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smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limitedを買った

 なにかと話しかけてくれる知り合いが,今度はレンズについて話を振ってくれました。奥行きを表現出来るレンズとは,と言うなかなか難しお題です。

 彼は自分が初心者だと謙遜しながら,また多少それを言語化するのに苦労しながら,ボケだとか味だとか,そうした曖昧な言葉を慎重に避けて,「クレヨンのような画は気に入らない」といったような的確で鋭い表現をするので,油断なりません。

 話を聞いていると,どうもしっかりとした色のり,フォーカスが外れていく時のボケの変化が滑らかでリニアであり,自分が見たものをそのまま写し取ってくれることが良いレンズであると考えているようです。

 彼が選んだのは評判の良いフォクトレンダーのAPO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalでしたが,確かにこれは素晴らしいレンズですし,他にいくらでも便利で優秀なレンズがある中で,わざわざMFのレンズを写りの良さで選んでしまえることも,羨ましく思いました。

 これとは違うジャンルであることは百も承知で,私の基準レンズはAF-S70-200F2.8Eなわけですが,プロの道具であり実用性で最右翼に来つつ,しかしながらその表現力はここ一番の期待に応えるレベルであるということで,私としては仕方なく持ち出すレンズではなく,ワクワクしながら使うレンズです。

 大げさな言い方をすると,このレンズとAF-S14-24mmF2.8を使える事がニコンユーザーにのみ許された特権であると思う訳ですが,はて他のメーカーにこういうレンズってなかったっけなと,思い巡らせました。

 そうそう,私が密かに「無人島レンズ」と吹聴している,FA43mmF1.9Ltdがそれです。

 画角といい,優しい眼差しといい,注目する部分から外にかけてぼやけていくフォーカスといい,大きさといい操作感といい,とにかくすべてが理想のレンズです。残念な事は,フルサイズでないと実力が発揮されないことと,それがKマウントであることくらいでしょうか・・・

 Ltdレンズはもうくどくど説明しませんが,31mm,43mm,77mmの3つがシリーズ化されており,どれも銘玉としてロングセラーを続けており,つい先日コーティングを改良してアップデートされたものが新製品になるなど,ディスコンになる気配がありません。

 Kマウントユーザーならあれこれ買わずにこれを買っておけ,三姉妹を揃えるのはKマウントユーザーの義務である,とまあ絶賛なわけですが,これは私も(多少は)理解出来ます。

 私は,43mmに加えて77mmも持っていたのですが,今ひとつピンと来なかったので売ってしまいました。これはきっとAPS-CのK10Dしか持っていなかった頃の話だったので,115mm相当というどうにも使いにくい焦点距離に対する苦手意識のせいだったように思います。

 といいつつ,43mmも結局K10Dではほとんど使うことがなく,フィルムのカメラで使うことしかないことから,稼働率はとにかく低いままだったのです。

 そういう状況ですから,高価な31mmを買おうという気はもともと35mm付近が今ひとつ使いこなせかったこともあって最初から起こらなかったのですが,先日の知人とのは話し合いで,31mmに対する憧れに様なものが急激に沸き起こってきました。

 そうだよ,今の私は28mmが大好きで,35mmがD850のボディキャップ代わりになってるじゃないか。

 なら,その中間である31mmだって,面白いはず。

 しかも,APS-Cなら46.5mm相当と絶妙な焦点距離だ。

 買おう。

 ということで,中古ですが,突然それはやってきたのでした。

 しかし,あいにく私の手元にはこれを生かし切るだけのボディがありません。久々にK10Dを引っ張り出してきましたが,これではどうも・・・

 なので本命はフィルムカメラだと思っているのですが,もう2週間もするとZfcがやってくるでしょうし,その時にはすでに用意してあるマウントアダプターでガンガン使えるはずです。

 ということで,K10Dで少し撮影した限り,少なくとも私が期待したような傾向である事がわかって一安心です。ここからどういう個性を持つレンズなのかを見極めて,使いこなしていこうと思います。あまり先入観を持ちたくないので,他人様のレビューは,読まないようにしておきます。

 

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