GからEへ
- 2018/06/11 16:02
- カテゴリー:散財
やっちゃいました。
大三元のうち,標準ズームと望遠ズームの2本を,一気に最新型に更新してしまいました。しかも全部新品です。
そうです,今私の手元にあるのは現行の大三元です。標準ズームはAF-S24-70mmF2.8E ED VR,望遠ズームはAF-S70-200mmF2.8E FL ED VRです。
お金はかかりました。白状すると,払ったお金に対する感動は,前のレンズを買ったときの方が大きく,今回は希薄といっていいです。
先ず最初に更新を考えたのはAF-S70-200mmF2.8Gでした。
新品で買ったこの個体ですが,キャッシュバックまで入れると20万円くらいで買っています。当時は安かったんですねえ。あたりの個体で,これを初めて使ったときに感動は忘れられません。
しかし先日の子供の運動会で2倍テレコンと共に活躍してくれた時,このレンズへの信頼が揺らいでいたのでした。
まず,寄れない。これはよく言われていることで今さらなのですが,せっかく70mmからF2.8のズームなのに,1.4m以内はだめというのは厳しいなあと思います。
次に,解放時の光量落ちがひどい。周辺光量が落ちるのはわかっていますが,これが全体を引っ張っていく感じで,暗くなります。以前こんなにひどかったかなあと思うほどだったのですが,仕様であっても個体差であっても,これはちょっと看過できません。
そしてVRの効きの悪さです。VRがあるだけましというくらいに考えていたのですが,どうもVRをONにすると,かえってブレが多くなることに気が付きました。
詳しく調べてみると,どうもシャッター半押し(もしくはAF-ON)からファインダー像が安定するまで,長いときは10秒近くかかることがわかりました。短いときは一瞬だったりするので,さらに調べてみると,どうも大きくカメラを動かしてしまうと,再びVRがONになる時になかなか安定しないことがわかりました。
例えば,シャッターを切った後に撮影画像を確認しようと,カメラの背面を上に向け画像を再生してから,もう一度カメラを構えてVRをONすると,ファインダー像が安定するのに10秒近くかかるのです。
カメラとレンズが90度回ってしまうことで,最初から演算をやり直す羽目になるのか,センサーが安定するまで時間がかかるようになるのかわかりませんが,これでは画像の確認を行えないです。
しかも,この不安定期間で撮影を行うと,もうブレブレの画像になるんです。だから,やっぱりファインダー像が安定までの時間を短くするならカメラとレンズをできるだけ動かさないようにしないといけないし,撮影画像の確認をするなら10秒近い撮影不可能時間が出ることを覚悟せねばならないわけです。
さすがにこれ,故障かと思いました。でも,同じ状況の人も多くいるようなので,おそらく仕様でしょう。
また,TC-20EIIIを使った400mmF5.6の画質が思ったより悪く,がっかりしたというのもマイナス点でした。色収差が大きいこと,そして特に青系の色が強く出過ぎることに困ってしまい,これなら300mmF4にTC-14EIIの方が良かったかもなあと思ったほどです。
こういう欠点が目に付き始めると,なかなか落ち着かなくなるものです。そしてこれらが故障やトラブルの前兆の可能性だと思うと,早く手放してしまう方が賢いと浮き足だってしまうわけです。
今ちょうど,Eタイプのレンズを特価している店が見つかっていて,下取りもそれなりにいい値段を出してくれることもわかっています。差額は14万円ちょっとなので最安値とはいいませんが,それでもこの時期にこの差額というのは,なかなか良い条件です。
この機会を逃すと,もう買い換えられない・・・その時このレンズは故障していないと言い切れるだろうか。
そこで,買い換えることにしたのです。
標準ズームのAF-S24-70mmF2.8Eの買い換えは,この商談が進んでいるときに偶然ででた話でした。
GタイプからEタイプへの買い換えは,当初あまり考えていませんでした。というのも,AF-S24-70mmF2.8Gが私はとても気に入っていて,特に私が持っていた個体は逆輸入品で安く買えた割には新品で,しかもあたりだったこともあって,これをこえる満足度を得るのは無理かもと思っていたからです。
VRがなくても全く気にならず,開放から端っこもぴしっとシャープで,細身の鏡筒は持ちやすく,とてもバランスのいい画を吐き出してくれるこのレンズに,私は全幅の信頼を置いていました。
ただ,使用頻度を上げるには「これでなければならない」という強い個性を欲していたのも事実でした。
GからEに変わって,Gの欠点がことごとく払拭されているといいます。VRはついた,像面湾曲も解消した,周辺光量の低下も軽減し,絞りの精度も向上,AF速度はさらにあがってすでにユーザーの間では速度ではなく加速度が議論になっている,などなど。
画質の向上も手ぶれ補正という使い勝手の良さも確かに魅力的でしたが,一番欲しいと持ったのは堅牢性です。Gタイプは鏡筒の弱さが良く指摘されていて,特にヘリコイドの故障が多いといわれています。
そんな話を聞いていたら,なかなか持ち出せないじゃないですか。
しかし,このレンズは品薄で,どこも在庫がないことで有名です。特にVRが付いたことで買い替え需要が旺盛,とりわけD850との相乗効果でとにかく手に入らないのです。
察するに,設計がなかなかアクロバティックで,逃散が難しく,なかなか歩留まりがあがらないか,部品の手配が追いつかないか,そういうこともあるんじゃないかと思っています。
あるお店で納期を聞けば,2ヶ月という返事です。とりあえず予約を入れますが,まあ今回は70-200mmF2.8だけ更新しようと考えて,このレンズが安い荻窪のお店に電話します。
で,話のついでに24-70mmF2.8Eの在庫を聞いてみますが,ここもやっぱりなし,予約を入れないと納期を教えてもらえないので,やむなく予約をいれます。
電話を切って5分ほどすると,荻窪のお店から電話がかかってきました。24-70mmF2.8Eがちょうど入荷して,私の分が確保出来たというのです。
これも何かの縁。買うことにしました。
ということで,経緯はこんな感じで,一気に2つの高価なレンズを買い換えることになったのです。
実は,70-200mmF2.8Gの下取り価格は,当初113000円と聞いていました。しかし査定に出すと11万円だといいます。何が悪かったのかと聞けば,ちょっと間があって「ホコリが入ってた」というんですね。
ほこりくらいで3000円も引かれるのか,えげつないなあと思ったのですが,顔に出ていたんでしょうね,少し考えてから112600円でどうですかときました。
まあ400円くらいですし,他のお店に持っていっても似たようなもんだと思ったので,これでOKしたというわけです。
中野のお店では,下取りだと最大116150円になるそうですが,ここは70-200F2.8Eの売値が高いので差額はかえって大きくなります。買い取りだけにすると111100円。この段階ですでに中野で売るという選択肢はないのですが,これらの価格は上限であって,なにかとケチが付いてこの値段にはならないものです。
マップカメラではワンプライス買い取りでぴったり10万円ですので,まあそれくらいの価値なんでしょうね。
ということで,ちょっと残念な気もしましたが,最終的には目一杯買い取ってもらえたように思いますし,どのみち売らないという判断はなかったわけですから,いずれ壊れたらという不安をここですっきり出来るという点でも,良かったと思います。
さて,がらにもなく高額な商品を現金で買って抱えてかえったわけですが,緊張のあまり無口で,かつ寄り道もしないで,気が付いたら自宅でした。おそらく手と足が同時に出て歩いていたんじゃないかと思います。
使ってみたレビューは,次回に。