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気象通報はおわりません

 昨年12月5日に,「気象通報のおわり」と題して,NHKラジオ第2で長く放送されている「気象通報」が,今年3月末で終了すると書きました。

 NHKのラジオ放送の再編で,これまでのAM2波体制から1波に集約,気象通報は引き継がれることなく廃止されること「決まった」ことに,寂しさと諦めを綴りました。

 中学校の理科の授業でも採り上げられる気象通報だけに,この記事はちょっと注目を頂いたようですが,なんとありがたい事に,気象通報は廃止されず,2026年3月末以降もAMラジオで放送が継続されることになったと,2月12日に発表がありました。

 2月12日に正式に引き継がれる番組や廃止される番組が発表になったことをうけ,私も調べてみたのですが,気象通報は月~金の15時45分から,土日は17時05分から,毎日放送されることが確認出来ました。

 また,同日配布された番組表にも,気象通報がきちんと記載されています。よかったー。

 なお,同時に終了すると書いた株式市況は,廃止が決まりました。

 一応,昨年の記事はそれなりの根拠があって書いたのですが,その情報に誤りがあったのか,それとも廃止が覆ったのか,結果的に嘘を書いてしまいました。ごめんなさい。

 個人的には,この番組は最盛期の役割を終えたかも知れませんが,廃止を決断するにはなかなか難しい物があったのではないかと思います。

 1つには,中学校で教えられること。義務教育は強いです。それから,海上や山など,気象が生死を分ける現場で,気象通報が最後の命綱になっていること。この番組で得られる天気図は,まさに天気予報のための基礎的情報です。

 さらに,気象通報用の天気図が今でも販売されていて,登山用品のお店で買えること。気象通報がなくなると,これらの商品も終売になるでしょう。実際に話し合いがあったかどうかは知りませんが,NHKの都合だけで,作ってきた人や売ってきた人たちの仕事が消えてしまうようなことは,彼らが決して大きな商売ではなかっただろうこれらの商品を,社会的な意義で長年支えていた意義に照らして,そう簡単にはできなかったのではないかと思います。
 
 いずれにせよ,この春以降もきちんと毎日,これまで通りAMで夕方に放送される気象通報が残ることは素直にうれしいですし。本当に良かったと思います。

 多くの人が気にもかけず,見過ごしてしまうこの一件で,私はNHKの社会的な使命感と良心を垣間見ました。

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