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2022年08月15日の記事は以下のとおりです。

AppleIIの電源をまた修理

 電源ユニットの故障でまたも稼働できなくなったうちのAppleII J-Plus。修理屋メンテナンスから解放されてようやく純粋に使うことを楽しめると期待していた矢先に,まるで誰かがわざとやってるんじゃないかと思うほどの絶妙なタイミングで壊れたAppleIIを,結局また修理する旅に出る私・・・

 今回は,電源ランプが消えているので,完全に電源です。これまでにヒューズを交換してもすぐに勢いよく切れることが分かっているので,どこかがショートしていることはほぼ間違いないでしょう。

 スイッチング電源の場合,こういうケースでは大体ダイオードの破損によるショートです。電源ユニットの回路図を見ていると,あちこちにダイオードがありますが,怪しいのは100Vを整流する高圧のブリッジダイオードです。

 基板にマウントされた状態だとトランスや他の部品によってショートしているように見えるので,ちゃんと確かめるには基板から取り外す必要があるのですが,問題のダイオードであるKBP10を取り外してテスターで確かめると,やはり交流入力とマイナス出力の間が導通してしまってました。

 ここがショートしていると,100Vが短絡してしまいます。ヒューズのおかげで助かりました・・・

 このダイオード以外にも壊れている部品はあるかも知れませんが,とりあえずこのダイオードを先に交換してしまいたいところです。調べてみるとKBP10というブリッジダイオードは1000V2Aのブリッジらしく,耐圧が高い事以外は普通のダイオードのようです。

 しかし,1000Vの耐圧のダイオードなんぞ,私は手持ちで持っていません。真空管アンプかいな?ああ,あれはブリッジなんか使わんと単品で使うんですよ,普通。全波整流の場合でも,センタータップのトランスを使って2本のダイオードで済ませるんですわ。なんでかって?うーん,きっと整流管時代の名残とちゃうかなぁ。
 
 確か1000VならUF4007があるはず,これを4本使って応急修理をするか!とおもってみたものの,UF4007は1A級ですのでアウト。2NU41という宝物をスイッチング電源に使うのももったいないので,ここは素直に,みんな大好き秋月電子にお願いしましょう。

 なんと,1000Vのブリッジでも安いじゃないですか。送料を考えても全然お得です。秋葉原に出向くのも面倒なので通販でお願いしたのですが,ここで私は大きなミスをしました。

 世の中,すっかり夏休みです。私が休みなのは,他の人も休みだからです。

 しかし,私はコロナの事もあり,どこにも出かける予定はなく,夏休みを指折り数えて待ちわびるような清い心の持ち主でもありません。そう,すっかり夏休みを忘れていたのです。

 いつもの気軽な気持ちで注文を先延ばしにしていたら,なんと夏休み前の駆け込みで混雑しており,最悪の場合夏休み明けになるという情報を目にして,私は「どんだけみんな秋月好きやねん」とつぶやいてしまいました。

 数日してどうにか間に合い,KBP10をさらに余裕のあるブリッジダイオードに交換してとりあえず電源をONします。ヒューズは飛ばず,電圧も出ているようです。心配なので波形も見てみますが,綺麗とは言わないまでも,コンピュータの電源としては普通の波形です。

 これで負荷をかけるとどうなるかわかりませんが,いったん組み上げて本体に戻してみます。電源ON,おおー,ちゃんと動き出しました。よかった。

 思うに,拡張カードを級に増やしたことで,電源に負荷が急にかかるようになってしまったのが,故障のきっかけだったんじゃないかと思います。40年以上も経過していれば,いつ壊れてもおかしくありませんが,そういえば前回のコンデンサの破裂の時にも書いた気がします。

 ですが,電圧は低め。これでは動作が不安定になることもあるでしょう。実際カラーキラーがきかなくなってしまうことも頻発していますし,心なしかフロッピーディスクドライブの動作も安定しない感じもします。

 Z80カードのZ80を触って見ると,かなり熱いです。NMOSですので熱いのはわかっていましたが,Z80を動かしていなくてもこれだけ熱いというのは予想外でした。

 熱いという事はそれだけ電力を消費しているということです。最大200mAということですので,電力では1Wですか・・・そりゃ熱いはずです。

 そこでCMOSに交換することにしました。ちょうど手持ちにuPD70008の6MHz版がありました。CMOSですからクロックによって電力が違いますが,4MHzで動かした時の最大値は20mAですので,1/10になっています。

 おかげでフロッピーディスクの動作も安定しましたし,カラーキラーもかかるようになりました。使っていない時に1Wも電気を食わせるというのは本当にもったいないことです。

 さて,これで数時間動かしていますが問題なさそうです。夏のAppleII大作戦はこれで終了と言いたいところですが,実はもう1つ増えてしまいました。これはまだどんな感じかよく分からないのですが,そんな簡単な話ではなく,どっぷりはまってしまいそうな案件です。

 続きは後日に。


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