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ユーザー「gshoes」の検索結果は以下のとおりです。

G-SHOESのさっと一品(魚料理)

 お気に入りの圧力鍋が新しいうちは,ちょっと抵抗があって出来なかった料理が「サバの味噌煮」です。

 しかし,購入から4ヶ月近くになり,鍋も傷がいっぱい付きましたし,恐ろしいことに取っ手の部分を落下させて壊してしまい,それをばらして組み立てて修理して使うようになって,そろそろやってみるか,と思い立ちました。


・サバの味噌煮(二人分)

[用意するもの]
 サバ・・・小4切
 味噌・・・大さじ2
 ショウガ・・・1かけ
 酒・・・大さじ4
 みりん・・・大さじ3
 砂糖・・・大さじ4
 水・・・180cc
 仕上げに味噌大さじ1,醤油小さじ1

[作り方]
 1.サバの皮の上から熱湯をさっとかけて臭みを取る
 2.サバの表面に十字の切れ目を入れておく。
 3.ショウガはをスライスする。
 4.圧力鍋に材料を全部投入。フタをして強火で圧が上がるまで待つ。
 5.圧力が「強」になったら弱火にして圧力を維持,35分煮込む。
 6.35分経ったら火を止めて自然冷却。
 7.圧が下がったらフタを開け,仕上げの味噌と醤油を投入。
 8.弱火で煮詰める。

[注意]
 味噌の種類によっては塩分が強かったり弱かったりするので味噌の量には注意。

とても厳しかったExpressCardとeSATAデビュー

 2年ほど使っている320GByteの外付けHDDの残りが1割程度になり,少々手狭になったことから,値頃感が高まっている夢の1TByteのHDDに買い換えることにしました。

 こういうのはアキバに出向いてケースも含めて品定めをするのが慣例ではありますが,なんか最近アキバに行くのが嫌で,つい通販に頼ってしまいます。(それでもアキバに店舗のあるお店をまずあたるのですが)

 なにせ1TBです。中に詰め込まれるデータは膨大ですから,転送速度に配慮しないといけません。USB2.0も十分高速ではありますが,実力が30MByte/secといわれていますし,最近の1プラッタあたり300MByteを越えるような高速なHDDでは,少々役不足になりつつあります。

 かといってFireFire800なんかだと,これが使えるケースを探すのが一苦労です。HDD本体が変えてしまうほど高価なものもざらです。これはやはり非現実。そうなるとeSATAになるのですが,Macでこれを使う方法は・・・

 MacBookProにはあるんです。

 MacBookProには,ExpressCard/34スロットが1つ付いています。こんなもん何の役に立つんかな,と思っていたのですが,ここにeSATAのインターフェースカードを差し込んでいる方が,割に古くからいらっしゃるようです。

 こういう話をきくとウズウズする性分の私は,早速検討に入りました。必要なものは,eSATAに対応したHDDケース,もちろんSATAのHDD,そしてMacBookProでも動作するExpressCard/34のeSATAカードです。

 まず最初にカードを探します。ラトックのMac対応を謳ったカードは間違いないでしょうが,これは1万円もする高価な品物です。そこで登場するのが玄人志向ブランドです。

 Sil3132を使ったカードの存在が知られており,またこのチップのMacOSX用のドライバがチップメーカーのサイトに上がっています。これでeSATA環境を堪能している方の報告はよく目にします。

 一方,コネクタ部がはみ出さないカードを作っているメーカーもあり,こちらも良く話題に上がっているようです。チップはJMB36xというものですが,AHCIに対応しているので,Leopardならドライバ不要,しかもブートが可能という優れものです。

 ただし,どうも動作に確実性がないようで,動かない,不安定という報告もそれなりにあるようです。不思議です。

 そんななか,アメリカにあるVintageComputerというお店のオリジナル商品に,JMB36xを使った2ポートのカードがあるというので,探してみました。価格も4000円前半と安く,安定動作の報告も多いようです。逆に悪い話は全然上がってきませんので,注文してみました。

 ここはかつてPowerMacintosh7600を使っていた頃にも何度かお世話になりましたし,iBookG4も,今のMacBookProも英語キーボードをお願いしたお店です。私も含め,お店の評価は高いと思います。

 HDD本体は昔から使っているHGSTを今回も無難に選びます。今お買い得そうなのはHDT721010SLA360のようです。ケースはこの際安物でもいいので,小型でeSATAとUSB2.0に対応した玄人志向のGW3.5US-UE/SWにします。この2つはアキバのお店に注文。

 発注から1週間ほどしてすべて揃った先週,早速検討開始です。しかし,今にして思えばちょっと慌てすぎたかなと思うところがあります。

 カードをMacBookProに差し込み,認識されていることを確認しました。HDDは組み立て済みで,USB2.0経由での動作を確認してあります。いよいよこの2つをeSATAケーブルで接続します。

 そしてディスクユーティリティーでフォーマットをしますが・・・数秒後になんとカーネルパニックが発生。SadMacも恐ろしいですが,カーネルパニックも負けず劣らず恐ろしいです。

 すんなり動いてくれないことが分かったので,とにかく原因を潰していきます。この段階で私はすっかり検討モードになっていました。

 まずケースのGW3.5US-UE/SWですが,eSATAで使うときにはHDDのインターフェース速度を1.5Gbpsにしておかねばならないそうです。eSATAは電気的にはSATAと同じはずなので,HDDから引っ張り出しているだけのはずなのに,なんで1.5Gbpsに制限されるのかわかりませんが,おそらくUSB2.0とのブリッジチップがeSATAへのバイパスを行う際に,出力バッファの動作を3.0Gbpsでは保証出来なかったりしたんでしょう。

 しかし最初の問題はここで発生。HGSTのHDDは,インターフェース速度をFeatureToolというソフトで設定します。他社のようにジャンパピンで設定できません。FeatureToolはDOSベースなので,SATAネイティブサポートし,フロッピーもしくはCD-ROMからDOSが起動できるマシンが必要です。

 考えてみると,そんなマシンは今時普通のものなのですが,あろうことかうちには全くありません。

 そこで,3.0Gbpsに対応するカードとHDDを直結することにします。といってもそんなケーブルはすぐには手元にないですから,ケース内部の基板を改造して直結です。結果,やはり同じでした。

 そんなこんなで,以下のような検討を行いました。まとめてみます。


・環境

本体:15inch-MacBookPro(MB134J) , MacOSX10.5.6(ビルド 9G55)
HDD:HDT721010SLA360(HGST,3.5inch-1TB,3Gbps)
  HTS542580K9SA00(HGST,2.5inch-80GB,1.5Gbps)
ケース:GW3.5US-UE/SW(玄人志向)

(1)MacBookProにeSATAカードを装着し,HDT721010SLA360をケースに入れて
 eSATAで接続,ディスクユーティリティでフォーマットを試みるが,
 フォーマット開始後数秒後にカーネルパニック。(再現率100%)

(2)同じHDT721010SLA360をケースに入れてUSB2.0で接続して
 フォーマットすると,問題なく完了し,以後の読み書きも問題なし。

(3)このケースがeSATAで使用する場合にはインターフェース速度が
 1.5Gbpsでないとダメだという制限があるため,SATAとeSATAを
 接続するケーブルで直結しケースをバイパスしたが,
 状況は全く変わらず。

(4)1.5Gbpsで試したいので,HTS542580K9SA00をPS3から取り外し,
  ケースを介して繋いだところ,やはりeSATAでは再現率100%で
  カーネルパニック。USB2.0接続ではこちらも問題なし。
 
(5)そこでeSATAカードに使われているJMB36xの最新ドライバを
 JMicronからダウンロードしインストールして試すと,
 HDT721010SLA360ではカーネルパニックは起きないが,
 フォーマットが進まず,数十分後にタイムアウトでエラー。

(6)上記に続きHTS542580K9SA00で試したところ,フォーマットは
 完了するが,マウントしたHTS542580K9SA00に100MB程度の
 ファイルを書き込むと20から30MBごとに30秒ほど書き込みが
 停止する。再開と停止を何度か繰り返してコピーは一応完了する。

(7)BootCampを使いMacBookProでWindowsXPを立ち上げ,
 VintageComputerさんのサイトからダウンロードしたドライバで
  試して見るが,上記(1)から(3)までとまったく同じ状況が再現。

(8)さらにJMicronからWindows用の最新ドライバをダウンロードし,
 インストールして試して見たが,(4)から(5)までと
 全く同じ状況が再現。

(9)念のためDVD-ROMからMacOSX10.5を起動してみるが,
 HDT721010SLA360をeSATA経由でアクセスした瞬間に
 カーネルパニック。

(10)急遽用意したSil3132チップを使ったグリーンハウスのGH-EXC-ESA2で
  試すと,HDT721010SLA360も全く問題なく動作。

(11)さらに急遽用意したSATA-IDE変換基板を開始,FeatureToolを使って
  HDT721010SLA360を1.5Gbpsに設定し,グリーンハウスのカードに繋ぐが
  全く問題なし。

(12)さらにHDT721010SLA360をVintageComputerのカードに繋ぎ,
  JMB36xの最新ドライバを入れてフォーマットすると,以前起きていた
  タイムアウトは起きず,フォーマットは完了。ただしファイルの
  書き込みが一時停止するという(6)と同じ現象が発生。

(13)ただしGH-EXC-ESA2においては3Gbpsでも1.5Gbpsでも問題なく動作。


 ということで,

・USB2.0での動作はok -> HDDは壊れていない
・ケーブル直結でもだめ -> ケースの有無は無関係
・LeopardでもWinXPでも全く同様の挙動 -> OS依存ではない
・DVD-ROMからのブートでも発生 -> 個人的な使用環境に依存しない
・カードを別のものに変えると動く -> カード以外は問題なし
・ドライバを最新にすると動作が安定する -> ドライバは新しい方がいい

 という感じになりました。

 すでにグリーンハウスのカードを使って安定動作が出来ているので,これ以上追い込むこともないように思いますが,問題はVintageComputerのカードが初期不良なのかどうかです。私の見るところ限りなく初期不良の疑いが強いのですが,とにもかくにも先方に連絡をしないといけません。

 結果,確かめたいので返送せよ,とのこと。他ののカードで動いているのですから特別急ぐこともありません。仮に初期不良だったとして交換してもらえたら,1枚無駄になるように思うのですが,ブート可能なカードがあった方がよいと思うので,きちんと確かめてもらうことにします。

 ところで,動き始めたeSATAですが,かなり高速です。Macで測定したベンチマークですのであくまで参考程度です。

Drive Type Hitachi HDT721010SLA360
Disk Test
Sequential
Uncached Write 70.14 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 76.09 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 11.64 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 98.49 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write 1.88 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 51.72 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 0.66 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 30.56 MB/sec [256K blocks]

 最も高速な時に100MByte/sec出てますが,1.5GbpsのSATAの理論値150MByte/secがあればこそ,の値です。FireWire800でも,もちろんUSB2.0でもこの数字は出てこなかったと思います。

 実際,体感上の速度向上も大したもので,気分的には従来の2倍程度の速度のように感じます。これまで私はExpressCardもSATAも全く関係ない生活を送ってきましたが,デビューを果たせてとりあえず目標達成,というところです。

土曜日に顔をあわせるおばちゃんとお別れ

 私はamazonをよく使います。一瞬ヘビーユーザーと書こうと思いましたが,ちょっとググると「朝起きてamazonからの荷物を受け取るのが日課」という強者もいらっしゃり,そういう方こそヘビーユーザーを名乗るにふさわしいと考えたので,ここは「よく使う」くらいにとどめておきます。

 私の地域では,CDやDVDは佐川のメール便,それ以外はペリカン便で届いていました。メール便には紛失や届くのに時間がかかりすぎるという問題が未だに起こり,届くまで気の休まるときがないのですが,ペリカン便はここ数年,トラブルなしなのです。

 どうもペリカン便はあまり評判がよろしくないようですが,こと私について言えば,これほどありがたい配送もありません。

 ペリカン便は,日中の私の地域の担当の方が,いつもニコニコしている元気なおばちゃんなのです。特別親しいわけでもありませんが,さりとて挨拶だけで終わるわけでもありません。互いに何となく知っている間柄のような感じがルあるからでしょうが,彼女の名前が書かれた不在票が挟まっていると(彼女は不在票をポストに入れず,ドアの隙間に挟んでくれます。間違いを防ぐ工夫でしょう),これでもはや届いたも同然という絶対なる安心感と,同時にいつも不在で悪いなあという罪悪感とが,なにやら妙な親近感を感じさせます。

 いつも土曜日の午後一に再配達をお願いするので,その週のamazonからの荷物を土曜日にまとめて受け取り,私の休日はスタートするわけですが,おばちゃんももう数年同じパターンで土曜日を過ごしている事になり,こちらがお願いをしなくても,気を利かせて土曜日には「いるかと思って」と荷物を届けてくれたりするのです。

 平日は不在であることがわかりきっていますから,もう平日はこなくていいですよ,といったこともあるのですが,「それは規則上無理なんですよ,一度はこないといけないことになってますんで」と配送にかかわる人間としては当たり前の,しかし立派な意見を,実際にここ数年きちんと実践されていました。

 もう1つ,このおばちゃんはタバコを吸われないようです。特に佐川の荷物はたばこ臭くて,すぐに箱を捨てるのですが,ペリカン便がたばこ臭かったことは一度もありません。これね,私のようなタバコの煙で息苦しくなる体質の人にとっては,実に実にうれしいことなんです。

 よく「ヤマトはいい」とか「佐川はどうも」とかいう意見がありますが,はっきりいって宅配業者なんてのは,最終的に人と人の実にアナログな部分での仕事ですから,その担当者がいい人なら安心できる業者だと思うだろうし,気に入らない人だと思ってしまえば,業者まるごと気に入らない,と言うことになってしまうものです。

 私の場合は,そのおばちゃんのおかげでペリカン便の評価は高かったのですが,ご存じの通りペリカン便は「JPエクスプレス」という新会社に移管されることが昨年決まり,昨日4月1日から新会社によるペリカン便がスタートしました。

 日本郵便のゆうパックがJPエクスプレスに合流するのは今年の秋になり,それまではペリカン便の名前で単独によるサービスが存続します。心配になっていたのは,amazonの荷物が同じようにペリカン便で届くのかどうかでした。

 しかし,私の願いもむなしく,先日注文した商品の発送連絡には,ペリカン便の文字はありませんでした。佐川飛脚便とあります。耳慣れませんが,要するに普通の佐川急便で届くようです。

 実は,発送が遅れていた商品がようやく発送され,昨日の20時から21時で再発タイツをお願いして受け取った所なのです。ということは,もうペリカン便で届く荷物はもうすべて完了してしまい,今後あのおばちゃんが荷物を届けてくれることはなくなってしまいました。

 分かっていたら土曜日まで待って,昼過ぎの再配達の時にこれまでのお礼を言いたかったのに,残念です。

 まあ,他の業者がペリカン便を使ってくれればあのおばちゃんが届けてくれるかも知れませんし,最悪自分が集荷を頼めばおばちゃんが来てくれるかも知れません。しかし,新会社設立と業務の移管,そして数ヶ月後のゆうパックとの統合で,あのおばちゃんがいつまで私の地域を担当してくれるのか,全く分かりません。

 佐川も以前よりは随分良くなったと思いますが,それでも担当者が半年ごとに入れ替わる感じでその度に傾向が変わる(たばこ臭いとか早めに来るとか遅めに来るとか)し,誤配の可能性も増えてしまうので,正直に言うと手元に届くまでは落ち着きません。

 ということで,ともかく数日おきにややこしい道を通って我が家まで来てくれて,そして毎週土曜日にいつも荷物を再配達してくれて,この5年ほど,ありがとうございました。またお会いできる時を楽しみにしています。

PC-E500が動かなくなりました

  • 2009/03/30 14:36
  • カテゴリー:make:

 PC-E500関連のネタはもう昨年の秋で終わりになると思っていたのですが,昨日書かねばならないことが起こってしまいました。

 昨年10月に改造と環境構築が一区切り付いたPC-E500ですが,単4エネループ4本は搭載されたまま,ずっとメモリもバックアップされたままでした。思いついたときに動作試験を行い,電池が切れていないかを調べていたのですが,昨日調べると全く動作しません。

 電池切れはまあ来るべき時が来たか,という感じとして,心配なのはバックアップ電池の消耗によるメモリ内容の完全消去です。

 SRAMですから,電池が切れると苦労してインストールしたソフトや作った環境が全部消えてしまいます。再インストールの手間が大変なのでそれだけは避けたいと思っていましたから,気休めにメモリバックアップ電池をCR2016からCR2032に大型化してあります。しかしCR2032に変えたところで数日でバックアップ電池も消耗してしまいます。

 実はCR2032は切れていませんでしたから,今にして思えば,この時素直に新しい単4電池に入れ替えていればおそらくすべてはうまくいったのでしょうが,私のやることがすんなりうまくいくはずがありません。その時,やはり新しい電池は手元にありませんでした。

 仕方がないので,拡張コネクタの電源端子に安定化電源を突っ込むという荒技にでました。

 ・・・なにも表示されません。メモリ内容がこわれたのかも知れないですね。あきらめてリセット・・・なにも表示されません。壊れたのか!

 電源電圧が低いのかも知れないと思い,少しだけ電圧を上げてみました。勢い余って7V以上の電圧がかかってしまいました。一瞬表示が出てかと思うと,また画面が消えています。電流計を見ると,なんと500mAも流れています。普段の20倍です。

 これは深刻だと,別のマシンから単4電池を取り外して付けてみますが,やっぱり動きません。そうすると,ほんのり背面が暖かくなってきました。

 やばい・・・RAMカードのフタを外すと,私がS3:エリア用に2段重ねで増設したSRAMがむき出しになっているのですが,これを触るとやけどしそうなほど発熱しています。

 やっちゃいました。

 電圧を不意に上げたことで,SRAMがラッチアップして死んでしまったようです。

 これでは起動するはずもありません。私は事態の深刻さをようやく理解したのでした。

 とりあえず修理しなければなりません。発熱したSRAMは2段重ねの上段ですから,まずはこれをニッパーで足を切り取り外します。ここで動けば下段のSRAMは壊れていない可能性があります。(壊れていないとは言い切れませんし,壊れてなくてもストレスがかかっているわけですから,寿命は極端に短くなっていることでしょう)

 試したところ,幸いにも起動します。下段のSRAMも壊れているかも知れませんが,壊れていない可能性も高くなってきました。

 そこで同じSRAMの新品を1つ用意し,交換。うまく起動してくれました。動作電流もスタンバイ電流も問題はなさそうです。

 この2つのSRAMの全アドレスに55hとAAhを書き込み,メモリテストを行いましたが,無事に通りました。直ったようです。

 そして一番面倒なソフトのインストールと環境構築。日本語環境とエディタ,そしてファイラーの最低限の環境だけ整えて終了とします。この間3時間。いやー,時間の無駄とはこういう事をいうんでしょうね。

 ところで単4のエネループは750mAh程度の容量があるようです。この改造されたPC-E500では,スタンバイ電流が200uA程ありますから,ざっと3750時間となります。日数に直すと156日ですので約5ヶ月と言うことになります。

 今回のPC-E500では,メインの単4電池はすっからかんでしたが,メモリバックアップ用のCR-2032は2.7V程度でしたので,メインの電池が切れてそれほど時間は経っていないと思われます。

 それで,昨年10月に電池を入れ替えていましたので,電池が切れたのが最近とすれば約5ヶ月。恐ろしいほど正確です。実際,DC-DCコンバータの搭載とSRAMの増設でどれくらい電池が持つのか気になっていましたが,なんとか期待した通りになってくれていたことがわかり,安心しました。

 ということで,今後は4ヶ月くらいで電池を入れ替えた方が良さそうです。

 実は,前日の土曜日には,palmTXへの以降の総仕上げとして,課題として残っていたWristPDAの環境設定とデータの共有にチャレンジしていましたが,やはりはまりまくりました。ざっと6時間かかってようやく動くようになったのですが,これもまあ時間の無駄と言えば,その通りでしょう。

 友人が私にそそのかされてchumbyを買い,やはり土日に完全引きこもりで遊び倒したそうですが,どういうわけかこの手のガジェットというのは,我々の心をとらえて放さない何かを放っているような気がします。

有機ELと無機ELを混同する雑誌

 CQ出版社の雑誌や書籍には,学生の頃は趣味で,現在は趣味に加えて仕事でも随分とお世話になっています。電気電子関連の技術書でも,出版社によって難易度や傾向の違いがあって,同じテーマの本が複数あった場合に,自分の欲しい情報が載っているものを出版社から選べるようになると,本選びも幅が広がります。

 ただ,先日とても残念な事がありました。詳細はもう少し後で書こうと思っているのですが,ちっとも訂正されないのでここに書いておきます。

 CQ出版社は,電子工作の雑誌として「エレキジャック」を刊行しています。年に4回ですでにNo.11といいますから,3年近くになるのですね。

 私は,その主旨に共感してNo.1からずっと購読しています。内容の良し悪しはここでは議論しませんが,それ以前の問題として,手の付けようがない誤りが必ずどこかにあることが大変気になっています。

 ちょっとした誤記は構いません。ありがちなことですからきちんと訂正をすればよいでしょう。しかし,少しばかりの調査や勉強を怠ったと思われる明らかな間違い,著者の思い込みに誰も気が付かずそのまま表に出てしまう甘さ,といったこの手の雑誌としてはもはや致命的な問題が,初期の頃から現在に至るまで改善されずにいます。

 いや,重箱の隅を突くような細かい間違いをあげつらっているわけではありません。そんなことをすれば書ききれないほど出てきます。そうではなく,根本的な理解をしていない,原理的に間違っている,といった,書き間違いや表記のミスという表面的なミスではない深い所の話だけに,これを読んだ人は誤った知識で以後過ごすことになるだろうことに,憂慮しているのです。

 以前にも書いたかも知れませんが,No.1の記事にあった,ガリレオがピサの斜塔からものを落として落下の速度は重さに関係がない事を証明した,なんて話は,後の世の作り話であることはもはや常識です。こんなことを未だに平気で書いている人がいるのか,そしてこれをチェックする人が誰もいないのかと,あきれてしまったことを思い出します。

 最新号であるNo.11のミスについては,もはや打ち上げ花火級です。

 CQ出版社の書籍案内サイトの,エレキジャックNo.11を見てみますと,その紹介の冒頭,

「光る電子部品で有名な「LED」や次世代照明と呼ばれている「有機EL」を使ったユニークな作品を15種類作ります.」

 とあります。しかし,実際に工作で使われているのは,有機ELではなく,無機ELです。

 秋月電子で売られているELシートを使ったありがちな工作なのですが,有機ELを使ったことになっています。しかし秋月電子で売られているELは無機ELです。(秋月電子もそういっているそうです)

 難しい話はちょっと割愛しますが,有機と無機の違いは,材料が無機なのか有機なのかという違い以上に,発光原理から根本的に異なっていて,その歴史も全然別物です。

 原理的な違いから,無機ELは交流駆動,有機ELは直流駆動をします。工作ではわざわざ交流で駆動するインバータを用いているにもかかわらず,有機ELを使っていると書いてあるわけです。

 私の想像ですが,この作者の方は,無機ELというものがあることを,そもそも知らないんではないかと思います。百歩譲って知っていても,材料が有機か無機か,程度の違いであとは同じなんだろうと,そんな風に思い込んでいたのではないでしょうか。そうでないなら,公に記事を書く段階でその違いを意識して調査をしなかったという無頓着さに,知らなかった事以上の罪深さがあるように感じます。(余談ですがこの方は高校の先生なんだそうです)

 この有機ELと無機ELの2つを混同しているという初歩的な知識不足と,事前にちょっと調べてみるという慎重さを欠いた姿勢に,私は開いた口がふさがりませんでした。

 ご丁寧に,工作以外にも有機ELの解説記事まで載せていますが,工作が無機ELで行われている以上,解説記事との関連は結果的に非常に薄くなります。もし仮に関連記事としてトピックスとして有機ELを紹介する記事なら,工作の記事内に解説を参照させる記述を避けるなど,それなりの書き方や扱いがあるべきです。

 解説記事には,1935年の古い日本の小説の「蛍の光を人工的に作るなど夢のような話」という部分をとりあげ,現在蛍の光が照明に使われるようになってきていることなど想像も出来なかっただろうと書いて,技術の進歩を讃える部分があるのですが,有機ELは1980年代後半の開発でも,無機ELは1936年にフランスで発光が確認されていますから,小説当時としても夢物語というのは無理があるでしょう。

 この解説では,有機ELは蛍の光と同じ原理だと論じて話を進めています。広く「ルミネッセンス」というくくりに視点を置けば確かに誤りではありませんが,そういう話になると,無機ELもLEDも,ルミネッセンスで発光するものはすべて蛍の光と同じ原理です。

 有機ELを「夢の光」と言いたいなら,蛍を引き合いに出すのは無理があり,「蛍の光を照明に」と言いたいなら,話は無機ELまで遡る必要があります。

 こうやって,非常に都合の良い解釈で有機ELの先進性を語り,そこから今回の工作の先進性まで高めていこうという流れには,恣意的と言うよりむしろ,悪意さえ感じるのです。

 有機ELは名前ばかりが先行し,その実体が一般によく理解されていないデバイスです。無機ELは戦前からの歴史がある割には使い勝手が悪く,我々がその存在を意識するシーンは非常に少ないのが現状です。よって,間違った知識が広まっていますし,その根源は間違った解説や浅い説明によるところが大きいと考えています。

 それを正していくのが,技術系出版社が出す雑誌の役割です。初学者が手にするエレキジャックのような雑誌であればなおさらの事で,難しい事実を簡単にかつ正確に説明するという,最も難しい役割を担う覚悟も不可欠でしょう。

 こうした間違った内容を利用し「次世代照明として注目の有機ELで工作」とNo.11の売り文句の1つにしています。これを目当てに買った人もいるでしょうが,実際は無機ELなわけです。仮に悪意はなくとも,誇大広告,不当表示にあたるんじゃないでしょうか。

 さらに深刻なのは,工作の作者先生がこうした無理解と不勉強による根本的な思い違い(作者のホームページにはなんと有機ELの特設ページが無機ELを使った工作で作られています)を,結果的にプロの編集者が誰一人として指摘できなかったことでしょう。これを宣伝文句に表紙に広告にと,あらゆるところで大々的に謳っているなど,見ている私まで恥ずかしくて赤面してしまいます。

 実は,この点,私は技術者としての社会的責任という技術者倫理の観点から看過できず,発売後数日で編集部宛に指摘のメールを送っています。

 すぐに反応があり,事実確認がなされて,これは有機ELではなく無機ELと判明しました。その後何度かのやりとりがありましたが,訂正がWEBのサポートページに掲載されただけで,他への対応はどうも行われていないようです。なにも,回収しろとか正誤表を挟めとか告知を出せとか言いませんが,せめて訂正の簡単なWEB上の出版案内などは誤りであることがはっきりした時点で,すぐに訂正をして欲しいものです。

 こういう所に,編集部,ひいては雑誌社の責任感や使命感が見え隠れするのですが,CQ出版社についてはトランジスタ技術やインターフェースなどの雑誌は秀逸ですし,オペアンプ大全などの素晴らしい書籍をコツコツと作っている出版社だけに,こんなことで評価を落とされてしまうことは,ファンとしてとても残念な事です。私見ですが,同じCQ出版社であっても,それぞれ雑誌によって作り手の「丁寧さ」に大きな差がある,というのが,印象だったりします。

 ところで昨日,オライリーからmake:日本語版の最新号が発売になり,早速買ってみましたが,こちらは毎号毎号面白さが加速していますし,作りの丁寧さには毎度毎度唸らされます。比較をするのは筋違いかも知れませんが,同じような工作をテーマにした雑誌の中では,他の追随を全く許さない,独走態勢の雑誌と言って良いでしょう。年4回の刊行になるそうで,この手間暇をかけた作りで年4回はきついと思いますが,ぜひ頑張って欲しいものです。


 団塊世代がお金と暇を持て余すようになって真空管アンプや真空管ラジオがちょっとしたブームになり,また専門知識がなくてもそこそこ使いこなせるフィジカルコンピューティングやプロトタイピングを指向したArduinoなどのおかげで,ちょっとした電子工作ブームが来ています。

 そのことそのものはうれしいですし,大変結構な事ではありますが,物足りないのはこれを支援する情報源が質,量共に今ひとつで,特に雑誌系はその内容がもはや壊滅的というのが現状だと思います。もっとも,少し前の状況から考えると,電子工作の雑誌が本屋で買えること自体が驚きなのですが,どうせ出すならもっとしっかりしたものを望みたいものです。その点で,日本には「子供の科学」という,お手本にすべき優れた雑誌が存在します。

 私としては,過去に電子工作の雑誌に育てられてことに感謝しているので,なにかこの手の雑誌のお役に立てればと常々思っているのですが,なかなかきっかけがないのが現実だったりします。

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