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SB-400を買いました

  • 2008/09/12 13:10
  • カテゴリー:散財

 先週の土曜日,久しぶりに秋葉原に出かけ,次期真空管アンプの部品を買ってきました。大きなスケールの音が欲しいので,EL34プッシュプルで,50W+50Wを狙おうと思っています。

 で,秋葉原が億劫になっている私としては,せっかく意を決して行くんですから,なにか他に必要なものも買っておこうと考え,小型のストロボを買うことにしたのです。

 高校の頃から親しくしている友人がいよいよ(とうとう)結婚することになり,11月に招待されています。私を含め高校時代の友人4名で,今でもメールを回しているのですが,ここでちゃんとしたカメラを持っていくよ,と宣言した手前,あんまりちゃちな機材では申し訳ない気がして,D2Hを持っていくことに決めました。しかし問題はストロボです。

 社外品ですが,サンパックのPZ5000AF(ガイドナンバー54)を2年ほど前に中古で手に入れていますが,F5の世代のストロボですから,D2Hでは満足な調光が出来るとは思えません。最悪外部調光で使いこなせるとは思いますが,ニコンのストロボの調光は業界トップの実力と評価されていて,ニコンに限って言えば最新のストロボをボディと一緒に買うことがおすすめ,という話はよく耳にします。

 また,最近は特に複雑な制御を行う関係で,ストロボは純正に限る,というのも良く聞く話です。確かに,ストロボの撮影をしたいという理由でニコンを選ぶ人がいたりしますし,ニコンもかなり積極的にストロボ撮影の能力の高さをアピールしています。こんなメーカーも珍しいですね。

 ですが,やっぱり高いんです,純正は。それに持ち歩くには大きいです。SB-600でも単三4本ですから,電池だけでも重いしかさばります。

 そうすると社外品かなあと思っていたところへ,サンパックからRD2000というストロボがちょうど出たとのこと。小型でお値段も安く,ニコンの最新の調光方式i-TTLにも対応と,私の今のニーズにぴったりです。

 いろいろ考えてアキバのヨドバシカメラに向かったのですが,冷静に考えると純正でもSB-400が似たような値段であったはずです。やや大きいと思っていたのですが,実物を見ると想像よりも小さくて,好印象です。

 一気に分が悪くなったRD2000ですが,店頭には出ておらず,ガラスケースに在庫が2台ほど置かれているだけです。

 最初の店員さんに声をかけると,自分はニコンの人間なので,他社さんのことはわからんと,逃げようとします。それなら誰が知っているのか,とバトンタッチを期待したのですが,他の店員に聞いてくれとそのままピューと去っていきました。少し待ってみましたが,私から遠ざかってふらふらしています。逃がしてしまいました。

 ヘルパーさんだと思いますが,こういうのを売り場に出すのは,混み合った売り場では邪魔になるだけなんだけどな,と思いつつ,別の店員さんに声をかけます。

 なかなか気のよさそうな方だったのですが,事情を話すとSB-400を薦められました。やはりニコンなら純正品がよいですよ,と。RD2000が気になるというと,展示が出ていないので,在庫を出してみましょうか,という話になりました。

 実物を見せてもらうと,想像以上に大きいという印象を持ったことと,大した特徴もないものだとわかり,1000円安いだけで非純正品を買う理由が見あたらず,あっさりとSB-400にすることにしました。

 わざわざ箱から出してもらったことに感謝し,なかなか的確に商品のアドバイスをしてくれた店員さんに,(最初の人がひどかっただけに)非常に良い印象をもちました。プロですね。私の接客中に,近くに来た若手の店員のために,レジのバーコードリーダーをさりげなく彼の近くにさっと置いたあたり,なかなかよく気が付く人だと思いました。

 さて,家に帰って早速テストです。

 スピードライト(ニコンではストロボはスピードライトと言います。純正品を買ったわけですから,以後スピードライトと書きます)が小さくて,一方のD2Hは巨大なため,アンバランスなことこの上ないのですが,逆に言うとそれほどスピードライトを意識しなくて済むということでもあるので,なかなか好ましいことです。

 単三2本ですので軽いですし,電源スイッチしかない操作部は気分的にも楽です。

 撮影を始めてみますが,確かに調光は素晴らしい。白飛びもなく,黒くつぶれることもありません。色もさすがにホワイトバランスと連携するだけに自然です。

 ただ,シャッタースピードが上がりません。おかしい,普通はシンクロ速度で固定されるはずなのに・・・

 調べて見ると,D2Hの設定の問題らしいです。シンクロ速度の上限を下げてあったためで,ここを1/250にしておけば周りが明るい場合,D2Hの限界である1/250までシャッタースピードが上がってくれます。

 うーん,D2HはFPシンクロが可能な機種のはず。1/8000まで全速同調じゃなかったかなあと思って調べると,これはSB-900,800,600の機能で,SB-400にはないんだそうです。

 でもまあ,SB-600とは価格差もあるし,大きいので私は最初から論外でしたから,これはそれほど惜しくはありません。1/250まで同調することで十分と言えますし,スローシンクロや後幕シンクロにも完全に対応し,精度の高いi-TTLがなにも気にせず使えるというのはありがたいくらいです。

 もう1つ,SB-400は外部調光が出来ません。受光素子がなく,TTLでしか調光できないのですが,ディジタルカメラ用ですので,フィルム面の反射を測定するわけにもいかず,それでプリ発光を行う仕様です。

 つまり,すでにスピードライトはボディのマイコンと通信をし,あたかもボディの一部として動作することが前提になっているのですね。社外品だと精度が落ちるというのも,わかる話です。

 かくして,SB-400はうちではD2H以外には全く使えないスピードライトとして戦力に加わることになりましたが,その代わりD2Hとの組み合わせでは文句なしです。面白いほど調光が決まります。

 少し大きな部屋だとバウンズには光量が足りない可能性もありますが,普通の部屋なら十分でしょう。

 露出がはまれば,ぎょっとするような高画質を吐き出すこともあるD2Hですが,実はスピードライトを常用することで,より確実な写真が撮影できるようになるのではないかと,そんな風に思いました。

 邪魔にならないくせに,あるのとないのとでは雲泥の差があるSB-400。値段も安いので,内蔵スピードライトにいまいちな印象を持っている方は,一度試してみる価値があると思います。もちろんスピードライトが内蔵されていない機種を持っている方も,あまり見栄を張らずに,素直にその恩恵にあずかりましょう。

胃を悪くした顛末

 6月中旬,作ったカレーがあまりにおいしくて食べ過ぎたことをきっかけに,胃を悪くしてしまいました。

 私は胃は丈夫な方なのですが,2年ほど前から長期間,気分の悪さに悩まされることが起こるようになりました。

 大体1年に2から3回ほど,期間はざっと3ヶ月程度,喉のあたりで食べ物がつかえているような感じがして気分が悪く,食欲も出ません。

 油のものを食べるとその日のうちに下痢をし,アルコールも御法度です。

 今回で3度目なのですが,決まって3ヶ月すると症状が治まり,ウソのようにすっきりとして,楽になります。

 ただ,気分が悪い3ヶ月の間,本当に辛く,夜もぐっすり眠ることが出来ないこともあります。食べ物に制限を受けるだけではなく,日常的に気分が悪いことがあらゆる行動に制約を付けてしまうのです。

 3回目の今回,1ヶ月ちょっと経過した7月中旬に,諦めて病院に行くことにしました。この時私は,胃の病気を覚悟していました。しかし,私は人間ドックでもお医者さんから「こんな健康な人は見たことがない」と絶賛されるほど健康だった人です。こういう人に限ってややこしい病気に突然かかってあっさり死ぬんだよなー,などと思いながら,病院に向かいます。

 待っている間に検温をすると,37.5度。なるほどだるいはずです。私は健康と言われつつ,37度くらいの微熱が続き,その間体がだるくて仕方がないということがよくあります。もし今回の診察で,胃が炎症を起こしているのなら,この微熱を説明する有力な理由になるかも知れません。

 その日,消化器の専門の先生が外来を見る日になっていたのですが,看護師さんは,消化器の先生は混雑していて,今からだとお昼を過ぎる。別に他の先生でもいいよね,と言います。

 まぁ典型的な症状の私は,普通の内科の先生でも十分だろうと,okをしました。思えばこれが失敗だったわけですが・・・

 対面した先生は,私よりも若い女の先生でした。なかなかきりりとした先生なのですが,特に血圧を測るのでもなく,触診をするのでもなく,私に少し質問をして,それで終わりになりました。

 それがなかなか煮え切らない先生で,検査をするにも薬を出すにも,私に「どうしましょう」と結論を求めるのです。私は弱っていましたし,そもそも自分で判断出来れば医者など来ません。

 このままではなにも結論のでないままになると思った私は,「とにかく今気分が悪くて日常生活に支障をきたしているんです,それを取り除いてもらいたいのです」と,やっとの思いで彼女に話すと,少し彼女は態度変えて,薬を出しましょうということになりました。

 その時の診断は,逆流性食道炎もしくは十二指腸潰瘍,ということでした。出た薬は胃の動きを抑える薬と,胃酸を押さえる薬です。

 1週間ほど薬を続けましたが,全く改善しません。

 次に同じ先生に「さっぱりよくならない」と伝えると,それなら胃カメラをやりましょう,ということになりました。しかし予約は2週間先,しかも検査の結果を聞くのはお盆休みの関係で3週間先まで待たねばなりません。

 8月10日,生まれて初めて胃カメラを飲んだのですが,これがもう辛いのなんの。詳しいことは書きませんが,もう二度とやりたくないです。

 検査のあと,軽く結果について話をしてくださったのですが,意外なことにどこも悪くない,とのことでした。胃も食道も綺麗なもので,過去の潰瘍や炎症の後も全く見られないらしいのです。

 ならこの気分の悪さはなんだ,と聞くと,胃の動きの問題か,胃の周囲の臓器が悪いかのどっちかだね,と言われます。

 とりあえず,心身ともにダメージを受けた私は,それ以上の質問をする気もなく,帰ることにしました。

 翌週,検査結果を聞きにいつもの女の先生のところにいくと,「私は専門家ではないのでー,わかりません。なのでー,専門の先生にバトンタッチしますー。」とあっさり言われてしまいました。

 時間と費用の無駄でした。苦痛と不便な日常生活もしなくてよかったのかも知れません。でも,これが日本の医療の現実なんだなあと,しみじみ思いました。

 今度の先生は,なんと胃カメラの担当の先生でした。薬は効いてますか,と聞かれたので,正直楽になったと思ったことはありませんと答えると,ぶっちゃけ効いてないわけね,と笑って言います。

 血圧や触診を一通りやって,実は以前より随文楽になったのです,というと,直ってしまったかあ,と少し残念そうです。

 今回だそうと思っていた薬は漢方薬なんだけどね,どうしますか,というので,また悪くなるかも知れませんから,飲みますと答えました。

 ただし,2週間ほど続けてようやく効き目が出てくる薬なので,途中でやめるというのはなしよ,と釘を刺されましたが,いい具合に力の抜けた,専門家としての余裕を感じさせる先生でした。

 そして現在,すっかりよくなってしまいました。念のためとあと1ヶ月分の薬をもらっているのですが,薬を飲まなくなるとぶり返してしまう可能性を否定できないので,しばらくは飲み続けておくことにしました。

 先生曰く,おそらく胃の動きが悪いんでしょう,胃は綺麗なので何を食べても大丈夫だけども,一度に食べる量を少なめにすることが1つ,一般論としてアルコールや辛いものなど胃の負担になるようなものは避けるて下さい,とのことでした。

 良くなって毎度思うのですが,おいしく食べられること,普段を快適に過ごせることが,どれほど幸せなことか。やはり暴飲暴食を慎むこと,これに限ると思いました。

一流のJazzをご家庭で

 2008年8月29日から31日まで,好例の「東京Jazz2008」が有楽町で行われました。今年もなかなか面白そうで,特に最終日の夜のFourplayのライブは見たかったなあと思ったりしています。

 今年も30日の13時から22時まで,9時間連続の生中継がFM放送で行われます。毎年東京Jazzはテレビでも放送されるのですが,生中継には「まさに同じ時刻にやっている」という強烈な一体感があって,そこがたまらない魅力です。

 FMアンテナを用意したり,FMチューナーを調整したりと,この日のために仕込みをしていた私は,朝から最終確認を続けておりました。

 しかし,どうも受信状態がよくありません。マルチパスが原因と思われる歪みは耳障りなほどありますし,ピーというノイズも出ています。

 アンテナの向きを調整していたのですが,なかなか解決しません。これはまずいなと思っていたのですが,アンテナを真上に向けるという荒技が一番綺麗に聞こえるとわかり,専門家が見れば全く理解できない方向に,無理に取り付けました。

 それでもノイズが多くて,果たしてこれで録音しておくだけのクオリティになるかどうか,疑問が残ります。

 今回,録音はiBookG4ではなくて,MacBookProです。MacBookProでは,SPDIFのディジタル入出力が標準で用意されているので,DATのA-Dコンバータでディジタルに変換された後のデータを取り込むのに,USB経由で接続する必要もありません。

 それで,今年はフランスとの国交が始まって150周年なのだそうで,フレンチジャズが大きく取り扱われていました。私はフレンチジャズにまで手を伸ばすほどジャズに明るい人でもなく,どっちかというとその独特の雰囲気に抵抗がある人でもあるわけですが,有楽町の国際フォーラムの野外特設ステージでは,そのフレンチジャズを延々やっていたようです。それがホールでのライブの合間に放送されて,なんとなく一体感がないなあという印象が残りました。

 特に楽しみにしていたアーティストがいたわけではなかったのですが,やはり圧巻はNHK交響楽団とハンク・ジョーンズ,そしてロン・カーターという夢の競演です。Over the RainbowやPogy and Bethといったわかりやすい演目で,そこが物足りないような気が最初はしたのですが,そこは超一流の仕事です。驚いたのはNHK交響楽団の圧倒的なうまさでしょう。

 普通,こうした甘い曲をオーケストラが演奏すると,ばらばらとまとまりのない,いかにも大人数でやってます,という感じがジャズの対極にあったりして緊張感に欠け,つまらないと思うものなのですが,NHK交響楽団はフルオーケストラにも関わらず,ぴしっと音が揃っていて緊張感が漂い,それはもう本当にジャズなのです。

 これにはさすがの私も驚きました。

 インタビューでは,NHK交響楽団の方が,ハンク・ジョーンズとロン・カーターのお二人は,ジャンルは違っても我々にとっては憧れの存在であり,その方と競演できるということがどれほどすばらしいかと,思っているのですとおっしゃっていました。
このコメントの格好良さが,演奏のレベルの高さを証明していたように思います。
 
 オーケストラの演奏家が,あるいはジャズメンがみんなそうだとは言いませんが,ジャンルによらず,尊敬と憧れを持つ事の出来る公平さこそ一流の証であると,そんな風に感じました。

 あれから1週間,まだ編集をしてないのですが,早めにしたいと思います。そういえば10月にはテレビでも放送するらしいので,楽しみです。

こんなことがありました

 先日,こんな事がありました。

 私は,毎週火曜日の朝,会社の近くの本屋さんに定期購読をお願いしている「鉄道データファイル」を買いに立ち寄るのを楽しみにしています。

 毎週毎週,必ず本屋さんに立ち寄る用事があるというのは面白いもので,なにか面白い本が出ているかも知れないという期待もありますし,季節ごとにあるキャンペーンが始まったとか,新しい雑誌が出ているとか,果ては店員さんが増えたとか,そういうことが分かったりするものです。

 母親が長く本屋に勤めていることもあり,私も本と本屋さんが大好きで,冷やかしでも案外店員は邪険にしないことを知っている私は,その雰囲気を気軽に楽しんでいます。でも実は,ついつい他のものも買ってしまうんですが・・・

 大体1年ほど,この本屋さんにお願いしていたのですが,その日の朝もいつも通り,レジの店員さんに話しかけました。


店員さん:いらっしゃいませ。
わたし :取り置きをお願いしているxxxですが。
店員さん:***さんですが?
わたし :いえ,xxxです。(聞き間違いを訂正)
店員さん:少々お待ち下さい。

(背後の棚をみるが見つからないらしい)

店員さん:書名はなんと?
わたし :鉄道データファイルです。

(再度探してようやく見つかったらしい)

店員さん:定期ですね。
わたし :そうですね。
店員さん:定期と取り置きは違うので,次回からは定期とおっしゃってください。
わたし :・・・わかりました


 結構きつい言い方をされたこともあり,なかなか素直に納得出来なかったのですが,あいにく私の後ろには何人も列んでいたので,ごねるのはやめようと思いました。それで結局「わかりました」といって店を出たのですが,やっぱり釈然としないのです。

 私の視点で言うと,素人のお客に,取り置きと定期購読の区別は付かないんではないかと思うのです。店頭に出す予定の在庫から1冊私の分を確保するのを取り置き,私のために1冊出版社から毎号毎号送られてくるのを定期購読,とすると,その違いは本屋さん内部の処理の違いですし,そもそも私は希望している本を手に入れたいだけなので,どっちでも構いません。

 定期購読という言葉をお客さんが全員知っているかと言われれば,やはり業界の用語に近いので,取り置きという普通の日本語よりは知られてないように思います。それをお客が使いこなさないと,本が出てこないというのは,ちょっと敷居が高いんじゃないのかなあとも,思うわけです。

 9月になって最初でしたし,もしかすると本屋さんの仕組みが変わって,定期と取り置きを明確に区別することになり,お客さんにもきちんと分けてもらおうということになっていたのかも知れませんが,それにしても「取り置き」と言ったお客の商品が見つからないときに,定期購読で探し直してみようと思ってもらえないのも,不思議な気がします。

 そんな風に考えて,その日一日,とても沈んだ気持ちでいました。

 毎週のことですから,次の火曜日も同じ事を言われるのではないか,迂闊に「取り置き」などといってしまったら,また怒られるんじゃないかと,そんな風に気を遣わねばならないことも,負担に感じていました。そう考えると,それまで楽しみにしていた火曜日の朝が,楽しくないものに見えてきました。

 こりゃーいかん,そう思った私は,本屋の立場も聞いてみようと,母親に電話してみました。母親はこの道30年です。

 私の話を一通り聞いた母は,「それは本屋がおかしいな」と結論しました。それが定期なのか取り置きなのかは,本屋の内部の話であって,お客さんには全然関係ない,どっちで話をされても,本屋なら同一視するもんだ,ということでした。

 まして1年も買い続けたお客さんに,定期だといえ,というのは失礼だと,そんな風にいいました。母は,定期購読者は慣れてくると,名乗らない人も出てくるくらいだと笑っていいます。

 母親は続けて,電話して問いただしてみなさい,と言います。私も,正直毎週火曜日の朝が気が重いので,定期購読を解約しようと思っていましたが,それを電話で言うか,直接本屋さんでいうか,迷っていました。母は,その本屋の本部に電話してみろ,ともいうのですが,それはさすがにやめました。

 結局,翌日その本屋に電話し,責任者の方に変わって頂いて,当日のやりとりを説明した後,定期購読を解約しました。意地を張っているのでも,嫌がらせでもなく,やっぱり朝っぱらから怒られたこと,それが毎週毎週続くと思うと憂鬱になる,という理由を,正直に伝えました。

 本屋さんは,「レジの担当がそう申したのですね。それは完全に私どもの落ち度です。謝って済むことではないのですが,申し訳ございません。」と,平謝りでした。

 その責任者の方は,私のことをよく知ってらっしゃるとのことで,毎週発売日の朝に来ていることを把握していたそうですが,当然取り置きと定期を区別することはしていないし,それをお客さんに区別してもらえ,と言ったこともないということでした。

 言い訳になるかも知れませんが,と前置きされて,おそらく一度探して見つからなかったことをお客さんの言い方のせいにしたかったのだろうと思います,ということでした。

 本人にはよく注意しておきます,といわれるので,別に謝って欲しいわけでもないし,叱って欲しいというわけでもないので,と伝えると,他のお客さんにも同じ事をするかも知れないので,これはきちんと指導します,ということでした。

 会社の近くで,便利にしていた本屋さんだけに,今後一切行かない,ということはないと思う,ただ今回の定期購読の件は,毎週毎週のことだから申し訳ないけども,解約すると伝えて,電話を切りました。

 実際,私も今後その本屋さんには何度も足を運ぶと思うのです。むやみにケンカをしても,私だってなんのプラスにもなりません。

 他の本屋さんに定期購読の申し込みをして,この件は一応解決したのですが,しばらくの間モヤモヤとしたものがあって,すっきりしませんでした。怒られた店員さんはどう思うのかなあとか,もしかしたら私の勘違いだったらどうしようかなとか,今度その本屋に立ち寄った時に謝られてしまうようなことがあったら困るなあとか,いろいろ考えてしまいました。

 きっと店員さんには,店員さんなりの事情や考えがあったのでしょう。それもきちんと聞かないうちに,電話で一方的に責任者に話をした私のやり方が本当に正しいかどうかは,ちょっとわからないとも思っています。でも,意外なことで怒られたという印象は間違いではなく,それが誤解や勘違いであったとしても,「取り置きと定期は別なので次からは定期と言ってください」は余計な一言だったと,そう思います。

 偉そうなことをいうようですが,お店というのは,ちょっとしたことでお客さんが離れていくものです。今回のような明らかなきっかけがなくとも,わずかな雰囲気の変化や居心地の悪さで,自然に足が遠のくものです。

 ポイントカードを両手で返すことはしてくれても,レシートやおつりは片手でポイ,では片手おちだなと思いませんか。

 あるいは,残高がゼロになった図書カードを,問答無用でゴミ箱に入れられたら,どう思いますか。残高がゼロでも,その図書カードはお客さんの持ち物です。大事な人からのプレゼントで記念に取っておきたいかも知れません。図案が気に入って残しておきたいと思っているかも知れません。

 なぜ両手でポイントカードを渡さないといけないのか,残高ゼロの図書カードは価値が本当にゼロなのか,そうしたことに想像力を持っているかどうかを,お客さんは無意識のうちに感じているものです。

 本屋さんというところは,店員さんの想像力が豊かで,そういう方々の働く姿を見るのも私の楽しみの1つでした。今回の電話についても,私の立場に立ち,想像力を働かせて謝ってくださったので,そこはさすがだなと思ったわけですが,出版不況と通販の台頭に加え,売り上げは上がらないのに入荷と返品が増え続け,本屋さんは肉体労働という現状がますます進む昨今,本屋さんがどうやったら愛され,生き残っていけるのかを,業界として考えて頂いて,そしてきちんと生き残って私のような本屋さん大好き人間の期待に応えて欲しいなと,勝手ながら思います。

友人のミニコンポが直った理由

 友人宅のミニコンポですが,どうも直ったようです。

 昨年に同じような事があり,この時は私がうかつに落とした汗が原因と結論したのですが,今回は汗は落としていません。

 昨年はACコードを抜いて一晩放置してあったのですが,今回もそれを試してみる必要があると,友人に頼んで一晩ACコードを抜いておいてもらいました。

 すると翌日,無事に音が出たとのこと。

 ACコードを抜いて長時間しないと,マイコンのリセットがかからないのでしょう。でも,リセットがかからないからといって,ミュートしっぱなしと言うのは,なんとなくバグの匂いがプンプンするのですが・・・

 ちなみにこのミニコンポ,ビクターのNX-MD3という型名のようです。当時友人は,それなりに電気屋さんで聞き比べて品定めをしたそうで,少々値が張ったが良い買い物だったといっています。

 事実,ミニコンポとしては評価も良かったらしく,私自身もなかなか良い音になっていると思っていました。特にスピーカーの性能については,やや低音が出すぎているかなと思う以外は,定位感も良くて,それなりに評価されている理由も分かる気がします。

 CDのサーボのノイズが出てくることや,アンプ部のここ一番の底力などには不満があり,その辺はやっぱりミニコンポだなあと思っていたわけですが,スピーカーの素性の良さは,スピーカーだけでもオークションで数千円で売れることから考えても,実力はあるのでしょう。

 だから,とりあえず直ってよかったと思います。

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