エントリー

2022年の散財

  • 2022/12/26 12:02
  • カテゴリー:散財

 先日も書きましたが,2022年はレトロPCで遊ぶ年になりました。おかげで単価の大きな買い物は少なく,また精神的な問題もあって全く新しい事に興味が持てない状況でしたので,この1年の三山を振り返るという恒例行事も,珍しく低調なものとなりました。

 大きなものを買ったという記録を並べてみても5つほどで,何を書こうかと選ぶ必要がないというのも,さみしいものでした。

 さらに深刻だったのは,買ったものを使って喜んだり,不満を持ったりという「その後」がほとんどなく,買ったはいいけどなにもしない,ということがあったことです。つまりそれは,買わずにいてもなにも生活に変化をもたらさなかったということです。

 何度も書いているように,その代わりにレトロPCで遊んだり,AVRマイコンで工作したりと,それなりに楽しい時間を過ごしていたとは思います。しかし,音楽にしても写真にしても,感性に触れるような趣味を楽しめるほどのゆとりが,もうなくなっているのだろうと思います。

 閑話休題。

 2022年の散財を振り返ってみます。

・アラジンのトースター

 2022年一発目の散財はこれで,ヨドバシの夢のお年玉に含まれていたものです。たかがトースターじゃないかと侮っていましたが,劇的に美味しく焼けるトースターは毎日稼働する調理家電となりました。

 これ単体で買った方が実は良かったんじゃないかと思うほどよい買い物だったと思うのですが,これが自分の希望ではなくヨドバシのセレクションだったというのがミソで,実はヨドバシの夢のお年玉は,毎回良い経験を私たちにもたらしてくれます。

 残念なのは毎年買えるわけではないこと。抽選倍率が年々上がり,今では内容よりは当選したことだけで満足してしまうような状況です。2023年は抽選に外れてしまいました。残念。


・HELIAR40mmF2.8 ASPH L39

 40mmのレンズが流行っています。私はCLEで40mmを使っていますので昔からの付き合いですが,50mmでは大きすぎ,35mmでは小さすぎるという感覚を実は持っていたkとに気付かされたことを覚えています。

 ただこの40mmはMマウントでしたし,典型的なガウス型なので画質は50mmと似ています。もっと違う個性が欲しいなあと思っていた時に購入したのが,HELIAR40mmF2.8 ASPH L39でした。

 ASPHですからね,現代的な写りをします。開放から使える頼もしさも,色の出方も文句なく,それでいて小さく,ずっしりと重いこのレンズは,使っていて楽しいレンズだと思います。

 残念な事は,フィルムがもう使えないものになってしまったことでしょうか。

 話が逸れるのですが,今年はフィルムにとって節目の年だったように思います。ウクライナとロシアの戦争で,主要なフィルムの製造拠点である東ヨーロッパからの供給が滞りがちになりました。

 あおりをうけてコダックもフジもフィルムの供給が減り,買えなくなったばかりか値段が高騰しています。昔100円ショップで買えたカラーネガが,今や2000円ですもんね。

 話はこれで終わりません。コダックのアジア方面の生産を受け持っていた中国の工場がコロナと中米関係の悪化から撤退し,なんと日本国内の薬品の販売を終了しました。

 フジも大幅にラインナップを減らしていますので,以前のように仕上がりやフィルムに応じて現像剤を選ぶという表現手法が使えなくなっています。

 それでも手に入るだけましで,カラー現像はもう全く手に入りません。

 では高価なフィルムをどうやって現像するかと言えば,もう自家現像は無理で,写真屋さんに出すしかありません。カラーはそれでもいいでしょうけど,モノクロは自動現像機が使えませんので,時間もお金もかかります。

 昔はジャンク箱の肥やしで猫またぎ(猫が跨いで通るという意味で,誰も見向きもしない価値のないものという意味です)とも言われたコンパクトカメラが驚くような高値で売られていたり,ボケボケのレンズが「味」として尊ばれるレンズになったりしていますし,つい先日もペンタックスがフィルムカメラを開発するという発表を行ったばかりで,フィルムはまだまだ生き残りそうな印象を与えていますが,肝心のフィルムのメーカーから「がんばります」というメッセージが全くと言っていいほど出ておらず,もしかしてペンタックスはフィルムの供給問題をなにも考えずに話を進めているんじゃないかと,不安になっています。

 私はと言えば,Zfcでも使えるからとHELIAR40mmF2.8 ASPH L39を買ったものの,40mmは純正のレンズの写りが気に入って常用になっています。あ,APS-Cだから60mm相当か・・・


・ハンディオシロスコープHO102

 いきなり年末に飛びますが,毎年なんやかんやでamazonのブラックフライデーで無駄使いをしてしまいます。昨年はHIOKIのテスター,今年はハンディオシロスコープのHO102です。

 HIOKIのテスターは現在測定の主役として大活躍なのですが,HO102はちょっと失敗だったかなと思っています。

 テスターにくっついたおまけ,程度のハンディオシロは昔からありましたし,それに何度も裏切られて来た私も,HO102のスペックを見ると「これは本当にまともなオシロスコープがハンディになったのかもしれない」と手を出してしまいました。

 10:1のプローブが使えること,200MHzお帯域を持つこと,2CHであることだけでも十分なものだと想像出来たからなのですが,落とし穴は垂直感度が低いことでした。

 ノイズを見ることも,波形のちょっとしたトゲを見ることも難しいオシロは,いわば拡大率の低い虫眼鏡です。もうちょっと大きく見たいな,あるいはここに潜んでいるはずなんだけど,という私の期待には届かないものでした。

 テスターとしても中途半端ですし,オシロとしても結局ベンチ型の代わりにはなりません。操作性も悪く,もう少し考えて買えば良かったかなあと思った買い物でした。


・F(x)tecPro1x

 フルキーボード搭載のスマートフォンです。詳しいことは先日書いたばかりなのでその後の話を少し。

 背面のロゴのかすれについては,とりあえず言うだけ言ってみようと思って販売店のサポートに電話をしました。「こんなもんです」と言われれば引き下がるくらいの気持ちだったのですが,予想に反して交換か返金してくれることになりました。

 返金はちょっと避けたいところで,そうすると交換なのですが,完売のため交換品がありません。ロゴの分だけ割引するという選択肢もあったのですが,運良く在庫が見つかり,交換してもらう事になりました。

 交換してもらったものをワクワクして見てみると,ロゴこそ綺麗ではありますが,あちこちに先の尖ったものでこじ開けたようなキズがあるじゃありませんか。

 キーボードを出した状態で,左肩に3箇所,右肩に2箇所のキズがあり,塗装は剥げて地金が出ており,アルミは盛り上がって変形しています。これは未使用品どころの騒ぎではないと,翌日に電話をしました。

 もう交換品はないので返金しかないと言われたのですが,いやいや数日前に返した,もともと私の手元にあったものがあるでしょうと指摘すると,それとの交換は出来ませんとつれない返事です。

 せっかく手に入れた珍しい商品が不良品,交換したらそれがさらに悪いもので,交換品がまさにそこにあるのに交換出来ないなんて,そりゃ切ないでしょうと食い下がりましたが,交換はあくまで同じ価格の同じ程度のものとの交換であり,ロゴがかすれたものを同じ程度として交換することが出来ないという事でした。

 まあ,それもわかります。とはいえ,ロゴがかすれたものは一度不良と認定されたわけで,交換してもらうと不良としての扱いが取り消される形になるというのは,これで腑に落ちないものがあります。

 お店が出来ない事は出来ない,出来る事は精一杯やると言うスタンスだったのでいろいろ提案をして下さったのですが,結局今手元にある傷だらけのものを際査定し,これを値引き販売することで差額を返金してもらう対応で手を打ちました。

 金額を書くとなにかと問題があると思うので書きませんが,私としては想像以上に割り引いてくれたと思います。言い方を変えれば,それだけこのキズは大きな減額となるものだったのでしょう。返品されても売り物にならず,出来れば私に持っていて欲しかったということでしょうね。

 そういううがった見方はともかくとしても,お店の対応は荒っぽさがあるものの,お店として可能な選択肢を出し惜しみせずに複数提案してくれたことは,とても信頼出来るものだったと思います。お店の名誉のために書いておきますと,ロゴのかすれもキズも,未使用品として入荷した商品に最初からついていたものだったわけで,いわばメーカーの品質基準を満たした仕様です。

 それを検品でお店の基準による再評価ではじけなかったことに問題はありますが,誰の手にも渡っていないという意味での未使用品という表現に偽りはなく,メーカーの出荷基準に合格した良品であると強弁しても通ったと思います。(でも不良在庫の買い切りで流れてきた商品にメーカーのサポートはありませんから,全責任を負うのがお店のつとめです)

 今にして思うと,販売店も逃げずに,自分の責任の範囲で十分に誠実な対応をしてくれたと思います。感謝ですね。

 キズも目立ちますし,塗装も剥げていますが,動きそのものは問題がないようです。実査に使ってみるとBlackberryKEYONEとはまた違った快適さがあります。OSはAndroid11と2世代も前ですが,セキュリティアップデートがGooglePlayで配布されるので実際に使える時間は長く出来そうです。

 あとは壊れないことを祈りたいです。外出先でスマートフォンが壊れるというのは,酸素ボンベがなくなるようなものですからね。


・STAX SR-507
 11月の初旬のことですが,STAXのアウトレットから入荷連絡がきました。私が使っているSTAXのイヤースピーカーはSR-303でもう年以上も使っているものです。

 イヤーパッドの交換は何度も行っていますが,スポンジがすでにボロボロになっており,音響的にもよろしくない状態だったことが気になっていましたが,この20年で価格が急激に高騰したことや,高級路線になってしまったことから,SR-303の後継としてSR-307あたりをアウトレットで探していたのです。

 あいにくその時は完売で手に入りませんでしたが,入荷したら連絡をもらうことにしてあり,それが忘れた頃にやってきたというわけです。お値段は26180円で,なかなか微妙な値段です。

 そこでふと,このSR-307がヨドバシでいくらで売られていたのかが気になり,調べたのがきっかけで,もう1ランク上げてみてはどうだろうと大人の発想が首をもたげてきました。

 アウトレットの在庫を調べてみると,SR-507が53900円です。Λシリーズの後継であるSR-L500が8万円を越える価格であることを考えると,現在はミッドクラス,当時のハイエンドをこの値段で買うチャンスはもう二度と来ないでしょう。

 同じクラスのものを2つ持っていてもつまりません。本革のイヤーパッドにも憧れがありますし,個々は少し背伸びをしてSR-507を買った,と言うわけです。

 届いて早速聞いて見ましたが,実は少しがっかりしたのです。SR-303は高解像度で,これまで聞こえなかった音が聞こえる魔法のヘッドホンでした。しかし低音はあまり豊かとは言えません。私はそれがかえって聞きやすく,好ましいものと思っていました。

 SR-507は低音が豊かになり,普通のヘッドフォンと同じ傾向になったと思います。その点では,コンデンサ型の弱点を克服したモデルと言ってよいのでしょうが,一方で解像度が落ちたように思えたのです。

 とはいえ,小さい音を聴きたいという気持ちから気が付いたらボリュームMAXという,音量のリニアリティのすごさとダイナミックレンジの広さ,大音量を破綻なくストレートに再現する能力はもちろん健在で,音が丸くなった分リスニングに疲れもなく,オーディオマニアにはこの方が受けるよなあと思った次第です。

 STAXはやっぱりあの角形じゃないと,というSTAX原理主義の私には,ΛシリーズこそがSTAXです。おそらく最後のSTAXになるだろうSR-507と,SR-303は併用したいと思います。


・ゲームの類い

 購入当時に書き忘れていたものがゲーム機で,AstroVisionMiniとMegadraive2mini,そしてゲーム&ウォッチのゼルダの伝説を買いました。

 AstroVisionMiniは正直期待外れで,あまり盛り上がらなかったように思います。一方のMegadraive2miniは,期待を越える収録数とラインナップ,そして遊べるクオリティで,期待を大きく越えるものでした。気合いの入れ方が全然違うと感じます。

 特にドッヂ弾平は噂通りの良ゲーで,あまりゲームに関心を示さない娘が楽しんでいました。値段以上に楽しめるので,スプラトゥーンに疲れた人は息抜きに買ってみてもいいと思います。

 本命はゲーム&ウォッチです。マリオは発売当時に買っていましたが,ゼルダはもともと興味がなかったので買っていませんでした。

 しかし,娘がPCで古いファミコンのゲームで遊ぶようになったのを見て,ゲーム&ウォッチにファミコンのエミュレータを入れれば手軽に遊べるのではと思い立ち,amazonのセールの時に買いました。

 買ってすぐ分解,事前にaliexpressで調達してあった64MbyteのEEPROMに交換して,先人達が切り開いた道をありがたくトレースさせて頂きました。

 ちなみにROMんも書き込みツールとしてSTMicroのST-LINKあ必要になるのですが,私は偶然Nucleoを持っていたので,これを使うことにしました。

 ゼルダから外したEEPROMをマリオに移植し,マリオは4MBのEEPROMを搭載したモデルとして改造しました。

 ゼルダはオリジナルのゲームが大きく,すべて外部フラッシュに置くため設定が消えないようですが,マリオはオリジナルの機能をCPU内蔵フラッシュに書き込むため,設定が消えてしまうと言う問題があるようです。

 ともあれ,ゼルダは大容量ストレージを手に入れ,MasterSystemやPCエンジンのエミュレータまで取りこんで,レトロゲームマシンになりました。

 娘に渡してみると,喜んでファミコンのゲームでしばらく遊んでいましたが,気が付いてみるとちゃんとゼルダの伝説で遊んでいました。改造の必要などなかったというオチがつきましたが,クリスマスという事もあり,プレゼントしました。

 

 ということで,今年もいろいろ買いました。数は少ないながらも,実はレトロPCや電子工作関係で部品を買ったり,オークションに突っ込んだりと,単価は小さいながらも合計するとびっくりするような金額になっていそうな気がします。

 もともと,手持ちの部品を使って安く作ろうという同機で始めた工作も,結局手持ちがないという理由で買い足す羽目になり,結局部品が減っていない(それどころか増えている)という悪い状況です。

 来年は,自宅の修繕や子ども塾等で大きなお金がかかります。無駄遣いは慎まないといけないなあと思います。

 

ページ移動

ユーティリティ

2026年01月

- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

新着画像

過去ログ

Feed