Rollei35のヘリコイドグリス
- 2019/09/26 14:22
- カテゴリー:カメラに関する濃いはなし
Rollei35のテストを現在現像に出しているのですが,1つやり残したことがありました。
ヘリコイドのグリス抜け対策です。
いや,ヘリコイドグリスが抜けてスカスカになっていることそのものは,すでに対策してあるのです。ただ,その時使ったヘリコイドグリスが#10だったのでどうにも柔らかすぎ,簡単に回りすぎて楽しくないのです。
せっかくのRolleiなのですから,マニュアルでピントあわせるときの,あのしっとりとした感覚を楽しみたいじゃないですか。
この#10のヘリコイドグリスは随分昔に買ったものですが,ダブルヘリコイドのレンズにはちょうどよい硬さで,グリスが抜けたタクマーなんかはこれで随分復活してくれたものです。
しかし,Rollei35のTessarはシングルヘリコイドです。ただネジを切ってあるだけで,しかも回転角が小さいせいでネジの溝に接触している面積が少ないです。だから,こんなに手応えがないのだと思います。
実のところ,グリスの硬さと回転の重さはやってみるまでわからないもので,これだという正解はありません。ここに好みの問題まで入り込んでくるから始末に負えないです。
ただ,Rollei35を手に入れたこともそうですし,今後もこうした修理があるかもしれないと考え,高価なのですが,ジャパンホビーツールが用意している#40のヘリコイドグリスを手配しました。
届いたので早速試してみましょう。
とはいうものの,先日マーキングをしないで分解し,おかげでオートコリメータを組み上げて無限遠を出す必要に迫られたことを考えると,おいそれと分解出来ません。
今回はきちんとマーキングを行い,少なくとも現状と同じ位置に無限遠が来るように配慮してから分解です。ただ,このレンズは1周回っても同じ位置のマーキングに合わせる事ができてしまうので,何週目かをわかるようにしておかないと危険です。
完全に外して,今のグリスを拭き取ってから新しいグリスを入れるかどうか迷ったのですが,#40はそれでも柔らかめということで,#10を混じってしまうことを裂ける目的で,完全に拭き取って入れ替える事にしました。無限遠には注意ですね。
結果ですが,1時間ほどで元通りに出来ました。これまでよりも随分重くしっとりした感触ではあるのですが,オリジナルが持っている滑らかさではありません。
もう少し固いグリスの方がいいなあと思ったのですが,新たに買い直すのももったいないし,何度も分解と組み立てを繰り返すと壊れてしまうので,このくらいで妥協するのが良さそうです。
そんなわけで,近いうちに現像の結果があがってきます。原理的にも修理の手応えとしても,そんなによい結果が得られるとは思っていませんが,もし良いものであったなら,もう少しフィルムをこれに詰め込んで,撮影をしてみたいと思います。
そうそう,ちょっと失敗談を。
下ケースの背面,張り皮がちょっと汚いことが気になっていたので,アルコールでゴシゴシ拭き掃除をしました。ところがシボの窪んだところに白い粉が出てこびりつき,見た目はもっと汚くなってしまいました。
綿棒で窪んだところを拭ってもダメで,これはもうアーマオールしかないと考えて,古いアーマオールのボトルを引っ張り出してきました。
なにせ10年以上も前に買ったものですから,スプレーは目詰まりして出てきません。スプレーを緩めて直接液体を出して使うのですが,増量キャンペーンの時に買ったので,ボトルの背が余計に高いのです。
ちょっと手が当たって倒れてしまったときには,白い液体がコポコポ音を立て,カーペットにこぼれて広がっていました。
あわててティッシュでに拭くのですが,こぼれた量が多いので何度拭いてもきりがありません。
ようやく拭き終わったのですが,ちょうど椅子の下だったので,スリッパを履いて椅子に座ると,こぼれたところを踏んづけています。トイレに行こうと席を立つと,どうもツルツルとすべります。
そう,アーマオールがスリッパの底に塗りつけられ,そのせいで床が滑るようになってしまったのでした。
悪いことに,スリッパが滑るようになったというより,床がワックスがけされたように滑るようになっています。そして,私がそのスリッパで歩き回ったところがすべて,ツルツルになってしまいました。
私自身も途方に暮れましたが,翌日からは家族からのクレームも殺到し始めます。嫁さんは洗面段付近で転びそうになっていますし,娘も「こわい」と言い出しました。
しかし,対策は簡単ではありません。
何せ相手はアーマオールです。カーペットに染み込んだものを綺麗に取り除くことなど不可能です。ならば切って捨てるしかありませんが,カーペットの真ん中を切り抜くのも難しいですし,開いた穴をどうするか考えないといけません。(ただしフローリングの床にこびりついたであろうアーマオールを拭き取るにはこの方法しかありません)
さらにスリッパを捨て,家中を拭き掃除して,ようやく解決です。いやはや途方もありません。
恐ろしいのは階段に被害が及ぶことです。そしてすでに一部滑りやすくなっています。階段での転倒事故は大けがに繋がります。今のうちになんとかしないとまずいなあと,Rollei35を見ながら思いました。