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5インチフロッピーに巣くうカビ

 先日,復活作業中のX1turboで恐れていたことが起きました。

 手元にある貴重な5インチ2Dのディスクのうち,CP/M関連はバーベイタムのフロッピーディスクにしてあったのですが,こいつが他例に漏れずカビだらけになっていました。

 中身をとりあえず救い出さねばと,ジャケットを開いてディスクを取りだし,IPAを拭き掃除を行い,安心してドライブに突っ込んだのですが,カシャカシャと嫌な音がして,エラーが出ました。

 あわててディスクを取り出すと,同心円状のひっかき傷が出来ていて,完全に磁性体が削られています。

 ああ,やってしまった。

 カビのせいで脆くなった磁性体もろとも,ヘッドに付着してしまったようです。

 この状態ではヘッドが死んでしまうことが多く,ディスクはもちろんドライブも故障してしまうことが多いです。今さら5インチのドライブを交換するなんてとんでもないことだと真っ青になったのですが,とりあえず分解します。

 ドライブを取りだし,IPAでヘッドを拭き掃除しますがエラーは解消されず,全く読み込むことが出来ないままです。ああ,これはヘッドが完全に壊れたパターンだなあとうなだれていたのですが,あきらめきれずに無水エタノールでもう一度しっかり拭きました。

 するとカシャカシャという音もなくなり,ディスクも読み書き出来るようになりました。

 ヘッドが復活しました。割れたり削れたりしていないなら,まだ復活の可能性があるということでしょう。よかったー。

 もう一度ディスクをジャケットから取りだして,今度は無水エタノールでディスクを拭いたのですが,もう磁性体が剥げてしまって使い物にならないディスクになってしまいました。これはひどい。やっぱりバーベイタムは鬼門でした。

 読めなかったディスクもなんとか復活させました。全く読めなかったα-CというZ80用のCコンパイラですが,調べてみると元になったBDS-Cの最新版(V1.6)はすでにフリーになっていて,ダウンロードして誰でも使えるようになっていました。

 さっさとダウンロードしX1のCP/Mで使えるようにしてから,手元に残ったオセロゲームのソースをコンパイルして動作する事を実機で確かめました。これで今回の事件で失ったものはありません。

 ということで,ドライブの故障がなくてなによりでした。私は昔,カビディスクのせいでドライブを壊しているので今回も冷や冷やしましたが,もう危ないことはしないでおこうと思います。

 とはいえ5インチ2Dも今や貴重品です。カビも除去して使えるディスクは,使っていきたいところです。難しい判断だなあと思います。

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