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大三元2つ,いよいよリーチ

  • 2015/03/13 13:48
  • カテゴリー:散財

 やってしまいました。

 すごい買い物をしてしまいました。

 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II です。

 そう,大三元の1つ,ニコンが誇る高画質な望遠ズームです。価格は定価で30万円。実売で20万円前後という感じの,写真に本気で取り組む人しか買えないし,そもそも欲しいとも思わない,高級なレンズです。

 4段分の手ぶれをカバーするVR,逆光にめっぽう強いナノクリスタルコートという最新兵器を装備した,F2.8通しの望遠ズームレンズは,ニコンを代表するレンズであり,他社ユーザーをして「ニコンユーザーが羨ましい」といわしめ,多くのプロやハイアマチュアに支持されてきました。

 開放から使える高画質と手ぶれ補正で室内のスポーツ競技の撮影はもちろん,自然なぼけでポートレートにも使える,高い次元でその性能をバランスさせた万能レンズです。

 この値段でこの性能なら,文句の出るはずもないのですが,実売ベースでも多くのボディより高価なレンズですから,おいそれと手を出すわけにはいきません。かくいう私もかなり悩みました。何ヶ月も悩みました。

 私の(まともな)レンズのラインナップは,広角ズームがAF-S18-35mm/F3.5-4.5,標準ズームがAF-S24-70mm/F2.8,望遠がAF-S300mm/F4で,ちょうど70mmから200mmくらいの間が抜けています。

 そんなに使用頻度も高くないし,そもそも外に出ない私が望遠を欲しいと思うことなどなく,どうしても必要な時は300mm/F4を使うか,AF-S18-200mmDXを引っ張り出そうかと思っていたくらいです。

 しかし,ここで私は悩みました。300mmにしても,18-200にしても,暗いんです。18-200はVRがあるとはいえ,被写体ブレは防げません。そして,この悩みに対して答えを出す期限が,3月末です。

 そう,3月末には,娘の卒園式がひかえています。たかが卒園式,しかもB型保育園の卒園式ですから,本来ないはずの,卒園式です。わざわざ写真に残すようなイベントでもないと,私も思います。

 思いますが,我々家族にとっての,初めての公式行事であることから,目をそらせません。七五三などは公式行事と言うより内輪のイベントですから,撮影をするにしても我々の都合でどうとでもなります。

 しかし,卒園式は我々だけで行うものではなく,撮影には自ずと制約がついて回ります。暗い,遠い,タイミングなど,はるかに難易度が高いです。

 こういう難易度の高さを乗り越えるために,テクノロジーがあります。暗い室内には大口径レンズに手ぶれ補正,そして高感度撮影が,距離の遠さには望遠レンズが,用意されているのです。

 昨今,F4くらいのレンズであっても,ボディの高感度かのおかげで十分実用になります。だから,70-200のF4にするべきかどうか,これもまた随分悩みました。

 しかし,F4の値段が比較的高止まりしていること,確かに良く写るレンズなんだけどもやっぱりF2.8を越えられないことから,悩みをF2.8を買うかどうかに絞り込むことは,早いうちから可能でした。

 もちろん,F2.8は高いだけではなく,大きく重いのですが,おおきいといっても手持ちが出来ないレベルではなく,思いと言っても1.5kgくらいです。ボディとあわせて3kgくらいなら,もう大した差ではありません。

 あとは価格ですが,実はちょっとした臨時収入が10万円ちょっとありました。これはあぶく銭ですので,大事に残すようなお金と言うよりも,さっさと値打ちのある品物に買えてしまった方が生きるお金です。

 このお金でF4を買うか,このお金にさらに10万円を足してF2.8を買うか。

 本来F4しか買えない10万円を用意するだけで,F2.8が買えてしまうと考えれば,もう悩むことはありません。しかも今なら,キャッシュバックで1万円戻ってきますから,実質的に20万円以下で買うことが出来ます。

 高価な買い物です。嫁さんにもさりげなく許可を取り付け,信用のおけるカメラ屋さんにオーダーして,届いたのが今週の火曜日です。

 あいにく,私はこの日,娘からうつされた風邪がもっともひどい状態で,翌日会社を休んでしまうことになりました。おかげでボロボロで,開梱して軽く動作確認をするのが精一杯。

 しかし,試し撮りをした画像に,私は息をのみました。すごい。

 同じ大三元でも,24-70は良く写るんだけども,平凡すぎて特にすごいところはないという,いい意味でも悪い意味でも「良く出来た」レンズでした。

 しかし,この70-200は違います。本当にすごいです。切れ味,コントラスト,色のりと,とても室内とは思えない描写です。

 VRも,角に効くと言うよりも自然に手ぶれを防いでくれるので,違和感もありません。重いとはいえ,重量バランスはよいので,手持ちも可能です。

 新しいレンズは,新しいボディを買うのと同じくらいに,使い慣れないといけません。まだ少しだけ時間があります。出来るだけこのレンズを使うようにして,慣れていこうと思います。

 

プジョーのペッパーミル

  • 2015/03/09 16:37
  • カテゴリー:散財

 プジョーといえば,自動車です。フランスのこの名門は,世界で最初の市販車を完成させた「世界最古の自動車メーカー」として知られています。

 フランスの自動車は,自動車発祥の地であるヨーロッパにおいても,個性的なものがあります。低燃費と安全対策が強化され,生産地も消費地も世界中に広がった現在では,随分その個性は薄まったと言われていますが,それでもイギリスとイタリアとドイツとフランスでは,ぱっと見ただけでその違いに気が付きます。

 裏を返すと,その違いが出るように作ってあるということでしょうか。

 前置きが長いですが,プジョーは今でもそうですが,数を作る大メーカーですから,手作りで高価な車をちょぼちょぼ作るということはしません。今でもフランス本国ではタクシーに最も使われる自動車メーカーですし,いわゆる「普通」の自動車を作ることが,プジョーの役割でもあります。

 しかしそこは国民性もあり,乗り心地やインテリアとエクステリアのデザイン,色,テクノロジーで,他のメーカーと比べて見れば,やっぱり違いが見えてくるものです。面白いですよ,欧州の自動車というのは。

 私にとっては,始めて新車で買った車がプジョー306で,これも電撃的な出会いの末に衝動買いしたということもあって,とても良く覚えていますし,今でも大好きなメーカーがプジョーです。

 306の次の206が大ヒットし,そこら中で見たものですが,今はすっかりもとのマイナーメーカーになっています。それでも,高いデザイン性,独特の乗り心地,長時間の運転でも疲れないというプジョーの良いところは,継承されているんじゃないかと思います。

 その306は不幸にも父親が勝手に処分してしまったのできちんとお別れが出来なかったのですが,プジョーはなにも自動車だけではありません。

 ご存じの方も多いでしょうが,もともとプジョーはのこぎりやペッパーミルなどの金属製品を作るメーカーとして始まり,その後自転車やミシンを作るようになります。ここから自動車も手がけるようになりますが,このうち自動車と自転車,そしてペッパーミルが,現在も生産されています。

 自動車がプジョーであまりによかったこともあり,自転車も(安いものですが一応)プジョーです。そして,ペッパーミルもいつかは必ずプジョーが欲しいと思っていました。

 今使っているアクリルのペッパーミルは,嫁さんが持ってきたものです。しかし,うまく削れず,挽いたコショウをなめてみても,今ひとつ辛さもうまみも出てきません。

 それでも騙し騙し使っていましたが,ここにきていよいよ下側に大きな亀裂が入ってきました。もう限界でしょう。

 これは,嫁さんには悪いけど,プジョーのペッパーミルを買う好機です。しかも,私の誕生日のプレゼントとして,嫁さんに選んで買ってもらうという図々しいお願いをしてみましょう。

 私としては,この歳になると誕生日などめでたくもないので,プレゼントなど必要ないというスタンスを取っているのですが,それでも気持ちだからと,毎年いろいろ考えて用意してくれるようです。無関心にいると,プレゼント選びに困っている彼女に心が痛みますし,かといって催促するのもどうかと,私も正直どうしたものかと思っていたのです。

 そこで,考え方を変えて,せっかくだから欲しいものをきちんと伝えてみようという事にしたのです。

 今回は,ペッパーミルです。安いものは数百円からあります。料理が楽しくなって毎日やるようになった昨今,特にコショウをよく使う私としても,ペッパーミルが壊れてしまった現状を放置できません。

 私からお願いしたのは,憧れのプジョーであること,電動である事,背が低いことです。

 手動のものがいかにもプジョーなんですが,そこは実用性を重く見ました。やっぱ電動はいいですよ。片手があきますからね。

 しかし,毎日毎日使うわけでも,また一日中使うわけでもありません。だからあまり大きなもの,存在感のあるものは,困ります。邪魔です。

 という話になって,結局嫁さんが選んだのはゼリとゼフィアの2種類です。といいますか,これしか条件に合致するものがないのです。

 値段は高級なゼリが1万円,下位のゼフィアが7000円弱です。随分高いですね。ゼフィアは実売で5000円ちょっとで買えますから,私はこれかなと思っていました。

 しかし,嫁さんはステンレスコーティングの外観を持つゼリが気に入ったようです。なにも誕生日まで待つことはないだろうと,すぐに注文してくれました。

 日曜日の夜に届いたので,早速プレゼントしてもらいました。

 しかし,いきなり問題が。

 電池(単4がなんと6本も必要)を入れようと,本体の上の部分を外して中からモーターASSYを外すのですが,電池を入れて戻そうとしても,うまく収まりません。

 おかしいなとよく見てみると,モーターを上下に挟んで固定する枠に,隙間があいています。しかも,3箇所のうち2箇所が固定されていない様子で,電池のバネ圧のせいで,斜めになってひらいています。

 これを無理に押し込んでロックがかかればそれでもいいんですが,あいにくそういうわけも行かず,なんだか気持ちの悪い状態で組み立てることになりました。それでも,ちゃんと動いていますし,コショウもちゃんとひけているのですが・・・

 これが国産品なら,初期不良の疑いがあるという事ですぐに行動を起こすのですが,いかんせんフランス語の書かれたパッケージで,代理店は自動車から電子計測器まで取り扱う商社で,なにかと時間がかかって面倒臭そうな感じです。

 まあ,フランスの民生品ですからね,多少の事はおおらかに考えたいところですから,私はこのままでいいよ言ったのですが,嫁さんはなにやら納得がいかない様子。安いものではないのになあとつぶやくのを聞くと,そりゃそうだなと思います。

 悔しいので,壊さない程度に分解して,ちょっとしたことできちんと修理出来ないかどうかを調べてみます。しかし,残念ながらそうもいかず,結局この部分がきちんと固定されていない理由はわかりませんでした。

 仕方がないので,カプトンテープを上下の枠にまたがるように張り付けて,広がるのを防いでみました。カプトンテープは熱や油,薬品に強く,経年変化にもへこたれない強力なテープです。

 電池を入れてみますが,なかなか良い感じです。電池を入れても綺麗に本体に収まります。

 この状態で早速コショウを挽いてみます。粒の大きさを調整できますが,見てみると粒の大きさが一定と言うよりは,様々な大きさの粒がブレンドされるような感じになっています。いいですね。

 ぺろっと食べてみますが,これがもう辛いのなんの。ピリピリとして,同じブラックペッパーとは思えません。そして香ばしい風味も広がります。味は抜群です。

 そして,たたずまいもよいです。ちょっと大きいなあという気もしますが,ステンレスコーティングの本体は大変高級感がありますし,天辺の電源ボタンは500円玉くらいの大きさで大きく,握りやすい本体形状と相まって,とても快適に使うことができます。少なくとも,手が滑って料理の上に落っことすようなことは,ないでしょう。

 ゼリはライトも装備しているのですが,私は必要ないと思っていました。しかし,実際に使ってみるとライトはよいですね。

 さらに,これがLEDではないというのが,なおよいです。今どき豆電球かと思いましたが,点灯と消灯の緩やかな明るさ変化に,暖かな色合い,そしてLEDとは違って幅広い発光スペクトルが醸し出す高い演色性に,料理中の食材がとても美味しく見えます。

 これがプジョーのこだわりだ,と言うなら私も面白がったんですが,残念な事に上位機種ではLEDを使っているそうですので,豆電球はただ古いだけの装備です。

 ということで,買ったばかりですから交換や修理も考えたのですが,ミルそのものに問題はないし,私とてもすぐに使いたく,なにより縁あって私の家にやってきた,これから長い間一緒に料理をするパートナーですから,多少の問題があっても仲良くしていこうと,いうことです。

 今週の夕食の予定は,鮭のバター焼きと豚ロースのソテーが洋食ですね。娘が小さいのでコショウは難しいところですが,大人向けにはしっかり使って,美味しく食べようと思います。

電動アシスト自転車を買う~走行編

 昨日ですが,急遽電動アシスト自転車に子供を乗せて走ってみました。私にとっては初めての電動アシスト自転車で,生まれて初めて子供を後ろに乗せて走ります。子供にとっては生まれて初めての自転車です。

 いやー,こわかった。いきなり公道というのもどうかと思いましたが,よくもまあ,世の中のお母さん達はこんなものをすいすい乗りこなしてますね。

 何が怖かったって,動きが自分の予測と全然違うんですね。

 アシスト,つまり補助ですが,これと暴走との違いは結構紙一重なところがあり,つまり自分が予測していた範囲に入っていれば補助だし,予測の外に来れば暴走ということになると思います。

 結局の所,乗る人の予測の範囲が狭いか広いかによるところが大きいし,さらにそれは訓練や慣れで変わってくるものなので,やっぱり個人差という所に落ち着くんだろうと思いますが,どっちにしても私が「えっ」と思ったのは事実です。

 ペダルを踏み込んで力がかかり,自転車が前に出る時の感覚がとにかく予想外なのです。特にこれが危ないなと思ったのは,曲がるときと,旋回をする時です。

 もともと,ホイールベースが長い自転車なので,取り回しはちょっと大変です。ハンドルを深めに回して,ぐっとペダルをこいで前に出る力をかけると,自転車はすっと回ってくれるものなのですが,このくらい踏み込めばこのくらい曲がるだろうという予測に対し,驚くほど前に進む力が大きくなり,外に膨らんで大回りをしてしまいます。

 そこに人がいたり,ものがあったらもうおしまいですよね。

 最小旋回半径とペダルを踏む力の関係を,体が覚えるまでは冷や冷やしそうです。

 同じ理由で,停止状態からこぎ出す時にも,冷やっとしました。

 ハンドルが浮き上がるような感じになるのです。このくらい踏み込んで,このくらい前方に体重をかければ安定するというのは体が覚えていますが,これもさすがに2倍のアシストがあるということで,かなり大きな力で前に出ようとします。

 だから,ギヤを1速に入れて踏む込むと,急に加速がついて,危険です。こういうところにリミッターが入っていた方がいいなと思うのですが。

 旋回や右左折でアシストをOFFにするという手もあるなと考えましたが,これを試そうとして,スイッチがあまりに遠いところにあり,グリップから手を離さないといけないのと,場所がややこしいのでブラインドで操作できない事が分かり,あきらめました。

 よって,ペダルを踏む力をもっと弱く,加減することに慣れなければいけません。これは大変な訓練ですよ。

 確かに,坂道はすいすい登りますし,3速からの加速もスムーズで,ここはさすが電動アシスト自転車なのですが,言ってみればこれは当たり前だし,予測も想定も容易なものです。

 急激な挙動の変化が一番怖いわけですし,アシストの本来の目的が急峻な動きの実現と言うより,運転者の意志に従って労力が少なくなるようにすることなんですから,通常の自転車と比較して急な挙動の変化は,ひかえて欲しいと思いました。

 でないと,これ,もはや自転車とは呼べないですよ。ペダルをこぐ力で出力を制御する動力付きの車輌になってしまいます。だってそうでしょ,今の電動アシスト自転車だって,出力制御が自動化されているだけで,本質的には動力つきの車輌なんですから。

 私の結論は,危険な乗り物,です。そしてこれは自転車ではありません。操作も挙動も,危険度も,もう自転車とは別物です。

 免許まではいらないでしょう。でも,訓練は必要だと感じました。

 急激に電動アシスト自転車が増えていますが,事故は増えていないんでしょうかね?あとで統計を調べてみましょう。

電動アシスト自転車を買う~選定編

  • 2015/03/02 15:19
  • カテゴリー:散財

 娘が通ってくれている保育園は3歳の春までと決まっているところです。娘は昨年11月に3歳になったので,この4月からは別の保育園に転園することになります。

 昨今の保育園事情をご存じの方も多いと思いますが,我々も年明けくらいから走り回っておりました。2次でどうにか入るべき保育園が決まったものの,そこは今と違って,自宅から2km離れた場所で,これまでのようにベビーカーで通うというのは,ちょっと難しくなります。

 娘本人にしてみれば,なんで今までの保育園にいけなくなるのか,新しい保育園がなんでこんなに遠くなるのか,と疑問だらけだけと思いますし,悪いことにその理由を我々大人は,何一つ納得いく形で説明できません。

 ここに至って,全部大人の都合なんだと気付かされます。

 娘が,ひょっとしたら自分のせいなんじゃないか,なにか悪いことをしたからなんじゃないか,嫌われたせいじゃないか,などと考え始めたら,私は「それは違う」ときちんと理由を含めて説明出来ません。不条理だと思います。

 しかるに,保育園については,子供の視点,子供の立場が反映されていません。ほとんどが親の都合,行政の都合です。これが,幼稚園や学校だとそんなこともないように感じるのですが,こと保育園については,子供にとってどうなのか,という観点がほとんどないのです。

 これが,教育と保育の違いなのかと,現実に肩を落とすのです。

 閑話休題。この話は語れば長いので,また別の機会に。

 2kmというと,私だけなら問題なく歩く距離です。でも3歳や4歳の子供が毎日移動する距離としてはちょっと長いですし,徒歩で20分から25分くらいかかることを考えると,往復で活動時間の1割近くが消費されてしまうわけで,これはもったいないです。

 かといって毎日タクシーを使うわけにもいかず,自動車を買うことも非現実です。ならどうするか。

 自転車です。

 私は自転車は好きですが,子供を乗せて走るのは怖いですし,また自転車の危険性に,あまりに無頓着ではないかと日々疑問を持っています。

 危険性の話,天候の話など,完全な答えになっていない気はしますが,20分以上の距離を半分くらいの時間で移動できる自転車は,それはそれで捨てがたい魅力があります。

 そして,これが基本的には毎日の話になるのです。少しでも楽をしたいと思うのが,これ人情というもの。

 そこで,ここは一気に電動アシスト自転車の購入に踏み切りましょう。

 以前から,電動アシスト自転車には興味がありました。しかし,改正された現状の法規制でも,時速24km以上はアシストされないとか,フレームがママチャリベースだとか,そもそも値段が高いとか,そういう理由で自分には関係のないところにあるものだと思っていました。

 ですが,子供を乗せる,毎日楽をする,そして嫁さんと共用するという事になると,話は変わって来ます。たまに乗る自転車で楽をするのではないのです。毎日の足として楽をするということです。

 聞けば,電動アシスト自転車の販売台数がここ数年で急増しているそうです。この10年で,自転車の販売台数は2割ほど減って800万台くらいだそうですが,電動アシスト自転車に限って言えば,この10年で2倍になり,昨年は50万台ほど販売されたとのことです。

 しかし,その大半が子育て世代とお年寄りということで,メリットはあるとわかっていても,やはりお値段が問題になっている感じです。

 こういう状態ですから,主力商品はおのずとママチャリになるわけで,なんかハイブリッド自動車が「プリウス」だけだった時代のような感じもします。そのうち,スポーツタイプなんかでも,電動アシストが普通になる時代が来るかもしれませんが。

 我々のケースは,まさに子供の送迎用です。世代的にもまさに子育て世代。なんだか,こういう「普通」に絡め取られてしまうことが,ちょっと悔しい気もします。

 お店によっては,子供を乗せることが出来るタイプの販売比率が,通常の4:6から春先には7:3に急増するところもあるそうで,やはり保育園シーズンに一気にこの手の電動アシスト自転車が販売されるんですね。各社が1月末から3月にかけて新製品を準備するのも,なるほどわかります。

 ということで,こんな買い物はあまり長々と検討していても選択肢が狭くなるばかりで,なにもありがたいことはありません。さっさと選定をすませて,購入することにします。早速調査開始です。


(1)国内の三大メーカーについて

 電動アシスト自転車の大手三社は,パナソニック,ヤマハ,ブリジストンです。パナソニックもブリジストンも,古くから自転車を手がける老舗ですし,現在もママチャリからロードレーサーまで手がける,大変実力のあるメーカーです。

 ヤマハはオートバイのメーカーで自転車はやっていないのですが,何を隠そう世界初の電動アシスト自転車はヤマハが作りました。

 その,自分が乗るだけなら,怪しげな中国製でもいいですし,中小メーカーのものを選んでも面白いのですが,子供を乗せて,嫁さんも使うんですから,そういうことをやると私の良識を疑われます。

 そこでこの三社から選択です。

 よく知られた話ですが,ヤマハとブリジストンは同じ物です。電気部品をヤマハが,自転車本体をブリジストンが担当し,協業しています。私にしてみれば,それぞれが得意な分野で仕事を分担するのはよいことだと思いますが,そうなるとパナソニックが気になります。

 それに,ブリジストンもこの春の新製品で,電気部品も自社製のものを投入しましたので,これも気になるところです。


(2)どんな自転車にするのか

 目的がはっきりしていますので,あれこれ迷うことはありません。あくまで子供と二人で安全に乗れることが一番大事です。

 世の中には,前と後ろの両側に子供を乗せることの出来る自転車がありますが,これはフレームを強化し,バランスが崩れないような設計がなされた,特別対応の自転車です。数年前に規格が制定され,1つのジャンルとして定着しています。

 子供が一人と決まっているなら,このタイプを選ぶ必要はないのですが,うちは子供が一人ですし,増える予定もとりあえずないので,荷台が27kgの重要に耐えられる自転車なら,どんなものでも対象になります。

 しかし,嫁さんの身長が155cmとやや小さく,サドルはもちろん,チャイルドシートの座面が低い位置にある事が必須です。そうなると,タイヤの直径は26インチよりも20インチが望ましいことになります。

 なら,20インチの低重心モデルで,チャイルドシートをリアに取り付けられるものはどれかというと,これがもうほとんど見当たりません。

 結局,前後にシートが取り付けられるものを選ぶ事になってしまいます。二人のせられるフレームは重く,ホイールベースも長いので取り回しも大変なのですが,これは仕方がありません。

 
(3)メーカーの絞り込み

 三大メーカーのうち,ヤマハとブリジストンは同じ物,選ぶ自転車は二人乗せ可能な20インチのもの,と条件を絞ると,もうほとんど選択肢は残りません。

 ヤマハはチャイルドシート付きのモデルに,リアのみのものがありません。なにもないモデルに,リアのチャイルドシートを別に取り付けて対応です。

 一報のブリジストンには,1機種だけ,リアのチャイルドシートが標準搭載のものがありました。見てみると,Bikke2eという,なかなか人気のモデルです。格好も悪くないし,よく売れているようです。

 パナソニックにも同じようなモデルがないわけではありませんが,やれヒョウ柄とか,やれ写真のモデルがブロンドの外国人とか,なんか勘違いしているなあと違和感を感じたので,この段階でアウトとしました。


(4)結局の所

 ヤマハとブリジストンから選ぶことにしましたが,ここにも1つポイントが。どちらも2015年モデルはアシストユニットの軽量化と急速充電が出来るようになっているのですが,問題はその投入時期です。

 ブリジストンは1月末にすでに販売開始,一報のヤマハは2月末まで待たねばなりません。

 しかも,ブリジストンのBikke2eは,この春の限定色があるというではありませんか。スプリンググリーンという淡い緑で,せっかくだからこれにするか,とそんな気分になりました。

 でもこれ,よくよく見てみると,さわやかな緑と言うよりも,昭和時代の工場の機械に塗られた緑色って感じなんですよね。まあそれでも,よいのですが。


 とまあ,結果としては,選択肢が少ない中で,少しでも興味の持てた,Bikke2eのBK0C85を買うことにしました。


(5)どこで買うのか

 これが一番難しい問題でした。

 まず,選択肢がいろいろあり,特に通常タイプにチャイルドシートを取り付けることまで考えると,もう無数に組み合わせが出てくると思っていましたし,私は電動アシスト自転車に乗ったことがありませんから,試乗しないと駄目だろうと思っていたのです。

 しかも,自転車は店頭で購入してその場で持って帰るような商品ではなく,在庫があっても組み立てて引き渡しですから,1週間ほどもかかります。

 加えて,自転車は整備や修理の必要になる商品です。ただの自転車なら私にも出来るとは思いますが,電動アシスト自転車はもはや家電品です。これを私だけでメンテするなど,無理でしょう。

 だから,やっぱり近所の専門店で買おうと思いました。

 残念なのは,自転車で行動できる範囲に,専門店が少なかったということです。

 電動アシスト自転車は値引きが少ない商品です。どこで買ってもそんなに値段差があるわけではないので,可能なら近所の専門店で買おうと思っていたのです。

 しかし,電動アシスト自転車の専門店はとても自転車で往復できるような所にはなく,普通の小さい自転車屋さんしか見当たりません。こういうところでは試乗も難しいでしょう。

 結局の所,検討を進めると試乗の必要のないくらい選択肢が少なく,どちらかというと売り切れが心配な情勢になるに至り,のんびり構えるよりはさっさと買ってしまう方が良いという話になりました。

 まずは購入店探しからと思っていたのですが,もうその意味もないということで,在庫があるヨドバシ.COMで買うことにしてしまいました。

 ポイントがどうとか,そういうことはそんなに大事な事ではないのです。在庫がある事,そして持ってきてもらえることが,時間のない我々には重要なのです。

 もちろん,整備や修理はどこに頼めばいいのか,もしかすると川崎やアキバのヨドバシまで持ってこいとか,そういう無茶を言われるんじゃないかとか,不安はあります。

 しかし,そこはあえてチャレンジです。毎日使うものだから,故障の時はすぐに見てもらえる近所の自転車屋さんで買うのが良いようにも思ったのですが,電気部品の故障だと,どうせすぐには修理出来ず,預かりになります。

 なら,ヨドバシで買っても一緒です。

 壊れている自転車を,アキバや川崎に持ち込むのも現実的には無理なのですから,それはもう相談かなと思います。そもそも故障しなければよいわけですし。

 整備は問題ですね。自分で出来る事はやろうと思いますが,初回点検くらいはちゃんと見て欲しいなあと思ったりします。

 まあ,点検は別として,故障してしまえばもうその商品は機能を果たさなくなってしまうわけですから,メーカーも製造者として逃げられないでしょう。販売責任と製造責任がそれぞれあるのが普通なのですから,壊れた場合にはヨドバシとブリジストンに相談ですね。

 
 てなわけで,ヨドバシ.COMに注文,3月2日の夜に届くことになりました。

 届くのが平日の夜なので,乗り回すわけには行かないのですが,週末にも実際に運転してみようと思います。

パナコラン充電器を作る

  • 2015/02/23 15:34
  • カテゴリー:make:

ファイル 735-1.jpg

 割り箸の端っこを加工して作った充電治具を用いて,なんとか使えるようになったパナコランですが,数日試したところ,なかなか効き目がある事が分かってきました。

 日によって,あるいは痛い場所によって違ったりするのですが,概ね痛みが取れるようです。ただ,内服薬のように傷みが全体に消えるわけではないし,貼り薬(うちはおきゅ膏Zかロイヒツボ膏)のように,張り付けた場所の周辺も痛みが取れるわけではなく,あくまでパナコランを張り付けた直下だけ,が効いている感じです。

 ですから,正確に張り付ける必要があるということ,そして痛みが取れるまでに少々時間がかかり,一晩では駄目で,効き目が出るまでに12時間以上はかかること,そして痛みが消えても,すぐ隣の痛みを意識するようになるので,結局痛みが消えていないと感じてしまうことに注意すれば,なかなかよいものであるとわかりました。

 使ってみると不便なことも分かるのですが,なにせ4時間充電で2日しか動きません。効き目が出るのに12時間以上かかることを考えると,予備を常にフル充電で待機させておかないと効果的に回せません。

 それに,効き目の出る範囲が狭いということは,数が少ないと駄目という事でもあるので,私の結論は「2つでは無理」でした。

 パナコランの最盛期には,4つまで一気に充電できる充電器も売られていたようですが,今はもちろんありません。

 私の場合はどうせ,パナコラン本体を交換部品で手にれるしかなく,充電器は自分でなんとかしないといけないのですから,ここは4つまで充電出来る充電器を作る事にしましょう。

・基本的なこと

 先日の解析で,充電制御は本体がそれぞれで行う事が分かっています。充電電流は約3mAで,電圧は4Vほどあれば大丈夫です。

 ここでぱっと閃いたのは,3mAの定電流回路なわけですから,ここにLEDをただ直列に突っ込めば充電インジケータになるんじゃないのかということです。

 早速実験してみると,当然というか当たり前というか,ちゃんと3mAの電流が流れ,LEDも点灯しています。電圧が低いと充電が行われませんが,4Vの充電電圧にLEDの順方向電圧である2Vを加えた6V以上があれば,ちゃんと充電が出来ています。

 充電が完了するとLEDも消えています。これで充電インジケータは簡単に実現可能です。


・構造

 割り箸の端っこを加工して作った先日の充電治具を4つ作ってしまえば,それで解決という作戦もあるのですが,実はこの治具,木で出来ているために変形してしまい,3階ほど使ったらもう固定できなくなってしまいました。どっちにしても作り直しが必要です。

 電気回路は簡単ですが,こういうのはメカ的な難しさがあります。どうしたものかといろいろ思案したのですが,目に入ってきたのが,本棚にあった「型どり剤」です。

 これ,プラリペアの武藤商事が販売している「型どり君」という,プラリペアの関連商品です。よく似た商品は昔からあり,私も昔「型想い」という商品名の型どり剤を使っていました。

 この型どり君を70℃のお湯に入れて3分ほど暖めると,水飴のように柔らかくなります。冷えると硬くなるのですが,肉やせもなく,変形も小さいので,これで型をってプラリペアで部品を作るというものです。

 固まったプラリペアが型から外せるように,冷えて硬くなった型も,カチカチになっているわけではなく,ちょっと片目のゴムのように弾力があります。これが重要です。

 この型どり君を,半分の大きさにカッターで切ります。4つ分用意したら,鍋でグツグツ煮て柔らかくします。

 箸で取り出して,粘土のようにこねて円錐型にし,上からパナコランを押しつけます。すると,電池端子の窪んだところに型どり君が入り込みますが,さらに押しつけると,パナコランの外周部からはみ出るように型どり君が広がってきます。

 5mmほどはみ出たら,割り箸を使って綺麗に整形,パナコランの外周部に沿うように割り箸を押しつけます。この時にパナコランの上側にも,柔らかくなった型どり君が回り込んで,しっかり固定できるようになるんですね。

 冷えたら型を取り外します。綺麗にパナコランの「魚拓」が取れました。

 充電端子もうっすらと型が取れていますので,ここに3mmの穴を開けます。そして大きめの万能基板にゴム系のボンドで接着です。

 先ほどの穴に合うように,基板にも2.5mmの穴を開けて,Nゲージの集電バネを通ります。基板の裏側からハンダ付けです。

 これで,パナコランのホルダーと充電端子が完成しました。見た目は悪いですが,素人としてはまあこんなもんでしょう。

 残る作業は配線です。LEDを4つのホルダーごとに用意し,配線していきます。こうして4つの充電回路を並列に繋いで,おまじないのパスコンを入れます。

・電源の確保

 6V以上の電源が必要になるのですが,製品のように乾電池で動くものにすれば,確かに便利かも知れません。しかし,パナコランは充電完了後,端子に電圧が印加されているときだけ動作を停止する仕様になっており,電圧がかからなくなると本体が動作を始めてしまいます。

 つまり,満充電でスタンバイさせるには,電圧がかかっていないといけないのです。この考え方だと,乾電池では「いつの間にか」電池が切れてしまいます。

 まあ,4つのパナコランを同時に充電しても15mA程度,アルカリ電池が2000mAhくらの容量を持つとすれば,130回ほど充電出来ますし,充電が終わってからの電流は全部で20uAほどですから,これも電池が切れることなど考えなくてもよいのかも知れません。

 ニッケル水素を使うことも考えました。4本だと4.8Vとなり,6Vには全然足りません。6本にすると7.2Vなので大丈夫ですが,ニッケル水素の充電が4本までしか一度に出来ないので,なんとか4本で動くようにしたいです。

 そうすると,5Vを6V程度の昇圧するDC-DCコンバータを組み込もうという話になります。そうすれば電池2本で動かせたり,USBで充電出来たりと夢は広がってきます。

 HT7750AというICを使って昇圧回路を検討した事もありますし,やってみようかと思ったのですが,部品集めが急激に面倒になり,やめました。

 それに,充電完了後にHT7750Aが消費する電流が見えてくると思いますので,やっぱりこの作戦は,手間がかかる一方でメリットが薄そうです。

 いろいろ考えた結果,ここはACアダプタ方式にします。ジャンク箱を探してみると,6VのACアダプタが見つかりました。スイッチング方式,実測6.2Vとちょうどいい電圧です。

・作ってみて

 型どり君で作ったホルダーは,案外がっちりとパナコラン本体をホールドするのが好印象なのですが,解析のために分解し,その後接着剤で修復したパナコランは,うまく充電出来ません。ホルダーにセットしても,上から押さえないと充電してくれないのです。

 分解していない無傷のパナコランなら,全く問題なく4つのホルダーのどれでも,ちゃんとい充電が出来ています。

 バネを引っ張って伸ばしてみたり接点を磨いたりしましたがだめ。パナコランの底部の穴を真円にするためにカッターで削りましたがそれでも駄目。仕方がないので再度分解して組み立てなおすことにしました。

 しかし,よく見ると本体のLEDが点滅しなくなっています。基板をちょっと曲げてみると点滅を開始します。あれ,こわれたんと違うの?

 分解した基板に直接電圧をかけても充電は行われません。部品のハンダが割れた可能性もあると思ってハンダ付けをやり直しましたが,改善せず。ICがマウントされている黒い樹脂を加熱したり,スルーホールにハンダを流し込むと,一応LEDの点滅はするようになりましたが,それでも充電は出来ません。

 むむー。壊してしまったようです。

 分解するときに壊したのか,カッターで穴を削るときにパターンを切ってしまったのかわかりませんが,とにかく修理不可能な壊れ方をしたのは事実です。あきらめが付くようにと,電池を予備の部品として取り外した後,基板をペキッと割って,ゴミ箱に捨てました。

 彼の貴い犠牲のおかげで,充電仕様の解析が出来,治療の効果も確認できました。かれの偉大な功績をたたえ,彼に与えられたシリアル番号「1」は永久欠番とします。

 かくして,最初に買った2つのうち1つは壊れてしまい,もう1つの番号を「2」,土曜日に購入した追加の2つに「3」と「4」,1つ壊れたことであわてて補充したもう1つに「5」を割り当てることにしました。ああ,高くついたなあ。

 日曜日の夜に4つ全部が揃ったところで,全部一気に充電している様子が,冒頭の写真です。前述の通り,4つまでなら充電出来る純正品がありましたし,急速充電が出来るわけでもなく,使い勝手が良いわけでもなく,ただ入手困難なものを自分で作っただけの寂しい工作ではありますが,これでパナコランが4つ,常に使える状態でスタンバイできるようになり,これからその使い勝手を工夫して,長年に渡る肩凝りの対策になればいいなと思います。

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