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罰当たり

 昨夜のNHKの9時のニュースを見ていると,甲府の方で墓石を倒されまくるという事件が起こっているという話が放送されていました。

 ビデオが終わってスタジオにカメラが戻ってくると,どうもいつもピント外れなコメントに思わず苦笑いを強いられる柳沢キャスターが,

「1つ2つならまだしも,これだけの数ですからね,罰当たりですね」

 といったようなことを,コメントしておりました。

 いつもならきちんと相づちをうつ相方の伊藤キャスターは,じーっと彼の目をのぞき込み,しかしながら一切の相づちを打つことなく,「柳沢さん,それはまずい,まずいですよ」とまっすぐなビームを発し続けます。

 そんなビームにお構いなく,柳沢キャスターの暴走は止まりません。

 諦めた伊藤キャスターは,もはや天に祈るような気持ちで,彼のコメントが一秒でも早く終焉を迎えることを待っていたに違いありません。

 待ちに待ったコメントの終了の後,微妙な間があって,そして何事もなかったかのように次のニュースを読み上げます。

 いや,実にスリリングでした。

 私は,柳沢キャスターの大人の寛容さに豊かな人間性を垣間見て,さすが世界各地の紛争地域を渡り歩き,次の瞬間には死んでいるかも知れないという極限を経験してきた方だなと,感服した次第であります。

 番組の終了直前,不適切であったと謝罪し,「1つでも倒してはいけません!」とすぱっと言い切った彼の「過ちは素直に認める」という姿勢に,言い訳と捨て台詞で悪いと思ってるんだか思ってないんだか分からないようなかつての久米宏さんとは違う,これまた大人の潔さを見たのでありました。

 まあ,やっぱり9時のニュースはみんな見てますのでね,油断はしたらあかんと思いますよ。

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