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PC-1251のレストアと18kBメモリ

 PC-1251の話を先日書きましたが,同時に入手したCE-125はあてにせず,常用機として程度の悪いPC-1251を修理して使おうと画策して入手したものが手元にありました。

 LCDは持病で真っ黒けですのでこれは交換するとして,メモリをどうするかが問題です。PC-1255相当の10.2kBもよいですし,オリジナルの4.2kBでも実は十分です。

 ですが常用機ですので,ここはMAXの18.2kBで行きましょう。幸いPC-1245で256kbitのSRAMを1つだけ使って18.2kBにする方法を確立してありますので,やることはおなじです。

 まず動作確認です。画面が真っ黒ですが,RUNモードでBEEP 1と打ち込んでピーと音が出れば,まず動作していると考えて良いです。ここはきちんと音が出たのでOK。

 そうなると次はLCD交換です。これもいちいち説明の必要もないほど簡単で,作業そのものは30分ほどで完了です。しかし,あとになって組み立てに失敗していることに気が付きました。

 最初に気が付いたのは,MEM[ENTER]と入力した時です。メモリサイズが右側に表示されますが,この時左側にもなにやら模様が出てしまっています。あちゃー,なにか失敗しているようです。

 Aという文字を連続して入力すると,20文字までは正常,21文字目は左から4文字目に,22文字目は3文字目,23文字目は2文字目,24文字目は1文字目と言う具合に,模様が出てくる上に右側の文字も抜けるようになります。

 これ,おそらくですが導電ゴムのショートです。セグメントは左右で共通,これをカラムで切り替えている訳ですが,どうも同じセグメントがONになってるようです。残念なのは,LCDを分解せず,基板を本体から取り外して付け直すだけで,この症状が治まってしまうのです。

 しかし1時間もすればまた復活。これでは確認に時間がかかりすぎ,どうにも対策が捗りません。

 意を決して金属フレームを取り外し,LCDの付け直しをします。この時思い出したのが,導電ゴムの問題です。電池の液漏れか水が被ったのか,ビニルケースの可塑剤が染み出したのか分かりませんが,とにかく導電ゴムと基板の間に染み込んだ液体が基板を腐食し,金メッキを剥がしていました。

 剥げた金メッキは導電ゴムに付着しているのですが,簡単にしか取り除かなかったのです。よく考えてみると,それだと隣のパターンにショートすることもあり得ます。

 そこで今回は完全にこれらののゴミを除去しました。そして慎重に組み立てます。

 しかし,現象は再現しました。原因はこれじゃないかも知れません。その途中でフレームの爪を折ってしまい,仕方がないのでハンダ付けで固定するなど,もう失敗の道へ突き進んでいるのがわかります。やばいですよ,展開。

 少しましになったところで深追いせず,もうここらで妥協しようと一晩放置したところ,翌朝にはなんと症状が治まっていました。その後一度もおかしなゴーストは出ておらず,なんとまあ完治してしまったのです。自然治癒か・・・生き物か。

 ということで,PC-1251のLCD交換をなめていました。前回は簡単で一発で交換出来ましたが,本当にいろいろあるもんだなと思います。

 続けて風防を磨く作業です。真っ白になっていたのですが,これはどうもCE-125のケースの蓋の裏側に密着していたせいらしく,ビニル素材から染み出た可塑剤だろうと思うのですが,これが透明なスチロールの表面を侵してしまい,真っ白に濁っているものだと思います。

 こういう場合,あまり強く押すと割れてしまうので,押しすぎないように1500番から2000番くらいの耐水ペーパーで磨きます。最初水だけで磨いたのですが,すぐにペーパーがダメになってしまいました。

 ハンドソープを使って磨くと目詰まりもせず,綺麗に磨けます。

 ある程度表面が磨けたら,次は研磨剤で磨きます。私はこういう場合の定番であるサンエーパールを使いましたが,もともと柔らかい素材ですし,20分ほどで研磨完了です。かなり透明になってくれました。

 あちこち磨いてあとは組み立てです。さっと組み立ててメモリ基板を取り付け起動確認も終わりました。順調です。

 さて,次はメモリの増設改造です。これも相当手こずりました。

 この個体はPC-1251なのですが,別のPC-1251とは異なるメモリ基板が入っていました。見比べると,今回のメモリ基板は黒い樹脂によるカバーが1箇所だけで,よく見るとカバーの下に5mm角くらいのチップが2つ,うっすらを見えています。16kbitのSRAMが2つ,直接チップが基板にマウントされて,樹脂で封止されているのだと思います。珍しい。

 古い方はフラットパッケージの16kbitのSRAMが2つマウントされていて(このうち1つを64kbitに置き換えてPC-1255相当に改造してありますが),今回の基板では元のRAMを剥がせませんので,置き換えが出来ないようです。

 これは困りました。そこで今回の基板は比較的程度の良い保存機に入れ,保存機に入っていたPC-1255相当の基板を使って18kByteの改造を行います。

 先のPC-1255相当のメモリ基板が動くかどうかを確かめますが,どうも不安定で今回入手した個体との組み合わせでは,なかなか起動してくれません。何度もネジを締め直しをして,ようやく動く状態を探し出せた感じです。

 不安もありますが,先に進みます。今回は18kByteを256kbitのSRAM1つでまかないますので,2チップあるSRAMをすべて取り外します。そしてこのうち1つの場所に256kbitのSRAMを置き,配線をしていきます。

 終わったら動作確認ですが,これがなかなか上手くいきません。配線にミスがあるのか,回路そのものに問題があるのか,それとも接触不良で動かないのか,よく分かりません。

 一度だけ起動しこのとき18kByteになっていることを確認出来たので,回路のミスはないと思います。しかし基板を傷めて動作が不安定になっている可能性も,コネクタ部分が接触不良になっていることも考えられるので,なかなか面倒です。

 なんどか取付を繰り返して,なんとか18.2kByteの認識が上手くいき,その後は安定するようになりましたので,もうこれでよし。

 とりあえずPC-1251のメンテはこれで決着。外観の汚さはこれはこれで愛着もわきますし,動作が安定してくれていればそれでもう満足ですので,このまま安定してくれればいいなあと思っています。

 さて次はCE-125です。

 実はPC-1251とCE-125のセットは曰く付きだった事に加えて,結構高い値段だったのです。もっと程度の良いものがもっと安く落札されていることが多く,どうも私ともう一人が値段をつり上げている感じです。で,最初から高価な値付けがされていたものを私だけがその値段で入札しそのまま落札,と言う感じで,残念な事に私ばかりが貧乏くじを引き当てている感じがします。

 おっと,余談でした。とにかくCE-125です。CE-125はぱっと見で手がかかりそうになかったのですが,甘かったです。今もってすべての問題が解決しているわけではないのですが,決着したら続きを書きましょう。

 

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