CLIPHITを買いました。が,
- 2014/09/30 17:02
- カテゴリー:散財
コルグが先日発売した,「CLIPHIT」。いや,これは革命ですよ。
センサを仕込んだクリップが3つ接続可能,これでどんなものでも,クリップで挟んでしまえば,あっという間に打楽器に早変わり。
ペダルも最大2つまで取り付けられ,バスドラム,スネアドラム,ハイハットにシンバルという,最低限度のドラムセットをこれで再現出来るようになります。
これまでの電子打楽器ってのは,ちゃんとした電子ドラムだとスタンドを組み立てて取り付けるので結局かさばりますし,そうでないものはドラムの代わりにならないので,結局ただのオモシロ打楽器に成り下がります。
それが,このCLIPHITは,ちゃんとドラムセットになるように考えてつくってあります。
ミソは,クリップ式のセンサーです。これを何かに挟んで,その何かを叩けば,CLIPHITがあらかじめアサインされた音をドンと出してくれるのです。ほとんどのものに取り付け可能で,変な話,指にクリップをはさんで手を叩けば,それでもう音が出ます。
ということで,長年にわたり,ドラムを叩いてみたいと思っていた私は,飛びついたのです。
これまで20年来,キーボーディストとはいえ,リズムキープは重要ですし,ドラムセット言う打楽器を実際に叩いてみないと,本来なら叩けないはずのフレーズを打ち込んでしまうというミスは防げないと考えて,何度かドラムを買うことを考えたのです。
近所迷惑になると困りますから,電子ドラム限定にしていたのですが,それでも音はパンパンと出ますし,なんといっても自分が座る椅子の面積以上に,スタンド類が必要になってしまうことを考えると,何度も考え,何度もやめるということを繰り返してきたのです。
そこへCLIPHITです。もう買うしかないでしょ。
しかし,実に甘かったと痛感します。
(1)微妙に足りない
クリップは3つ,ペダルは1つの合計4つの音が出ます。冷静に考えるとこれ,1つ足りないんですよ。バスドラムはペダルにアサインされていますので,残り3つのセンサーを割り当てるのですが,スネア,ハイハット,シンバルとアサインすると,タムがアサイン出来ません。
これではフィルインが単調なものになり,つまりません。
かといってタムをアサインしても,シンバルがなくなりますし,タムだって1つじゃ結局足りません。
それに,シンバルだってクラッシュシンバルだけではなく,ライドシンバルも欲しいです。リムショットはどうするのか,など,どうも基本的なドラム演奏に使えるようなものではなさそうです。
ペダルはもう1つ増やせますが,これは基本的にハイハットのオープンとクローズを切り替えるものです。いや,これは大事な機能なんですよ。でも,これよりもタムの数を増やすのが先でしょう。
(2)モノラルだった
本体のスピーカーはバスレフ式で,アンプのパワーもあるので,びっくりするほどしっかり音が出ます。思わずわらってしまうのですが,ヘッドフォンで聴いてみるとなにか物足りません。
そう,モノラルだったのです。なにも,それぞれの楽器をステレオでサンプリングしてくれとまではいいません。でも,音源はモノラルであっても,せめてパンニングくらいは,設定して欲しかった思います。
バスドラムもスネアもシンバルもハイハットも,全部ど真ん中か出ていると言うのは,ドラムを叩く人にとって強烈な違和感があるんじゃないかと思います。
どの楽器の音も,叩く人のやる気を焚き付けるような,なかなか良い音がするだけに,残念です。
(3)結局場所を取る
これは当たり前のことなのですが,結局ドラムとして演奏するのであれば,それぞれの楽器の位置にあるものを叩くわけですから,場所は普通のドラムと同じだけ必要になりますわね。
その場所が確保出来ないからCLIPHITなのに,CLIPHITには場所がいる,なんてのは,今頃気付くようなところではないですよねw
(4)もう配線がイライラ
クリップが3つあることで想像がついていましたが,絡まってダンゴになっています。まず絡まったコードをほどくところから始めねばならず,「おれ,なにやってんだ」と我に返ってしまうと,もうドラムどころの話ではありません。
(5)結局
本体を叩くと,スネアドラムの代わりになります。実はこれだけでも結構楽しめます。あまり欲張らず,1万円のオモチャとおもって,割り切れば,宴会芸には好評かもしれません。