PC-386BookL,死亡しました
- 2026/03/09 15:56
- カテゴリー:マニアックなおはなし
PC-386BookL,とうとう死んでしまいました。
今度こそ,もうダメだと思います。残念です。
キーボードが死んでしまったのです。
キーボードくらいで,というなかれ。キーボードが死んでしまうと,HELPキーから設定メニューが起動できず,LCDをアナログRGB経由で繋いでいる私のPC-386BookLは,画面を表示することができないのです。
それに,キーボードあってのブック/ノートPCです。せっかく8.6MB/1GBの強力なマシンになったのに,こんなに悔しい話もありません。
先日,純正の内蔵メモリを頂いたところまで書きました。動かない原因はやはりクロックにあったようで,パスコンの追加を行ったところ22.5MHzまでなら動作させることが出来ました。TMEM.EXEもこのクロックなら完全にパスします。
実は,25MHzでは全く認識しなかったところが,パスコンの追加で認識はするようになりました。しかしTMEM.EXEではエラーが出てしまうので,クロックを下げる事にしたのです。
24MHzでもエラーは止まらず,それならと22.5MHzまで下げると全くエラーがでなくなりました。
もともとの25MHzからは10%の速度ダウンですが,プロテクトメモリがノーウェイトですので体感上はむしろ高速なくらいです。
ということで,上の写真が貴重な8MBフル実装時の設定画面です。RAMドライブとバンクメモリとプロテクトメモリを選ぶ事ができ,プロテクトメモリの割合を1MB単位で設定出来ます。
ここまで動くようになって,私は有頂天になっていました。この状態で一度組み上がっていたのですが,内蔵したFM音源のテストを行ったところ上手くドライバが常駐せず,再度分解したのが死の行進でした。
結局ドライバのオプションの設定がまずかっただけでハードウェアの問題ではなかったことが判明し,再度の組み立てを行ったのですが,キーの一部(Wキーなど)が入力出来なくなっていました。
もともと,度重なる挿抜で弱っていたキーボードのフレキがいよいよ寿命を迎えたみたいです。
こういう場合,フレキの先端を少しだけ切ってやると,接触点が変わるので復活します。このキーボードのフレキも一度先端を切ってあります。
これで復活するかと思いきや,残念ながら復活しませんでした。
ただ,コネクタをいじると入力出来たりするので,あきらかに接触の問題です。失敗したのはここで,いろいろいじっているうちに,入力出来ないキーが1つ2つと増えていき,最後にはほとんどのキーが入力出来なくなってしましました。
そして何度も切断したコネクタは,もう短くなってコネクタに刺さらなくなってしまいました。
ああ,なんということか。
FM音源のドライバのミスに気が付いていれば,再度分解することもなくキーボードも壊れることはなかったでしょう。
次の検討課題であるESL-4000を動作確認しようと,スイッチの設定を調べるためにMELWAREのディスクイメージを作成する作業に取りかかる準備まで済ませていたのです。
もうあと一歩どころか,一度は完成していたのです。本当に悔しいです。
キーボードのフレキの破損はもうどうしようもありません。ハンダがつきません。
考えられるのは,もう1つPC-386BookLを手に入れてキーボードを交換すること,あるいは導電性接着剤でキーボード内部から導線を引っ張り出すことくらいですが,後者は上手くいかず断念しました。
互換品を自分で作ることも考えたのですが,なにやら2素子入りのダイオードがたくさん入っているみたいですし,キートップも含め自作派かなりハードルが高そうです。
現実解はもう1台PC-386BookLを買うことなのですが,悪いことにオークションには全く出品されていません。出品されていればほぼ100%コンデンサの液漏れで死んでいるPC-386BookLですが,最近この手のレトロPCの出品が減っているんじゃないかと思いました。
ということで,万策尽きました。
気長にPC-386BookLの出品を探しますが,見つかっても価格的に手が出ないとか,競り負けるなどで入手出来るとは限りません。
せっかくメモリまで譲って頂きましたが,まさかその作業がきっかけになり,本体ごと死んでしまうとは思いませんでした。電気回路の故障ならなんとか修理する自信もありますが,こういう機構ものは壊れてしまったらお手上げです。
本当に本当に残念でなりませんが,PC-386BookLのお話は,おそらく今回で最終回です。