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2026年03月12日の記事は以下のとおりです。

MacBook NEO雑感

 Appleが新しい商品を出すと,ワラワラ出てくるMac系のライターたちの記事。

 中身のある記事もありますが,かつての栄光はどこへやらという中身のないベテランの記事に辟易したり,あまりにAppleに傾倒するあまり欠点が利点に変わる魔法を発動する人に失笑を禁じ得なかったりと,なんというか同じタイミングでこの道30年のベテランが同じネタが被るなんてのは,恥ずかしくてやってられないと思うんです。

 愚痴はこのくらいにして,先日予測した低価格MacBook,予測の翌日に出ました。予測は肝心な価格が外れていて,故に製品そのものの位置付けやコンセプトも外してしまいました。

 反省を込めて,雑感を。

 まず価格は999ドルではなく,799ドルと200ドルも下げてきました。日本円で10万円を切ります。これだとさすがに存在価値はありますし,しかもA18というプロセッサがかつてのM1以上のパフォーマンスを持つとわかったところで,その存在価値は十分過ぎると思います。

 A18からくる制限・・・メモリは8MBのみ,ThunderboltではなくUSB3.2,しかも2つあるUSB-typeCのうち1つはUSB2.0,6コアゆえ高負荷に弱いなど,やっぱり厳しいなあと思う所もあるわけですが,ベテランライターたちが言うように,確かにメールやWEBブラウズなら問題ないでしょう。

 ん?メールやWEBブラウズなんて,Macでやるのか?

 Macは創造のマシンです。この世にないものを創る道具である以上,このスペックはちょっと厳しいんではないかと思います。

 そこはやはりA18ではなく,M1,いや最低でもM2を搭載してくれればよかったのにと思います。M1やM2のMは,おそらくMacのMなのです。

 昨今の円安やAirの高級化のせいで低価格のMacがなくなったことに対する対策というのはわかります。しかし,低価格のMacがカバーするエリアはiPadとiPhoneが担うという戦略を進めてきたのは,Apple自身ではなかったか?

 また,それをさも見て来たかのように宣ったのが,先のベテランライターたちではなかったか?

 つまり,Appleの方針転換なのです。(あるいはベテランライターたちの読み間違い)

 ただ,Airの高級化がMシリーズのせいで急激に進んだこともあり,従来Airでカバー出来た下位のエリアを取りこぼすようになってきたのは事実です。Surfaceも売れていないと言いますし,iPadでカバーするのは難しく,ゆえに低価格ノートPCを頼るという方針転換は,ひょっとしたら仕方がない事なのかも知れません。

 10万円を切る下位モデルでは,Touch IDが非搭載です。指先一つでログイン出来たりアプリをインストール出来たりする便利さは大きく,これがないことはかなり不便でしょう。中にはApple Watchを持っていれば関係ないなどという人もいるようですが,10万円のMacを選ぶ人がApple Watchを買いますかね?

 キーボードのバックライトは,普段はそのありがたみを感じることはない人もいるでしょう。しかし,実際に困るような状況で初めてそのありがたみに気が付くもので,このバックライトこそそんな機能の1つだと思います。

 ある記事によれば,NEOのメイン基板はわずか19cm x 3cmだそうです。これだと確かに安くなると思いますが,定評あるタッチパッドをグレードダウンしたことも含めて,私はこのMacBook NEOを手放しに褒めることは出来ません。

 ならどんなマシンだったら良かったのか,ですけど,個人的にはAirには元々エントリーモデルという役割は与えられておらず,持ち運び(とデザイン性)に特化した,性能や価格とは別枠の特殊なモデルだった事を考えると,Airの役割を再定義した今回の方向性は正しいとは思います。

 で,初代iBook(クラムシェル含む)がエントリーモデル,あるいは学生向けモデルという役割を担っていたことから,NEOは無印のMacBookとしてAirよりも少し小さく,12インチ程度にして持ち運びを考慮したモデルにして欲しかったなあと思います。

 私の中学生の娘はMacBook Air13 M1,2020を使っていますが,やっぱり重たいらしいです。なので,アルミボディにこだわらず,ちょっと分厚くなってもいいから軽いモデル,そして堅牢なモデルであって欲しかったと思います。

 プロセッサはA18でもいいですが,価格差が少ないならM1かM2にして欲しかったです。でも,メモリは8GB,256GBのSSDで十分でしょう。

 実のところ,ユニボディは金型で成型するのではないので,プラスチックの筐体と違い量産しても,あるいは金型代の償却が済んだ古い筐体を再利用することも,コストを引き下げる材料には出来ないでしょう。

 であれば,iPhone17で使った冷間鍛造ユニボディを使い,金型で成型して小さめの筐体を作るというのはありだったかも知れません。これで一気に数を作り,価格を下げるのです。

 まあ,勝手な妄想をしていますが,10万円を切るとさすがにインパクトが大きいです。問題はなにを引き算したかですが,私の目には余計な物を残し,必要な物を引いたように見えています。特に大きさと重さです。ここにはこだわって欲しかったです。

 NEOの処理能力は実は結構すごくて,音楽系のソフトも問題なく動くというレポートも見ました。うーん,それなら十分なのかもなあ。

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