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PC-386 Book Lの復活劇 その6 ~禁断のクロックアップ

 PC-386 Book Lですが,とうとうクロックアップを試してみました。NECのPC-9801とは違って,EPSON機はクロックアップしやすいことで当時から知られていて,クロック耐性もさることながら,シリアルポートやその他のクロックが別のクロックから生成されるようになっていることが多いことは大きなメリットだと思います。

 PC-386 Book Lも16MHzのCPUクロックを生成する32MHzのクロックは独立していて,これを交換すれば簡単にクロックを上げることが出来そうです。

 ただ,さすがに小型モデル(小型と言うほどでもないんですが)なので,スペースは厳しく,二階建ての基板なので高さ方向が厳しいです。

 とりあえず分解,32MHzのクロックオシレータを取り外し,ソケットにします。そしていきなり50MHzに交換。失敗、起動すらしません。

 壊したかと基のクロックに戻せば起動します。40MHzもOK。44MHzもOK。ならば48MHz(実際には47,92MHzくらい)でも大丈夫そうです。

 しばらく動かして見ましたが暴走することもなく,安定稼働しているように思えます。さっさと組み立てて普段使いで叩いてみましょう。

 NORTONのSI.EXEではキャッシュONで3.00倍から4.55倍とクロック分だけ速度が上昇しています。いいですねー。

 ただ,体感上の速度向上はあまり感じず,それはEPSON機がEGCを持たず,画面の描画という最もわかりやすい速度向上がもともと少ないことがおおきいと思います。とはいえ,DOSで運用すればもう大した差はなく,ちょっとした待ち時間が減ったことで早くなったと感じる事がほとんどです。

 とりあえずこれで2時間ほど使っていましたがトラブルなし。しかし翌日画面が乱れることがあり,時間が経つと直ったり,クロックを落としたらおさまったりするのですが,外部ディスプレイでは乱れていないので,LCDようのVRAMがクロックに追いついていないんだろうと思います。

 致命的な問題ではないですし,それほど発生頻度も高くないのでこのまま行きますが,結構ギリギリで動いていることがわかったので注意しておこうと思います。

 それにしても,30年前に流行したことを,たった数週間に圧縮して楽しむのも,レトロPCの醍醐味かも知れません。ただ当時は改造の対象となったマシンがメインマシンで,仕事もゲームもメールもすべてこれで行っていましたから,失敗の影響が今とは桁違いに大きく,まあ壊れてもいいか,くらいで取りかかれる今は,純粋に楽しみだけで行えることが良いなと思います。(でも,上手くいったときに得られるメリットもその分ほとんどないわけですが)

 

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