X-07が壊れてしまった
- 2010/11/25 12:02
- カテゴリー:マニアックなおはなし
なんか,最近ものが良く壊れて困っています。
といっても,生活が成り立たなくなるような大事なものが壊れているわけではないので,気楽なものです。
私が古いポケコンやハンドヘルドコンピュータを集めていることはご存じの方もいらっしゃると思いますが,私がかつて心血を注いで修理したキヤノンのX-07が,壊れてしまいました。
時々電源を入れて動作を見ていたのですが,液晶の画面上に気泡のようなものが出てきてどんどんひどくなって来たこと,そしてドット抜けがかなり出てきた事が問題でした。
気泡はまあ反射シートかなにかを張り直せばいいとして,ドット抜けが問題です。ドット抜けというと,その画素が死んだか,あるいはパネルと基板をつなぐゼブラゴムの接触不良あkと相場が決まっていますが,点灯しない画素も,黒にならないだけで白の時は周囲と同じようなグレーに点灯しており,全く通電されていない状況とは違うようなのです。
そうなるともう半導体の問題となってしまうわけで,もし液晶ドライバなどが壊れているならお手上げという恐ろしい事態になります。
とにかくこの抜けたドットの場所など,規則性を見つけ出しましょう。
X-07は,横120ドット,縦32ドットで構成されたディスプレイを持っています。液晶ドライバはVRAM内蔵のものが2つ使われており,横に4ドットずつ交互に担当しています。よって,4ドットずつ白黒の帯を表示すると,どのドライバに問題があるかがわかるかも知れません。
やってみると,IC22と回路図に書かれた,4から7ドットを担当するドライバの部分でドット抜けがひどいです。綺麗に全てのドットが抜けている訳ではなく,抜けるラインもあれば,綺麗に出ているところもあるので,面倒な感じです。
先に偏光フィルムと反射シートを交換し(この反射シートは銀のラッカーを厚紙に吹き付け,マットな銀色のシートを作りました),検討を始めると,あろうことか起動しなくなってしまいました。本格的に壊れてしまって焦る私。
パターンが1本新たに切れていたので,これをつなぎ直し,なんとか復活しましたが,相変わらずドット抜けはあったまま。そういえば昔,こんなにドット抜けがひどくなかった時,電池が切れてくるとドット抜けがひどくなったことを思い出し,電源電圧を少し上げてみました。
回路図では4.65Vに調整することになっていますが,これを5Vまで上げてみると,ドット抜けがかなりおさまりました。5.2Vまで上げると完全に消えます。
しかし,昔はここまで電圧を上げなくてもドットは抜けなかったわけですから,これはもうLCDドライバICの劣化が始まっていると考えるのが普通です。ここで調子に乗って5.2Vなんかにしてしまうと,ますます劣化が進み完全破壊に至るかも知れません。
そこで,今回は実用範囲で支障のない,5.0Vで手を打ちました。このころのICですから,5V動作は大丈夫でしょう。
X-07はこれで一応完全に修理出来たのですが,劣化が進行しているという事実は大変重く,あとどのくらいこのX-07が動作してくれるのか,不安も残す結果となりました。
とりあえず一段落したので,他のマシンも確認します。PC-8201・・・大丈夫ですね。HC-20・・・あれ液晶の偏光フィルムに斜めのひび割れてが出てますね。交換しないと。
HC-20は偏光フィルムを交換したのですが,電源を入れても動作せず。
ピーと起動音は出ますが,そこから先の表示が出ません。
壊れました。
HC-20は68系のマシンで,私も詳しくはわかりません。またサブCPUを搭載し,メインCPUと連携しながら動作するので,修理は面倒臭そうです。
メイン基板をしげしげと見ると,ほとんど全ての電解コンデンサの足下に白い粉が付着しており,基板からは緑青が出ています。うわー,液漏れ&基板の腐食です。
もう絶望的な気分になりつつ,長期戦になると覚悟を決めて,修理を進めたいと思います。
実はもう1つ,今年の正月から使っているパナソニックの髭剃り器「ラムダッシュ」の自動洗浄機の調子もおかしいのです。なぜか洗浄が終わると,洗浄機の足下が洗浄液で濡れてしまいます。洗浄液がこぼれているのか,それとも内部で漏れているのか・・・これの顛末も後日。