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子供用ママチャリを大人用に改造する(1)

 さて,自分の古い自転車のレストアが済んだところで,ふと目についたのが娘の自転車です。ああ,よくある家族の自転車のメンテを嬉々としてやるやつね,と思った方,はいその通りです。

 でも聞いて下さい。その娘の自転車というのが,ほぼ新品なんです。

 小学校5年生の初夏だったと思うのですが,近所の自転車店の店頭で購入したママチャリなのですが,3万円ほどもしたそれなりの自転車なのです。

 小学校5年生ですので子供用か大人用かで迷うところですが,小柄な娘の対角をみて,無愛想な若い店主は子供用のうち最も大きなサイズの物を指さしました。こちらの選択権はないようです。

 娘は自転車に初めて乗るので,練習が必要です。だから体に合った物が必要なのはわかりますが,もう2年もすると大人用の物が必要になるのでもったいないですよね。

 だから,大人用はダメかと食い下がったのですが「だめですね」の一言で終了。選択肢も多くて安価な大人用の自転車ではなく,品種の限られた子供用のやや高価な自転車をなんだか怒られたような気分で購入し,1時間ほどしてから受け取って帰ってきたのでした。

 娘はその後,意外にも喜んで練習をして,それなりに乗れるようになったのですが,公道をルールを守って走ることはやっていません。いよいよ受験生になる日が近づいていることと膝の具合が心配で,転倒したら一生悔いることになるかもと考えてのことです。慎重すぎますか?そうですよねー。

 そうこうしているうちに受験,進学,膝の手術と続いて,自転車はほぼ新品のまま,誰が乗ることも出来ない自転車になってしまったのでした。

 まあ仕方がないよな,と思って廃棄処分を考えていたのですが,改めてみるとなかなかかわいらしくて良く出来ています。ノーブランドのママチャリではなく,一応a.n design worksというブランドの自転車ですし,部品はシマノのものを中心に,組み立ても適当なものではありません。

 フロントのチェーンリングはシングルで32Tとごく普通,リアはシマノの安価な外式6段,これをレボシフトで変速します。まあ,このあたりは普通過ぎますよね。そうそう,ブレーキはシマノのローラーブレーキです。これはちょっといいかも。

 大きさは子ども向けということですが24インチです。小柄な女性が乗るのに適していると言われるにもかかわらず,あくまで主流は26インチゆえに街であまり見かけないサイズです。

 ただ,そこは子供用ですのでそのまま大人が乗ることは出来ません。

 さて,どうしたものか・・・お金をかけて部品を交換して大人が乗れるようにするのか(うちは娘と嫁さんがほぼ同じ身長ですので二人で乗ってもらえます),おの部品代で安いママチャリを買うのか。

 もちろん改造でしょ,同じお金がかかるなら作業の楽しさがついてくるのに,なぜ新品を買わんにゃならん?

 ということで,迷わず24インチ子供用を大人用ママチャリに改造プロジェクト発動です。まずは部品集めから。


(1)サドルとハンドルの高さ

 嫁さんに試しに現状の自転車にのってもらったところ,やはりサドルとハンドルが低いのが辛くて話にならんそうです。

 まずは適正な高さにするためにシートポストを長いものに交換します。直径25.4mmのものでアルミのものが見つからなかったのでステンレスにしました。長さ300mmで,ブリジストンのものです。

 ところが,サドルがシートポスト一体型であることが判明。鋲がついたブラウンのおしゃれなサドルですが,硬めですしサスペンションもなく,乗り心地は今ひとつ。

 躊躇なくサドルも新調しますが,ここはパナソニックのママチャリ用を選びます。大きくてフカフカでサスペンションもついてます。リーズナブルですし評判もよいのですが,いかにもママチャリという感じがどうもいけません。

 ハンドルも高くする必要があるので,ハンドルステムも長いものに交換します。もとが220mmですので,300mmもあれば十分だと思ったのですが,実はここでミス発生。長すぎて最低にしてもまだ高いという問題に気が付くのは作業開始後のことでした。


(2)ハンドルバー

 今どきのママチャリらしく,バータイプのハンドルバーがついていますが,個人的にはこれって乗りにくいなあと思います。私だけかも知れないですが,腕の力を抜くと手のひらって自然に体の内側を向きませんか?これを90度回して親指を体の内側に向けるのは,力を入れ続けないといけないのでしんどいです。

 ということで,自分の自転車もプロムナード型に変えて非常に良い結果を得ているのですが,今回の娘の自転車もプロムナード型にしようと思います。

 プロムナード型って,握る部分が横でも縦でもなく,斜めに向いていますよね,ちょうど体重を支えるときに手首が自然な間借り方になり,力を入れなくても支えることが出来るように思います。

 一番きついのはやっぱり横方向に握るバータイプで,手が滑って回らないように握る力も大きくしないといけないので,私は疲れると思っています。


(3)グリップとシフター

 グリップも自分の自転車に使ってみて具合が良かったものを今回も選びます。問題はシフターで,現状はレボシフターなため,右のグリップが短い物になっています。これだと好きな物が選べませんし,そもそもレボシフターが使いやすいとは思わないので,サムシフターにします。

 しかし,6速のサムシフターはどれも在庫切れ。いろいろ考えましたが,在庫のある7速のサムシフターを使うことにします。当然リアのスプロケットも6速から7速に変えないといけなくなりますが,それもやむを得ません。


(4)ボスフリースプロケット

 ママチャリですので当然ボスフリースプロケットですが,元々がMF-TZ500-6というシマノの6速でした。ボスフリーでは7速が限界ですし,シマノのボスフリーに限って言えば6速も7速も最大と最小の歯数は同じですので,6速のままでいこうと思っていました。

 しかし標準的なグリップにするためにシフターも交換が必要,しかし7速用しか手に入らないので不本意ながらスプロケットも7速用に交換です。MF-TZ510-7に交換することになるのですが,これも後で問題を抱えることになります。


(5)クランク

 嫁さんが訴えた不満の1つに,クランクの短さがありました。子供用の自転車と言うだけあって元のクランク長は152mmしかなく,そのためにペダルを漕ぎにくいのです。

 大人用なら165mmや170mmが使われるわけで,クランクセットも探してみました。元の自転車はチェーンカバーの内側にチェーンリングがおさまっていますし,見た目も大事なので似たようなチェーンガードのついた物で,クランク長が165mmのものを選びました。


(6)ペダル

 ペダルも流用を考えたのですが,練習中に転送したときの傷がひどいので安いもんですし交換することにします。ブラウンのものを探すと安い物しか出てきませんので,これでいいでしょう。


(7)鍵など

 ゴリンのリアを固定するものがついていますが,鍵が刺さりにくい,鍵をかけにくいというのでどうも気に入りません。同じタイプのものでも,パナソニックの物はディンプルキーで差し込みやすそうですので,これに交換です。

 それからリアのリフレクターは,これも使っていて好感触なLEDタイプ,太陽電池で充電する物を選びます。元のリフレクターは泥よけ取り付けタイプではなく,ステーに取り付けるタイプですので,同じタイプを選びます。


(8)リアディレイラー

 先日私の自転車から外したRD-M310を使おうかと思っていましたが,娘の自転車のディレイラーは車軸に共締めするものでしたので断念しました。流用とします。


 とまあ,たったこれだけの作業なわけですが,いろいろ大変でした。次回以降にその顛末を書いていこうと思います。

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