バックアップメモリの電池交換
- 2008/05/26 14:54
- カテゴリー:make:
5月の連休には実家に戻っていたのですが,1つ気になっていたことを片付けてきました。古いシンセサイザー達の電池交換です。
今時のシンセサイザーはフラッシュメモリがあるので電池交換など不必要ななのでしょうが,80年代のシンセサイザーのユーザーメモリはSRAMで,唯一長期間のバックアップが可能な書き換え可能なメモリだったのです。
バックアップ用の電池はおおむねコイン型のリチウム電池で,大体5年程度持つと言われています。今となっては使うこともないシンセサイザーではありますが,それでも当時のデータが永遠に失われるのは忍びなく,わずか数百円の投資と少しの手間で救えるなら,やっぱりなんとかしたいといいうのが,これ人情というものです。
実家にあったのはローランドのD-20。これは私が10代の頃に使い込んだ1台です。ゴミ同然ですが,やっぱ捨てられないものです。
使われている電池はCR2032で,メイン基板の電池ホルダーに取り付けられています。通電しながら電池交換をするのがミソで,これを忘れるとメモリがふっとびます。
幸いにして私のD-20が,遙か昔の記憶を失ってはいませんでした。
作業時間はわずか10分ほど。ここから先また5年,こいつは長い眠りにつくのです。
ついでに,JX-8Pも見ておきましょう。中古で買ったJX-8Pは確か私が改造し,RAMカートリッジと同等な機能を内蔵させた時に,バッテリバックアップの電池も高性能な物に変えた記憶があります。
電源を入れてみると・・・カートリッジを認識しません。その上,ユーザーデータをすっかり忘れています。うーん,かわいそうなことをしました。
中をあけてみますと・・・あれ,元に戻してある。
・・・思い出しました。JX-8Pはいかにも80年代的なアナログシンセですが,これを初めてステージに持ち出す際,信頼性を高めようとして,改造箇所を全部元に戻したのでした。電池もCR2032になってます。
近所のスーパーにまた買いに走り,CR2032を交換しましたが,記憶が失われてしまったJX-8Pは,私がエディットした音を出してくれることは,ありませんでした。
妙な虚脱感が私を襲い,私はそのまま電源を落とし,ケースにJX-8Pを戻し,そのまま部屋を後にしました。新しい記憶を与えられることは,結局ありませんでした。