MZK-MF150の回収騒ぎ
- 2010/05/27 14:51
- カテゴリー:できごと
先日,テレビを無線LANに繋ぐために購入したプラネックスのMZK-MF150ですが,4月の末にリコールがかかっていました。知りませんでした。
小型のモバイルルータとしても人気の機種ですが,実のところ単純なメディアコンバータとしてもとても安い製品であり,私は4月中頃にamazonで約3000円で買いました。
もう1つ無線LANに繋ぎたいものがあったので2つ目を買おうと本日探してみると,amazonにはなぜか在庫がありません。おかしいなあ,終息品で処分価格が出てたのかなあと思ってさらに調べてみると,なんとまあ回収騒ぎになっているではありませんか。
ユーザー登録もしてあるので,こういうのは連絡が欲しいところですが,偶然とはいえ回収しているというのですから,これはもう聞き捨てなりません。もう少し調べて見ると,あるユーザーが分解して,電源ラインに入っている電解コンデンサの極性が逆になっていることを発見し,メーカーに報告していたようです。
電解コンデンサの逆接続ですので,最悪の場合電解コンデンサが破裂します。アルミ電解コンデンサで良かったですね,これがもしタンタルコンデンサだったら,発煙発火間違いなしでした。
とはいえ,もしもアルミ電解コンデンサが破裂すると,パン,と言う派手な音と煙,そして得も言われぬ悪臭が襲いかかります。また,破壊に至らずとも逆接続された電解コンデンサは,電解コンデンサとしては正しく機能せず,所定の静電容量を持つ部品として動いてくれません。電源ラインに入っているということですから,電源のインピーダンスを下げる役割は期待できず,結果として電源の質が低下して,安定した動作をしなくなるでしょう。
うちは24時間繋ぎっぱなしにしているので,発煙発火が怖いです。賃貸ですから,ボヤなど出されてしまってはたまったものではありません。社会的に抹殺されます。
もう1つ買えなかったことのがっかり感に加えて,リコールの手続きが面倒という事でなんだかとても嫌な気分なのですが,とりあえずプラネックスのサイトからフォームを使って連絡です。保証書をスキャンしたPDFからシリアルナンバーを調べて送ると,10分ほどしてメールに返事が来ました。早い対応におどろきましたが,内容はやはりリコール対象であるとのこと。
手順としては,対策済みのMZK-MF150の本体のみが送られて来るので,交換対象の本体を添付されている着払い伝票で送り返す,のだそうです。こちらとしては使用できない時間がゼロになるという,ありがたい対応です。
ただ,気になるのは,電源ラインに入った部品の極性の問題だというのに,現在問題がなければ使い続けても結構だ,と言う点です。規定よりも短い時間で壊れてしまうような設計が行われており,しかも壊れるときに事故が起こる可能性がある今回の場合,特に電源というエネルギーの大きな部分での事故は被害も大きくなる傾向があるだけに,即刻使用を中止するというアナウンスが適当ではなかったかと思います。
幸い,実際の事故が起こっているわけではないようですが,逆接続した電解コンデンサの劣化が進んでいるのは疑いようがありませんし,煙が出たり動かなくなってしまうという問題の可能性をゼロに出来ない以上は,やはり慎重になるべきかなと思う訳です。
とりあえず週末に受け取ることが出来れば早く片付いていいのですが,どんなもんでしょうね。
プラネックスはあまり良い評判を聞かないメーカーではあるのですが,どういうわけだか私はここで失敗したことがなく,安い上に結構信用していたりします。私としては,3000円程度で買えるメディアコンバータの供給元として,早くMZK-MF150の販売が再開されることを願っています。
うーん,でも,今回の回収騒ぎで,この製品で稼いだ利益など吹っ飛んだと思われるので,このまま対策して販売を再開するくらいなら,さっさとディスコンにして後継品を5000円くらいで売り始めた方が得ですわね。ということは,もう3000円でメディアコンバータが買えるチャンスは当分ない,ということになりますか・・・どうするかなあ,もう1つ買っておけば良かったかなあ。