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グリーンマックスの大改修

 私鉄,とりわけ近鉄や東急という私に馴染みのある車両の模型は大手の完成品ではなく,グリーンマックスのキットで具現化することが,太古からの習わしとなっています。

 というと大げさですが,今でこそカトーやトミックスから私鉄車両が出るようになっていますが,特に通勤車両についてはグリーンマックスのキット一択だった時代も長かったのです。

 それも,ズバリそのものではなく,近似した車両のキットを改造して「なんちゃって」で再現したりと,一工夫も二工夫も必要で,それがまた面白さの1つでもありました。

 思うに,鉄道模型というのは,非日常への羨望が,動機ではないかと。

 普段使うことがない長距離特急に人気があるのはそれが理由で,日常の足となる原液の通勤電車にはそれほど人気が集まりません。しかし,それが世代交代で過去の車両になると話は変わってきて,101系や201系,あるいは115系といったあたりに懐かしさを感じる人も多いでしょう。

 つまり,乗る事が難しいものほど人気があるという事です。ただし,それもその存在を正しく認知しているというのが前提です。知らないものは乗りたいと思えません。

 この点で,"現役"の"私鉄"の"通勤電車"という三重苦は,誠に不人気極まりないわけです。

 それでも,鉄道に興味があって足として使う鉄道には,一定の興味や関心がついて回るもので,それをなんとか自分の箱庭で再現したいと思うのは自然な感情でしょう。10年経ち,それらが現役を引退すると,懐古まで加わってさらに魅力が増します。

 私もかつて作った東急の8000系や8090系,近鉄の6020系や6420系は,当時の技術の未熟さから満足な仕上がりではないにせよ,雰囲気と当時の熱量を伝えるには十分だと思っていて,完成品よりも愛着が沸いています。

 そんなグリーンマックスのキットですが,動力車のモーターが不調で,メンテをした話をここに書きました。今は復活しているのですが,いつ壊れるかわからないので出来れば新品の動力ユニットに買い直しをしたいところです。

 しかし,グリーンマックスの動力ユニットは世代が変わっています。かつての社内を埋め尽くすようなごっつい動力ユニットは廃止され,今は室内が見える低床のもので,フライホイールのみならずなんとコアレスモーターまで搭載している最先端のものです。

 動力ユニットのみとはいえ,それなりに高価なものなので全部を交換出来ないと思っていましたが,22000系(改造して16400系)の2モータ仕様の動力ユニットだけは,交換したいと思っていました。

 早速注文,届いた21mm級の動力ユニットは今どきの薄型ですが,とても軽くて牽引力はあまり期待出来そうにありませんでした。

 分解はとても簡単で,構造もシンプルです。また,ギアは台車側に密封されていますので,ゴミやホコリに強いだけではなく,台車を取りはず際に壊したりバラバラになったりすることもないでしょう。信頼性の確保にはとても良い工夫です。

 新しい動力ユニットは,台車と床下機器が別売りになっていて,ユニットそのものは汎用性が高くなっています。しかし裏を返すと,台車と床下機器が発売されていなかったり,売り切れていたりするともうお手上げです。

 そこで22000系の床下機器と台車枠を探したのですが,ぴったりのものが見つかりません。入手することは可能だったようですが,今簡単に手に入るかものではないみたいです。

 そこで,ちょっと残念ではあるのですが,もとの動力車から移植を考えます。当然元の動力車は再利用できません。

 肝心のモータはコアレスモータです。コアレスモータにしては大型で,トルクもしっかりあります。

 まず床下機器ですが,これは加工せず,そのまま新しい動力ユニットに接着できそうです。

 問題は台車枠です。これは元の動力ユニットの台車から切り取って,新しい台車に接着します。この場合,前述のように元の動力ユニットは使えなくなってしまいます。それだけではなく,接着による強度の問題に加え,台車枠を取り付ける事によってしっかり固定される集電金具がグラグラして集電不良を起こしてしまうので,その対策も必要です。なにより,そんなに器用に台車枠を切り取れるのかどうかもわかりません。

 幸いなことに,切り取りは上手くいきました。車輪のピボットを納める集電金具の膨らみが入り込む内側のへこみもドリルでさらって作りました。

 今回は台車側に0.4mmのプラ板を貼り付け,かさ上げしたところに台車枠を接着して完成させましたが,やはり集電の問題が出てしまいました。そこでペンチでカシメ手動かないようにして,安定した集電が出来るようになるまで調整を繰り返しました。

 そうそう,うちはDCCですので,自作したワンコインデコーダV6を搭載します。両面に実装した超小型のものを運転席のすぐ後ろあたりに立てて取り付け,ヘッドライトとテールライトもデコーダから配線します。

 それから,この際ですのでワンコインデコーダからモータードライバを省いたファンクション専用のデコーダをさっさと作り,これを後部側の車両にも搭載しました。モータードライバICが110円ですので,400円ほどでファンクション専用のデコーダが出来上がったことになります。

 ということで,とりあえず22000系は更新工事が完了。コアレスモーターはDCCとは相性が良く,超スローな運転も可能ですし,静かでスムーズです。フライホイール付きですので加速率を設定出来ないワンコインデコーダでも問題はなく,とても好印象です。

 この印象の良さによって,私はグリーンマックスの車両の更新工事を全車輌にすることを決断しました。

近鉄6020系冷房なし旧塗装・・・台車枠はKDタイプ,しかし床下機器は該当するものがありません。そこで元の動力車から移植を考えるも,大きさが異なるためそのままでは取り付けられません。そこで切って削ってを繰り返し,どうにか上手く取り付ける事が出来ました。


近鉄6020系冷房改造新塗装・・・旧塗装の6020系と同じな訳ですが,そもそも旧塗装の床下機器が実車と同じかどうかと問えば,どうもそれはウソのようです。もともと車体が同じという前提で2410系のエコノミーキットを流用しているので,床下機器は6020系のものではありませんし,やたらとならんだ抵抗器は2410系としてもエラーなんじゃないかと思います。
 そこで,ちょっと他の車両と食い違うのですが,台車枠と同梱されていた床下機器をそのまま使って見る事にしました。
 ところで,この4両もともと全部非動力で作ったものでした。旧塗装に連結したり動力ユニットを使い回すことを考えていたのですが,もうせっかくだからこの編成だけで自走できるようにしました。

東急1000系・・・かつての池上線を再現したものです。先頭車の動力ユニットを更新しますが,台車枠も床下機器も販売されていません。そこで,床下機器と台車枠も移植します。
 元の動力ユニットは2モータ仕様のものなので,床下機器はそのまま取り付け可能です。問題は台車枠ですが,今回はプラ板でかさ上げしなくても済むように,台車を切り離す時に,少し厚めに切り出して削って合わせ,直接接着しました。

東急8090系・・・これもエコノミーキットキットです。幸い専用の床下機器と台車枠セットが買えましたので,楽勝のはずでした。
3両目に動力ユニットを仕込んであったものを交換するだけなのですが,床下機器が全然違います。どうもこの床下機器は2両目もしくは4両目のパンタグラフのある車両用のもののようです。
しかし,実車とは全然違っているので,私はここで間違っているもので統一するか,1両でもいいから正確なものを使うかの選択を迫られました。ここは河口が面倒という理由で,後者を選択。
しかし,もともと動力ユニットだった3両目を4両目にしたので,3両目をトレーラにしなくてはいけなくなりました。この作業はなかなか面倒で,床下機器の交換が必要です。手間がかかりましたが,なんとか交換出来たので,DCCの配線を行って完成です。

東急8000系・・・これもエコノミーキットです。8090系と同じ方針でいくのですが,この系列は動力ユニットを最初から2両目にしてあったのでほとんど加工は必要ありませんでした。これは楽勝。

近鉄12400系・・・塗装さえしっかりやればぱっと見でばれないだろうと安易に考えて16010系に改造したものですが,屋根上や窓が全然違うので,ちゃんとした16000系が出た今となっては恥ずかしい作品です。塗装も未熟で人前に出せるものではないのですが,手間と時間をかけたので愛着はありこれも動力ユニットを更新しました。6020系と同じく台車と床下機器が問題になりましたが,もともといい加減な改造を行ったものですので,もう気にしないことにします。

近鉄6620系・・・動力ユニット付きの4両編成のキットだったのですが,これも動力ユニットを交換します。台車と床下機器の問題はマッチしたものが売られているので解決,問題なくスムーズに走っています。


 勢いで全車更新となったわけですが,いちいち正方形型のDCCデコーダを作ったりしているうちにえらい時間がかかってしまいましたし,お金もかかったように思います。

 古い動力ユニットも予備をあわてて手配したのですが,それも含めると結構な出費になりましたし,さすがにちょっと反省です。

独自ドメインで甦った艦長日誌・私的記録 DS9

 長年自分のホームページを自宅のサーバーから公開することを続けていましたが,いよいよレンタルサーバを契約して自宅のサーバーの公開をやめました。

 そもそも,20年近く前に私が夢にまで見た常時接続の環境を手に入れた時,せっかく双方向でインターネットに繋がっているわけだから,WEBサーバーで公開しないと面白くないなという技術的興味から始めたことがきっかけとなり,ここまで続けてきました。

 当初は自宅にB5サイズの中古ノートPCにWindowsを動かして標準のWEBサーバーで公開を始めました。ダイナミックDNSやらNATやらIPマスカレードという言葉を覚えたのもこのころです。

 自分のドメインを持つにはどうすればいいのかなあと調べてみて,その壁の高さにため息をついたことも思い出されます。

 その後セキュリティの問題や信頼性の問題,パフォーマンスの問題もありLinuxに移行,懐かしいVineLinuxを同じノートPCにインストールしてApacheで運用を始めました。

 以後マシンを買い換えたりして同じ方法を続けていましたが,QNAPのNASを導入したことをきっかけに,NASから公開することにしました。コンテンツのバックアップも信頼性もメンテも格段に楽になりました。

 ずっとこれで来たのですが,自分のサイトでお金儲けを全く考えておらず,面白半分でやっていたのでお金はかけられません。自分のドメインを取るなど全く考えられず,ダイナミックDNSさえも無料のものばかり使っては,サービス終了の度にURLが変わるという面倒くさい話に付き合わされてきました。

 SSLについてもそうで,証明書は最初は有料のものを使いましたが,契約が切れてからは無料のものを使っていました。

 すべて無料のものですのでサポートはなく,何かある度に試行錯誤で徹夜なんてのは当たり前,なにかあっても自己責任です。

 しかし,昨年末に光ファイバに移行,IPoEで繋がっているのでIPv4で外にサーバを公開出来なくなってしまいました。IPv6でなら公開出来るので騙し騙しやってきましたが,繋がらないという文句もあちこちからもらうようになりましたし,実際googleも検索対象と見なしてくれなくなって,すっかりさみしい状態になっています。

 光ファイバに移行するときにすでにこのことは覚悟していたので,レンタルサーバにかかる費用は光ファイバへの移行費用として考えていましたから,あとはいつ契約するかという話になっていたのですが,IPv6環境でルータに穴を開けるのも怖いですし,夏休みの自由研究としてWEBサーバをレンタルサーバに置き直すことを計画しました。

 さて,どこのレンタルサーバにお願いする課という話から始めないといけないですが,繰り返すようにあくまで趣味のページですし,お金儲けをすることもないので,出来るだけ安くないと継続出来ません。

 先入観で結構かかると思っていたのですが,調べてみると安いものは1ヶ月100円程度でいけそうです。競争が激しいんですねえ。

 結局あれこれ探して,大手で老舗のロリポップにお願いすることにしました。Wordpressがちゃんと使えるようなプランでも3年契約なら1ヶ月200円ちょっとと,趣味で公開するブログでも負担は大きくありません。光ファイバの接続料が200円余計にかかったと思えば納得です。

 で,話はこれで終わりません。なんと独自ドメインまで無料で使える事がわかりました。もちろん審査が必要なco.jpなどはダメですが,.comや.netなどは無料で取得可能,しかもサーバ契約期間中は更新料も無料というサービスなので,私は驚きました。

 独自ドメインがとうとう我が手に・・・

 思い起こせば,大学でインターネットを体験し,電子メールにもう物理的距離も時間的制限もなくなったと感激,netnewsとgopherとftpで多くの情報とソフトを味わってから,いつ個人で使えるようになるのかなあと心待ちにしていた30年前・・・

 インターネットの商用利用が解禁されてIIJが先頭を走り,当時のniftyがインターネットのメールのやりとりが可能になり,その後雨後の竹の子のようにインターネットプロバイダが乱立して行く時代になりました。

 ダイアルアップでも自分にIPアドレスが付与されるなんてすごいなあと感激してプロバイダと契約,とはいえ付与されたIPアドレスは実は他の人たちと共用で自分専用ではありませんし,ドメインもそのプロバイダのものを使うだけで,自分のドメインなど夢のまた夢という感じだったわけです。

 それがです,毎月わずか200円でサーバとドメインを用意してくれる時代になったんですね。すごいです。

 サーバは自分でメンテをやっていればわかりますが,速度は出ないしトラブルで動かなくなるし,あちこちからアタックされて穴を塞ぐのも大変,バックアップも必要になるしそもそも設備にお金もかかるしで,個人で自宅に持つもんじゃありません。

 なんといってもルータに穴を開けることの危険性を考えると,なんでも自分でやってみたいという人以外はやるべきではないし,仮にトライするなら知識と経験は言うまでもなく,それを受け止めるだけの機材も必要でしょう。

 加えて,自宅にWEBサーバを置けば,自宅のローカルアドレスからアクセスする時と,外部からグローバルアドレスでアクセスする時でIPアドレスが変わりますから,ローカルアドレスを返す自宅専用のDNSまで立てないといけなくなります。

 うちはRaspberryPiでローカルDNSを立てていました・・・いよいよ,これも停止出来るんです。

 ということで,ずっと止まっていた私のwebページも,新しい場所で公開することが出来ました。

 しかも,ドメインはg-shoes.netです。とうとうここまで来たんだなあ。
 
 さて,せっかくだから全部Wordpressで作り直そうかなあとも思ったのですが,過去のこのブログを移行させるのが大変で,結局CMSであるfreoごと引っ越しすることにしました。

 別にfreoに不満はないし,Wordpressも今は盤石ですが10年後どうなっているかわかりません。過去記事の検索の便利さもあるので,今後もfreoでいきましょう。

 ただしトップだけではWordpressで設定します。そこからfreoはリンクで飛ぶ感じです。なんか美しくないし,新しさも感じませんが,趣味でやってることですのでこれでいいんです。

 方針を決めたらさっさと移行作業です。

 freoは新規インストールを行ってからコンテンツのフォルダを丸々コピーすればとりあえず動くようになります。画像などのリンクが切れるので,これはデータベースを一度エクスポートし,エディタで一括変換しインポートして対応です。

 ただ,どういうわけだかサイトマップの生成がうまくいかないので,既存の記事は手動でgoogleに登録,新規の記事はRSSを使って登録することにします。

 大した作業をしていないのに,ここまでで1週間。ようやく独自ドメインにSSLも使えるようになって,いよいよ切り替えです。ルータの穴を塞ぎ,NASのサーバの公開を停止,サイトマップをせっせと登録して,これで一段落です。

 自分のサイトを他者のサーバを使って公開する以上は,相応の責任が発生します。独自ドメインを使って公開しているのですから,「なんじゃこりゃ」と思われうようなサイトでは恥ずかしいですしね。

 そんなこんなで,人並みにレンタルサーバで復活した「艦長日誌」。

 もうG-SHOESは死んだんじゃないか,と訝しんでいた皆さま,ちゃんと生きていますので,これからも見に来てやって下さい。

 

自宅サーバはもう限界かも

 昨年末に自宅のインターネット回線を光ファイバにし,IPoEで接続するようになってから,自宅のサーバーに設置したこのブログに繋がらなくなるケースが頻繁に起きるようになってきました。

 出来るだけ固定費をかけないようにする(趣味ですからね)目的で無料にこだわってきましたが,IPoEにした時点でIPv4によるアクセスはあきらめざるを得なくなりましたし,IPv6によってほぼ実質的に固定されたIPアドレスを持つサーバーを外部に公開し続ける事に対するセキュリティ上の不安もあり,今後どうするかを真面目に考えることになりそうです。

 IPv4によるアクセスが出来なくなることについては,携帯電話事業者がIPv6でのアクセスに対応していることから,スマートフォンからのアクセスに支障がないという判断から,もうこの際IPv4しか対応しないケースはあきらめて頂こうと考えて,割り切りました。

 ところが,どうもIPv6でもアクセス出来たり出来なかったりするのです。いろいろ調べてみましたが,サーバーを置いているNASのメーカーが提供するDynamicDNSであるmyqnapcloud.comから,IPv6のアドレスが返っていない場合があるようなのです。

 アドレスを直接打てばアクセスが出来ているので,ルータやサーバの設定はとりあえず大丈夫のようなのですが,ある時はIPv6のアドレスが返ってきてブログにもアクセス出来たかと思えば,その5分後にはアドレスが返ってこずアクセス出来なくなっていたりするので,困ってしまいました。

 これまではこんなことはなく,IPv6が扱えるマシンからなら必ずブログに届いていました。ただ,他の人からしばしばアクセス出来ないとか,もう死んだのかとか,そういうクレームを受ける事もあり,手元で再現しない限り対策も出来ないと結局あきらめてしまったのでした。

 実はこのブログ,少数ながら見て下さっていた方もいたようで,ごく希に引用されたりしています。うれしいことではありますし,僅かとは言え自分もインターネットに情報を提供する立場になっているのだなと感慨深いものもあるわけですが,調べてみるとここ1年ほど誰もアクセスをしていないようです。

 検索エンジンで引っかからなくなったことも大きいと思いますが,それはそれでさみしいもの。ちょっとお金はかかるけども,レンタルサーバを使ってきちんとブログを公開するようにしようと,そんな風に考えています。

 レンタルサーバを使えば,これまでの問題や妥協が一気に解消されます。IPv4もサポート出来ますし,検索エンジンにもひっかかるようになるでしょう。ローカルネットワーク内からアクセスするために内向きのDNSをわざわざ立ち上げていますが,それも必要なくなります。それに,自宅のルータのポートを塞ぐことも出来ますから,安全性を高めることにも繋がります。

 このブログはWordpressを使っていませんし,軽いスクリプトですので,安いサービスでも十分でしょう。あとは移行のための手間ですね。この夏休みの課題としましょうか・・・・

 

いつかはジューキ

  • 2021/06/28 15:11
  • カテゴリー:散財

 うちのミシンを買い換えました。

 これまでのミシンは,嫁さんが独身時代に買ったシンガーの機械式の卓上ミシンです。ぱっと見たところ,そんなに安物ではなく,それなりに良いものであったみたいです。

 本人は刺繍は好きだがミシンはダメ,といって憚りませんが,ならなんでわざわざ買ったのか不思議ではありますが,とにかく買ったミシンはそんなに悪いものではなさそうです。

 ただ,さすがに20年も経過していますし,その間の稼働率も低く,同左音もあまり良い音がしません。頻度が低いことは嫁さんの言い分によると,あまり使い勝手が良くないらしく,まず糸通しが面倒,糸のテンションの調整が難しい,というあたりでくじけてしまうそうです。

 私の母親はテーブル付きの本気のミシンを使いこなして自分の洋服を作るのが趣味だった昭和の女性だったので,ミシンはそれなりに良いものを使っていました。(調べてみるとブラザーのペースセッターでした)

 私は裁縫は好きではありませんでしたが,それでも市販品に気に入ったものがないという理由で筆箱や巾着袋くらいはさっさと作っていましたので,ミシンの使い心地については全くわからないわけではません。

 昨今,巣ごもりということもあってミシンもよく売れているそうです。そんな中,子どものの持ち物を縫ってあげられる程度の安価なミシンが話題となっていて,なかなか評判もいいようでした。

 そこで嫁さんに買ってあげようか,と水を向けると,ぜひぜひ,という前向きな返事。嫁さんとしては,ミシンは欲しいけど機種選択が面倒くさい(これは実際やってみて辟易しました)ので,それをやってくれるのが助かるということのようです。

 なら結構,「私」がよいと思うミシンを使ってもらおうじゃないかと,ミシン購入プロジェクトがスタートしたわけです。

 ミシンというのは,かのシンガーが始め大成功をおさめた月賦販売がビジネスモデルとして定着していて,工業製品としての面白さと同時に,販売面でも特別なものです。家電品のように多くの製品から比較して選んで買うと言うより,メーカー直販のお店で,分割払いから修理まで全部ひっくるめて,セールスマンから買うというのが普通です。

 こういう買い方だと,売れるミシンは客が欲しいミシンではなく,セールスマンが売りたいミシンになりがちで,このあたりがなかなか胡散臭いのです。

 もちろん,自分で選んで買っても良いのですが,そういうイレギュラーな買い方にメーカーは冷たく,価格に釣られて買った天罰とばかりに,相手にしてもらえないことも耳にしました。

 最近は直販店やフランチャイズのお店が減っていますし。そもそも市場が小さくなっていることに加え,量販店や通販が力をつけているのでそんなこともないのですが,高額商品でしたし,修理して末永く使うものだっただけに,一生に一度の買い物で客の経験値も上がらず,胡散臭いまま100年が過ぎたという事ではないでしょうか。

 今回も,いつものように通販で買うことにしました。

 なんでも,子どもの入園や入学をきっかけに,親が手作りに挑むことがきっかけでミシンを買う家庭が多いようで,その時の価格帯は直線縫いの安いもので2万円くらい,ジグザグで4万円くらいのものが中心なんだそうです。
 
 で,6万円とか7万円になると経験者がステップアップのために買ったり,本気でミシンをやろうと思った人が考えるようになるらしく,家庭用ミシンとしては10万円くらいまでが一区切りになるようです。

 てことで,まずは欲しい機能です。うちは洋服を作るような高度なことはしませんし,複雑な刺繍もやりません。まして任意の画像を刺繍するような面白そうな機能も欲しいとは思いません。

 よって基本的な直線縫いとまつり縫いなどのジグザグ,ボタン穴くらいでOKです。ですが,薄い生地から厚手のものまで難なくこなす力は欲しいので,送り機構と押さえにはこだわりたいところです。

 送り機構は楕円で動く送り歯では安定した送りが出来ません。ここは工業用ミシンと同等の直線的に送る機構が欲しいです。当然ですが7枚刃でしょう。

 押さえのバネ圧を可変する機構は様々な生地の厚さに対応するために必須ですが,この機能を持つ機種は少ないです。そういえばペースセッターには付いていました。

 そして,しっかりした押さえを支える,筐体の剛性も重要です。歪む,たわむが起きてしまうと,目が揃いません。ということは,ある程度の大きさや重さは許容されるということです。

 最後に,これらをなんなく駆動するパワーも必要でしょう。パワーが大きいとそれだけ筐体もしっかり作らないといけないですが,これらは自動車やカメラなんかにも共通する,およそメカものにはついて回る話じゃないかと思います。

 意図のテンションを自動で制御する機能は初心者向きかと思っていたのですが,初心者が選びそうな安価なミシンには搭載されておらず,このあたりに矛盾を感じつつも,高価格のミシンに経験者を誘導する手段になっていると推測。いってみればプロ用のカメラに最高性能のAFとAEが惜しげもなく搭載されるようなものかも知れません。

 それからフットコントローラは必須です。両手があくことは仕上がりや安全にも直結します。手で速度を可変する仕組みは,速度の調整をどうしてもしなくなりがちです。速度を細かく調整してこそ,短時間で高品質な縫い物が可能になります。(とはいえ,速度や負荷の変動に対しても常に一定の縫い目を実現するのは,なかなか難しい事なはずです)

 ということで,大体の姿形が見えてきたところで,メーカーです。日本はミシン大国で,家庭用ミシンでは多くのメーカーが存在していますし,工業用ミシンではほとんど日本製です。

 家庭用ではブラザー,ジャノメ,シンガー,ジューキあたりが大手なのですが,ここは私の好みでジューキからまず探してみましょう。ブラザーもジャノメも良いものですし,シンガーもOEM元はしっかりしていますので,なにも問題はありません。

 家庭用を中心としたメーカーばかりですので,むしろ家庭用のことをよく知っているだけに,安心という話もあるでしょう。しかし,ここは,工業用ミシンで高いシェアを持つ,プロの道具であるジューキを選んでみましょう。

 ジューキは工業用ミシンで圧倒的な力をもつメーカーですが,家庭用としては今ひとつ目立ちません。高いとか直販店が少ないとか,そもそもメーカーが力を入れていないとかいろいろあったと思いますが,ここのところは家庭用にも力を入れており,特に専門学校などで服飾を学んだ人たちからご指名を受けるブランドだそうです。

 個人的にもジューキにはちょっとした憧れがあり,死ぬまでに一度は使ってみたいなと思いつつ,きっと一生縁がないんだろうなと思っていましたが,こうしたきっかけがあった以上は,やはり少々問題があっても選びたいものです。

 大した問題ではありませんが,ブラザーにしてもジャノメにしても,丸っこいデザインでかわいらしいこと,家庭らしいことを狙っているような感じがします。でもなんかちがう,もっとストイックに,工作用の機械工具であることを狙って行きたいのです。

 可愛いから,丸いから女の人向けというのは私は違うと思っていて,そんなものに男も女もありませんから,機能を追求した結果この形になった,と言う機能美こそ,ミシンのような複雑な機械にはあってしかるべきと思っています。

 予算に近いものは,ジューキからだとHZL-G100シリーズということになるのですが,5万円を越える割には,本当に基本機能だけのシンプルさです。致命的だったのは糸のテンションが自動ではないことです。この段階でこの機種は候補から外れます。

 とはいえ,他社のミシンでもテンションが自動のもので,かつ押さえのバネ圧が可変のものは7万円近いものになってきますから,その価格帯でジューキをもう一度探します。

 見つかったのは,HZL-VS200です。

 名機と誉れ高いHZL-F400JPからあまり重要ではない機能を削減し,価格を下げた下位機種として誕生したもので,実勢価格は7万円ちょっと。F400JPは古い機種なのでもう売っているお店も少ないのですが,価格は20%程高くなりそうです。

 うーん,確かにF400JPは機能も十分だし,液晶もドットタイプでバックライト付き,テンキー操作で使いやすそうです。

 VS200はF400JPから刺繍のパターンを減らしたこと,LCDをセグメントにしてバックライトなくしたことが一番目立つ変更で,あとは2本針の対応がないこと,ボタンホールのメス幅が可変出来ないことが違いですが,あとはすべて同一です。

 LCDは残念で,バックライトは実際に使い出すと不便だなあと思うようになったのですが,まともそうなお店で安く買えるという魅力に惹かれ,68000円にポイント3000円分で購入しました。

 ちょっと使ってみたのですが,思わずうーんと唸るほどの機械です。久々に夫婦で大喜びの買い物となりました。

 下糸をボビンに巻き取るのも専用モーターでスムーズ,次に上糸をかけますが,自動糸通しが便利でもう手放せません。

 縫い初めに下糸を引っ張り出す作業も必要なく,テンションの調整もいりません。もう何もせずに,いきなり縫い始める事ができます。

 押さえを卸してペダルを踏み込み,縫い始めます。

 抜群の精度と安定性,そしてゆとりあるパワーとこれを受け止める剛性感の高さがまず伝わって来ます。

 速度を可変しても送りは安定し,目は綺麗に揃っています。直線縫いはその名の通り直線が縫えなければなりませんが,歪みが少なく精度が高い事もあり,手を離しても曲がって進もうとはしません。直進安定性は抜群です。

 そして自動糸切り。こんなものはおもちゃtのようなものだと思っていましたが差にあらず。とても便利で,作業が捗ります。工業用ミシンに自動糸切りが搭載されたことで生産性が大幅に改善され,衣料品の価格低減に貢献したという話があるんですが,まさにそれを実感しました。

 縫い終わりは必ず針が下がった位置で止まります。これも非常に便利です。

 次は,自動止め縫い糸切り機能を試します。縫い初めにこのボタンを押しておくと,最初に返し縫いと行ってくれます。そして縫い終わりには返し縫いボタンを押すと,自動的に返し縫いを行い,止まった後に糸切りまでやってくれます。いやこれ,もう超便利ですよ。テンポ良く縫い物が進みます。

 糸のテンションも自動で全く問題なし。操作も含め,全く問題なく試し縫いが終わりました。

 F400JPとの比較で,やっぱり残念だと思った事もあります。一番大きいのは液晶で,バックライトがないために作業性が落ちます。やはりバックライトは必要だと思います。

 セグメントLCDでも実用上は問題ないのですが,ドットタイプのF400JPでは糸を通す順番をLCDに出してくれます。いちいち取説を引っ張り出すこともないので,欲しいなと思った機能です。

 あとはジグザグの基線を変更出来る機能もいいなと思います。もちろん計算すれば問題はないのですが,ちょっとした勘違いがあったりすると失敗しますし,縫い物によっては基準線が中心よりも左端にあった方がいい場合もあると思います。

 あとはボタンホールのメス幅です。実際に困ったことはまだないのですが,ボタンの厚みに応じてメス幅も変えられた方がいいわけで,ここはもしかしたら公開する部分かも知れません。

 F400JPとの比較ではありませんが,重いし大きいことは,ちょっと女の人には厳しいかも知れません。それからケースですが,全体をすっぽり覆うのではなく,上面は本体から出ている取っ手が飛び出すために,大きく切り欠いてあります。ここから誇りが入り込むわけですから,現実にはホコリを防ぐ機能はありません。

 そういう細かい事に不満があるのは,本体の基本機能にこれほどの完成度があることを考えると,家庭用に特化したメーカーではないからかも知れません。

 ということで,今回の買い物の結論,ミシンは60000円以上のものを買うと幸せになれるということ,そして基本機能がしっかり作ってあるものを選ぼうという事です。見た目のかわいらしさや刺繍のパターンの面白さや数に惑わされてしまうと,本当に使い心地の良いものに巡り会えず,そのうちミシンを使わなくなってしまうかも知れません。

 道具は手に馴染んでこそ,いい仕事が出来ます。だからこそ自分の手に馴染んだ道具はお金を出しても買えない財産であり,壊れてしまってはまた何馴染むところからやり直しです。

 そう考えると,手に馴染むもの,そして壊れず長く使えるものが,道具には求められると言えて,それは高価なものとは限りませんが,安いものは例外なく,何かに我慢を強いられるものです。

 ミシンこそ,安物はダメだと思いました。そうそう何度も買い換えるものではありません。出せる予算よりもワンランク上を,ちょっと無理して買うべきだと感じた買い物でした。

 

AMラジオの役割

 先日,民放ラジオ各社がAM放送をFM放送に転換するという発表を行いました。
テレビのニュースでも報道されていたくらいなので,impressなどのインターネットメディアでも詳しく報道してくれるかと思っていたのですが,案外静かなもので,注目度の少ないニュースとして流れていってしまいそうな感じです。

 AM放送の設備はFM放送に比べて大規模で,設置も維持もお金がかかるというのは本当の話ですが,その代わりサービスエリアは広く,受信機が簡単で済み安いですから,多くの人に聞いてもらえます。つまり,全国共通の内容が中心になるということです。

 それに,なんといっても,とても貴重な中波という周波数帯です。ここは国際的にも放送波に割り当てられていて,簡単に手放すというのはもったいないかもなあと思ってしまいます。

 FM放送はVHF対を使いますので,見通し距離しか電波は届きませんからサービスエリアは小さくなりますし,だから出力も小さく,設備も小さく済みます。だから,FM放送は地域ごとに放送局や番組内容が異なっていて,地域色が豊かなのです。

 ただ,そういう特徴をもってしても,昨今のラジオ放送の経営環境は厳しくなっていて,公共性の高いラジオ放送であっても,経営判断が必要になっているということなんだと思います。

 すでにFM補完放送というわかったようなわからんような名前で,AM放送と同じ内容をFMでサイマル放送する仕組みが続いているわけですが,これもAM放送の設備の重さに耐えられないという放送側の都合の結果始まったものと記憶しています。

 そういう背景がありつつ,結局2028年にどうなるかというと,全国の民放各局はFM放送に移行します。ただ,直ちにAM放送を停波するということではなく,当面は同時放送という形を取るようです。

 ただし,秋田県と北海道についてはサービスエリアが広いためFM放送への移行はせず,現状のままとなりそうです。また,NHKについても2023年にAM放送を1波に集約してからは当分AM放送を維持するという事になっています。(NHKはつい最近放送設備を更新したので,停波する理由もありません)

 厳しいのは在京大手の3社で,ここは免許の更新年にあたる2028年にAMも停波することを目指しています。ただ,その段階でFM補完放送に対応したラジオ(90MHzから108MHzまでが受信出来るラジオ)が今のAMラジオなみに普及しているかどうかが問題になるはずで,停波した結果リスナーが減ったとあればスポンサーも離れていってしまうでしょうから,慎重に判断することになるでしょう。

 ただ,VHFは遠くに飛ばなくても,インターネットは遠くに声を運びます。FM放送の中継局に音声を配信する仕組みがある現在,FM放送のサービスエリアは十分に広いと考えるのも,正しいかも知れません。


 ここでちょっと考察してみます。

 なんでこのタイミングでこんな話が出てくるのか。もちろん2028年に免許の更新時期を迎えることや,設備の老朽化の問題が避けて通れないこと,リスナーの減少で経営環境が厳しい事もあると思いますが,それにしても「今」浮上する話としては今ひとつ説得力がありません。

 思い出されるのは,VHF-Lowと呼ばれる周波数帯の,総務省の失策です。もともとここはアナログテレビの1chから3chに割り当てられていたのですが,地デジへの移行によって空き地になりました。

 非常に貴重な周波数帯なのでいろいろな活用法が考えられたのですが,きっといろいろあって結局東京FMの子会社が「デジタルラジオ」放送を行う事になりました。これが大コケにコケて会社は清算,周波数帯は返上という話になったのでした。

 このまま一等地を空き地にするわけにもいかず,総務省もはやくなかったことにしたいということで,新しい技術開発の必要な用途ではなく,手っ取り早く有効活用できる(したように見える)FM放送の拡張を行い,ここにAM放送を移籍させることにしたんじゃないかなあと思っています。

 なんだか,AM放送各社が自分たちの都合でFM放送にするという話になっているようですが,実のところ総務省の強い意向があったんじゃないかと,まあそういうわけです。

 考えてみると,AM放送とFM放送では,なにからなにまで違います。もし総務省がそれぞれの放送局に「同じ事が安く出来る」などといってそそのかしているのだとするなら,総務省はどれだけラジオ放送を軽視しているのかと思います。ああ,かつて頼もしい(かつ怖い)存在だった郵政省はどこにいったのでしょう。

 当然,教育テレビは無駄とかAMを2つも持つのは無駄とか,FMなんかやめてしまえといっている識者といわれる人々の声に推されて,当然NHKにも同じような圧力をかけているのだろうと想像出来ますけど,それでも当初の予定通りAMは1波にして続けますと言い切るんですから,NHKよくやったといってやりたいです。

 それから,これは私が一番懸念することなのですが,ラジオの自作がもう出来なくなるなあということです。FM放送では,電池を必要としないゲルマラジオを作る事が現実的に出来ません。

 本来電波を受信して復調することに電源を持つ事は必要なく,電波それ自身がエネルギーを持っていることを,ゲルマラジオは教えてくれます。グルグルと巻いたコイルにバリコンとダイオードと抵抗,そしてイヤホンがあれば電池もいらないラジオが出来上がるというのは,電気がないと動かない家電製品に囲まれた子どもたちを驚かせるのに十分なのです。

 それほど簡単な仕組みでラジオが完成するのは,これはいってみれば放送局側が負担してくれているからでもあって,FMラジオが安くなかった時代においては,この受信機の簡便性というのはとても大きなメリットでした。

 AMラジオは実用的な回路でも規模が小さく,自作にもってこいです。いまさらラジオを作る子どもがどれほどいるのかわかりませんが,自分で作ったラジオが市販品と同じ放送を受信して音声を出すその瞬間を目の当たりにすれば,そこに感動が生まれることは間違いないと思います。

 前述のゲルマラジオの始まり,トランジスタを減らしたレフレックスラジオ,かつての定番6石スーパー,ICを使ったストレートラジオ,果ては真空管を使って作る事も出来ます。でも,AMラジオに比べて回路の複雑なFMラジオを作るには,現実的にIC以外の選択肢はありません。

 殊更ラジオや無線の対するノスタルジーを協調したいわけではありません。ただ,FM放送に移行し,AMラジオが「ゴミ」になってしまうような時代になると,ラジオの自作はもう行われなくなってしまい,過去の文化になってしまいます。

 電子工学がとかモノづくりがとか,決して大げさな(かつありがちな)話では無く,夏休みの工作の選択肢がまた1つ減ってしまうという小さなレベルでも,私はとても残念な事に思えてならないのです。

 FMラジオにもキットはあるよ,という方の声も聞こえてきますが,それらは残念ながら,主要な回路は組み立てと調整まで済んでいる事がほとんどです。はじめてハンダゴテを使う人に,FMラジオの回路の組み立ては難しく,調整に至っては手も足も出ないものです。

 基板をネジ留めしてFMラジオを作ったことに出来るなら,どんなものでも手作り可能と強弁できます。ですが,それはAMラジオの自作とは根本的に異なる世界である事に,我々は気が付かねばなりません。

 そしてもっとも大切な事として,なぜ自作したラジオから音が出るのか,というラジオの仕組みを考える際,はるかに複雑なFMラジオの仕組みはAMラジオのように簡単に理解出来ないのです。

 作っておしまいなら,プラモデルと同じです。作る事をきっかけに学ぶことは,FMラジオでは難しいといわざるを得ません。だからAMラジオなのです。

 NHKだけでも残ってくれて良かったと思います。全国で放送が行われますので,地域によってAMラジオを自作する意味があったりなかったりするという差がなくなります。私はこの1点でNHKに受信料を払う理由があると思うほどです。

 AMラジオを維持するにはそれなり体力が必要であることは承知しているので,民放各局に期待はしません。ただ,NHKともう1社,どこか大手がしっかりとAM放送を続けてくれることを,望みたいと思います。

 総務省がまたスケベ心を出して中波帯で新サービスを考えついて,また哀れな民間会社が天下り先という使命を帯びて作られては消えてを繰り返すのは,もうみたくありません。

 

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