XC-HM86を買いました
- 2017/05/15 16:14
- カテゴリー:散財
4月上旬だったと思うのですが,パイオニアとオンキョーのネットワークオーディオが,e-onkyoに対応したというニュースを見ました。
対応機種に,パイオニアのXC-HM86という機種があったのですが,ちょっと気になってスペックを調べて見ると,なんだかちょうどいいんです。
それまでリビングで使っていたネットワークオーディオは,デノンのDRA-N5だったのですが,これはNAS前提の小型機で,CDを全廃したうちの環境にぴったりと導入したのでした。
ところが,悪くはないんだけども好みにあわないデノンの音がどうもしっくりこなくて,しかもCM1を駆動し切れているとも思えず,そのうえ動作が不安定で,音楽を聴きたいと思った時にさっと聞けないという事が悩みの種でした。
結局稼働率は下がり,リビングで音楽を聴く習慣そのものがなくなってしまいました。
音の好みって大きいですね。自然と音楽から遠ざかってしまうのです。
これではいかんということで,リプレースをずっと考えていたのですが,XC-HM86を見た時に「これだ」と思ったのです。
CDを全廃したとはいえ,案外CDを聞きたいと思うことは多く,CDがかかる機能は,邪魔から欲しいものに変わっていました。
パイオニアの音は私は好きなので音の傾向は大丈夫なはずですし,N-30のユーザーとしてはNASの音楽をプレイすることの安定性に不安はないので,これも大丈夫。あとはスピーカーとの相性ですが,これはもうCM1が相手ならある程度の所で妥協しないといけないところです。
FMチューナーが入っていることもポイントが高く,これでSACDがかかったら文句なしなんですが,さすがにそれは高望みです。
評価も概ね良いようで,大きなLCDがついていること相まって,即座に購入を検討することになりました。価格も30000円弱にまで下がっています。安い。
ヨドバシでも32800円に10%のポイントで買えると言うことで,取り寄せでしたが注文をしました。まあ連休前には買えるでしょう。
しかし,甘かった。
私が注文をしたあたりで在庫が払底したようです。納期の連絡が届いたのですが,なんと6月初旬とあります。そしてあちこちのお店で在庫が次々になくなり,価格もどんどん上がっていきました。
うーん,こんなことってあるんですねえ。
まあ,急ぐものでもないですし,気長に待つかと思っていた所,さすがヨドバシ,連休の直前に発送され,私の手元に届いたのです。
もっと時間がかかると思っていましたし,今さらキャンセルしてもこの値段で買うことは無理なので期待していなかったのですが,じっくり連休中に使うことが出来ました。よかったよかった。
さっとインプレッションです。
(1)外観
DRA-N5に比べて大きいのですが,それでも大出力アンプにネットワーク機能,そしてCDとAM/FMチューナーまで入っているのですから,凝縮感はあります。
今どきのパイオニア製品らしいシンプルなデザインは私は好きで,LCDも大きくてうまくまとまっていると思います。
ただ,操作ボタンが本体の上面に並んでいるのは良くないです。ここにモノを重ねられないだけではなく,手で操作するだけの空間を用意しないといけません。
使わないボタンなら無視すればいいんですが,CDを取り出すのはリモコンでは出来ず,本体のボタンしか方法がありません。これも残念な所です。
それに,セッティング中に手で掴むと,意図しない動作をすることが度々ありました。こんな所にボタンがあると,触らないように気をつけることがそもそものストレスになります。
正面右側の大きなツマミはボリューム専用です。これもロータリーエンコーダなんですから,設定時のパラメータ変更に使えてもいいんですが,そういう仕様にはなっていません。もう少し詰めて欲しかったなあと思います。
(2)音質
びっくりしました。よいですよ,かなり。もともとパイオニアの音を期待していましたが,それをやや一般寄りにしたという感じがする程度で,傾向ははっきり出ています。透明でスピード感がある,しかし丁寧で真面目な音というのは,とても好印象です。
パワーアンプもかなりよいようで,CM1もなかなか頑張って駆動してくれます。DRA-N5とは比べものになりません。
XC-HM86の機能の1つに,デジタルフィルタの切り替えがありますが,この違いはとてもはっきり分かります。ヘッドフォンではわかりにくいものだったので,パワーアンプとCM1の組み合わせであれば,このくらいの差はきちんと表現出来るという事でしょう。
ネットワークオーディオもCDも期待以上の音です。FMチューナーも悪くなく,ちゃんとしたアンテナを繋げば,見事な音が出てきます。
(3)安定性
うちのNASはQNAPのTS-119P2ですが,N-30同様とても安定しています。バグでコケることもありません。操作レスポンスもN-30に比べて大きく向上しているので,音楽を聴きたいと思う気持ちをスポイルしません。
時に操作不能になることもありますが,それでもしばらく放置すれば動き出しますし,DRA-N5の時の恐る恐る動かすあの感覚からすれば,もう天国のような使い心地です。
(4)まとめ
細かいところで不満もありますが,総じて良く出来ていますし,なにより音楽を聴きたいという気持ちにすぐに応えてくれるレスポンスの良さと,出てくる音がとても楽しいことに満足で,これがこの値段で買えるのかと,感心しました。
DRA-N5もしばらく置いておこうと思いましたが,XC-HM86があまりによいので,もう使うこともないだろうと,さっさと捨ててしまいました。結論を言えば,DRA-N5は失敗だったということになるでしょう。
SACDはBDプレイヤーから再生することにしていますが,これがまた実につまらない音なので,ここは次のテーマになりそうですが,それ以外についてはとても満足です。
FMチューナーもなにげに便利で,ちゃんとしたアンテナを繋げば十分な音が出ますし,AM補完放送にも対応しているので,AMラジオを高音質で楽しめたりします。これも面白いですね。
インターネットラジオも良くなっています。理屈を知らなくても,十分楽しめると思います。
ところで,CM1はすごくいいスピーカーですが,もともとニアフィールドモニターですから,スピーカーの間が広くなり,部屋が大きくなってしまうと,どうしても無理が出てきます。もうちょっとゆとりが欲しいと言うか,セッティングをラフにしたいとか,リスニングポジションがもっと広くなってくれないかとか,いろいろ不満も出てきます。
CM1の素晴らしさは知っているわけで,これをここに置くのはもったいないとも思えます。ならば,リビングに相応しいスピーカーに交換するのが最善です。
そんなことをつらつらと思っていたら,なんとタイムリーなことに,ぴったりなスピーカーが登場したことを知りました。この話は後日。