで動かそう,と思っていたのですが,実は私の場合,64ビットカーネルにしたことで大きなメリットを得る事になりました。それは,eSATAのExpressカードが抜群の安定度を見せるようになったことです。

 半年ほど前,なかなか安定せず散々な目にあったeSATAカードですが,今はSil3132チップのカードを騙し騙し使っています。一度再起動をしてから使えばとりあえずカーネルパニックは発生しないので,これを使うときには面倒でも再起動をかけています。

 64ビットカーネルでこのSil3132チップを試して見ると,RAIDカードとして認識するようですが,HDDをマウントしてくれません。そこでVintageComputerで購入し,一度もまともに動いてはくれなかったJMB36xチップのカードを恐る恐る突っ込んでみました。

 SATAカードとして認識し,HDDもマウントします。まだ安心できません,大きめのファイルを何度かコピーしてみると,以前の検討の時とはうってかわって,高速で読み書きが出来ています。この間一度も不審な動作はなし。

 JMB36xのドライバはAppleがLeopardのころから用意していますし,ブートも可能なチップですから,いわば公式です。だから64ビットドライバも標準で用意されているのでしょうが,32ビットモードでもちゃんと動いてしかるべきところです。

 32ビットモードで動かないのは,なにかJMB36xのドライバとぶつかる他のドライバか何かがあり,これが64ビットモードでは読み込まれないため,本来のドライバが正常に動作しているのではないかと,そんな風に考えました。

 どっちにしても,このeSATAカードを経由し,高速で大容量のHDDになんの心配もなくアクセス出来るというのは,私にとってはものすごく大きなメリットで,この段階で私は64ビットモードでの起動をデフォルトにしました。余計なドライバを読み込まず,純正のドライバだけが読み込まれるフィルタとして64ビットカーネルを使うという発想は,これまでなかったです。

 
 64ビットカーネルを標準として使い始めて,私が気付いた問題点を挙げてみると,

(1)システム環境設定のうち,Processor,Flip4Mac,huey,Wacomのタブレット,KeyRemap4Macbookの5つを起動すると,システム環境設定を一度終了し再起動するよう促される。システム環境設定を再起動した後は問題なく開くことが出来るが,システム環境設定を終了してしまうと,次はまた再起動を促される。

(2)メールの送信が出来なくなってしまった

(3)WILLCOMのWS002INが動かなくなった

(4)KeyRemap4Macbookが動かなくなった

(5)Cyberduckが動かなくなった

 くらいです。


 (1)が一番気になったことなのですが,32ビットカーネルでも64ビットカーネルでも起こる問題です。理由は,これら5つの環境設定パネルが32ビットコードで書かれており,64ビットアプリである「システム環境設定」からでは開けないことにあります。そこで「システム環境設定」を32ビットアプリとして再起動し,32ビットコードの環境設定パネルを動かすという手順を踏むわけです。

 ただ,やっぱり気持ち悪いですよね。そこでいつものようにgoogle先生に聞いてみると,まずFlip4Macはβ版で対応しているとのこと。試して見ると問題なし。

 次にKeyRemap4Macbookですが,同じように困っている方が野良ビルドのバイナリを配布して下さっていたので助かりました。作者さんはお忙しいそうですが,そのうち正式対応されることでしょう。

 hueyは対応版は出そうにないですが,キャリブレーションソフトはちゃんと動きましたし,結果はICCプロファイルとして保存されるので,一応結果は反映されるようになります。ただ,SnowLeopardはガンマが2.2に改められるので,1.8前提のhueyがそのまま使えるかどうかは怪しいと見ています。

 Wacomのタブレットは,対応ドライバが出ていました。出ていましたが「システム環境設定」アプリの再起動は必要で,動作は問題なしというドライバでした。中途半端ですが,まあ仕方がありません。

 結局あきらめたのはProcessorです。Xcodeをインストールするとこれが使えるようになるわけですが,残念な事に32ビットコードであることに加えて,「システム環境設定」の再起動後も,クロックが0GHzと表示され,メニューバーへの表示も行われないということで,まともに動いてはくれません。

 (2)も64ビットに関係ないのですが,今回のアップデートで,SMTPサーバの設定のうち,ポートが25以外もデフォルトになりました。私のプロバイダでは,25以外だとパスワード認証が必要になっているのですが,今まではデフォルトが25だったのでパスワード認証をしていませんでした。

 結果,パスワード認証をすれば問題なく送信できますが,なんとなく面倒臭かったので,ポートをデフォルトから25だけを使う設定にしました。面白いのは,デフォルトでパスワード認証をしない設定ではメールの送信は出来ないが,接続試験はパスしてしまうことでしょうか。はめられましたよ。

 (3)は,WS002INで使っているUSB-シリアル変換チップのドライバが64ビットモードで動かないのが原因のようで,これはもう私ではどうにもなりません。幸い滅多に使いませんし,32ビットモードで再起動すれば動きますから,万が一使いたい場合には32ビットモードで動かすことにしましょう。

 (4)は,(1)でも書きましたが,野良ビルドのバイナリで解決です。32ビットモードなら対策前のドライバでも設定は有効になっていたのですが,64ビットモードでは全く動作してくれませんでしたので,本当に助かりました。

 (5)はSnowLeopard対応のβ版が出ていましたので,これで解決。

 PhotoshopCS3も,ScanSnapも,CaptureNX2も軽く試したところ,とりあえず動いています。PM-G850も問題なさそうですし,他のアプリも概ね問題なく動いています。turbo.264HDについては,SnowLeopard対応の1.0.3が出ていたので,これを試して見ようと思います。

 まだまだ全部の機能を試せているわけではありませんが,仮に問題があっても32ビットモードにすれば済む話ですし,普段の作業は64ビットモードで全然問題がないので,SnowLeopardにして大満足,ということろでしょうか。

 普段よく使うSafariやMail,iChat,Spotlightやプレビューがサクサク動くことで効率もアップし,外付けHDDを冷や冷やしながら使う事もなくなり,本当にうれしいです。

 もっとも,音楽関係のアプリやCanonのスキャナなどは,まだ試していませんが64ビットで動くとは思えないので,しばらくは使い分けになりそうな感じですね。そんな状態ですから,むしろ32ビットモードでもeSATAカードが安定して動くようにすることが合理的解決策な気がしますが,私のような人は64ビットモードで意地になって使い続けるのではないかと思います。

 まあしかし,これだけ軽快に動くのなら,それだけでも3300円の価値はありますよ。特にSafariは無償で配布されるSafari4とは違い,64ビット化されている上,プラグインが別プロセスになっているので,クラッシュしても救われます。それにちょっとしたことですが,メモリカードなどをアンマウントして取り出すことが出来なかった場合に,その理由を教えてくれることもなかなかうれしい機能です。

 世の中,Windowsの高速化ツールが有料で売られているくらいです。対応機種の方は,Appleからのプレゼントを素直に受け取っておくべきと,私は思います。

 
 

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