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夏休みの工作 - PC-6001のキーボードをUSBに!〜 分解清掃編

 今年の夏休みは,恒例の夏休みの工作が全く出来ませんでした。小学3年生からずっと続けている習慣がこれで途切れてしまうのももったいない。

 そこで,ふと思いついた小ネタ夏休みの工作としたいと思います。

 ことの始まりは,きつい日差しです。


日差しがきつい ->
プラスチックの黄ばみを強力に漂白できる ->
そういやPC-6001の部品取り機のキーボードがひどい変色をしてたな ->
漂白するのはいいけど使ってないキーボードを漂白してどうする? ->
じゃ使えばいいんじゃないか ->
USBに変換して最新のマシンでPC-6001のキーボードを使うというのはおもろいかも

 ということで,決定です。

 冷静に考えてみると,最近流行の自作キーボードでは,自分でキーマトリクスを組んで,それにあわせてキーボードマイコンのファームを修正して動かしていますよね。いってみれば,PC-6001のキーボードをそのまま使うことで,キーボードマトリクスを組む作業をすっ飛ばして,自作キーボードをつくるようなものですので,実は全然大した事ではありません。

 何はともあれ,漂白です。9月には行っても日差しはきつく,    黄変と言うより茶変という感じで,まるでタバコのヤニみたいなヤケ方をしている予備のPC-6001のキーボードを分解して漂白を開始します。

 今回はジップロックで密封して漬け込みましたが,さすがに3日もかけると漏れてくるもので,後で掃除するのが大変でしたが,とりあえず変色は綺麗になりました。特徴的なオレンジ色がやや褪せてしまったのが残念ではありますが,かなり綺麗になったと思います。

 ちょっと余談を。

 PC-6001のキーボードって,いわゆるスカルプチャー型のキーボードではないため,チクレットキーボードと揶揄されることが多いのは,ご存じでしょう。

 今でこそ,私は40年も前にディスクリート型のキートップを実装した先進的なキーボードだと思っていますが,当時は後継機のPC-6001mk2ではスカルプチャー型になり,絶賛されたものです。それほどPC-6001のキーボードを難点に挙げられていたのです。

 当時の私も含めて,このチクレットキーボードというのはコストダウンだろうと思っていました。兄貴分のPC-8001が168000円,2年後に出たとは言え一部の機能はPC-8001を凌駕しているPC-6001が89800円ですから,こういうところでコストダウンが行われているんだろうとみんな思ってたわけです。

 しかし,今回の分解と清掃で,それが誤りであることを確信しました。

 PC-8001と比べると,確かにメカニカルスイッチではなく後にメンブレン方式と呼ばれるものには違いないのですが,リモコンや電卓のようなラバードームとキートップが一体になっているいわゆるゴムキーではなく,ラバードームと軸が別体で,軸には2色成形のキートップが差し込まれている,本格的なキーボードだったのです。

 この構造は評判の良かったPC-6001mk2のキーボードと同じなわけですが,PC-6001も同じ構造であることから,決してPC-6001がローコストを狙った訳でも,PC-6001mk2が評判の悪かったPC-6001のキーボードをお金をかけて改良したわけでもなかったのです。

 また,アメリカに輸出された北米版のPC-6001Aでは,キーボードが国内版とは違っていて,本格的な見た目のスカルプチャー型になっていました。PC-6001ファンとしてはこのキーボードが羨ましく,完璧なPC-6001の姿に見えるわけですが,配列が全く同じであることからも,わざわざ専用のキーボードユニットを作ったと言うよりは,キートップだけを交換した物というのが正しいでしょう。

 なら,なぜわざわざこんなオモチャみたいなキーボードにしたのか,疑問ですよね。

 その答えは,オーバーレイシートです。PC-6001は国産のホビーマシンとしては初のROMカートリッジのスロットを備えていて,電源を入れたら即座にソフトが動作するような,簡単に使いこなせる家庭用パソコンを目指した,志の高いマシンでした。

 パソコンはソフト次第でどんなことにも使えることが素晴らしいわけですが,まだまだキーボードに不慣れな日本人が多かった時代の話ですから,当時「キーボードアレルギー」と呼ばれた,キーボードへの抵抗感を減らして,専用機に匹敵する使い心地を考慮する必要があったのだと思います。

 しかし,キーボードに専用の機能を一々印刷するわけにもいきませんし,専用のキーやスイッチを設けることも出来ません。そこで,その頃よく見られたオーバーレイシートを使うことになります。

 オーバーレイシートはその名の通り,上から被せて使うシートですが,PC-6001の場合は本体のキーボードの面にぴったりフィットする大きさのシートに,キーが頭を出すように穴をあけ,専用機能の文字などはここに印刷することにしました。シートをソフトごとに付属し,使う時に交換すれば専用キーボードの出来上がりというわけです。

 標準ではカナが印刷されたオーバーレイシートが付属していました。グレーとオレンジのキーに,焦げ茶色のオーバーレイシートはとても映え,本体色のクリーム色ともマッチして,とてもフレンドリーでありながらも,デザイン的に洗練されていたと私は今でも思います。(蛇足ですがPC-8001は底板が金属,上ケースがFRPで成型されていたので成形時の制限もあったのですが,PC-6001は下ケースも上ケースもABSで,曲面を多用した非常に凝ったデザインが実現していました。ケースにABSを使ったNEC初のマシンでもあったのです。)

 実際,当時からPC-6001のキーボードのことを悪く言う人は実際に使ったことがない人か,AppleIIやPC-8801,FM-7などの本格的なキーボードを使っていた人が多くて,私自身はPC-6001のキーボードって,いわゆるゴムキーのような悪い物ではないなといつも思っていました。特にPC-6001mk2と比べても遜色ないというか,はっきり言えばどっちもそんなに良くないというか・・・

 その謎が確信に変わったのが今回のオーバーホールの結果だったのですが,こうして今実際にPC-6001のキーボードでこの文章を書いてみても,全然違和感がないですし,快適なのです。さすが往年のアルプス製と言いますか,反発力の調整が絶妙で,押した時は軽いのですが,徐々に重くなっていって,底打ちは余程の事がないと起きません。ぐっと反発力が増すところでさっとキーインされるあたりもまるでメカキーのようです。これはかなり本格的なタイピングが可能だと再認識しました。

 SHIFTキーやRETURNキーのような長いキーは丁寧に左側の軸とは別に右側にも軸が出ていて,これがキートップの穴に高精度にはまり込んで上品にストロークします。グラグラしないですし,左右のどこを押しても均等に沈み込んでくれます。しかもダンパーまで用意されているので打ち心地は快適です。

 また,当時から評判の良かった赤色のLEDも美しくて,今どきのギトギトしたレインボーカラーよりもこういうシンプルな表示の方が気が散らなくて好ましいです。

 残念なのは,やはりキートップが小さいので誤入力が起きやすいことと,ブラインドタッチが難しいことがあると思います。こういう異形のキートップは当時も今も熟練者ほど違和感を感じるのでしょう。

 それと,これは致命的とも言えるのですが,Nキーロールオーバーに対応しておらず,3つの同時押しにも対応しません。例えば大文字でLEDと入力するときに,SHIFTを押しながらEを押し,Eを離さずにDを押すと全然違うキーが入ります。これはゲーミングには使い物にならないでしょう。当時のPC-6001もこうだったっけなあ?

 とまあいうことで,PC-6001のキーボードを再生し,その志の高さが誤解されて安物扱いされた不運な歴史を語ったところで,次回は完結編,このキーボードをUSBで繋ぐことにします。

 まて次号。

Q.スマホのディスプレイの端っこに真っ黒な扇形があるんですが?

A.有機ELディスプレイの破損です。あきらめましょう。


 昨日,レシーバから通話の音声が聞こえないという致命的な故障が発生した私の変態スマートフォン,F(x)tec Pro1x。あわてて分解,接点の清掃でとりあえず治ったのですが,この手の問題は再発の可能性があるので,油断出来ません。

 そんなわけで,手持ちのイヤホンをペアリングしておき,いざというときにはこれで通話出来るようにしようと思ったのですが,ふと気が付くと画面の左下の隅っこが,綺麗に扇形に黒くなっています。

 お,Googleめ,なにやら新しいUIを実装してきたな,ここを右上にスライドするとタスクが切り替わるとか,そういう話かいな,と自らの自分勝手な妄想を一瞬楽しんだ(ついでにいうと実際に試してみた)直後,よく考えたらこの古い機種にそんなアップデートなどあるわけがないことに気が付いて,目の前の黒い扇形に静かに目を落としておりました。

 果たしてこれはなんなのか?

 当然のことながら,これは有機ELディスプレイの破損です。昨日の作業の直後に出たわけですので,作業がなんらかの影響を与えたことは否定できないと思うのですが,ひょっとしたらコネクタの差し込みミスとか,組み付けが悪くて画面の裏側に無理な力がかかっているとか,そういう問題があるのかも知れないと,もう一度バラして組み直すことにしました。

 しかし,これも当然ですが,変化無し。相変わらず半径5mmくらいの,90度の黒い扇形は,まだそこにあります。

 輝度を上げても全く明るくならないので,これは完全にこの部分のドットが死んだのだとおもいます。例えば縦に一本とか,横に一本とか,半分とか,そんな感じの死に方がLCDは普通なので,有機ELディスプレイの死に方がこんな感じになることを初めて知りました。

 左下の隅ですので,ダークモードにすれば全く気になる事はありません。この機会にダークモードに全面的に移行,目立たない画面と同時に電池寿命を延ばすこととディスプレイの劣化を抑えることを狙うことにしました。

 しかしですね,これがこの場所,この大きさで留まるかと言われれば,きっと違うでしょう。いずれ大きな面積で表示が出なくなったり,扇形が大きく広がるようになるんじゃないかと思います。

 そうなると,せっかく修理したのに,また諦めないといけません。まさに一難去ってまた一難。

 こういう時はAliexpressです。幸い交換用のディスプレイが5800円ほどで見つかったので,とりあえず購入しました。10月中旬に届くそうですが,とりあえず安心です。

 更に調べてると,ElephoneU /Uproのディスプレイと全く同じだそうで,どっちが流用したのかわかりませんが,交換の実績もあるそうです。ただ,これも同じ価格でしたので,わざわざこちらを選ぶ必要はありませんでした。

 ということで,有機ELディスプレイの不良は直線だけではなく,曲線で起こることも普通のようです。今回はダークモードで逃げましたが,基本的には交換以外に対策方法はありません。

 交換の部品が手に入ったから良いようなものですが,唯一無二のマシンを維持するのは,なかなか骨の折れることだと思いました。

 あ,そういえば電池が持たなくなってきているんだよなあ。電池って交換出来るようなものが手に入るのかなあ。

 

Q.スマホの通話音声が聞こえないときは?

A.内部のレシーバーの接点を掃除してください

 先日,とても大切な問い合わせを電話で某所に行った際,つっけんどんな言葉の割にはとても親切な相手が,詳しいことを調べて折り返してくれると言ってくれました。

 かけた電話は家電話ですが,折り返しの電話は先方に登録された私の携帯電話に折り返すとのこと。

 とてもありがたいと,その電話を待っていたのですが,いざかかってくると相手の声が全く聞こえません。通話の時間のカウントは進んでいますし,どうも私の声は聞こえている様子。咄嗟にスピーカーに切り替えると相手の声が聞こえました。

 大切な電話でしたが,これでなんとか事なきを得ました。しかし,相手の声が聞こえないというのは電話にとって致命的で,見過ごすわけにはいきません。

 気のせいかと嫁さんに電話をかけてもらいましたがやはり聞こえず,設定の問題かと調べてみましたがそうでもなく,有線のヘッドフォンなら聞こえますし,Bluetoothのワイヤレスイヤホンでも問題なく聞こえます。

 うーん,これはもう,私の愛機であるF(X)tec Pro1xの故障でしょう。

 もう一度言いますが,スマートフォンも電話ですから,通話できないというのは致命的です。嫁さんは気楽に「電話がかかってきたらさっとヘッドフォンを出して繋げばいいんじゃない?」とクスクス笑いながら言うのですが,緊急時にこういうことがあったら命にかかわるかも知れません。

 もはや買い換えなのか,OSを入れ換えてもうちょっと使いたかったなあ,などと思っていたのですが,こういう場合はgoogle先生にとりあえず相談です。しかし今回の案件にはさすがのgoogle先生もお手上げのようで,なにも有益な情報を私に与えてはくれませんでした。

 どうせダメなら,とりあえず分解してみようというのが私の生き様です。ヘッドフォンやイヤホンなら相手の声が聞こえるのですから,深いところで起きている問題ではなさそうです。

 可能性が高いのはレシーバのボイスコイルの断線。その次はレシーバ駆動アンプの故障です。後者なら気軽に手を出せませんが,前者ならまだ望みはあります。

 早速分解。パネル裏の5本のビスを外せば,簡単にパネルが外れます。レシーバはここにくっついていて,ピンで向かい合った基板に圧接して導通しているという,ごく普通の構造です。

 レシーバの断線かどうかは,レシーバのピンの導通をみればすぐにわかります。調べてみると,直流抵抗で27Ωほどです。これなら断線していないでしょう。

 一応このレシーバから音が出るかどうかを別のアンプに繋いで確かめましたが,問題なく音は出ています。ということは接点の不良かアンプでしょう。

 ただ,アンプはそんなに簡単に壊れるものではないので,ここは接点の問題と考えて,金メッキされた端子やピンをアルコールで綺麗にしておきます。それから,レシーバのピンを少し起こしておき,接触圧を強めにしておきます。

 Pro1xはちょっと不思議な構造になっていて,パネル側の基板から一度本体側の基板にピンで導通させ,その基板からパネルにあるレシーバのピンにもう一度導通させるという面倒な仕組みをとっています。

 それならわざわざ接点を増やさず,パネル側でレシーバに繋いでしまえば完結するだろうとおもったのですが,きっと厚みの関係で基板のレイアウトに制限があり,一度本体側に回して再度繋ぐという方法をとったのでしょう。

 このことで,都合2つピンと基板との接点が発生してしまうわけで,これが信頼性を下げてしまうことは自明なのですが,ぶつぶつ文句を言っても仕方がないのでどちらの接点も綺麗にして,仮組みします。

 この状態で通話音量を調整すると,確認の音がちゃんとレシーバから出てきます。早速嫁さんに電話をかけてもらいましたが,無事に声が聞こえました。(今回ほどあなたの声が愛おしいと思った事はないよ,というと,失礼な!と速攻で切られました)

 そう,昔から携帯電話のレシーバはピンの接触不良で音が出なくなることがしばしばあり,清掃せずとも一度分解して組み立て直すだけで治ったりするものです。今回もまさにそういう状況だったようです。

 ともあれ,唯一無二のF(X)tec Pro1xを諦めずに済みました。もう少し使うつもりですが,この手の問題は再発することが確実なので,またいざというときに相手の声が聞こえないという問題でオロオロしそうな感じです。これが災害時だったりすると本当に怖いのですが・・・

 まあ,仮に故障がなくても,こんな変態スマホをメインに使って,しかも音声通話をあてにしているような変人は世界中で私だけでしょう。

 すでに満身創痍なPro1xですが,気に入ったマシンなので仕方がありません。セキュリティの不安とかありますが,その辺も含めて,考えながら使っていこうと思います。

 最後に,通話の音声が聞こえなくなったら,とりあえず分解してレシーバの接点を綺麗にして組み直すこと。

 あ,危険ですし法的にもどうなのよという感じがしますから,あくまで自己責任でお願いしますね。

フィンガードラム,FGDP-30を買った

 昨年秋に発売と共に話題になり,現在も品薄が続いているヤマハのフィンガードラムFGDPシリーズですが,情けないことに私はチェックが漏れており,この面白そうな電子楽器の存在に気が付いたのは,つい先日のことでした。

 そもそも,フィンガードラムというのが1つのジャンルを作っていることすら私は知りませんでした。このジャンルが確立したのは4x4のパッドで本物顔負けのプレイをするプレイヤーが出てきた事にあるそうですが,今を去ること35年,私の高校の時の友人はRX5というヤマハのドラムマシンをリアルタイムで演奏し,その華麗なタム回しに心奪われましたし,私自身も鍵盤でドラムを演奏することには何の抵抗もなく,自慢ではありませんが実はそこそこ出来たりします。

 もちろん難しいフレーズは無理ですし,体に入っていないリズムは叩きようがないのですが,一般的な8ビートは複数のパターンを心得ていますし,フィルインもいろいろ出来るようにしています。また,同時になるはずのない音には気を付けているので,ハイハットとスネアとか,3つのタムを同時とか,そういう人の能力を超えた演奏はしないようにしています。

 もともと,打ち込みでもドラムのトラックは鍵盤でリアルタイム録音する人でしたが,それがフィンガードラムという言葉を与えられているとは知りませんでしたし,当然人前で演奏するようなことは,ウケ狙い以外では考えもつきませんでした。

 35年もこんなことをやってますので今さら違和感もないのですが,確かに鍵盤でドラム演奏というのは慣れないと難しいかも知れません。バスドラムとスネアドラムが隣り合っているので,左の人差し指でスネアを叩こうとすると,バスドラムは自ずと左の中指か薬指で叩くことになります。

 ハイハットは右の人差し指,クラッシュシンバルは右の中指か薬指,タムは左の人差し指,中指,薬指ということになりますが,こういう配列ではミスタッチも多いです。

 もったいないのは親指がフリーになっていることですが,もともと人間には手2つと足2つしかありませんので,小安日を使わずとも数はそれなりに足りてたりします。

 思い通りに指が動くようになると,あとはリズム感を養うことと多くのパターンを体に刻む作業という事になるのですが,これもまた興味がないとなかなか出来ないもので,私の場合はPOPとROCK,HR/HMくらいしかこなせないままです。

 こうして30年,密かに体得した一芸であるフィンガードラムをですね,専用機で演奏出来るようになるとは思わなかったのですよ。だって,もう練習しなくてもそれなりに演奏出来ちゃう私に取って,専用機があればもういきなりデビューですからね。

 で,話題になっているヤマハのフィンガードラムですが,FGDP-30とFGDP-50の2機種です。FGDP-50は上位機種で,バンドエイドのようなLCDを備えているあたり,往年のRXシリーズを彷彿とさせます。

 一方のFGDP-30は見るからに廉価版。出来るだけややこしいインターフェースを廃して,シンプルに徹するのはいいのですが,機能を盛り込みすぎて限界を超えるのがいつの物ヤマハの悪いところ。シンプルな操作のためには機能を絞る必要があるのに,機能をモリモリ盛ってUIをシンプルにするという自殺行為で本当に散っていったプロダクトは,1つや2つではないでしょう。

 しかし,お値段を見ると納得する物があります。FGDP-30は25000円,FGDP-50は4万円。この価格帯の楽器で15000円の差は大きいです。本当はFGDP-50で一本化して32800円くらいが適当だったように思うのですが,思うにこの2つは全く別物と考えた方がよさそうな気がします。

 上位機種のFGDP-50は,プレイバックサンプラーがあったり,ディスプレイがあったりと機能的にも優れていますが,なんといってもこれ一台でセッションが可能なように,他のパートを含むデモ曲が入っていて,ドラムだけ抜いて自分の演奏を重ねることが出来たりする点が面白いです。

 どっちにするかちょっと迷いましたが,フィンガードラム専用機に多くを求めるのは間違いだろうと考えて,シンプルなFGDP-30にしました。といいますが,入手可能だった機種がこれしかなかったので,他を検討しても仕方がありません。

 で,先日のハモンドオルガンを買った楽器店のポイントが残っていて,これに期間限定のポイントをあわせると5000円分くらいのポイントがあります。調べてみるとFGDP-30なら在庫あり。面白そうなアイテムが2万円で即納,運命的なものを感じてポチってしまいました。

 とはいえ,届くまではなかなか不安でした。ヤマハの楽器と私はどうも相性が悪く,体に馴染みません。もともと縁遠いメーカーでしたが,手に入れてもすぐに手放すことが多かったように思います。SEQTRAKも結局体が受け付けず,1年未満で売却しましたし。

 それに,ただのおもちゃなら2万円は出せません。しかしヤマハの楽器の音は素晴らしいので,MIDIの音源として使えるなら買いでしょう。また,フィンガードラムに最適化されたパッドも良い評判ですので,入力デバイスとしても魅力的です。

 調べてみると外部音源としても,入力デバイスとしても使える事がわかりました。これで一安心ではあるのですが,ヤマハだけに油断大敵です。

 ということで,翌日届いたFGDP-30ですが,なかなかこいつは大変な代物でした。

(1)大きさ,重さ,質感など

 想像以上に大きくて,想像以上に重いです。ただこれは悪いことではなく,しっかりした剛性感を持たせる工夫でしょうし,実際に少々激しいドラミングにびくともしない安定感があります。

 これが安物っぽいプラスチッキーな筐体だと,演奏中に勝手に動いてしまうようなことがあるでしょう。打楽器としての重厚さを持たせる事に成功しているあたり,さすが総合楽器メーカーだと思います。

(2)音の良さ

 ヤマハの楽器には,音の良さで裏切られたことはありません。安い物から高いものまで,電子楽器からアコースティックまで,本当に音にハズレがありません。この優等生ぶりが損をしているんじゃないかと思う事もあるのですが,価格以上の音質と,価格に関係なく使える音に整っている点で,実際に手に取って使ってみると本当にヤマハの楽器には隙がないと感じます。

 FGDP-30も他例に漏れず,音は抜群にいいです。もちろん,2万円そこそこの楽器ですので多くを望むことは出来ませんが,パッドを触った時の音が期待を越えるというのは驚きに繋がります。楽しいです。

 プリセットされているいろいろな音の完成度も高く,これは本当にドラムが好きな人が作ったんだなあと思わせるものがあります。

 また,往年のRXシリーズの音も入っているのですが,これがまた良く出来ていて,ニヤニヤしてしまいます。そうなんです,RX5なんかは12ビットだったので,結構音がざらつくんですよ。このあたりも良く再現されています。

 あと,シンセドラムです。シモンズなんかのあの特徴ある音を,こうして手元で再現出来るなんてのは,ちょっと夢みたいです。そもそもシモンズってちゃんと使える状態でどれくらい残っているんでしょう。

 仮にフィンガードラムをマスターできなくても,この音の良さで2万円や安いくらいです。私のようにドラムに詳しくなく,セッティングやエフェクトなどがすでに完成済みでセットとして揃っているわけですから,これをそのままDTMのシステムに組み込めば,ドラムパートは安心です。

(3)パッド

 パッドは本当に,本当に良く出来ています。最初,リモコンのようなゴムボタンなのかなと思っていたら,へこまないんですね。クリック感がありませんが,長時間の演奏ではかえって指が疲労しますので,このパッドは本当によく分かっている人が考えたんだなあと思います。

 聞けば,FGDPシリーズを作り上げた人はフィンガードラムのベテランだそうで,いわば大先輩からのプレゼントですね。

 感度もリニアリティも抜群で叩きやすく,表現がしやすいです。また,パッドの位置に関係なく同じ強さなら同じ音が出てくるので,これもかなり苦労されたんじゃないかと思います。素晴らしいです。

 加えて,アフタータッチです。パッドを押し込めばチョークになりシンバルの音が止まります。私はこれまで,いろいろなMIDIインプリメンテーションチャートを見てきましたが,ポリフォニックアフタータッチを送信する機器を初めて手に入れました。こんな使い方があるんだなあと感心。

 スネアも,跳ねるように演奏するときと,指をパッドにおいたままにした場合とで,響きがちゃんと違ってきます。クラッシュシンバルの連打(シンバルロールというそうです)も見事に再現出来ます。これ,鍵盤ではまず無理ですし,普通のドラム音源では再現出来ずに困るところです。

 とにかくこのパッドは,本当によく出来ています。FGDPシリーズの良さは,このパッドに集約されているのではないでしょうか。

(4)演奏のしやすさ

 FGDPシリーズは世界初のフィンガードラム専用機ですので,パッドの配列などは「やったもん勝ち」です。4x4のパッドや鍵飯が標準だった世界に,いきなりこの配列ですから,これまでにフィンガードラムをやっていた人からは反発もあるでしょうが,新規のユーザーを重視したという姿勢が見て取れます。

 これだけパッドの配列が変わり,またこの配列を前提とした運指があるという事実は,私のように鍵盤で経験していた人には,一種の覚悟や判断が求められます。

 私が仮にフィンガードラムの熟練者であるなら,自分の慣れた運指で叩けるようにアサインを変えればいいと思います。逆に全くの初心者なら,ヤマハのお奨めする運指をマスターすれば怖い物はありません。

 しかし,私のように中途半端な人はどうしたらいいのか・・・我流で先に進めば限界があるのは明白ですし,さりとて今さら全くの初心者として修行を積むのもしんどいです。というかちょっと片手で8ビートをやってみましたが,厳しいものがありました。

 我流で可能な範囲で楽しく遊ぶか,本気で取り組むかなのですが,これはまだ結論が出ていません。

 我流で進めるにはアサインを変える必要がありますが,ディスプレイのないFGDP-30では厳しい作業になるでしょう。しかも,変更するのはノートナンバーだけではなく,音量やパン,感度やチョークのグループ割り当てなども全部変えないといけないですし,悪いことに現在の値を一覧で見ることが出来ないので,1つ1つメモを取る必要があるでしょう。ここまでの情熱を私は維持出来るのか・・・

 ということで,今はとりあえず本体を右に90度回して叩いています。ただ,これだとタムが叩きにくくて困るので,なんとか解決策を見つけたいところです。

(5)楽しさ

 これはもう,文句の付けようがないくらい楽しいです。ドラムはギターやピアノと違って,叩けば音が出て,アンサンブルがすぐ出来ます。赤ちゃんにだって音を出す楽しみがわかってもらえる楽器ですが,これが電子工学とリンクすると,こんな面白い楽器になるんです。

 意外にバカに出来ないのが内蔵スピーカーの音の良さです。こんな小さいスピーカーでは,ドラムのキモである低音もさっぱりで,オマケのような物だろうと思っていたのですが,これがなかなかしっかりといい音を出しています。大口径スピーカーではないし,ステレオでもないのですが,ドラムの美味しい音をきちんと出してくれているので,本当によく頑張っていると思います。

 試しに,外部入力から聞き慣れた音楽を入れてみて下さい。驚くほどいい音がしますよ。

 さて,少し慣れてくると,外部から入力した音楽に合わせて叩くことも出来ます。これがまた楽しく,CD1枚を最初から最後まで通しでドラムを叩くということが,簡単にできてしまいます。他の楽器だとなかなかこうはいきません。

 そして,決まったタイミングで正確にパッドを叩くという基本が出来たら,次には強弱を付けたり,微妙なタイミングのズレを持たせたりという,いわゆる「ノリ」を表現する練習になりますが,FGDP-30は生意気なことに,こうしたノリを求める表現にも十分に対応出来るだけの器を備えています。すごいです。

 スネアを左右のスティックで短い時間差で叩くのをフラムといいますが,これが再現出来ることにも驚きました。これで,叩く場所による音の違いが連続的に表現出来たら,もうフィンガードラムでバンドに加入できますよ。


(6)残念なところ

 この値段ですから多少の問題は目を瞑りますが,やはりディスプレイは欲しかったです。それからBluetoorth。今どきワイヤレスではない音源などあり得ません。まして指を激しく動かす楽器ですので,ワイヤレスで繋がらないと演奏に集中出来ないでしょう。

 MIDIが標準でついてこないのも問題です。USBを経由すればMIDIを扱えますが,USBは必ずホストが必要になるので,繋ぎたいものが繋がりません。増えていったUSB-MIDIが,気が付いたらデバイス側のUSBばかりじゃありませんか?

 変換ケーブルでもいいので,MIDIが欲しかったです。そうするとぱっとシンセサイザーに繋いだり出来ますし。

 それから,今どきmicroUSBはないです。Type-Cでないと販売出来ない地域も出てくると思うんですが,大丈夫ですかヤマハさん?

 今後に期待出来る物として,PCやスマホでパッドの割り当てを帰る事の出来るエディターがあります。FGDP-30は2つしか設定を残せないので,PCで外部の機器で管理することが必要だと思いますし,ディスプレイのないことはPCと繋がることで解決するわけですが,こうしか外部機器との連携を是非実現して欲しいです。

 でも,ヤマハの悪い所って,面白い商品が出ても単発で終わり,基本的に売りっぱなしになっちゃうんことだと思います。あまり期待しないで待つことにしましょう。


(6)まとめ

 FGDPシリーズは間違いなく面白い楽器です。これまでヤマハが何度かトライしてきた非鍵盤楽器のなかでも,圧倒的に実用的で,圧倒的に楽しい楽器になっていると思います。キワモノではなく即戦力として,面白いではなく楽しい楽器が,FGDPシリーズです。

 問題はFGDP-30にすべきかFGDP-50にすべきかですが,これはもう予算だけで決めて下さい。FGDP-50の方が絶対にいいです。見た目もそうですが,ディスプレイがあること,単体でセッションが出来る事は,この商品の価値を十分に高めてくれると思います。

 もちろん,FGDP-30でも十分に楽しいですから,25000円で買って損をしたと思う事はないでしょう。

 私はヤマハの楽器とは縁がなくて,手元に残っているヤマハの楽器はほとんどないのですが,FGDP-30だけは長く楽しめそうです。他社が触発されてこれを越える物をこの価格で作ってくるかどうか,あるいはヤマハ自らが進化させてくるかどうかが,今からとても楽しみです。

Bikke2eのシートポストとハンドルバーを交換

 先日終了したCOM70Mのメンテに続き,日常の足となっている電動アシスト自転車Bikke2eのメンテも,この機会に行うことにしました。

 過去にどんなメンテをやってたかなあと艦長日誌を調べてみたのですが,なんと私としたことが記録を付けていないことが判明,何のために艦長日誌を維持しているのかと己を罵倒しました。

 仕方がありません,調べてみましょう。

 まず,購入は2015年3月。娘の保育園の送り迎え用に買った物で,本格運用が4月からでした。4月には英式バルブを米式バルブにするアダプターを導入し,空気圧の管理が楽になりました。

 同時にLED式のテールランプへの交換を行っているのと,フロントのブレーキシューの購入履歴が見つかりました。まだ1ヶ月ほどしか経過していないので交換までこの時に行ったとは考えにくいですが,すぐに摩耗するなあという印象を持ったことを覚えているので,割に早めに交換したんじゃないかと思います。

 そして2021年7月に,パンクからチューブの交換を前後輪ともに行っています。この時はタイヤまでは交換していません。確かこの時も暑い日で,フロントは速度センサなどでややこしく,後輪は変速機やドラムブレーキでややこしく,炎天下の半日の作業になったことを覚えています。

 この時,チューブに米式バルブを選んだので,先のアダプターは用済みとなりました。

 以後はメンテをやっていないのですが,問題は残っていました。この自転車,とにかくよく倒れるのです。春一番など吹く頃になると,毎日ドカーンと爆音を立てて倒れてしまいます。

 重い自転車ですので衝撃も凄まじく,うちの玄関のタイルは割れたりひびが入ったりしています。これ,公道で倒れたらけが人が出るんじゃないか・・・

 その衝撃はタイルに留まらず,ハンドルバーの左側が内側に曲がってしまっています。カゴのステーも曲がっているので,カゴのセンターがずれていて,まっすぐ走っているのにカゴが斜めになってしまい,脳がバグりそうです。

 なによりハンドルバーです。曲がってしまったものをとりあえず元に戻そうと頑張りましたが,全然動きません。危険だとは思いましたが,修理も面倒でそのまま放置していました。

 さて,娘の入院で毎日使うようになったこの電動アシスト自転車bikke2eですが,COM70Mとは違ってさすがに電動アシストがとにかく楽で,平坦な道はともかく上り坂は本当にありがたいです。こうなると問題はアシストがきかない速度域での快適性で,何か出来ることはないかといろいろ考えてみました。


(1)サドルの高さ

 一般に,サドルの高さは自転車を止めたときに,片足でつま先がようやくつくくらいの高さが良いとされています。ママチャリに良くある両足がつくとか,足がべたっとつく程度の高さでは,速度も出なければ疲労も大きく,長距離の移動は難しいです。

 そこでサドルの高さを上げるのですが,これ以上上げたらあかんよ,というマークがでてしまい,最適な高さに出来ません。

 きっと同じ悩みの人もいるに違いないと調べてみると,シートポストというサドルの筒の部分だけ売られていました。実際に長いものに交換している人もいるようです。

 調べてみるとシートポストには0.2mm刻みで様々な太さと長さがあるようで,互換性がないという恐ろしさ。早速うちのBikke2eを調べてみると,太さは28.6mm,長さは270mmでした。

 amazonで見つけたのはアルミ製で28.6mm x 350mmのもの。アルミ製というのがちょっとひっかかったのですが,まあ大丈夫でしょう。

 注文して心配になったのはむしろ長さで,この長さだとシートポストが完全に引っ込まず,一番低く出来ないんじゃないかという不安です。うちの嫁さんは身長が低いので,一番低いところで乗りたいそうですが,嬉々として勝手にいじり回している私を不安そうに見ています。

 果たして結果は,問題なしでした。ちゃんと一番低いところまでシートポストが入り込んでくれますし,私に合わせた高さにも問題なく調整出来る長さでした。これでかなり快適です。


(2)ブレーキシュー

 かなりすり減っていたので交換しました。これまでと同じ物です。なにせ自転車の重量が大きいのでブレーキもよく減るんでしょう。

 交換作業はとても簡単で,10分ほどで終了です。肝心のブレーキの利きには変化ありませんが,安心感はちがいます。


(3)ハンドルバー

 さて大本命,ハンドルバーです。

 これ,まさか自分で交換出来るとは思ってなかったのです。でもamazonを見ていると,安く買えることがわかりました,ママチャリ用のものなら1000円ほどです。

 面倒なのはハンドルに取り付けられたいろいろな部品をどうするかです。電動アシスト自転車はスイッチやらハンドルの固定レバーやらいろいろついてますので,これがそのまま移植出来るかどうかが分かれ道でしょう。

 届いた軽快車用のハンドルバーは形もそっくりで,ブレーキや変速機のワイヤーには問題なし。ただ取り外しとなれば話はちょっと変わって来て,ハンドルからこれらを抜き取るためにワイヤーを緩めないといけないかも知れません。そうなると調整も必要になるので面倒です。

 まあ,心配していてもこのまま使い続けるわけにも行きませんから,ぱぱっと分解です。まず,グリップを外します。bikke2eのグリップはよくあるゴム製の物を押し込む物ではなく,パイプの両端を輪っかで固定するタイプのものです。

 ところが,この輪っかを緩める前に,ハンドルの端っこの蓋の部分を外す必要があります。これがトルクスでとまっているのですが,外してみて私は困ってしまいました。ハンドルの両端が鉄板で塞がれていて,ここにネジが切ってあったからです。

 私が買ったハンドルバーは両端がそのまま中空になっているもので,どうがんばってもネジで固定できるような仕組みはありません。これは困った。

 ただ,だからといって使わないという話もないので,どうするかは後で考えるとして作業を続行します。

 グリップをはずしたらブレーキレバーなどを外していきます。幸いにしてワイヤー類も十分な長さがあったので,そのまま引き抜くことができました。

 ここまでくるとあとは楽勝。ハンドルバーを交換して新しい物を仮留めします。後で角度を調整する必要があるからですが,仮留めが終わったらレバーなどを元のように取り付けます。

 ハンドルバーの角度を調整したらレバーも本締めして動作確認。ブレーキも変速機も問題なく動作します。

 ところで,レバーの取り付けがまずくて,ワイヤーの取り回しがおかしいものがあるのに後で気が付いたのですが,もう一度レバーを外すのも面倒で悩みました。よく観察すると,ハンドルに固定する部分が半分に割れて,その場で付け外しが出来るものになっていて助かりました。

 さて,ここまでくると,ハンドルバーの両端の始末です。ここまでの作業は30分ほどで,とても簡単だったのですが結論からいうと,この端っこの処理でなんと3時間ほどかかってしまいました。

 さっさと普通のグリップを買って来れば済んだ話なのですが,今の純正のグリップは気に入っていたので出来れば流用したいところです。端っこをそのままむき出しで使う方法あるのですが,それだと雨水も心配ですし,グリップが短めになるので乗りにくそうです。

 ハンドルバーの内径にフィットするパイプなどを探しましたが見つからず,万策尽きたところで古い木のまな板を少し太めに切り出して,これを押し込む事にしました。端っこには穴を開けて,ビス留めできるようにしておきます。

 1回目は削りすぎて失敗,2回目でちょうどよい太さに出来て完成です。木ですから経年変化も心配ですが,その時はまたその時です。

 試運転をしたのですが,ちょっと角度が悪く,再調整を行ったところ,ベストポジションになりました。前のハンドルバーよりも湾曲が大きいようで,やや高さも稼げています。サドルを高い位置にしたので,ハンドルの低さも気になっていたところ,偶然ですが上手く調整ができたと思います。


(4)サイクルコンピュータ

 と,ここまでで基本的なメンテは終わって快適に走れるようになったわけですが,サイクルコンピュータが不調なままでした。

 CATS EYEのVELO9というモデルですが,全く動きません。いろいろ調べたところ,本体には問題はなく,センサーか配線に問題があるようです。

 どうせ断線だろうと高をくくっていましたがさにあらず,故障箇所はなんとセンサーでした。

 センサーを分解すると磁石で接点がON/OFFするリードスイッチが入っているのですが,これが悪いようです。

 ただ,磁石を近づければONになるので故障と判断するのが難しかったのですが,本来ならONになる距離でもONにならなくなっていたので,こういう劣化もあるんだなと思った次第。おそらくですが,倒れた時の衝撃で壊れてしまったのでしょう。

 ということで新品のリードスイッチに交換すると元のようにちゃんと動作するようになりました。これでもうしばらく使えそうです。

 

 さて,たったこれだけのメニューですが,その快適性は想像以上。20km/hまでは強力にアシストしてくれて坂道も疲れ知らずですし,座面が高くなったことで20km/h以上でも足の負担が小さくなりました。さらにハンドルの高さもちょうど良くなったので,不自然な姿勢で乗ることもなくなり,背中も腕も楽になりました。

 いってみればママチャリなわけですが,そこは電動アシスト自転車,多少のことは電気の力で補ってくれます。発進も2速からで全然問題なしですし,坂道も3速のまま登っていけます。

 速度が20km/hくらいだと,体を起こした姿勢の方が楽ですし,そもそも子どもを前後に2名乗せることの出来る自転車だけに頑丈で,剛性感も半端ないです。重くても電気でアシストしてくれるので羽の生えたように加速しますし,前カゴにはしっかり荷物も載ります。時速20km/hで定速運転するならこれ一択かなと思います。

 ということで,手間をかけて復活させたプジョーのCOM70Mが走る機会は,Bikke2eが快適になってしまったことでまた失われてしまいました。こうなってくるとギアチェンジも面倒くさいし,姿勢もしんどいので,うちの主力はBikke2eに落ち着きそうです。

 

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