象印のコーヒーメーカー
- 2015/01/06 13:51
- カテゴリー:散財
年末,習慣となっている朝のインスタントコーヒーを飲もうと思ったら,切れていました。買い置きの新しいものを棚から出して封を切ってみると,なんとそれはレギュラーコーヒーでした。
いやはや,まいりました。キャンペーン中で安いと思って買ったコーヒーが,まさかレギュラーコーヒーだったとは。しかも2袋もあります・・・
かといって,うちにはコーヒーメーカーもサイフォンも,ドリッパーのような簡単な道具さえも全くなく,無論ペーパーフィルターもありません。
これは,そもそも私がレギュラーコーヒーを好まないという,変な嗜好を持っているからです。10年ほど前,無印でコーヒーメーカーを買いましたが,これが不衛生で手入れも面倒,その上美味しくないということで,すっかり毛嫌いするようになってしまったのです。
以来,うちはインスタントです。いや,インスタントでも十分おいしいですよ。
しかし,合計で800gもあるレギュラーコーヒーの粉を前にして,これはどうにか使わないといけないと,腕を組んで考えたのです。
平日なら速攻で通販サイトを探したでしょうが,幸か不幸か冬休み。せっかくですから店頭で品定めをし,ワクワクしながら持って帰るのを楽しめる機会ですので,他の用事のついでに買ってみようということにしたのです。
さて,用事が終わって,周辺のお店をウロウロします。怪しげなディスカウントショップがあったのでとりあえず入ってみます。
コーヒーメーカーは売っていましたが,1980円と微妙なお値段。しかもぱっと見ると日本のパチモンメーカーのロゴなのですが,よく見るとそのさらに偽物です。
どうせパクるならもっと一流のメーカーをパクれよと,ツッコミを入れつつ手に取ってみると,これで入れたコーヒーにはおかしな有機化合物や重金属でジュブジュブと染み出してくるんじゃないかと思われるような危険な香りがします。
なんか,急激に「馬鹿にするなよ」という気分が頭をもたげて,他の商品を探してみます。
一応、国産ブランドのコーヒーメーカーもあるのですが,いいなと思うものは品切れだったりして,ここで買うのはやめました。
コーヒー専門店に行けばなにかあるだろうとぶらっと見ていると,ドリッパーは案外安いようです。しかしうちにはコーヒーサーバーもありません。そういえばヤカンもないです。いろいろ買いそろえると結構な値段になりそうで,あきらめることにします。
お,サイフォンもあるじゃないか。いっちょやってみるか!
実家では一時期,サイフォンを使っていたので,一私も使おうと思えば使えるのですが,値段がそれなりにすることを見てから萎えてしまいました。それに危険ですしそこまでこだわるわけではありません。これは,手間をあえて楽しむものですからね。
となると,電気のコーヒーメーカーになります。しかし,この店には売っていないようです。残念。やっぱりコーヒー専門店には,コーヒー用品のメーカーのものしか売っていないようです。
仕方がないので,家電を扱っているというスーパーマーケットに行ってみました。いや,こういうなんでもありのスーパーって,久しく行ってなかったので,とても新鮮な気分でした。食料品はもちろん,衣料品やオモチャもあります。このワンストップで揃う便利さは,小売店としての大きな魅力の1つだと思います。
家電もそこそこ揃っています。コーヒーメーカーも何種類もあり,値段もそれなりに頑張っているようです。
ほー,いろいろあるなあ。
コーヒーメーカーは原理的には簡単ですし,随分昔からある家電品ですが,炊飯器がこれほど美味しくなっているこのご時世,調理家電の進化の波がコーヒーメーカーに波及していないというのは考えにくいわけで,私の期待はそこに並んだポップの文言に,否応なく高まっていきます。
とはいえ,所詮はコーヒーメーカー。高いものを買っても仕方がないので,いろいろ悩んだ結果EC-AK60という象印のものにしました。なにやら濃度調整ができるらしいです。値段は3980円だったと思います。
在庫無し,とプライスカードに貼られていたのに,その棚には在庫らしきものがあります。展示品かなあと思って見てみると,未開封の新品です。店員さんに聞こうと思いましたが,この広いフロアに一人しかいない上,お年寄りにつかまって走り回っています。
仕方がないのでこれを手にとってレジに向かいます。レジも複数のお年寄りの攻撃を受けて修羅場と化しています。なんだか場違いな感じがしてきました。
レジの近くにオモチャ売り場があり,娘へのお土産として「アナと雪の女王」のオラフの小さいぬいぐるみを手にとってレジに並びます。支払い前に「これ,勝手に取ってきましたが,いいですよね?」と一言確認すると,もちろんですと,いいお返事です。
この日はカードで支払うと引き落とし時に5%引きになるキャンペーンをやっていたので,もう200円ほど安く買えたことになります。楽天あたりで買うのと同じ値段になるというのですが,スーパーもなかなか侮りがたいですよ。
さて,このEC-AK60ですが,買って帰って「良く出来てるなあ」と何度も感心しました。
とにかく黙って1度作ってみます。お,まずくない。これなら全然大丈夫です。
2度3度と使っているうちに,便利だなと,よく考えているなと思う所がポロポロ出てきます。
(1)水を入れるタンクが外せる
水を入れるタンクが外れるので水を入れるのがとても楽です。これまではサーバーに水を入れてタンクに注いでいたのですが,こぼしてしまうこともありました。
(2)フィルターのカップが外せる
これは素晴らしいです。フィルターのカップが本体から外せるので,フィルターをセットする,豆を入れる,後始末もとても楽で,汚れる部分だけ取り外せて洗えるので衛生的と,この仕組みだけでもこの商品を買って良かったと思いました。
(3)サーバーを外してもカップからコーヒーが落ちてこない
これも細かい事ですが結構感心しました。コーヒーが出来上がった時にサーバーを取り外すと,コーヒーのしずくがぽたぽたと落ちて,保温プレートを汚してしまうのが,私はとても嫌でした。
この機種では,サーバーを外すと蓋が閉じて,カップからコーヒーが出なくなります。安全ですし,汚れません。素晴らしいです。
(4)マグカップ対応
対応,といっても大げさなものではなく,タンクやサーバーの目盛りや,計量スプーンにマグカップ用のものが用意されているだけの話です。ですが,小さいコーヒーカップでちびちび飲むのは私の趣味ではなく,そこも従来のコーヒーメーカーを気に入らなかった理由だったりします。
マグカップの目盛りがあることで,失敗なく量を調整出来るのはありがたいです。
(5)なかなかおいしい
そして最後に,なかなかおいしいと思います。なにやらおいしくコーヒーを炒れるための工夫があるそうですが,私にはそれがどれほど貢献しているのかわかりません。しかし4000円という値段で,手軽に簡単にできるコーヒーとしては,十分においしいと思います。
というか,コーヒーメーカーも,ここまで来てたのかという感じです。
で,年末年始の間,朝とおやつの時間にコーヒーメーカーで炒れたコーヒーを飲む習慣が出来ました。娘の昼寝に付き合うとついつい一緒に寝てしまうのですが,2時間程度の睡眠の後の気だるい体をしゃきっとさせるのにちょうどいいんです。
とはいえ,準備や片付けが面倒だとなかなか続かないものですけど,このコーヒーメーカーの進化の方向として,簡単手軽と言うのは,案外正しいなあと思いました。
実のところ,このことで年末年始に飲むと思って大量に準備したビールがちっとも減らないという事態が起こっています。朝から飲むビールは,それはそれでおいしいものなのですが,飲んだ後の時間が使い物にならないという点で,コーヒーの良さを改めて見直した次第です。