花火は江戸の文化
- 2006/08/21 01:17
- カテゴリー:できごと
8月19日は毎年恒例の,多摩川花火大会でした。
私は関西人ですから,関東の人がなぜこれほどまでに花火に大騒ぎするのかやや理解できないところもるのですが,爆音に爆発とくればとりあえず男の子は黙ってないでしょう。花火とはそういうものだと割り切って,毎年楽しんでいます。
ここ数年,川崎市単独での開催となっていたのですが,来年からは世田谷区との共催も復活し,規模も大きくなるようです。
写真の程度であれば,私の家から眺めることが出来るため,今年も友人を招いて焼き肉とビールでささやかなパーティーです。
友人が「なんでもFM放送で実況中継をやるらしいよ」と教えてくれたので調べてみると,FM世田谷という放送局が花火師をゲストに招いて中継するとのこと。野球でもそうですが,球場で観戦してもあえてラジオを聞くというのが面白いのと同じで,きっと花火も面白いのではないかと,早速ラジオを準備します。
いやー,ラジオはすごいですよ。別に中継そのものは大したことはないのですが,花火の種類やら花火師のオッサンのコメントも面白いし,花火の歴史,豆知識もなかなかよろしい。ちょっと紹介すると,
・今年の花火は6000発
川崎市単独ですが,首都圏有数の規模である6000発とのこと。来年は世田谷区も加わって単純に二倍になるという話です。ほんまかいな。
・多摩川の花火は川崎市が元祖
なんでもこの花火の起源は川崎市が戦前に行ったのが始まりだそうで,戦争中の中断をはさみ,戦後もずっと行われてきたそうです。世田谷区が加わったのは昭和50年頃らしく,4年前からまた川崎市の単独となってますね。
まあ,普通なら「世田谷がやめるならうちもやめるわ」と言いそうな川崎市が,頑固に一人でも続けてたのは,こういう事情があったんだなあと納得。
・世田谷区がおりた真意は?
世田谷区長のインタビューの中で,区長自ら共催を降りた理由を述べていました。なんでも,混雑が激しく,安全を確保できないと考えた,ということです。
確かに,数年前に兵庫県で花火大会の最中に将棋倒しが起こって,多数の方が亡くなったりけがをされた事故がありましたが,きっとその影響なんでしょう。そんな中でも川崎市はやめなかったというあたり,安全に自信があったのか,はたまた楽観的だったのかはわかりませんが,そのあたり,なかなか川崎らしくてよろしいですね。
・たまや,かぎや
よく知られていることですが,隅田川の花火大会が徳川吉宗の時代に行われ,花火屋さん同士がその技術を競ったことに,あのかけ声の由来があります。
関西ではそういうかけ声はほとんど誰もしません。ついでに,花火を粋だと思う文化もありません。
・日本の花火
黒色火薬は,中国の不老不死や錬金術の研究から偶然生まれた発明で,それが日本に伝わってあの独自の花火になったわけですが,近年海外でも見られるようになりました。
花火師のコメントによると,ある日本の技術者が中国に日本の花火の作り方を最近指導したことで,日本以外でも日本の花火が作られるようになったとか。でも,海外では花火が「添え物」であるのに対し,日本は花火をメインに楽しむ文化があり,これが決定的に違う所だといってました。
さて,お約束の写真です。D2Hを三脚に据え,レリーズケーブルを適当にバシバシ押しただけの撮影で,何の苦労もしていません。実は,バルブで撮影したものは,まるで爆撃のようになってしまったのでほとんど没でした。あと,電線が走っているのは,家の前からなので勘弁してやってください。
とまあ,200枚ほどとにかく撮ったものから5枚ほど選んでみたのですが,友人の妹さんが携帯の動画で撮影したものを後で見せられ,実に臨場感をよく伝えていたことに,私は完敗したことを認めざるをえませんでした。




